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ごーるでんうぃーくぽいんと(`・ω・´)キリッ



(>>>そんな……ありえない、でも……)

 

 彼は模索する。

 これまでの謎。

 これからの謎。


(>>>たくさん、ある。でも、もしかして……ぼくが思っている以上に、全ては噛みあっているんじゃないか……?)


 閃きつつある彼に、目の前に座る彼女が報告する。


『────バッググラウンドで修復していた:

 ────流路媒体が復活』

『>>>またメールボックスかぃ?』

『────いえ。

 ────″ジュンヤ・オウノ″以外の:

 ────個人振り分けフォルダは破損。

 ────修復を完了した媒体は物理領域です。』

『>>>……! アナライズカードで修復できたんだね……表示できる?』

『────展開中。』


 二人の目の前に展開していく、透明のウインドゥたち。

 数々の情報を映し出す、神秘の破片(カケラ)。


『>>>……』


 彼は、改めて畏怖を感じる。

 この、融通の効き過ぎる(・・・・・・・・)、未知の材質へ。


(>>>これは本当に……迷宮のレアアイテムなのか?)


 何故、あらゆる魔術流路と相性がいい?

 何故、現実世界でも強度をあげられる?

 何故、この世の全てと、こんなにも″互換性(ごかんせい)″があるのか────……?

 ──何故、彼女たちの身体は────……。


(>>>だめだ、今は集中しろ……)


 ″映し出している物質″から、″映し出されている情報″へ。

 彼の意識は、シフトする。


『>>>何かの……″実行プログラム″だ』

『────名称:判明しました。

 ────″誤字修正プログラム″と:ありますね。』

『>>>……? 文書ファイルなんて書き直せばいいだろ。機密性の高い文章専用の機能なのか?』

『────かなり:無茶なアーカイブ処理をされています。』

『>>>っ! ″圧縮″のほう……だよな? よほど容量の余裕が無かったのか……後輩ちゃん達に頼もう。なんせ無限の容量だ!』


「な、なによ……急に人を大食い娘みたいに」

「アンティへの愛は無限です」


『>>>オッケー、そんなの(・・・・)を読んだ後にしては元気そうだ。ふたり共、足元に埋もれているパソコンの″本体″を探して欲しい!』


「……えと? ″ぱそこん″……って、今この髪ぶっ刺してるやつじゃないの?」

「ぶっ刺さってます」


『────それは:″ディスプレイ″機構です。

 ────上階に存在したホログラムPCより:

 ────旧式だと予測します。』

『>>>あー……。ようするに……″画面のパーツ″と″機械の箱″が分かれているんだよ。そこから、のびてる流路の筋を追ってくれるかぃ? たぶん床辺りのどっかだと思うんだ……』


「あんたねー、床ちょっと傾いてんのよー」

「すべり台みたいです」


 文句を言いながらも、

 黄金と白銀の鎧たちは、探し始める。

 形は? との問いかけ。


『>>>あっ、ぼくらの世界では箱型だけど……正直わかんね』


「テキトーなダンナめ」

「テキトーなダンナです」


『────適当な夫(ダンナ)で:すみません。』

『>>>ちょっとフランクにしたらすぐこれだ……』


 かつての義賊をいじりながら、

 それらしい物を発見する。


「ここから繋がっていると思うわ。やっぱり床ん中?」

「穴がチョコチョコ空いてるだけで、箱とか無いです」


『────間違いありません。

 ────接続端子系を確認。

 ────ホログラムPC:本体です。』

『>>>予想より大きそうだ。完全な埋没型なのか……あー、後輩ちゃん? ぶっ刺してみて?』


「……髪、切らないでよかったなぁ」

「えっ……!? あ、アンティ、髪切りたい時は相談してね……」

 

 しゅるしゅると波打つ、乙女の光のような髪。

 GOLDとSILVERは、

 螺旋(らせん)を成すように組み上がり、

 ワイヤー状のケーブルとなり接続される。


『────本体のコンディションを分析します。

 ────少々お待ちを・・・。』

『>>>システム内部を視覚化するよ。コレ、でかいな……!? なんだコレ……』


 仮面と王冠はチームワークを発揮し、

 長い眠りについていた機能を取り戻していく。

 発光するコックピット。

 輝く有線式ポニーテール。

 煌めく、光の道のような片腕。


〘#……うーむ、やはり君たちの分析速度は素晴らしいな。私とローザは見習わなければならないだろう。アンティ君、マイスナ。済まないが、髪の直結をお願いしたい。カネトキとクラウン君の分析方法をモニタリングしたいのだ〙


