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ハブじゃなくて、ライオンです。

みんなでゴウガさんを好きになる回。






 我 が 名 は 。



 ゴ ウ ッ 、 ガ リ ッ 、 オ ン ッ ッ 。





 ヒュぅぅぅぉぉおおおお────………!!!





「ガオォ……」




 ここは、谷だ。


 どこかは、わからん。


 と も か く 、


 谷 だ ッ ッ ッ ── !!!





 ひゅぅぅぅうううぅぅぅぅ……………………。






「 ガ ォ オ オ …… 」




 また、迷子かもしれない……。


 ……しまった……。


 ぬ か っ た ぅ わ あ ぁ ぁ ぁ 。


 ぬぅ……?




「「「 フシュルルゥゥゥゥゥウウウ …… !!! 」」」




 出会った。


 なんだ、おまえは。


 どいてください。




「──ッッガォオオンンンッッッ!!!」

 ※訳:どいてください

 ※落雷かな?


「「「フゥゥゴォォオオオオオオオ────ッッ!!!」」」




 なぜだ……?


 肩から羽根の生えた、


 三つ首のトカゲが、


 どうやら、激おこプンプンのようだ……。


 いや、おまえ。


 大きいことが、


 えらいって事じゃ、ないぞ。




「「「フゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアア────ッッ!!!」」」




 ──ぶぉおおおおおんんんんん!!!





 しっぽで叩いてきたので、


 殴った。




「 ── ガ ォ オ オ オ ン !!! 」




 ──どぱあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあんんん!!!




「「「フギャアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァ──!!?」」」





 ほれ、見ろ。


 やはり、トカゲだ。


 しっぽが、切れる。


 ワニでは、ないな。


 ふん──。




「── ガ オ ぉ お お お …… !」






 その、傲慢(ごうまん)



 思 い 、 知 る が い い 。





「 ガッ、ガガガッッ!!! ガッ、ガガガガガォオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンン!!!!!!!」




          オ  オ

      オ         オ 


   オ      殴殴殴      オ

     殴殴殴殴 殴殴殴 殴殴殴  

 ズ   殴殴殴殴 殴殴殴 殴殴殴 殴殴殴

     殴殴殴殴 殴殴殴 殴殴殴 殴殴殴

               殴殴 殴殴殴

   殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴 殴殴 殴殴殴

   殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴 殴殴 殴殴殴

   殴殴殴殴殴殴

   殴殴殴殴殴殴殴殴 殴殴殴殴殴殴殴殴殴

    殴殴殴殴殴殴殴 殴殴殴殴殴殴殴殴



 ボコボコボコズカドコボキベカバカズムデガズムドムドコガキバカズカゲズデガバキズコドコバギボコボコボコズカドコボキベカバカズムデガズムドムドコガキボコボコボコズカドコボキベカバカズムデガズムドムドコガキボコボコボコズカドコボキベカバカズムデガズムドムドコガキバカズカゲズデガバキズコドコバギボコボコボコズカドコボキベカバカズムデガズムドムドコガキボコボコボコズカドコボキベカバカズムデガズムドムドコガキィアィィイイイイアアアアア!!!!!!!!







 すんごい、殴った。


 しこたま、殴った。


 力の限り、パンチパンチ。


 だって、それしか出来ないもん。


 雌雄、決するは拳の力・・・!


 らいおん、ぱぁぁあああんち・・・ !!!





「フゴぉッ……」



 ズゥゥウウウウンンン・・・!!!



「──ガオオォォォオオオンンンンン!!!」

 ※これは雄叫びです




 ふん。


 トカゲ。


 出直してこい。


 そりゃおまえ、


 トカゲなんぞに、負けません。




「フ、フギャアアァ……」



「 修 行 ゥ ウ ア ぁ …… !!

  あ る ゥ の み ィ ィ イ ッ ッ !!! 」




 ど や ぁ ぁ あ あ ・・・ !!




