ライブラリ・カフェ さーしーえー
『はぐどら。』のピクシブ百科事典、
めちゃくちゃ更新してくれとんな……!
プレミオムズの項目できとぅやん!
((((;゜Д゜))))スゲェ……
故郷の父さん、母さん。
私、図書館喫茶店、始めました。
「もぐもぐ……♪ うーん、それふぁおかしいですねぇ〜〜♪ アンティさんのクラスルームは、隣の棟のはずですからぁ〜〜♪」
「そ、そぅなんですか……」
爺やさんとマリーさんに、
ホットサンドと紅茶を振る舞い中です。
こ、これで室内飲食に関しては共犯だわっ……!
い、いかんいかん……そゆことじゃないのよ。
こうなったら、マリーさんから情報収集よっ!
王都セントラルギルドの受付嬢に、
電撃インタビュー!
聞きたかった事、
根っ掘り葉っ掘り、聞いたんねん。
「あの、マリーさ──」
「もぐもぐ……ふむ、これはシンプルにして美味!
紅茶も、よく香っております……カモミールですかな?」
「──え!? あ、はい! そ、そです!」
……出だし、くじかれたで。
てか執事の爺やさんも普通に食ってるけど、
コレ、大丈夫なのかな……?
マリーさんのさっきの一言を聞くに、
私たち、やっぱし不法侵入者っぽいんだけども……?
「あむあむ♪」
「にょむにょむ……Zzz」
「くゃー……Zzz」
……マイスナ、また食べとる。
あんたってばぁ……!
この後、"お縄"かもしんないのよぉー!?
「ふーむ、大変ご馳走になりました。
いやはや……先程は誠に有難うございます。
あなた様方のような可愛らしいレディ達に、
窮地を救われるとは──……。
いやはや、歳はとりたくないものです」
「あ、いえいえ……!」
えーと、結局この執事さんに、
どう対応すればいいのかしら……?
「──む、これは申し遅れました。
ワタクシめは、王室執事長をしております、
ジィヤ・スチュワードと申します」
「あ……! こ、これはご丁寧に……。
"至高の配達職"のアンティ・クルルと申します」
「ごっくん……クランバディの、マイスナ・オクセンです!」
長ソファに座りながら、
ぺこり、とマイスナと一緒に頭をさげる。
爺やさんの名前は、
ジィヤさんと言うらしい……。
──ん……!? "王室執事長"……ッ!?
「なるほど……! アンティ様が、"カフェ・ド・ランドエルシエ"の新しいアダマンタイト像のモデルになられるお方ですな?」
「はい……。──んっ!? はいィッッ!?!?」
んっ、んっ、なんて?
なんてなんてなんてなんてなんつった……!?!?
いま……なんか凄いコト言わなかったっ!?
「おや……? もしや、御存知ではありませんでしたかな? 火事で焼失した"カフェ・ド・ランドエルシエ"は現在、絶賛再建中なのですが──」
「へぁい……!」
「カフェの現・店長様は、そぉれはそれは、アンティ様の救出劇に感動いたしたようでございまして──。感謝を忘れぬようにと、店舗前の7メルトルテの店長像は改装の機に、クルルカン・レディの立像に造り直される「ぶぇっぷぉッっ──!?」とうかがっております」
「アンティから紅茶でた」
「わぁ〜〜♪ アンティさん、きたないですぅ〜〜♪」
ぽた、ぽた……。
なんや、て……ッッ!?
「王都に…………私の像が建つって、聞こえました……」
「左様にごさいます。
王都に、アンティ様の7メルトルテの立像が建ちます」
「……ウソ、ダト、イッテ……ッッ!!」
ああああぁぁぁ……!
ソファにて、頭を抱える私。
ヤメロぉぉお、
こっ、これ以上私を目立たせんなァァァ……!!!
