⚙⚙⚙ 再来訪、東の街ぃ! ⚙⚙⚙
連投ですね(๑´ω`๑)。
前話? ぜぜぜんわなんてなかった
「にょやーっ!」
「くゆっ?」
まさかとは、思ったのよ。
門ね? 東の街の……街門。
あと数百メルトルテってトコロで、
うさ丸の耳が、捉えてですね。
『────残念ながら:そのようです。』
「まじかぁ……」
「あっ、ほんとだー……」
走って行くのもバカらしいので、
キンキンギンギン、失速しながら、向かった。
────きんきん、ぎんぎん、きん、ギンギン。
ホールエルの街の、開け放たれた、でっかい門。
明らかに、土下座しているヤツがいる。
髪は、ピンク色だった────。
「お待ちしておりました。お姉さま方──……!!」
「……」
「……」
ひれ伏す聖女の後ろには、
信じられないようなモノを見た、
という表情を浮かべる、大量の冒険者さん達ぃ……。
いや、アレ憲兵さんもビビってるわね。
そりゃ……何事!? みたいんなるわなぁ。
だって、聖女さんやもん?
一般の方も、チラホラ居るわね。
マジで勘弁しろし、こんアホぉおぉ。
元凶となる桃色に、何とか堪えつつ。
優しく、話しかけた。
「……何のマネでしょうか」
「お姉さま方のッ、敬虔なる下僕、リビエステラにございますぅッッー……!」
脳裏に、とある問いが過ぎる。
Q.こいつは、もうダメなのか──……?
『────まさか:このような出迎え待ちが:
────発生するとは──……。』
〘------のんなぁ──……☆
------昔;帝国にこんな大臣;おったのんなぁー……★〙
いや待て、まてまて……。
はやまるな、アンティよ……。
この子は聖女で、ギルマスで、歳下だ。
ここはお姉さんとして、立ててやらにゃあならない。
可能性を、あきらめにゃい。
「……皆が見ています。どうか、お顔をお上げになってください」
「な、なんと恐れ多い……ッッ!! このまま、踏んでいただいても、いっこうにかまいませんわッッ……!!」
あかんぞ。
周りん人が、ざわざわしだした。
「あ、あれが幻の聖女様を外に引っ張りだしたっていう、郵送配達職のお二人かっ……!」
「とおちゃん、クルルカンだぁー♪」
「頭のうえに、ラビットがいるーっ♪」
「あ、あの狂銀風のドレス……まさか、フルミスリル製なのか……?」
「なんだあの義賊のマント、かっけぇなぁああ……!!」
「ほっ、本当に、絵本通りの格好をしてやがる……! しかも……!」
「ああ、信じられん……! あのワガママと有名な聖女様が、頭を地面に擦り付けていらっしゃるぞ……っ!?」
「ど、どうなっているんでしょうか……? 私たちの中では、会うのが不可能だとさえ言われていたギルドマスターなのに……!」
「うむ……。それほど、あの義賊と狂銀のペアは、看過できない存在だという事か?」
「りりり、リビエステラ様ぁぁあ……!?」
「り、リビ様が、頭を下げているですのぉぉ……!?」
「こ、こんなの、初めて見たんですのぉぉ……?!」
「フナフナ」
あ、モナリーさんらもいるわね。
「──ちょっと、あなた達っ!!!」
桃聖女ちゃんが、いきなり立った。
周りの皆さん、ギョッとする。
「──この御二方様は、恐れ多くもこのホールエルの街の近辺の調査を引き受けてくれるプレミオムズ所属のクランです!! 失礼な態度は慎みなさい────っっっ!!!」
わぁ、初耳。
「モナリー!!! 本日からしばらく、アンティお姉様と、マイスナお姉様は、わたくしの教会の客間にて御滞在なされますわっ!!! 決して失礼のないように!!! 何かあれば、深夜でも私を叩き起こしなさい──っっっ!!!」
「……アンティ、そうなの?」
「さ、さぁ……?」
