食後とワイガヤ
のんびーりぃー
聖女:「カニ型のパンが48個、発見されているんです……毒解術式には引っかからなかったので、本当に……ただのパンだと思いたいんですが……」
幼官:「かにーっ♪♪≧[゜゜]≦+」
金娘:「ちょ、ぁによ……なして、私らを見るだ……」
銀娘:「しやないしやない(フルフル)」
聖女:「本当ですか? 本当に……? 森の中を……ものすごいスピードで逃げる、二匹のカニのパンも目撃されてるんです……」
金娘:「はァ……!? ぱっ、パンが動くわけないでしょーよー!? ちょ、あによ……。その、疑惑の目はァァッ!? あァーにも知らないってばああーッ!!」
銀娘:「そのパン、美味しいんですか?」
幼官:「もぐもぐもぐ……あまぃ♡ ぎうにぅの味がするー♪」
聖女:「あっ!? たっ、食べたのっ!? だ、大丈夫ぅ……?」
金娘:「へぁ? ミルクパン……ってこと??」
銀娘:「カニの味じゃないの??」
幼官:「カニの味は──しないです! でも……脚をちぎって食べなきゃだから……ちょっと、かわいそぅかも……」
萌殺:「ま、ウチら魔法弾でマジ散々、マジ撃ち抜いたったけどなぁカニ共……げプあー」
白童:「ぼくは……眠ります。さようなら……よい一生でした……♪♪♪」
銃侍:「ほぅ……幸せそうな顔、しやがってでござる……!」
熊神:「おーい、ゴウガさんよぉ。その、寝転んでる腹パン・エルフ、踏むんじゃねぇぞ……見たくもない噴水を見るハメになるぜー」
獣王:「が、ガっおぉ……!? ガオオオオォ……ッ!!(安堵)」
幼官:「あははははははっ♪」
銃侍:「む、さすがに手が、カニ臭いでござるな……」
金娘:「ぁ……お茶で拭き取ると、におい取れやすいですよ」
銃侍:「そうなのでござるか? マジカ殿の顔で試してみよう……」
萌殺:「ウチマジそんな汁まみれちゃうし!! ぇ? いや……ちゃ、マジちがうし!! ぶぁーっ!?」
姉乳:「──ねぇ。この、空中に浮いてる歯車の輪っかで、部屋の風の魔素、換気してるのよね……? これ、凄いわ……。どっかに繋がってんの?」
妹乳:「あ、いつの間に……」
金娘:「ぇ、あ! ぁ、あんまっ、覗かないでくださぃね……?」
∧ ∧
凹(ᗜωᗜ)凹 +
┗
Ⅱ Ⅱ
猫七:『C7:飲み会中、失礼するにゃー!(ポーン!)』
姉乳:「──うきゃあああ──っ!? び、びっくりしたぁー!!?」
妹乳:「──うわぁっ……!?」
猫七:『C7:な、なんにゃ……! ヒトのカオ見て、そないにビックリせんでもええにゃろ……失礼しちゃうのにゃあーッ!!』
熊神:「お、例のゴールドキャットじゃねぇか!」
妹乳:「ゃ、やっぱり、そこから出てくるんですのね……」
猫七:『C7:にゃんにゃん!! イニィちゃん! 申し訳にゃいんにゃが……やっぱりいちおー、健康診断・先にしたいってミンニャが……』
金娘:「え?」
銀娘:「? ??」
魔王:{{ ……あの件ね。まだ、実体化してるの? }}
猫七:『C7:バッチリにゃ……今もベソってるにゃ。ドン・アンティ。申し訳ありませんが……サキ姐たまも、お借りしてよいですかにゃ?』
金娘:「え、サキも……? い、ぃけど……何? イニィさん、どっか悪いの……?」
銀娘:「? ??? ??」
魔王:{{ あぁ、そういう事じゃないのよ、ピエロちゃん。今は混乱するだろうから……後で、ちゃんと伝えるわ。よっと──ガルン、おいとましますわよ! }}
黒鰐:『 がるんがるーぅん! 』
金娘:「ど、どゆこと……?」
銀娘:「さっぱりです」
萌殺:「あ! ちょ、マジ待って魔王様……!? う、ウチのカラダ……!! マジ・元に戻す方法が……!?」
魔王:{{ え? きっかけは私だろうけど、魔力を解放できたのは、ぜーんぶ貴女自身のチカラよ? ほら……魅了効果も暴走してないでしょ? }}
萌殺:「そ、それはマジ……、そうですけど……!」
魔王:{{ そのままでも可愛らしいと思うけど……ま、色々と頑張ってみなさい! じゃね──っ!! }}
萌殺:「え、ちょと、マジ……!? ま、、、魔王様ァァァァああああああああぁぁぁ!?!?!?!?」
姉乳:「……こん中に入っていったけど……この中に家でもあんの?」
金娘:「♪~(゜ε ゜;)ひゅ〜〜、ひゅっ、ひゅひゅ〜〜?」
銀娘:「アンティくちぶえヘタだなー」
金娘:「なんっ……!?」