「あああああぁぁぁ……!」
「今や王都で、アンティ様の御活躍を知らぬ方は少ないでしょうからな……ほっほっほ、大変誉高いことでございますな」
「まぁ〜〜♪ 王都に住む恋人たちの新しい待ち合わせスポットになりますねぇ〜〜♪ すごいですよ、アンティさんっ♪ 有名な観光スポットになりますよぉ〜〜♪♪」
「アンティ! 凄いね! よかったね!」
「ぬぉおああああぁぁぁぁ……!」
「しかし、大人の男性像から少女像を造形し直す事となりますので、かなりの量のアダマンタイトの余剰資源がでるとの事です。店長様は、その削り出した金属の撤去に一苦労していると──そう、お聞きしております」
ぜひ、私の像ごと撤去してくれ……。
ヒゲイドさんに、何て説明すりゃいいんだ……。
よぉぉし…………………、黙っとこ。
「しかし、アンティさん……よくこの部屋に入れましたねぇ〜〜! こちらの"王室図書館・分館"は、高度な結界魔法がかけられていたはずなのですが……?」
「そ……なん…………すか………」
あまりの観光スポット情報に、まるで元気がでねぇ。
「……ふむ。ワタクシもつい先ほど、ベッドの横に備え付けられたクラスカードを拝見しましたが──どうやらアンティ様とマイスナ様は、この部屋に主と認められているようですな」
「「──!」」
おヒゲにホットサンドのパンくずを付けたジィヤさんが、ちょっと希望になりそうな話をしだしたわ!
あ……私たちの目線で、
自分のおヒゲにパンが付いている事を察したみたい。
綺麗な白のハンカチは、
同じ色の手袋をした右手によって、
上品に取り出された。
「……これは失敬。ふきふき。
いやはや……ワタクシめも、何故この"分館"の結界魔法が完全に解除されているのか大変不思議でございましたが……アンティ様達を見て、得心が成りました」
「あらぁ? 爺やさん、それはどういう事でしょうか?」
私も、マリーさんと同じ気持ちである。
「この"分館"は……名目上は、"架空の郵送配達職"が管理している事になっているのです」
「かくうの……」
「れたー、らいだー……?」
……???
「──左様でございます。
御二方は、"郵送配達職"がいつ誕生したか、御存知ですかな?」
……!
ふるふる、と首を左右に振る。
「まぁ♪ 楽しそうなお話ですわねぇ〜〜♪♪」
マリーさんの促しに、
ジィヤさんの黒縁メガネが、キラリと光る。
私も"郵送配達職"のはしくれだ。
んなコト言われて、気にならないはずがない。
「ふふふ……おっほん。
"配達職"という七番目の大クラス職が生まれたのは、今から──約700年前だと言われています」
「──ななひゃくねん!?」
「──そ、そんなにですかっ!?」
アンマイびっくり!
「ほっほっほ……! その他の職は、それよりも前からあったのですぞ……? が、約300年前より、"配達職"という職は衰退を始めてしまいます」
「「……!」」
マイスナの住んでた御屋敷で発見した、シンエラー教授の書いたと思われる文書ファイルを思い出す。
シンエラー教授の親友の配達職……まさに300年ほど前の人のはずだわ。
確か……その当時の王族の人が、配達職という職種を凍結すると決めたんだっけ……。
つまり、700年前から300年前の400年間、
私たちのご同業は活躍してたってワケだ────。
「この"王室図書館・分館"は、本館の書庫より、スペースの問題で溢れ出た資料や書物の保管、または傷んだ書籍の修繕のために建造された区画でございます」
「「……!」」
「ジャンル的に弾かれた絵本なども保管されておりますが……ここにある歴史書や帝王学書物などは、紛失する訳にはいかぬ、とても重要な物ばかりです」
王様御用達の図書館に入りきらなかった本が、集まって出来た部屋ってことよね……!?
「こちらの部屋の結界術式は、大奥様……つまり、王太妃様と、大司教マザー・レイズ様が構成したとお聞きしております」
……!!
マザー、レイズ……!
