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精霊聴取 〆

Twitter見てると、

イラスト描いてくれたり3Dモデル作ってくれたりしてて嬉しいかぎりです……!

.˚‧º·(°இωஇ`°)‧º·˚.Thank you……!


久しぶりに「勝手にランキング」見たら、

まだ9位にいて正直ビビりました……!!

((((;゜Д゜))))もう50位くらいだと

思っていたのに……!

ありがたいお話でさぁ……!( ;⌄; ).*・゜


こりゃアブノさんにも頑張ってもらわねぇと……!

↑え



 途中で、お開きになった。

 理由は簡単で、朝になりかかっとるからである。

 かなり、えげつない内容が盛りだくさんだったので、

 時間なんて、あっという間に過ぎてたんだわ……。



「アンティ。私、お皿片付けるの手伝ってくるね」

「あ……うん、私も……」

「だーい、じょーう、ぶっ!」

「ええぇー」



 マイスナが優しい笑顔で向こうへ行く。

 彼女が私と別行動を取るのは珍しい。

 私とクラウンが、畳の上でポツリと、

 隣同士で座っている。


 あ、なるほど……。

 ゆっくり、話をしろって事かな……?

 気遣いの、すんばらしい敵役(かたきやく)さんだわ。

 オクさん様様。

 ちょっと……甘えよっかな。



「……」

『──:……。』



 なんだかなぁ……。



「困ったねぇ……」

『────困り:ましたねぇ……。』

『>>>……話の規模が、デカすぎるんだよォー……』



 あ。先輩も横、おったわ。

 ごはん机に突っ伏してる。

 金ピカ三人組である。



『────かなりの:情報開示がありました。

 ────しかし:まだ重要な点が:

 ────幾つか判明していないのも:事実です。』

「いや、つか、あんたさ……?」

『────はい。』

「その……だいじょぶ、なの……」

『────。』



 クラウンと、目が合う。



『────正直に発言すると……:

 ────どう困っていいのか:

 ────わからない:というのもありますね。』

「あー……、そーよねぇ……」

『>>>いきなり"神様"だって言われても、な……?』



 先輩が上体を起こす。



『>>>何にせよ、アンティ。きみを……いや、"きみ達"を。ぼく達は今まで以上に、守っていかないといけないね』

「──え?」

『────心より:同意します。

 ────気を引き締めなくては。』

「ちょ……どういう事よ」



 なんだなんだ?

 か、過保護夫婦の誕生かな……?



『>>>ロザリア……じゃないか。"ヒューガさん"達に聞けなかった事は、クラウンちゃんが言った通り、まだ幾つかある。

 >>>何故、クラウンちゃんは記憶を失っているのか。

 >>>何故、ぼくは"FRIDAY-Server"になってしまったのか。

 >>>何故、"彼"とぼくは、苗字が一緒なのか……』


「……!」



 "ジュンヤ・オウノ"……"キングマン"。

 偶然なんかじゃ──ない。



『>>>他にも……何故、ぼくたちが"召喚"されたのかとか……まぁ色々あるんだけどさ……。一番気になってるのは──…… 』



 チラリと、私を見る。

 もう、言いなさいよ。



『>>>……。──きみとマイスナが死んだ時に……"サーバー"が、どのような影響を世界に与えるか、だ……』

「……っ!」



 私……"私たち"が、

 死んだ……時?



『────アンティ。私とカネトが:

 ────この世界を管理する"サーバー"という:

 ────存在なのだとしたら──。

 ────"電鎖(でんさ)歯車法(はぐるまほう)"に依存している私とカネトは:

 ────あなたの消滅によって:

 ────機能しなくなるかもしれません……。』



 ……!

