精霊聴取 ⑧ しゃーしーえー
(✧д✧)+
↑今日思いついた事を書く気満々の顔
『──いやああああああ!!!』
『おちついて……落ち着きなさい!!』
『ど、どうなったの──!? リンクが切れたわ!?』
『落ち着いて!! なん……通信が……四基しか……!?』
『サーバー機能は……生きてる!! ジュンヤからメッセージが入ったよ!』
『バカな……』
『クラウンを停止して! あの子……!!? 何故……』
『生命反応を……感知できない。再起動する』
『顔が……浮かんでいたのよ……!』
「サンドマン、サンドマン!! ヘイ、聞こえるかぃ!? ドッキングできたかい!? クラウンはっ──!?」
『くそ……では……サブに……ふたつ、とも……』
『まずは連結しましょう。周回軌道からはズレては……、!? な、にコ……』
『体が……おかしい。光の束が流れてる』
『オーケー、おちついて。オーケー私、オーケー……』
『一部、通信を復旧した。クラウンを抑えた。済まない……』
『サンドマン!? クラウンは──その子がやったの──!?』
『違う……違うんだ……。……すまない、済まない…………』
『視界にノイズが入る。こんな事は有り得ない』
『見て………………見て……! 星の色が………違うッ……!』
『大きさは、同じよ……』
『ありえねぇって……周りの天体図が、一致しねぇ……』
『やめて……やめて……! おかあさん……っ!』
「……オーライ、まずは集合しよう……。君のサーバーを視認した。ハロー、マンデー……」
『夢、だよね……』
「シゼツ、シゼツ……! 大丈夫かぃ!?」
『やっ……ぱり、この体。おかしいよ……』
『見えた? 答えて』
『……ウェイト』
『出血しない。調べなければ』
『ジュンヤ、一番生身が残っているのは……』
『食べ物はお兄ちゃんだけが食べて。全て』
「……、……」
『汚染……されていた、と……!? どちらも……?』
『──やったのは、その子よ!! だって、そうじゃない……、……』
『……視覚に情報が混ざってくる。コイツはパネェ』
『リンクしてるんだ。たぶん……厳しいぞ』
「連動してるんだ……」
『バカ言わないでぇ……』
「────:::::::/ ウェイク:アップ。
────クラウン・レディ:再起動します。」
「……」
「────ジュンヤ?。」
「……やぁ」
「────私は……何故:停止していたのですか。」
「……! 待って! まだ動かない方がいい……」
「────:む……。
────簡易自己診断:完了しました。
────私のボディの一部が:
────機械式になっていますね。」
「……」
「────私は:壊れてしまったのですか?。
────皆さんは……。」
「大丈夫だ、みんな生きてる。生きてるから……」
「────ジュンヤ?。」
「大丈夫……大丈夫さ……」
「────ひとつ:尋ねてもよろしいでしょうか。」
「なんだぃ?」
「────今:外部集積カメラの:
────ホログラムに接続しました。」
「──……!」
「────ジュンヤ。
────このオレンジ色の星は:なんですか?。」
⚙
『────教えて……下さい。』
クラウンは、畳の上で、正座を崩さない。
私と初めて合った頃より、
とっても……人間らしい身体になった。
でも、今の私の目には……。
クラウンが、まるで。
動けない人形のような……。
すごく、苦しそうに……映ったんだ。
『────教えてください:
────シゼツ……。ヒューガ。』
──立とう、私は。
『────私が……。
────"カネトの世界"を:滅ぼした?。』
──素足で、畳の上をドカドカ歩く。
マイスナが、ちょっと慌てて、ついてきた。
クラウンを、先輩と挟むように、
そばに、ドカッと座った。
『────全ての:諸悪の根源は……私ですか?。』
ショートパンツで、あぐらをかく。
視線の先は、みんないっしょ。
私と先輩も、じっと……シゼツ達を見る。
大人ローザ……ヒューガさんは、目を閉じている。
『『 ……ちがう 』』
シゼツは、ハッキリと言った。
ヒューガさんは、目を開けて、
まっすぐに、クラウンを見た。
〘------ぇえ;そうね……☪︎
------今だから……言えます-☪︎
------あれは……あなたのせいではないわ……☪︎〙
"今だから"……。
それは……"昔は言えなかった"、って、
そういう事……かな……。
『『 多元拡張現光体の拡張子原盤は、二枚の複製が製作されていたの。そのサブ原盤のふたつともに……"反吐が出るプログラム"が混入されていた 』』
シゼツが痛烈な言い方で、真実を口にする。
〘#……どんな、プログラムが……だね?〙
『『 世界をリセットするプログラム 』』
……言ってる事が、よくわからない。
『『 私たちの時代の宗教団体もね……? けっこう、財力や人材を囲っている所があったの。サンドマンの国は、その団体に連なる政治家が何人かいて……。オリジナルの複製に使用された施設は、その団体の持ち物だったらしくて……研究室の人間も出入りしてたって 』』
〘------サンドマンの研究は;
------膨大な資金援助と;
------それを研究する場所が必要でした……☪︎
------協力者の全てが;
------クリーンな企業とは言えなかったのです……。〙
意味が……わからない。
世界を作り変える作戦なのに、
なんでそんな事が起こり得るの?