「フ、フゴッ……」



 ──ズルズル……。




 脚を引きずりながら、


 立ち去るトカゲを、見送った。


 うん、帰れ。


 しっぽも、また生えるだろう。


 まったく……羽根とか、


 チャラチャラしたもん、


 付けてるからだぞ。


 トカゲなら、トカゲ道を極めなさい。


 寄り道するなよ。


 しかし、フラフラしてるな……。


 大丈夫か? あの、大トカゲ。


 頭は二つ、ぶん殴ったが、


 真ん中は残っているな……。


 大丈夫だろう!


 さて……。


 腹が減ったな。


 あれっ、さっき殴った尻尾、何処いった。


 あっれぇぇ……? ??




 ──── " ポン " ──!




「ガオっ!?」




 び、ビックリ、したーぁ……!


 なんだ、プレミオム・アーツか……。


 へそから、光の玉が出たかと思った……。


 いや、出てるけど。


 なになに……。


 北の街からだと?




「ガーオオゥーッ!」※訳:リード!




 ──ポンっ!





『:East thanks.』





「ガ、ガオオ……?」



 ……食べ……" 東、ありがとう "……?


 ちょ、ホントわかんない。


 短文やめよう。


 俺、頭、良くないんだから……。


 こちとら、修行づくめ、30年。


 言葉、覚えるのにも、


 どれだけ、ネコ師匠に迷惑かけたか……。




「ガオオォォ……?」




 東に、"ありがとう"を言えばいいのか?


 うーん、こっちが東かな?


 すぅ────……。




「──ガオオォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンン!!!!!!!」


 訳:ありがとぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうううううううううう!!!!!!!




 ──バサバサバサバサ……。


 遠くで、鳥が大移動を始めた音がした。




「ガオー」




 さて、どうしようか。


 腹へった。


 しっぽ、ないなぁ……。


 トカゲ、追いかけようかなぁ……。


 悩んでいると、


 また、へその通知が光った。



 ──ポンっ!





『 ──サーバー:


  ──″ アンティマ=イスナ(単独時限通信階層) "に接続されました▼ 』

        (  An time)    (is snA  )






「ガオ……?」



 なんじゃ、こりゃあぁぁぁ。


 初めて見るぞ。


 ライオン、びっくらポン。



 ──ポン!




『──現在:新設サーバーは完全休止状態です▼

 ──緊急事態と判定しました▼

 ──カテゴライズB好感度か:

 ──操作権限者が干渉できます▼』



「ガ、ガオォ……?」




 なんのこっちゃ……。


 ほんっと、勘弁してほしい。


 俺、こういうの弱いンだから……。




『──エラー▼

 ──姉乳:はカテゴライズB好感度でありません▼』




「……ガオっ!?」




 なに、いまの。


 俺、なんにも触ってないよ!?




『──クリア▼

 ──妹乳:はカテゴライズB好感度です▼

 ──緊急時により:

 ──ゴールド・アーツの操作権を移譲▼』




「ガ、ガオっ、ガオオ……?」




 えっ、えっ、わかんない。


 何故か、勝手に変な光文字の表示が出まくる。


 ねっ、ネコ師匠、助けてください……。




『──クリア▼

 ──幼官:は操作権限者です▼

 ──緊急時により:

 ──シルバー・アーツの操作権を移譲▼』



「ガオオオ……???」




 さっぱりわからん。


 意味不明な表示は続く。




『──該当サーバーは:

 ──デュアル=アーキテクチャ=タイプです▼

 ──表示されたコンソールを:

 ──必ず同時に作動させてください▼

 ──異なる操作を双方で行った場合:

 ──世界が崩壊する可能性があります▼』




「ガオー……」




 なにそれ怖い。




『──干渉可能なデバイスは:

 ──6:件:です▼

 ──更新情報を取得しますか?▼


   ▼ はい   いいえ    』




「ガオオォォ……」




 こういうのが苦手な俺でも、


 妙だと思う。


 アーツは、短い文章しか、


 送れないはずでは……?




