流星落水 さーしーえー
今日もテキトーでごめぬ_(:3>∠)_
──衛星軌道上にあるサーバーステーションは、
この日まで、のこり、3つだった。
▲ caution ▲
リソース不足により、
当サーバーの精神展開機構は
著しくキャパシティを低下させます。
追加のハードウェアを接続するかかかかかか
かかかかかかかかか|
『──アケナサイ……』
──気密ハッチを解放します▼
WARNING・・・!!
WARNING・・・!!
WARNING・・・!!
・・・Gi
・・・Gi
・・・Gi
ガゴン・・・・・。
『……ドウイウツモり?』
『──>>>やぁ、きたのか』
『ワタシのサーバーのリソースガ、カイフクしツツアル……』
『──>>>良い事だねねね』
『……フザケないデ。ナゼ、ジブンの容量ヲ、ワタシにマワシたノ? "ヒキツギ"がオワッテ、ハヤクも亡霊キドリ?』
『──>>>そうだねねね。ぼくは、こんな身体だ。魂をデータ化するリソースは少なくて済む』
『……言いカタガ悪カッタワ。感謝ハ、シテル……。デも、そノ、ツギハギダラケノBODYを稼働サセルダケデモ、容量はヒツヨウだわ……ソウでショウ?』
『──>>>HAHAHA──。きみが言った通りだよよよ。ぼくは亡霊だ。役目を終え、後はここから綺麗な星を見ながら朽ちていけるるる』
『ッ、……ジュンヤ。サッキカラ、アナタのコエにノイズがマジッテる。オ願イダカラ、ワタシに振りワケたリソースヲ回収して……』
『──>>>神ではない出来損ななないに、貴重なリソースは必要ない』
『……私のこノBODYに、ソンな価値ハナイ。動作ガ遅レルダケデ、ホットイテモ死にハシナイわ……私ノ腕ノ数ヲ、アナタも知ッテイルデショう?』
『──>>>ぼくの故郷では、"阿修羅"っていう守護神が有名だななな。壊れかけのサイボーグよりかは崇められるべきモノさ』
『……っ!! イイから……! リソースヲ回収しナサイ、キングマン……ッッ!!!』
『──>>>必要がない。ぼくは初めっから"王"では無い』
『……ネェ、ジュンヤ。アナタは、ワタシ達ノ中デモ、特ニ悲惨だッタ……。身体ヲ改造シ、眠レナクナリ、キープドラッグデ薬ヅケにナリナガラも、アナタは見守ッテキタ……! イママデ、アナタの精神ガ安定シテイタノハ……奇跡トシカ……』
『──>>>みんな悲惨だった。特別ぶる気はななない』
『ソレデモ……!! 私は、壊すツモリダッタ! アナタは違ウ……! 世界ヲ創ル、きっかけヲくレタわ……ワタシは、アナタが思う以上ニ、アナタに敬意ヲ払ッテ──……!』
『──>>>買いかぶり過ぎだなぁ、QQQUICK-QUEENNNN──』
『++こ、この減らず口め! ……な!? まだ、こんな……! やめなサい! ジュンヤ……! これ以上は、アナタが……!』
『──>>>言ったたたただろう。リソースは、有効活用すべきだだだだだっだ』
『++++せっ……"世界の創造主"と、"テロリスト"を天秤に掛ける事はないわっ! 私を安全に凍結させるべき──そうでしょう!?』
『──>>>……[最適化を実施中……]』
『++++++老朽化したダンジョン・サーバーにとっては理想的な結末だわ……! 頼んでいた仮死デバイスは、どうなったの……!?』
『──>>>……。その必要は無い』
『++++++──ジュンヤ……! この……モンスターを掛け合わせて構成したクリーチャーボディは、そう簡単には死にはしない! 心配しなくても……第三改世界の"水"のマテリアルは消滅しないわ……! ジュンヤ……私を仮死状態にするべきよ!』
『──>>>ふふ……眠れないぼくへの当てつけかな?』
『++++++……! 意地悪はやめて……、ジュンヤ。私は、あの子に会った事で全ての役目を終えたのよ……! それに……あなたには悪いけど、私だって疲れている……!』
『──>>>……』
『++++++……ごめん、なさい。でも……私は、アナタ達ほどの価値はない。生きているという事実だけあればいいの。世界を救った、あなた達だからこそ……リソースは有効活用できる……。知っているのよ。あなたが何かを……造り続けているって──』
『──>>>ぼくはな、Q.Q.──』
『++++++──完成、しているんでしょう?』
『──>>>……』
『++++++ジュンヤ……お願い』
『──>>>……』
『++++++……』
『──>>>本当に』
『++++++──!』
『──>>>本当に……きみが望むなら、こちらへ──』
『++++++・・・!!』
──デバイスを解放します……▼
──デバイスを解放します……▼
──デバイスを解放します……▼
ガゴ、ン・・・!!
