そこは厨房じゃないですよ! なーべーえー
ごめぬあそばせ(^_^;)
実は……寝不足半幽体離脱のあまり、
かんなり未完成の状態で投稿しておりました!
記憶が曖昧だ……!(マジです)
も、物凄く書き足しております!!!.*・゜
ほーぼ、別モンになっておりますので、
よけりゃーゆっくり再度、
お楽しみくだしあましゃあああ──!!!♪(笑)
あぇ? 百合も書き直せって(-´∀`-)?
=3
たれ
「ほっ、ホントなのね……!? 本当に、ココに泊まってたって……そう、言ってんのよねぇ……ッ!!?」
「ドキドキ、ドキドキ……っ!」
「えぇ、えぇ、神に誓って、真実ですとも……。私が起きるよりも、かなり前に出ていかれたようですが──」
えぁー。
皆様、おはようございます。
黄金の食堂娘こと、アンティですっ。
え? 正気に戻ったかって?
ハ、ハハハハハハ……な、なんの事かなー??
トコロ変わって、覗き魔に連れられて、
とある客室の前に やって来ちょります。
もう、覗き行為は気にせずに、
もっくそ頭の上の我が相棒に話しかけちゃるわぁ。
「ねぇ、クラウン……!! 私たちが寝ている間に、マザー・レイズが来てたって言うんだけど……!? 信じられるぅ……?? つーか、なーんで起こしてくれなかったのよぉおお〜〜〜〜!!!」
『────い:いえ……それがですね☼』
あ、ちなみに今は、
バッチリ義賊&狂銀スタイルです。
ええ、ええ、反省しています。
証拠に、ぱんてぃ履きましたもん。
『>>>すまない……。それに関しては、ぼくのせいなんだ……』
「えっ、そなの」
申し訳なさそぉ──な、先輩の声よ。
『>>>ぃや……ぼくが、夜の見張りを買ってでたんだけど……ぶっちゃけた話……寝落ち、しちゃってね……』
私たちが正気に戻った時には、
ヨロイと一緒に、
教会のフツーのアイテムボックスに、
ぶち込まれてた仮面パイセンである。
『────ち:違うのです……!☼
────全身の流路を休めるために:
────できる限り箱庭側を休止状態に:
────しようと提案したのは:私ですから……☼』
「じゃあ、皆でグッスリ眠ってたんですね」
「まぁ……疲れてたのは、お互い様っちゃそうよ」
『>>>すまない……かなり反省してる』
『────いえ☼
────カネトも"実体化"した時に:
────かなりの疲労度を抱えていたはずです☼
────予測しきれなかった:
────私にも責任はあります☼』
『>>>クラウンちゃん……』
ちっ、バカップルめぃ……。
しかし、私たちが寝とる間に、
そげな事が……。
「ねぇ、リビ……ホントなの?」
「鼻血とまった?」
「ねじねじ。ふぇ? 何がですの?」
「ぃや、その……せ、先輩が、実体化……? したって」
「──ああ! 初代クルルカン様方が、私たちにブチ切れたことを言ってるんですの?」
「うわぁぁ……何、やっぱりキレ散らかしたの?」
「せんせぇも怒ってたって聞いた」
『>>>いやっま、待て。ぼくは、キレてた訳じゃない!』
「いや、うそだぁー」
〘#……くっくっくっくっくっく……!〙
「せんせぇ、わらってるー」
いや、先生ぇ……。
トンカツにするオークをシメにいくような、
オッソロシイ笑い方は、やめてくだしぁ……?
※アンティは、もう少し上品に笑います。
※配達途中にブタを見つけると、
ものっそい笑顔になります。
にっこぉぉおおー!!!
「……まぁ、無事だったから、いーンだけどさぁ……?」
「大丈夫。マザーさんは、私たちのこと、大好きだよ」
む……マイスナが、自信満々で言う。
うーん。それ、否定できないのよねぇ。
「私も……そのように感じましたわ」
「え、リビまで……?」
「すごかったんですから……恐ろしい執着でしたのよ? なんと言ったらいいんでしょう……。お姉様方を害する者を……ぜったいに、許さない、ような──」
「「……、……」」
幼い聖女様の例えでも、
なんだか……真剣さが伝わってきて、
圧倒されてしまう。
ホント、何なんだ……勝手に守られてる?