「おーたいひ、さま……?」
「ふふ、マイスナさん? 王太妃様は、王のお母様の事ですよぉ〜〜♪ 王女様の、お祖母様に当たるお方ですぅ♪」
「王様のお母さん……!」
「この王室図書館・分館の結界魔法は、どうやら……かなり特殊な仕様になっているようでございまして。ワタクシも明るくはないのですが……とあるクラス職の情報を登録することにより、術式の位を上げているようなのです」
「クラス職を、登録……ですか」
「左様でございます。当時のセキュリティレベルを高めるため、マザー・レイズ様と大奥様は、一番使われていない中クラス職を、術式の権限者として取り入れたのです」
「……! それって!」
「ほっほっほ。ワタクシめが持っているこの鍵は、一時的に郵送配達職の権限を行使するための術式が込められているのでございます」
「「……!!」」
ジィヤさんの見せてくれた大きな鍵には……、
「〒」のマークが彫金されている……!
私たちの首輪のマークと、全く同じものだわ……!
「この分館は、この鍵で限られた時間のみ解錠できるのですが……今現在は、アンティ様とマイスナ様のクラスルームカードによって、完全解錠されているようでございます」
「そうなん、ですね……」
「私たちが居れば、あきっぱなしですか?」
ジィヤさんはコクリとうなずき、
逆に私はヒヤリとする。
今、クラスルームカードには、
私と……マイスナの名前も表示されているからだ。
プレミオム・アーツを完全複製した事が、
バレてしまうかもしんない……。
「時にアンティ様、マイスナ様。
御二方様のクランには、
何名様のメンバーが加入されているのか、
お聞きしてよろしいですかな──?」
「えっ……!? あの……」
「ふたりです。"レターライダーズ"は、
私たち二人だけのためのクランです」
マイスナが明確に答えてくれる。
「なるほど……!
それでクラスルームカードが、
連名表示になっておいでなのですね……!」
「「え……?」」
「ふふふ♪ アンティさん、マイスナさん?
クランメンバーが上限二名でバディ登録されている時、クランマスターとサブマスターは、どんな時でも勝手にパーティ登録されちゃうんですよぅ♪」
……???
「冒険者を危険に晒さないように、2名だけのクランは半強制的に共に行動するよう、ギルドカードシステムがサポートするんですぅ〜〜♪」
「そうなんですか!」
「いっつもパーティ!」
「ソロの冒険者とクランとでは、目標とする報酬が高額に変化するために無茶をするメンバーが後を絶たないのでございます。ギルドカードシステムを作った先人達は、その事に鑑みて、このような術式を組み込んだのでしょう」
「私もプレミオムズの方が、2名上限のクランに所属しているのは、初めて見ますぅ〜〜♪ クラスルームカードはギルドカードシステムを基礎にしているので、勝手におふたりをパーティとして入室させてしまうようですねぇ〜〜♪♪」
「ほぁー……」
「いっつもアンティと一緒!」
……ということは、ヒゲイドさんは、
ここら辺の事情をわかった上で、
私たちを2人だけのクランにしたワケね……。
あの人……すっげぇ考えて立ち回ってるなぁー!