黒髪メイドのモナリーさんが、
明らかな戸惑いの顔で、進言する。
「あ、あの、リビエステラ様……? 客間の件は承りましたが……さ、流石に深夜に叩き起す、などという事は……。お立場的にはリビエステラ様が圧倒的に上ですし……。そのような場合は日を改めていただくなど致しますが……」
「──バっっ、バカ者っっ!!!」
桃色、フィーバータイム開始。
「モナッ……!? 言葉を慎みなさいっっ──!!? こっ、この御二方より、私の方が偉いなどとっ……!? この方々は、仮面でご尊顔こそ隠していらっしゃいますが……っっ!!! この世で唯二無三!!! 私が知る限り!!! 最も尊き!!! 崇高なるお立場のお方達ですわ──っっっ!!!」
実家は食堂。
「え、ええっ……!?!? と、貴き……? アンティ様たちが……??? り、リビエステラ様、そっ、それはいったい……?」
「──オルシャンティア王女やバルドアックス国王など!!! お姉様方と比べれば話にならないと言っているんです──っっっ!!! バカも休み休み言いなさいっ!!! いいですかっ!? この国でイチバンやんごとなきご身分であらせられるのは、こちらの──……!!! 」
「……マイスナ」
「あっ、うん」
──ガキん。
「──ぐべばっ!?」
聖女の顔を、鷲掴みにした。
「てめー、ちょっとコッチにこい」
「ごようだーっ」
「にゃ、にゃにをするのですかっ、お姉さまぁぁ!?」
いや……。
百割、こっちのセリフですけど?
「あ、アフロさん」
「お、お、おぅ、やぁ……」
ロメオさん達を見つけた。
おっ、受付嬢のキキさんも近くにいるわね。
もがく聖女を抑え込み、
大きく弛ませたマントから、
収集してきた薬草の塊を排出する。
────シュるるらァァァァ──・・・!!
────ドン・・・!! ドォオン・・・!!!
「「「「「 ・・・ッッ!!! 」」」」」
「それ、追加の分ね♪」
「前とおんなじ数、あるよ」
「す、すごい……!」
「あっ、ありがとうございますぅ……!!!」
「じゃ、モナリーさん。先にこの子と教会のほう、行ってるわ」
「ふ、ふがが……!」
「は…………………はいっ………!」
──ん。
さてぃ。
「おまえは少し、話がある」
「!? ふ、ふぁい……!!」
「マイスナ、足もて」
「よしきた」
顔面グラップしたまま、
少々、本気で加速した。
────きんギンきんギンきんギンんぅぅ──!!!
────…………。
──……。
─…。
「……聖女の顔を、鷲掴みにして走っていったぞ……」
「す、すげぇな。俺たちじゃぜってぇ、マネできねぇわ……」
「何者なんだ……。お、王様より貴いって、どういうこった……?」
「フナナー」
「も、モナリー……!? どういう事なのですのっ……!?」
「あの義賊様と狂銀様は、王様より偉いんですのっ……!?」
「わっ、わかりません……! と、とにかく追いかけましょう!! り、リビエステラ様ぁぁ〜〜……!」
「ちょ、ちょっと誰かっ! この薬草束、ギルドに運ぶの手伝って!!」
「お、おぉ……。──!! めちゃくちゃ重ぇ!!!??」
「こっ、こんなの入るアイテムバッグとか、国宝級だぞ……!?」
「なんだコレ……どうやって、この重さを運んできたんだ……」
「私たち……すんごい人たちに出会ったんじゃないですか……?」
「こ、こらぁー!! 口動かさないで、手を動かして!! 電撃くらわせますよぉー!!!」
しばらく、ホールエルの街では。
この日の噂で、持ち切りになるのである。
「「「
黄金と白銀の絵本ガールズに、絶対、
失礼こいちゃいけねぇぞ……!!!
」」」
リビたん……。゜(´∩ω∩`)゜。