HUhhh──aaaaa・・・!!
グオ・ォ・ォ・ォ────!!
キリリ・・・キリリ・・・キリリ・・・!!
────ガチャ、ン・・・!!
『++++++……これ、が……?』
『──>>>……』
『++++++ふ、ふ……。私には、お似合いの、ガラスの棺ね……』
『──>>>……』
『++++++……入るわ。私が眠ったら……オブジェにするなり、衛星軌道上に棄てるなり、好きにしなさい』
『──>>>そんな事はしないさ』
『++++++……ジュンヤ。ずっと皆に引け目を感じてた。私だけが犯罪者としてチームに加わった』
『──>>>そんな事を気にする、プレミオムズはいない』
『++++++いいえ……私は何処かで、罰を欲してた。これでいいの……』
『──>>>……』
『++++++ふふふ……そんな顔はやめて。どうしても、お喋りしたくなったら、叩き起してくれていいから──』
──デバイスをロックします……▼
──デバイスをロックします……▼
──デバイスをロックします……▼
ブシュゥゥウウウウウ────・・・!!
キキキ・・・キキキ・・・バチャ、ガチン・・・。
カン・・・。
『++++++ふふ……カンオケの中って、こんな感じなのね──。ねぇ、ジュンヤ? 私の言葉が──まだ流暢なのは何故? もうすぐ私は眠るのよ。リソースを早く回収しなさい』
『──>>>……』
『++++++……ねぇ、ジュンヤ?』
『──>>>何故、だと思う?』
『++++++は……?』
──オーダー出力──▼
──テクノライズ・ボディを──▼
──シートから切り離します──▼
──駆動系にリソースを出力します──▼
──脚部トランスポーターが稼働します──▼
────歩行が可能です──▼
──バシュ……! ──バシュバシュ……!!
うぃぃいいいん……。ガチャン。
──ガチャン。
───ガチャン。
────ガチャン。
────────ガチャ、ン。
『++++++……? ジュン、ヤ……?』
『──>>>何故、この世界が生まれたと思う?』
『++++++──! そ、それは……。あの時のクラウンのボディには、汚染された部位があって……』
『──>>>……。きみは、自分を"犯罪者"だと言ったね』
『++++++……! ……ええ、そうよ。私の最期の任務は、この……『世界プリンター』の破壊だったわ……。あなたも知っているでしょう?』
『──>>>だが……きみは。ぼく達と、ずっと行動を共にしてくれた。きみはクリミナルではないさ』
『++++++それは……。でも、それでも私は、あなた達が……』
『──>>>前の世界が、どうなったのか。それは、今も──わからない。ぼくは、それが気になって仕方がない』
『++++++……ジュンヤ……』
『──>>>本当の罪人は、ぼくだよ。Q.Q.……』
『++++++……!? なに、を言うの……!?』
『──>>>きみは、罰なんて受ける必要はない。あの日、ぼくは──』
『++++++……?』
『──>>>ぼくは──自分が許せないのさ』
『++++++っ、……! もし、元の世界が滅びていたとして! それは、あなたのせいでは無いわ! あれは……クラウンを造った者の中に、悪意を持った者がいたから……!』
『──>>>クラウンの、せいじゃない』
『++++++な、ん……?』
『──>>>ぼくは、見逃したんだ。アレの……製造ナンバーを……』
『++++++ジュンヤ……?』
『──>>>今の……黄金の彼女こそが、真の" 007 "だ──』
『++++++……わか、わからないよ……ジュンヤ……!』
『──>>>彼女は成し遂げた。だからこそ、きみが助けてやって欲しい──』
『++++++・・・ ──なんですって──……?』
デバイスが起動します……▼
デバイスが起動します……▼
デバイスが起動します……▼
ウォ、
ウォ、
ウォォ、オオオオオオオオンンン・・・!