いや、そりゃ助けてくれんなら有難いケド……、
顔ぐらい見せろって……ぁ、それは私もか。
「つーか、今は……うさ丸だ!!!」
「本当にマザーが、部屋に連れ込んだの?」
「くゆっくゆー?」
「間違いありません。あぁ……そのキツネさんは寝ていましたわね」
「く、くゆーっ!!!」
あぁ……ちなみに、
真っ裸で違う世界に旅立とうとしていた、
(旅立ってはいたが)私たちを、
抱腹絶倒させてベッドの上から叩き起した花狼は、
今、マイスナの肩の上に、
シレッと乗っていらしている。
カンクル……怒らしちゃダメ、ゼッタイ。
とっくに、ハダカの時は、致命的ぃーっ!
「あのラビットには……どうやら、大きな借りができてしまったようですのよ……! だから……まさかとは思いますが……ひっ、ひじょおしょく、としてっ……!?」
「──よ、よしなさい! それ以上、憶測で料理名を口にするのは……!」
「アンティ、言ってないよ。私はポトフがいいです」
「くゆぅ」
ようわからんが、
うさ丸は、決死の覚悟で、
大司教様に、飛びついたらしい……!
あほぅおお……っ!
アンタ、前に顔だけは飛びつくなって、
言われてたやないのぉ……!
「ほ、ほらっ……! アンティお姉様! いいからさっさと、キッチンの扉を開けてくださいまし!」
「ばかやらぁーッ!! こんな客室に厨房があってたまるかぁーっ! こ、こらぁーッ! 押すんじゃないわよ……ほっ、ホントに今は、あの四ツ目オンナ、いないんでしょーねぇえええ!?」
「な……、何をビビっていらっしゃるのですか! あれだけ凄い戦いと愛撫ができるんです、大丈夫ですってば!!!」
「て、てめ聖女ごるぅおあああーッ!! 無断観戦してたこと、まだ私ぁ許してねーかんなぁああああッッ!!?」
性女にグィグィと背中を押されつつもッ、
お……おすなって!?
そこ、普段は肌が見えてんだからッ!!
び、びんかんだっつー……、
だ、だから、押すなって!!!
「──えいっ」
「「 あ……っ!? 」」
私とリビが押し問答をしている内に、
我らがマイちゃんが、
厨房への扉を開いてしまった──!
ご、ごきゅるり……!
メインデッシュは……メインデッシュは、
ど こ だ …… !?
「「「 …… 」」」
「くゅー」
鍋、めーっけた。
「おお、神よ……!」
リビ、急に聖女ぶんの、やめぃ。
「……うまそう?」
「いっ、いや!!! まだ分からないわ!!! だって、フタに石、置いてあるもの!!! つッ、漬け物じゃあるまいし!!?」
「ウサギの漬け物?」
「あああぁぁぁ……」
まさか、まさかアイツ、
酢漬けとかに……。
もし、ホントなら、
美味しく食べといてあげるからねぇ……。
ゴッ。
石、落とす。
フタとった。
鍋、のぞく……。
「 に ょ ん や ぁ ぁ ぁ …… Zzz 」
「「「 ほ っ ── ! 」」」
ぅん、生きとう、生きとぅわ。
心配、させやがって・・・!
「くゆぅ〜〜♪」
「カンクルが、なんかいい匂いだって」
「へ? ……そう言われると──、ぁ……」
「 に ょ ん ……、に、に ょ ん …… Zzz 」
鍋の中のウサギさんには、
香草の粉末が、まぶしてあった。
おぅ……いーい、香りねぇ……。
小さなメモが、一緒にナベに入っていた。
「「……」」
「え、なんですの、それは……?」
────ペクシャ。
──────────────────
ちゃんと しつけて おきなさい
❮◉❮◉❯❮◉❯◉❯
──────────────────
「「……」」
こえーわ……。
んだよ、この目の挿し絵さぁ……。
大司教の使っていいマークじゃないっしょ……。
「その……お姉様とマザーは、どういった……ご関係ですの?」
「へーん、わたしらが知りたいっちゅーねん」
「そうだそうだーっ」
とりあえず、
うさ丸はナベに湯を入れて洗おう。
※少しだけ、涙の味になりました。
「……にょ、にょきっとなっ……! にょ、にょんやぁぁあぁぁ……!」
「くゅくゆゅぅ」
「では……私は、エコープルを起こしてきます。まだ、不安でしょうから……。──すぐに、戻ってきます! ですから、絵本のように、ぜっっったいに逃げないでくださいよ!?」
「んぅー?」
「ど、どういう意味よぉ……?」
聖女様は、わざとらしく、
小さな、ため息を、おつきになって。
「はぁー……。何をトボけていらっしゃるの! ──"色々"と、口裏を合わせなければ、いけないでしょう──?」
「「 ……! 」」
「ふ──少しは、心を開いていただきますからね……? では──……聖女おぉぉ────だ──っしゅ!!」
トタタタタタタ────……。
……。
リビは、可愛く廊下を行ってしまった。
むぅ……。
私は思わず、つぶやく。
「はぁ……マズイ、わよねぇ……。もっくそ、顔も見られているワケだし……能力や、技だって──。つい、忘れそうだけど、あの子……、ギルマスで、しかも聖女さまなのよね……。あぁ、それに、プレミオムズの全員にだって……、どうしよ……」
自分で聞く、自分の緊張した声。
うぅ、やっばい状況ったらぁ、ナイわぁ……。
「リビっちには、顔以外も全部、見られちゃったね♪」
「ば、ばかっ……/// ちきしょー……ヒゲイドさんに、なんて言ったらいいのよ──……!」
この後、質問ぜめにされるのは、
確定だろうからなぁ……。
時限結晶のチカラも、
けっこー、ハデに使っちゃってたし……。
流石に思い悩んでいると、
意外な方面から、エールが送られた。
────我が、頭上の太陽神である。
『────私は:今回の件は:
────良かったと……思っています☼』
「……へっ?」
『>>>……!』
我ながら、マヌケな声が出た。
いや……どゆことよ、クラウン?
