表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
651/1216

精霊聴取 ⑧ しゃーしーえー

(✧д✧)+

↑今日思いついた事を書く気満々の顔




『──いやああああああ!!!』

『おちついて……落ち着きなさい!!』

『ど、どうなったの──!? リンクが切れたわ!?』

『落ち着いて!! なん……通信が……四基しか……!?』

『サーバー機能は……生きてる!! ジュンヤからメッセージが入ったよ!』

『バカな……』

『クラウンを停止して! あの子……!!? 何故……』

『生命反応を……感知できない。再起動する』

『顔が……浮かんでいたのよ……!』

「サンドマン、サンドマン!! ヘイ、聞こえるかぃ!? ドッキングできたかい!? クラウンはっ──!?」

『くそ……では……サブに……ふたつ、とも……』

『まずは連結しましょう。周回軌道からはズレては……、!? な、にコ……』

『体が……おかしい。光の束が流れてる』

『オーケー、おちついて。オーケー私、オーケー……』

『一部、通信を復旧した。クラウンを抑えた。済まない……』

『サンドマン!? クラウンは──その子がやったの──!?』

『違う……違うんだ……。……すまない、済まない…………』

『視界にノイズが入る。こんな事は有り得ない』

『見て………………見て……! 星の色が………違うッ……!』

『大きさは、同じよ……』

『ありえねぇって……周りの天体図が、一致しねぇ……』

『やめて……やめて……! おかあさん……っ!』

「……オーライ、まずは集合しよう……。君のサーバーを視認した。ハロー、マンデー……」

『夢、だよね……』

「シゼツ、シゼツ……! 大丈夫かぃ!?」

『やっ……ぱり、この体。おかしいよ……』

『見えた? 答えて』

『……ウェイト』

『出血しない。調べなければ』

『ジュンヤ、一番生身が残っているのは……』

『食べ物はお兄ちゃんだけが食べて。全て』

「……、……」

『汚染……されていた、と……!? どちらも……?』

『──やったのは、その子よ!! だって、そうじゃない……、……』

『……視覚に情報が混ざってくる。コイツはパネェ』

『リンクしてるんだ。たぶん……厳しいぞ』

「連動してるんだ……」

『バカ言わないでぇ……』










「────:::::::/ ウェイク:アップ。

 ────クラウン・レディ:再起動します。」


「……」


「────ジュンヤ?。」


「……やぁ」


「────私は……何故:停止していたのですか。」


「……! 待って! まだ動かない方がいい……」


「────:む……。

 ────簡易自己診断:完了しました。

 ────私のボディの一部が:

 ────機械式になっていますね。」


「……」


「────私は:壊れてしまったのですか?。

 ────皆さんは……。」


「大丈夫だ、みんな生きてる。生きてるから……」


「────ジュンヤ?。」


「大丈夫……大丈夫さ……」


「────ひとつ:尋ねてもよろしいでしょうか。」


「なんだぃ?」


「────今:外部集積カメラの:

 ────ホログラムに接続(アクセス)しました。」


「──……!」



「────ジュンヤ。

 ────このオレンジ色の星は:なんですか?。」






挿絵(By みてみん)










       ⚙











『────教えて……下さい。』



 クラウンは、畳の上で、正座を崩さない。


 私と初めて合った頃より、

 とっても……人間らしい身体になった。


 でも、今の私の目には……。

 クラウンが、まるで。

 動けない人形のような……。


 すごく、苦しそうに……映ったんだ。

 


『────教えてください:

 ────シゼツ……。ヒューガ。』



 ──立とう、私は。



『────私が……。

 ────"カネトの世界"を:滅ぼした?。』



 ──素足で、畳の上をドカドカ歩く。

 マイスナが、ちょっと慌てて、ついてきた。

 クラウンを、先輩と挟むように、

 そばに、ドカッと座った。



『────全ての:諸悪の根源は……私ですか?。』



 ショートパンツで、あぐらをかく。

 視線の先は、みんないっしょ。 

 私と先輩も、じっと……シゼツ達を見る。

 大人ローザ……ヒューガさんは、目を閉じている。



『『 ……ちがう 』』



 シゼツは、ハッキリと言った。

 ヒューガさんは、目を開けて、

 まっすぐに、クラウンを見た。



〘------ぇえ;そうね……☪︎

 ------今だから……言えます-☪︎

 ------あれは……あなたのせいではないわ……☪︎〙



 "今だから"……。

 それは……"昔は言えなかった"、って、

 そういう事……かな……。



『『 多元拡張現光体の拡張子原盤は、二枚の複製が製作されていたの。そのサブ原盤のふたつともに……"反吐が出るプログラム"が混入されていた 』』



 シゼツが痛烈な言い方で、真実を口にする。



〘#……どんな、プログラムが……だね?〙

『『 世界をリセットするプログラム 』』



 ……言ってる事が、よくわからない。



『『 私たちの時代の宗教団体もね……? けっこう、財力や人材を囲っている所があったの。サンドマンの国は、その団体に連なる政治家が何人かいて……。オリジナルの複製に使用された施設は、その団体の持ち物だったらしくて……研究室の人間も出入りしてたって 』』


〘------サンドマンの研究は;

 ------膨大な資金援助と;

 ------それを研究する場所が必要でした……☪︎

 ------協力者の全てが;

 ------クリーンな企業とは言えなかったのです……。〙



 意味が……わからない。

 世界を作り変える作戦なのに、

 なんでそんな事が起こり得るの?