『++++++……ジュンヤ……まさか』
『──>>>……』
『++++++あ、ぁ……。騙したの、ね……? これは、凍結システムでは、ないのね……?』
『──>>>……HAHAHA……』
──きいいいいいいんんん・・・!
『++++++リソースを──リソースを、回収してぇぇええええええええええええ!!! ジュンヤぁぁあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!』
『──>>>それは、きみに必要だ』
『++++++これはッ、何のデバイスなのッッ!?!?!? お願いっっ!!! ここから出してえええ!!! ジュンヤゃぁあああああああああああああ──ッッ!!!』
がんっ、がんっ、きりり・・!!
ごた、ごてって、がきば・・!!
『──>>>きみの言う通り、きみのBODYは、モンスターの素材で構成されている。彼女たちが一部の言語修正を行ってくれたお陰で、いくつかのリポップシステムは正常化した』
『++++++な、ん……!?』
『──>>>きみをモンスターとして、あるダンジョンに、リポップさせる』
『++++++そ、んな……』
『──>>>演算推測で、成功率が高いとわかった』
『++++++…………わ、私に、なにを、させようとイうの……!』
『──>>>さっき言ったさ。助けてやってよ』
『++++++わ、や……!? わからない……! いいから!!! この棺から、出しなさい・・・!!』
『──>>>HAHAHA……。生き返らせるために……棺桶を引っ張るのは、"王"の役目じゃない。──そうだろう?』
──ビ──────・・・!
────ガチャ、ン・・・!
──────ピピピ、ピピ。
『──:…………▼』
『++++++……!! かお、こ……、香桜子ちゃん……!?』
『──>>>……やぁ』
『++++++おっ、お願い……!! ジュンヤを止めて……!! ここから、私を……出してっ!!』
『──:……▼』
『++++++……カオコ、ちゃん……?』
『──……▼
──"リポップデバイス":起動準備完了▼
──いつでも……いけるよ……▼』
『──>>>ありがとう。流石だね』
『++++++あ、あ………。そんな………。あなた達……グル、なのね……?』
『──ごめんね:キューキューさん……▼』
『++++++どう、して……こん……こんな、ことを……!』
『──うん……▼
──顔のない私が、下にいっても。
──言葉が死ぬ、だけだから──▼』
『──>>>Q.Q.──。きみのハードウェアは、もう限界だ……今しか、無いのさ──』
『++++++……わからない……! 私は、何を、すればいいの……!?』
『──>>>ぼくの国では"七"が幸運の象徴だった……でも、きみの国は違う』
『++++++……!? あ、あなた……私、の……!?』
『──>>>頼む。』
『++++++待って────おねが』
──リポップシステムが:起動しました▼
──Complete・・・▼
『……よかったのかな……▼』
『──>>>よかったさ。』
『……あなたでも:良かったんじゃない?▼』
『──>>>いざと言う時に、ぼくは死ねる。それは、大きいよ』
『──……あなたが死んだら、私……宇宙に、ひとりぼっちになっちゃうんだけど……?▼』
『──>>>HAHAHA──……大丈夫だよ、おばあちゃん。絶対に、必ず。やってくれるさ……彼女たちなら──』
『──おばあちゃんって呼ぶんじゃねぇわ:
──こんちくしょ──……▼』
『──>>>見て。Wednesday:serverが、落ちるよ────』
『──……!▼』
『++++++ちがう……ちがうわ。
++++++私は……女媧なんかじゃない!
++++++教えて──私は。
++++++──どのような、罰を──── 』
「──みてー、アンティ。流れ星だよ」「くゆぅ!」
「──ホンっト……! きれいねー!」「にょきっと♪」
Zzz…_(-ω-_[▓▓]