〘#……君たちは、大きなミッションを進行する為に、ありとあらゆるチームを掻き集めた。しかし、その中に……常識を逸脱した考えを持つ存在が、紛れ混んでいた……〙
〘------クラウンの身体を作り直したアナライズカードと、地球に射出したアナライズカード……。このふたつの拡張子原盤には、地球上の生命を構成する物質を、事実上……崩壊させるプロセスが組み込まれていました-☪︎〙
『『 "紀元前計画"ってタイトルしてあってね……。バカみたい 』』
『────きげ……。』
『>>>……なぁ、それってさぁ──』
いつも察しのいい先輩が、
何かに気づいて、発言する。
『>>>──" 地球、やりなおそうぜ? "って。そういうノリのヤツだよな……?』
〘#……やれやれ……〙
「アンティ……私、よくわかんない……」
「……うん。私もだから、だいじょぶよ……」
先生が、大きなため息をした。
〘#……宗教団体全体を悪く言うわけではないが……そんな思想を持ったヤツらは、カルト団体と言って、過言ではないな……〙
『>>>……なぁ、ローザ』
〘------なんでしょう-☪︎〙
『>>>……ここは、" 未来の地球 "か?』
この質問に、シゼツとヒューガさんは、
一度、顔を見合わせた。
〘------わからない;んです-☪︎〙
『>>>わからない……?』
〘------はい……☪︎
------サンドマンやジュンヤ;それにアップルは;
------" 似て非なる世界 "だと言っていました-☪︎〙
〘#……似て、非なる……〙
「にょき」
シゼツが、
いつも箱庭でご飯たべる時に使う机の上に、
うさ丸を乗せて、そこにあごを置く。
「にょや」
『『 ……さっき、"クラウンが地球を滅ぼしたか"、って聞いたわね? 』』
『────!。
────は:い……。』
『『 私は──逆だと思う。クラウンがいなかったら、汚染されたアナライズカードは……そのまんま投下されて、地球上の生命体はリセットされてた 』』
『C7:怖すぎにゃん……』
〘------私も今では;そう思っています-☪︎
------重要なのは;
------"紀元前計画"というバカげたプロセスが;
------ジュンヤの作ったシミュレーターゲームと;
------クラウン……あなたを通して実行された;
------という事です。〙
『C3:な、長くなりそうなので、お茶入れてきますミャン!』
『C5:む、ご一緒するニャ……!』
──ドタタタタタ……。
『────どういう:事でしょうか。』
『『 つまりね──……? あなたは"地球"じゃなくて、"ゲームの世界"をリセットしちゃったのよ 』』
『>>>──ッッ!!』
〘#……ッッ!!〙
〘------そう……そして、"リセットした世界"の方に、舞台を移してしまった……☪︎〙
……?
舞台が……"うつる"??
『『 お兄ちゃんは言ってたわ。クラウンがやったのは、世界を滅ぼすのとは真逆の事だって。クラウン。この世界はね──ジュンヤお兄ちゃんや私たちが作ったゲームを元に──、
──あなたが生み出しちゃった世界なのよ 』』
『────:……………。』
──10秒経過。
『────…………?????。』
「──は、はいっ──!!」
──私、思わず手をあげましたっっ!!
『『 はいっ、アンティさんっ! 』』
「にょわ!」
「いや、あの……正直よくわからん。
よくわからんけど──」
──ごくっ……。
「 私のスキルっ娘が……、
──" 私達の世界を創造した "、
みたいに聞こえんたんですケド──…… 」
……。
『『 もぉー! だからそう言ってんじゃ──ん! 』』
「にょやー!」
『C3:おっ、お茶入れてき、ガっ、ミャハ────ッッ!?』
『C5:ミャ、ミャナミ殿っ!?』
どぐしゃガンがラがっしゃ──ん!!?
バリーィン!!
ゴロゴロ……。
『C4:……ミャナミにドジっ娘属性ついたにゃ』
「くゆーっ」
(´・ω・)シーニャちゃん服きてるかな