 ……。



「あ、ははは……。──ねぇ。

 私が死んだら、世界が滅ぶ……、

 とか、言い出さないわよね……?」


『────:……。』

『>>>…………』


「か〜ん〜べ〜ん〜よぉ〜〜……」


『────その可能性を:拭えません。

 ────この件については:追求するつもりです。』

『>>>本当にもし、そうなのだとしたら……ぼく達は、きみから"独立"する必要がある』


「はァ……。世界の命運を担った食堂娘なんて……シャレにもならないわ?」



 机に、ひじ付いたった。



『>>>"サーバー"の消失が、こっちの世界にダメージを与えるのは、間違いないと思う。だから……サンドマンは、アッパーを造ったんだ。そして、自分を砂の怪異にまでしても……』

「……! ……」

『────:……カネト。』

『>>>……っ! ゴメン……』



 …………。



「必死に、生きようとしたのね……」

『────:……!。』

『>>>……』

「だから、生まれてきたのね……」



 ──目を、閉じる。

 不思議な、感じだった。

 受け止めるって、こういう事。



『────お願いが:あるんです。』



 可愛らしい事をクラウンが言ってきた。

 先輩と私が、彼女の方を向く。



『────あのエメラルドを使って:

 ────何かを生み出して欲しい。』


「……! クラウン……」


『────今の私には:あなたの悲しさが……解ります。

 ────理解:できる……。

 ────好きな人や:大切な人がいるから──。』


「──」

『>>>──』


『────私は多分:最初は……。

 ────生き物ではありませんでした。

 ────しかし:今は違います。

 ────彼だって:同じです。』


「……!」



 "アッパー"……。

 ──そう。彼は、生きてた。



『────あなたは:届ける仕事をしている。

 ────上手く:言えませんが……:

 ────"ふさわしい"と:思うのです……。』


「クラウン……」


『────私が彼なら:

 ────そうして欲しいと:思うから──。』



 クラウンは、私の手を持って、微笑んだ。

 私は、視界が(うる)んでくる。

 彼女はもう、生き物だ。

 彼だって……だから!



「……わ、わかったわ!

 最高のプレゼントに、してやるんだからぁぁ……!」



 私も、握り返して、そう言う……!

 必ず……届けてやんわよ……っっ!



『────お願いします:アンティ──。』

「……ま! っかせなさいっ……!」



 ────もうすぐ、朝になる。






〘#……カネトキ、ローザが日本酒をラッパ飲みしている。止めるのを手伝ってくれ……〙


『>>>なぁにしてんだァ!! あの自称・精霊王さまはっ……!!』


「……」

『──……。』



 だ……、大事なこと話せて、ホッとしたのかな……?



『>>>あー……じゃ、また後でね! 先生、"シルバーグレイ"ですか? よいしょ……』

〘#……ああ。あの飲み屋は、既に王女の寝室だ……〙



 先輩は、やれやれ、といった感じで、

 先生を追って、わたり廊下に出ていった。



「しまらないわねぇー……」

『────ふふふ……:ですね。』



 クラウンと私。

 いつまでも、一緒だといいな。









『>>>…………』

〘#…………〙

『>>>参りましたねぇ……』

〘#……全くだ。しかし、重要な事が判明していない〙

『>>>ぼく達の……事ですか?』

〘#……それもある。が……そもそも、だ〙

『>>>……?』

〘#……歯車法(はぐるまほう)とは……何だ?〙

『>>>──……!』

〘#……"はぐるまどらいぶ"に、"歯車法(はぐるまほう)"。出来すぎている(・・・・・・・)──……そうだろう?〙

『>>>………………』


〘#……カネトキ。私たちが確認しなければならないのは──、

 #──" 能力おろし(・・・・・) "とは何なのか。

 #……そして──" 身体の流路化 "について、だ……〙


『>>>──ッ、……!』

〘#……さぁて……あの王女殿が、ベロンベロンになっていなければよいが──……〙

『>>>あぁくそっ……! 朝っぱらから、飲みだすなっての……!』






〘------ベロベロ;ぶぁぁぁぁ────……っ☆☆☆〙


「にょ、にょきっとなぁ……」

「か、かんかーん!」





 ──夜が、明ける──────。






まきだまきぃ!((((๑´∀`๑))))

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