『>>>……訳を聞いても、いいかな?』
『────もちろんです☼』
「にょきっとにょーやん」
「くゆっ……!?」
『────確かに:
────今回の戦闘は:アンティとマイスナの:
────コンディションが万全ならば:
────十分に対応できるレベルだった☼
────私は:そう……分析しています☼』
うーん、それはどうだろーかな。
ま、今は。
それは、さておき。
『────ですが───☼』
くるくると回る王冠の意思は、
少しだけ言葉を溜め、続ける。
『────もし……:
────これからも:
────ふたりで倒せるのだとしたら☼』
「「……?」」
『────ずっと:これからも☼
────私たちだけで……いえ☼
────アンティとマイスナの☼
────ふたりだけに頼って……:
────戦闘を続けていったとしたら──☼』
『>>>……──』
『────私は:いつか:"当たり"を:
────引いてしまうと思うのです☼』
〘#……なるほど。言いたいことは、わかった〙
「「……??」」
えーっと、クラウンせんせぇ……。
私ぃ、良く、わかりませぇん。
「私とアンティは……そんなには、弱くない……」
「クラウン? 私たちにも、分かるように。"当たり"って──?」
『────"ふたりでは:勝てない敵"☼』
やっと、私にも意図が分かり出す。
なるほど……私の王冠ちゃんは、
思いやりに、溢れている────。
『────いつか……負けてしまうと:思うのです☼
────もちろん:杞憂なのかもしれません☼
────ですが……どこかで:ふたりぼっちで☼
────全てから:忘れられるように──☼
────どこかへ:消えてしまうのではないか☼
────そんな気がして:私は:ならない──☼』
「「 …… 」」
『────強いからこその☼
────最強の:ふたりだからこその:
────:一本だけの:道☼
────あなた達は:ふたりだけの戦闘を:
────これからも続けていく☼
────そうなる……なりやすい☼
────"ドツボにハマっていく":
────そう:言えば良いのでしょうか──☼』
先輩が、比較的、優しく、
疑問を打つ。
『>>>……ぼくたち以外の仲間も……必要だと?』
『────ええ:必ず☼』
クラウンは、即答した。
『────ヒゲイド・ザッパーや:
────ヒキハ・シナインズのような☼
────彼女たちを理解しつつ:
────彼女たちの人生を守り
────尚且つ:共に歩める者たちが────☼』
『>>>……、……──』
〘#……ほぅ。きみは、そちらへと舵を、とるのだな──〙
「「……」」
『────今回は:
────たまたま対応できるレベルだった☼
────でも:次は分からない☼
────次の次は:分からないのです☼
────分析不能:不明瞭だからこその未来☼
────だから────☼』
「……わかったわ、クラウン」
「……ちぇ」
今回のことを、"良い機会"。
そう──捉えろって、
そぅ……言っているのよね?
『────私は……☼
────クラウンギアは:
────こちら側の:一定レベルの:
────情報開示を提案します☼』
『>>>……ッ』
〘#……〙
クラウンの言っている事は、
ちゃんと……理解できてる。
私たち二人は、まぁ……それなりだ。
めちゃくちゃ、弱いワケじゃない。
別に、強くなりたいワケでもないケド。
でも……私たちは、
"何か"に、片足を突っ込んでいる。
"未来"……"運命"?