『──更新情報を取得しました▼

 ──デバイス:"プレミオム・アーツ"の:

 ──アップデート情報が公開されています▼

       ─  ─  ─

 ──現在の:プレミオム・アーツ情報:

   Ver.-01:01:07 ▼

       ─  ─  ─

 ──最新の:プレミオム・アーツ情報:

   Ver.-1920093012003:9784865543179:00931200 ▼


 ──更新可能です▼


 ──更新しますか?▼

 ──各:使用者に選択肢を送信します▼』




 ──ポンっ!




「──ガオっ!」





───────────────────────


 マスターサーバーより

 プレミオム・アーツの更新が要請されました▼


 ──更新しますか?


  [ 承認 ]   [ 否定 ]


───────────────────────




「ガオガオ……????????????」




 え、なにコレ……??????


 俺に、選べってか。


 理解に苦しむのだが……。


 どうしよう。


 殴ったら、消し飛ぶかな……。


 いやいや……。


 と、とりあえず、" イエス "、か……?


 ネコ師匠にも、


 迷ったら、はい、って言っとけって、


 よく言われたしな……。


 えとコレ、どうすればいいんだ……。


 はい、って言うのか?


 あ、触るのかな……?



 ──ズゴム。 




───────────────────────


 オシハ・シナインズ が 承認しました!▼


 ベアマックス・ライオルト が 承認しました!▼


 ヒナワ・タネガシ が 承認しました!▼


 マジカ・ルモエキラー が 承認しました!▼


 ユユユ・ミラーエイド が 承認しました!▼


 ゴウガリオン が 承認しました!▼


───────────────────────




「ガオっ……!?」




 えっ、何コレ!!


 他の皆も、承認したってこと!?


 よ、よかったー!!


 承認、しといてよかったああぁぁぁー!!!





─────────────────────


  マスターサーバーの経験値を使用して

  "プレミオム・アーツ"の機能を

  解放します▼


─────────────────────




「……ガオンンっ……?」




 ──ビカァァァアアアアアアア──!!!!!




「──ガオっ!!! ガオオォォォオオオッッ!?!? ガオッッオオオオオオオオオオオオオ──ッッ!?!?!?!?!?」





 ──黄金の、光の、爆発・・・!!!!!





 ここは────谷だ。


 今は、夕焼けの終わり頃。


 その、薄らとした暗闇が……、


 全て、吹き飛んでいるっ・・・!?




 かぁァァァァァァァァァァ────!!!!!




「──ガオっ、オン……!?」




 輝くプレミオム・アーツ。


 どうしてよいかは、わからない。


 光は、殴れないのだ。




 やがて、光は。


 徐々に、おさまっていき──、




「ガオオオゥ……」




 また、なっがい文字が、


 浮かびあがって──。







───────────────────


  →プレミオム・アーツが

   パワーアップしました!▼


 Lv.1:マップ機能が解放されました!

 Lv.2:メール機能が解放されました!

 Lv.3:音声通信が解放されました!

 Lv.4:映像通信が解放されました!

 Lv.5:索敵レーダーが解放されました!

 Lv.6:高速流路通信が解放されました!

 Lv.7:通信制限がなくなりました!


 ──使い放題が、おトクゥ!!●▼●.*・゜


 最高上限まで強化されました!▼


───────────────────





「ガオおぉぅ……」





 ……ネコ師匠。


 やっぱり俺、短文だけでいいです……。





( ꒪꒫꒪;)……。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ゴウガさんカワイイ。 [気になる点] コロナなどお体に気を付けてください! [一言] ポケベルから突然、スマホになった感じかな? そら短文でええわってなるわw
[良い点] 本当にいつも楽しみにしています! お話に関係ない話なんですが、自分は先輩が一番好きです それでご報告なのですが一年半髪の毛を伸ばして今先輩の髪型真似てます! クルルカンに近づけたかなって毎…
[良い点] ゴウガさんのフルネームは「ゴウガリオン」(;-ω-)ウーン、なんか聞いたことあるような…シ〇カリオンに似てるんだ。見た事ないけど。 ゴウガさんの名前かっこいいですねぇ。 ゴウガさんマサカの…
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