熊神:「かっかっか! ……んで? そろそろ、メシも落ち着いてきた頃合だがよォ?」
姉乳:「はぁ……そうねぇ。聖女さま? 隠蔽のジェムはバッチリでしょうね?」
聖女:「はんっ……あれだけ教会内で、バカ騒ぎ起こしてくれたんです。とっくに最上級クラスのハニージェムを、もっくそ床中にバラ撒いてますわ?」
幼官:「あははは……」
熊神:「やー、太っ腹だな。じゃ、そろそろ食後のお喋りと洒落こもうぜ?」
金娘:「む……」
銀娘:「……、……」
白童:「──"何を隠すかが分かっていないと、隠す事は難しい"」
金銀:「「 ──……! 」」
白童:「集団なら……特に、そうですよ」
熊神:「いーこと言うじゃねぇか、ポンポンエルフぅ」
姉乳:「は。教会の床で寝転んでなきゃあ、いい絵になったのにね?」
銃侍:「まぁ、なんでござるか……。申し訳ないと思っておるし、大きな借りも感じておる。飯も美味い。正直、悪くする気は起きぬ」
萌殺:「ま、そだな。まぁウチとゴウガのオッサンは、パートリッジでマジな現場に遭遇してっしなー。マジ、なんとなーくワケありってのはマジ察してる」
金娘:「……!? え、え……!?」
銀娘:「それ、初耳です……」
獣王:「ガオガオー」
萌殺:「お前ら、雪山ん中で、マジ・やりあったろ。その後、お前らを街まで運んでくれたの、ゴウガのオッサンだぞ」
金銀:「「 ……ッ!! 」」
獣王:「ガオー」
熊神:「ま、ブレイクさん絡みの内容は、だいたい察せてるとこもあんだけどよー。ドニオスの巨人とは師弟関係みたいなもんだろ?」
聖女:「荒くれ者の冒険者をギルドマスターに育てたのは、私でも知っているくらい有名ですわね。確か……9年前ほどでしたか?」
幼官:「昔は、とても怖い冒険者さんだったと聞いています」
金銀:「「 …… 」」
熊神:「どーも、おまぃらの口が変なトコで、かってぇのは、自分の保身もあるんだろがよォ……そっちのギルマスに迷惑かけたくねぇってのがある感じだよな?」
萌殺:「マジ悪いウワサは聞かねぇからな? 慕われてるって話だぜ?」
金銀:「「 …… 」」
熊神:「おーっと……、急に、お静かになっちまったな? ははっ、さっきまでは赤裸々に、お料理してたってのによぉ??」
金銀:「「 ぅ…… 」」
妹乳:「アンティ……」
萌殺:「マジ、これよぉー、まず……こっちに、どんだけバレてるか言ってやった方が、マジ・話しやすいんじゃねーの? うーん……例えばよぉ……クルルカンっちの鎧が、"ドラゴンの鎧"だって、マジ気づいてるひとーっ! マジ、はーい!」
金銀:「「 ──え"……っ!? 」」
姉乳:「 はーいっ♪ 」
熊神:「 はーいっ♪ 」
妹乳:「 は、はい……」
金娘:「 な"っ・・・!? 」
銀娘:「 なんで・・・ 」
銃侍:「その話、誠なのでござるか?」
白童:「ぅぷ……ドラゴンの鎧なんて装備してたら、食べられちゃうはずなんですけどねー」
聖女:「本当なんですの、お姉様……」
幼官:「そんなの……伝説の鎧だよ?」
姉乳:「──本当よ。初めて会った時に、クルルカンちゃんの鎧の中に、手を突っ込んだの。見事に皮膚を喰われたわ」
聖女:「──!!」
金娘:「ぁ……!? あのッ、とき……っ!!!」
銀娘:「 ナ ン 、、、 ダ 、 ト・・・? 」
姉乳:「はんっ、やっぱりヒキハは知ってたのね……やっと正直に認めたじゃない?」
妹乳:「うぅ……」
姉乳:「そのクルルカンちゃんの鎧の中、まるで魔物の口の中よ……筋肉が張り巡らされているわ」
聖女:「そんな……個人で保有できるものじゃない……」
幼官:「でもっ、ドラゴンさんの鎧って……確か、ソウルシフトが……!?」
金銀:「「 …… 」」
白童:「本物の生体鎧なんですか? 信じ難いなぁー……」
銃侍:「それに……その金と銀の鎧は、非常に趣が似ておる……。同じ匠の作であるな……? しからば──……」
萌殺:「──は。狂銀の方の鎧も、マジで生体鎧かも、ってこったな」
聖女:「……、……」
幼官:「国宝認定されていない、特上級マスタリクラスが……ふたつ……?」
白童:「ははは、それはすごいはなしだー」
金銀:「「 …… 」」
熊神:「……まぁ、不安は察するに余りあるんだ。けっこうな大人数だしよォ……でもよ? まずは……ナンだ。そこら辺から……話してみねぇか?」
うさ丸とカンクルどこいった(笑)
あとイニィさん健康診断きになる( ゜д゜)