「いいよね?」


 黄金夫妻は断らない。

 乙女たちの何割かの頭髪が、互いに接続する。


『────瞬間通信速度の上昇を確認。

 ────あなた方は:互いにインターフェイスとして機能するのですね。』

『>>>いつも思うんだけど、なぜエンコードの必要がないんだ……? 勝手に変換されてるのか……?』

『────カネト:やはりクラスタです。

 ────何機か複合接続されています。』


「アンティ、この人たち何言ってるかわかんない」

「そーね、私もよぅ」


〘------のんのーん;なんかローザ役立たずのん?☆〙

〘#……ふ、今は私もだ。優秀な教え子に頼るとしよう〙


 ──POP:UP。





 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



       誤字修正プログラム

  

      ⚙ アクセスしますか?|



 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


 

 


「なんか出たわよ!」

「この模様、はぐるまみたい」


『────アカウントを作成します。』

『>>>元となる文章ファイルはどれだ……?』





 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


  ⚙ アカウントを作成しています・・・|

  ⚙ dddddddddddddd………|

  ⚙ 上位権限者条件を確認|

        ∴1

  ⚙ 対象は22,2……いち、いち……一名です|

       1∴


  ⚙ ″ Antime-issnA ″ / 作成しました|


 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□





「な、なんかココの字、変じゃ──うぁっ……!」

「──んっ……!」


 バチッ! とふたつの視界が歪み、

 金と銀の髪が脈動する。

 高速で行われる通信は、

 光の流れとなって発現している。


『────ERROR。

 ────対象認識に機能不全を確認。

 ────アカウント作成:1。』

『>>>後輩ちゃんと紫電ちゃんを、″ひとり″として″誤認識″しているのか!?』


〘#む……済まない。私が彼女たちの直結接続を願い出たからだろうか……〙

〘------のん──???☆〙





 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


    ⚙ ログインしています・・・|


        ようこそ


     ″ Antime-issnA ″


 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□





『────システムへのログインに:

 ────成功してしまいました・・・。』

『>>>ありゃりゃ……こ、後輩ちゃんら、大丈夫……?』


「な、なんか……」

「頭、クラクラします……」




 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


  ⚙ 聖樹ネットワークに 前回の

    第三サーバーのバックアップデータが

    残っています|


  ⚙ ダウンロードしています・・・|


  [ downloading……∴ ]   56%

  [ □□□□□□□□      ]


 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□




〘------の……[ □□□□□□□□□□  ]☆〙




「「 だ う ん 、 ろ ー で ぃ ん ぐ…… 」」




『────っ!!。』

『>>>んだコレっ!? 勝手に──……!?』


〘#何が……起きている!?〙





 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


  ⚙ 第三サーバーの更新を完了しました|


 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□





「「…………、……」」


『>>>おい、アンティ!! マイスナ!! 聞こえるか!?』

『────バイタルチェック中・・・。

 ────判定:グリーン。

 ────判定:グリーン。』



〘#……ローザ。私達の方でも、マイスナ達のコンデションをチェックするのだ!〙

〘------;────え……☪︎〙

〘#……ローザ? 何をしている〙

〘------;──!? あ、ここは……☪︎〙

〘#……ローザ。どうした?〙

〘------;あっ……。……ぎ……;;☪︎〙

〘#……む?〙

〘------″ギンガさん″;……ですよね?☪︎〙

〘#……そうだが?〙



「ん、んぐぅ〜〜、何よ今のぉー!」

「な、何かアタマに入ってきました……」


『────お二人共:

 ────意識の混濁等はありませんか。』

『>>>大丈夫そぅ、かな……? お、おい!? てか、さっき勝手にダウンロードされたファイルは何処いった!?』

『────そ:捜索中です……。』



〘------!? クラウン……! そっか……☪︎〙

〘#どうしたのだ、ローザ……喋り方が妙だぞ?〙

〘------えっ!? いや;あ、あっはは──☪︎

 ------そっ;そんな事ない……;;

 ------ですのんっ──☽・:*〙







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