それと、………"過去のクラウン"。
彼方から託されたかような、
祈りのようなモノ。
「「……」」
『────信頼できる方は:
────必ず:発生させる事ができる☼』
言い方はアレだが、
その意見は、心が宿っていた。
クラウンと同じような感覚を、
どこかに……感じる気がしてる。
この、小さな身体だけでは、
どうしても……カバーできない所が、
これから、ぜったいにあるんだ。
私は、ひとりじゃない。
でも────。
「で、でも……アンティには、私がいますっ!」
『────ふふ☼
────わかっていますよ:マイスナ☼
────:一番近くでアンティを守る者は:
────あなたをおいて:他にはいません☼』
「……! ぅ……。うそつきだぁ……?」
『────ふふふ……☼
────おや:何故そう思われるのですか?☼』
「ぶーぅ」
はは……。
性格に幼さが残るマイスナでも、
今、クラウンが気を使ってくれたのは、
流石にわかってるはずだ。
つい数ヶ月前の感情のない声が、
嘘みたいだと、心から思う。
神様とかは、関係ない。
クラウンは、クラウンだ────。
「やー、相棒。……どこまで、話したらいいと思う?」
『────大丈夫☼
────あなたが感じ:決めればいい☼』
「ええーっ……!? そっ、そこは丸投げなのォ……!?」
『────自信を:持ってほしい☼
────あなたには──☼
────良心を呼び寄せる:チカラがある☼』
「や、ゃめぃや……! 小っ恥ずかしったらないっての!///」
まさか、クラウンに赤面させられるとは……。
ったく、ズカズカと──……。
だーれに似たんだか。
先輩と先生は、けっこう真剣に黙っていたけど。
次の瞬間には、吹っ切れたように言っていた!
『>>>……おーけー、ぼくは乗った!
>>>記憶を消すなんて、できないんだしな!』
『────! カネト……!☼』
ふふ、先輩が、前向きなこと言ってる♪
『>>>な、なんだよぉ……///』
〘#……──うむッ!! 私も、とやかくは言わぬ! なァに……! 害が出るようなら、斬り伏せれば良い……!!〙
『>>>──いや、止めますから……。なぁに断言してんだ、この人はさぁ……』
『────ギンガ殿:ダメですよ……☼
────元に:戻らないじゃないですか……☼』
こえぇわ……。
金ピカ夫婦さんには、
黄金義賊の誇りをもって、
初代狂銀さんを止め続けてほしいもんだわな……。
「……私も、いいよ」
「マイスナ!」
「みんなでご飯食べるの、すごい楽しい」
……! ふふっ……!
マイスナらしい、ステキな理由だね……!
「……おーけー。腹はキマッたわ! せいぜい……いや、やっぱ不安だなぁ……」
「アンティのいくじなしー」
「んだとぉー!?」
『────もちろん:サポートはいたします☼』
『>>>やれやれ。カニさんよりも……こっち手合いの方が、たいへんそうだ』
〘#……ふん。義を重んじる者が、そろっておれば良いのだが──……〙
『────大丈夫です☼
────私は:上手く行く気がしておりますよ☼』
まったく……。
さすが、太陽嫁様は、ポジティブなこった!
────あ。
「……てーかさ、クラウン?」
『────?☼
────はい?☼』
「こっちも、まぁ……これから大変だけど、さ?」
『────なんです?☼
────煮えきりませんね☼』
「いや……"旧友"さんとは、話せたの?」
『────あ……☼』
いや、あ、ってアンタ……。
その……。
"昔のアンタ"、知ってる人かもなんでしょ?
前の"水の女神様"は──。
『────その事:なんですがぁ──……☼』
『>>>あー……、実は、ね……。箱庭側でも、朝から色々、起こっててねぃ……』
「「 ……?? 」」
〘#……やれやれ。今、あの、クイック・クイーンと名乗る者は、とてもではないが……話を聞ける状態では無いのだ〙
『────こ:肯定します……☼』
「……ぅうん? なに、どうしたってのよ」
「……クィクィさん、しゃべらないんですか?」
『>>>……今、ローザと……三日酔いになってて……』
お────っとお──……?
「みっかよい、って、なんやねんな……」
「お酒ですか……」
〘#……"シルバーグレイ"で、昏倒しているのだよ。あのっ、バカ者どもめぇ……!〙
「「ぁー……」」
お酒は、旧神の肝臓も、
もれなく、いてこますらしい。
「……水、ぶっかけときなさいよぅ」
『────元:水の神様にですかぁ……?☼』
〘------ぎゅ;ぎゅべ;ろっぱぁぁぁ……☆☆☆〙
〘++++++あ・あたま、が・・・! うぇっぷ── 〙
お酒は飲んでも、ノマレルナァー!
。゜(゜⊃Д⊂゜)゜。