いや、つか……。
あのクラスルームカードに連名表示されてんのは、この話に関係なく……。
ただ単にプレミオ厶・アーツを無断で完全複製しちゃっただけだと思うんだけども……。
「え、と……私たち、ここを使っていいんでしょうか」
ちゃんと、聞くことにした。
「あまり、よくはありませんねぇ〜〜♪」
マリーさんは、はっきり言ってくれて、
逆にありがたい。
「ふむ……そうですなぁ。
この分館には、機密書類も多く保管されております。
ワタクシめはアンティ様の人柄と人助けの精神に、一定の評価を持っておりますが……推奨される状況ではございません」
ふぅ……そりゃそーよね。
どこの馬のホネともしらん食堂娘を、
王室管理の図書室に突っ込んでいいはずがない。
「マイスナ……いいよね?」
「ぶぅー、しゃーない」
「はは……」
マイスナ、いい子。
「──わかりました。本来の私のクラスルームがあるんですよね? そちらに移ろうと思います。ベッドが豪華すぎて、何かおかしいと思ってたんです」
「まぁ……アンティさんにはご迷惑をおかけしますぅ。恐らく、私たちギルド側の監督不行き届きだと思いますので……♪」
ほっ……。ちょっと安心したわ。
人には、分不相応ってヤツがあんのよ。
中身は食堂娘の黄金の義賊が、
こんな貴重な本に溢れた空間を、
宿屋代わりに使っていいハズないじゃんね。
「ふむ……アンティ様が明日のパーティに招待されておりますのは、ワタクシめも把握しております。もしクラスルームの片付けが間に合わない場合、こちらでお部屋をご用意させていただきとうございます」
「あー、ありがとうございます」
「お部屋、すぐ移動する……?」
マイスナがしょぼんリアクションをすると、
ジィヤさんから待ったがかかる。
「その事ですが──少々、お待ち頂けますでしょうか」
「「??」」
「先ほど申し上げました通り──この王室図書館・分館は、アンティ様方が滞在する時間だけ、完全解錠されるようでございます。実はワタクシめは、この図書館より本を探している途中でございまして──」
「あ、なるほど! 探している間だけ、ここにいればいいんですね?」
「はい。大変恐縮なお願いなのですが……」
なぁーんだ。それくらいお安い御用よ!
マイスナが、ジィヤさんに語りかける。
「私たちも、いっしょに探すよ? ね? アンティ」
「そうね! よければ、お手伝いさせて下さい」
「ほほ……そうですね。こちらのリストなのですが……」
ペラリ……。
ふむふむ。
本のタイトルが、10冊ほど箇条書きされているわ。
「この中から探すのには、かなりかかりそうですけどねぇ〜〜♪ 誤字のチェックや修繕にも回さなくてはいけませんし……」
「そうですな……いやはや。ワタクシめも甘く考えておりましたな……」
「あー、いや、たぶんだいじょぶです!
ちょっと待っててください?」
「「……はい?」」
マリーさんと、ジィヤさんの声が重なる。
(クラウン、たのむ)
『────レディ。
────不可視アナライズカードによる:
────図書館全体のスキャニングを開始。
────全ての書籍を:リスト化します────。』
ヴ ォ 、
ヴ ォ 、
ヴォヴォヴォヴォヴォォオオオオンンン・・・!!!
マリーさんとジィヤさんには見えないだろうけど、
今、全ての本棚を、
大量のアナライズカードが透過しております。
────PON☆
『────リスト化完了。
────3,733,226冊。』
はやいね!
だいたい5秒くらい。
〘------こっちにもデータ;回すのんなぁ☆
------視覚情報に該当書籍をマーカーするのん☆〙
──ピ、ピ!
私とマイスナの視覚に、
本棚が番号分けされた情報が重なって投影される。
あ、あの光って表示されてんのが、
ジィヤさんの探してる本ね。
「マイスナ、そっち側たのむー」
「はーいっ」
きんきんきん。
ギンギンギン。
えーっと、これとぉ。 ──トス。
あ、上のもか。 ──トス。
次の本棚の18段目と。 ──トス。
む、高いな。ジャンプ。 ──キン!
あ、2階の方にもあるわね。 ──トス。
「アンティ、本棚の奥に探してる本おちてる」
「まじかぁ」
マイスナも本を五冊くらい持ってるので、
ほとんど探し終えたみたい。
その本棚の裏か……。
ジィヤさん達からは、死角になってるわよね……?
(えいっ!)
きゅぅうううん──・・・!