〘#……君たちは、大きなミッションを進行する為に、ありとあらゆるチームを掻き集めた。しかし、その中に……常識を逸脱した考えを持つ存在が、紛れ混んでいた……〙


〘------クラウンの身体を作り直したアナライズカードと、地球に射出したアナライズカード……。このふたつの拡張子原盤には、地球上の生命を構成する物質を、事実上……崩壊させるプロセスが組み込まれていました-☪︎〙


『『 "紀元前計画"ってタイトルしてあってね……。バカみたい 』』



『────きげ……。』

『>>>……なぁ、それってさぁ──』



 いつも察しのいい先輩が、

 何かに気づいて、発言する。



『>>>──" 地球、やりなおそうぜ? "って。そういうノリのヤツだよな……?』


〘#……やれやれ……〙



「アンティ……私、よくわかんない……」

「……うん。私もだから、だいじょぶよ……」



 先生が、大きなため息をした。



〘#……宗教団体全体を悪く言うわけではないが……そんな思想を持ったヤツらは、カルト団体と言って、過言ではないな……〙


『>>>……なぁ、ローザ』


〘------なんでしょう-☪︎〙


『>>>……ここは、" 未来の地球 "か?』



 この質問に、シゼツとヒューガさんは、

 一度、顔を見合わせた。



〘------わからない;んです-☪︎〙


『>>>わからない……?』


〘------はい……☪︎

 ------サンドマンやジュンヤ;それにアップルは;

 ------" 似て非なる世界 "だと言っていました-☪︎〙


〘#……似て、非なる……〙


「にょき」



 シゼツが、

 いつも箱庭でご飯たべる時に使う机の上に、

 うさ丸を乗せて、そこにあごを置く。



「にょや」

『『 ……さっき、"クラウンが地球を滅ぼしたか"、って聞いたわね? 』』


『────!。

 ────は:い……。』


『『 私は──逆だと思う。クラウンがいなかったら、汚染されたアナライズカードは……そのまんま投下されて、地球上の生命体はリセットされてた 』』


『C7:怖すぎにゃん……』


〘------私も今では;そう思っています-☪︎

 ------重要なのは;

 ------"紀元前計画"というバカげたプロセスが;

 ------ジュンヤの作ったシミュレーターゲームと;

 ------クラウン……あなたを通して実行された;

 ------という事です。〙



『C3:な、長くなりそうなので、お茶入れてきますミャン!』

『C5:む、ご一緒するニャ……!』



 ──ドタタタタタ……。



『────どういう:事でしょうか。』


『『 つまりね──……? あなたは"地球"じゃなくて、"ゲームの世界"をリセットしちゃったのよ 』』


『>>>──ッッ!!』

〘#……ッッ!!〙


〘------そう……そして、"リセットした世界"の方に、舞台を移してしまった……☪︎〙



 ……?

 舞台が……"うつる"??



『『 お兄ちゃんは言ってたわ。クラウンがやったのは、世界を滅ぼすのとは真逆の事だって。クラウン。この世界はね──ジュンヤお兄ちゃんや私たちが作ったゲームを元に──、

 ──あなたが生み出しちゃった世界なのよ 』』



『────:……………。』




 ──10秒経過。




『────…………?????。』



「──は、はいっ──!!」



 ──私、思わず手をあげましたっっ!!



『『 はいっ、アンティさんっ! 』』

「にょわ!」



「いや、あの……正直よくわからん。

 よくわからんけど──」



 ──ごくっ……。





「 私のスキルっ娘が……、


 ──" 私達の世界を創造した "、

 みたいに聞こえんたんですケド──…… 」




 ……。




『『 もぉー! だからそう言ってんじゃ──ん! 』』

「にょやー!」



『C3:おっ、お茶入れてき、ガっ、ミャハ────ッッ!?』

『C5:ミャ、ミャナミ殿っ!?』



 どぐしゃガンがラがっしゃ──ん!!?

 バリーィン!!

 ゴロゴロ……。




『C4:……ミャナミにドジっ娘属性ついたにゃ』

「くゆーっ」





(´・ω・)シーニャちゃん服きてるかな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