バッグ歯車、投げたった。
吸い込む。
────トス。
はい。
「これで全部だと思います」
「あげる」
「…………………」
「…………………」
「アンティ、この本の14ページと138ページ、字が間違ってるよ」
「あら……ほんと。こっちの247ページもだわ……」
王室の本でも、誤字ってあるのねぇ……。
『────今:アンティの持っている書籍は:
────12箇所:記述間違いを確認できます。』
「この一冊で、12箇所も間違ってる!? そ、そうなんだ……」
「………………」
「………………」
「アンティ、この本、ここが破れてる」
「うわぁ」
「直す?」
「あっ、いや……勝手にしちゃマズイでしょ……」
「…………。あの……アンティさん達は、直せるんですか……?」
マリーさんに聞かれた。
「はい? あー、これくらいなら……たぶん、すぐに」
「割って貼り直すだけだよ」
「…………。……お願い、できますか?」
「あ、やっちゃいます?」
「すぐだよ。そこに材料あるもん」
マイスナの言う通り、
そこの作業台の上にある厚紙は、
この本の破れている所と同じ材質だ。
だってクラウンの分析でわかるもん。
「えいっ」
パリっ。
「「……!」」
マイスナが、破れてる所を一気にひっぺがした。
こらぁ、あんたね。
物質を分解できるからって、
そんな一瞬で剥がすやつがあるかぁ。
「ほれ、こっち向けんかぃ」
「アンティ、のり付けすぎじゃない?」
いや、はみ出したのりとか全部、
ミニミニバッグ歯車で吸い取りますやん。
常時最適量っすよ。
──パッ、ピシッと、ペシり。
ん、綺麗に貼れた。
体ん中にゴールドフレームと、
シルバーフレーム入ってるかんね、私たち。
手元は全くズレないわよ。
超、精密作業っすわ。
のり乾くの待つのヤダな……。
バッグ歯車で水分抜こう──。
きゅいいんいん。
「──はい、マリーさん。ほら、綺麗になったでしょう?」
「協力プレイだ」
マリーさんに、本、渡す。
……。
マリーさん、ジィヤさんに、本、渡す。
────ガッシィイイ………!!!
「「……ッッ!?」」
肩、掴まれた。
マリーさんが、凄い形相でこちらを見ている。
さっきまでホワホワしてたのに、何だこの眼力は。
ギリリっ……!
ドラゴンと天空クジラのヨロイに、
受付嬢の爪が喰い込んだ気がすゆ。
「……ジィヤさん、どうですか」
「……………全て、合っております。
これは…………驚きました」
「アンティさん、マイスナさん。
今日は、ここに泊まりなさい」
「「ええっ!?」」
なんでやねんな。
「……ジィヤさん。いいですわね?」
「……もちろんでございます。ワタクシとしても、
有能な人材を放し飼いにする気は毛頭ございません」
……ぅん?
今、放し飼いって言いました?
「──いいですか? お二人共。
私は今から、
全ての受付嬢スキルを使い、
上に掛け合い、あなた達が、
ここを使えるように取り付けます」
「ちょ! ちょ! なんっ──!?」
「ここ使えるの!」
「私がそうさせます。えぇ……させますとも。
あなた方は、私達が心より求めている人材です」
「ほっほっほ……!
王室への根回しは、
このジィヤめに、お任せくださいませ……!」
「ふふ、ふ……、うふふふふふふ……!
とんだ拾い物をしたものです……」
なっ、なんだ? ナンダっ!?
マリーさんの目が怖ぇぞ──っ!?
これはっ……!? か、狩人の目っっ……!!?
「アンティ……なん、か、怖い……」
「あ、あの……マリーさん……?」
「──私の全てをかけて、
ここを使用可能にしますから、
たまにお仕事、手伝ってください。
ね? ね? いいよね?
手伝うって言え」
ぎりぎりぎりぎり……ッッ!!
「「……」」
私たちの肩から、有り得ない音が出ている。
「マリーさん……マリーさん、おちつこ……ね?」
「は、離してほしいです……」
「
良 い お 返 事 が 、
い た だ け れ ば 、
い つ ま で も 、
離 し ま す わ ?
」
……、……。
「た…………たすけてぇー……!」
「ブルブルブルブル……」
「にょきっとな☆」
「くゆーっ♪」
「ほっほっほ! おや、こんにちは」
勇者さん?
この人……どうにかして?
【朗報】アンマイ、王室図書館アルバイト合格
⊂⌒っ´ω`)っ.*・゜










