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天ドン さーしーえー

まだだ……

まだ、ふにゃふにゃだ……ヾ(⌒(_×ω×)_.*・゜


あ、タイトルかえますた((´ºωº`))



〘------みなさま;のんのんっ☆(挨拶)

 ------本日のE旅ゆめ気分のコーナーのんっ☆〙


挿絵(By みてみん)

〖 巨 大 中 央 駅 〗

オススメ度・・・☆☆☆

秘境度・・・・・☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

うるささ・・・・☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

──────────────────────

 〘------ドンドン炭鉱の地下の岩盤のド中央くら

 いにある;謎の大空洞の中にある亜空環状線の

 駅のん☆☆ 広いけど真っ暗でヤバいのん☆☆

 ゆうめーなドンドンの音源なので;超うるさい

 のん☆☆☆ 駅に着く前からかなり激しい耳レ

 イプしてくるのん☆☆ え? ウチよりうるさ

 いのかってぇ? まー;失礼しちゃうのんっ☆ 

 岩盤内部の空洞だけど;呼吸はできるから観光

 はできるのん;めいびぃ☆ ボァ~~っと黄緑

 に光る雑草が生えてて;歩くのを助けるのん☆

 でも舐めてると;コケてお先真っ暗のん☆☆☆

 マストアイテムは光の魔石と耳栓のんっ☆☆☆

 慣れてないと暗闇と騒音で気が狂うかものん☆

 でもドンドンやってる奴に直接文句が言えるチ

 ャンスのんなぁ──☆☆ 冒険とクレームを同

 時にできるいい機会のんっ☆☆☆ ちなみに何

 がドンドンの原因かはウチも知らないのんな☆

 ぜひ自分自身で確かめてきたらいいのん☆☆☆


(記事;第3サーバー"ヒューガノウン"

 流体式複合復元体/ノウンチェイン≒ロザリア)


 ●亜空環状線チケット入手方法●

 ・26体いるエキィーン・ゴーレムのどれかにギャンブルで勝つ。

 (※賭け金の元手になるチケットが必要)

 ・列車内の自販機に多元拡張現光体を突っ込む。

 (多元拡張現光体は、どの金銭とも取引不可能です)





 






 ……駅に着く前から、


 そりゃー、聞こえてたわよ。


 えぇ、えぇ、聞こえてましたとも。







挿絵(By みてみん)


「……あれ? 私、泣きそぅかな……?」

「な……なんか、こ、怖いね……」






 おい、駅員。


 この、ほっとんど真っ暗な駅はなんだ。


 そこがイチバンのアレじゃないけど。


 " 巨大中央 " ……?


 " ド騒音のド真ん中 "って意味ですかねぇぇぇぇぇ。






挿絵(By みてみん)






 うーん、確かにドンドン炭鉱だわ。


 まッち、がァい、なーァい。


 私たち、戻ってこれた。


 それはいぃのよ……。





挿絵(By みてみん)





 ああああああああぁぁ。


 なんでこんな、至近距離なのよぉぉおおおおお。






挿絵(By みてみん)



 



「……コレ…………、あかんヤツ、よね……?」

「ばくはつ、みたぃ……」





 うるせぇ、っていう範疇(はんちゅう)を超えてんのよ。


 世界が響いてるやろげ。


 あ、駅員。


 見えるぞ。


 辛うじて。


 手ぇ振って。


 逃げる気か。


 アンタも来いっ、あっ、ちょ!





 ──バタン、ダンっっ!!


 ────ポォアア──────・・・!!


 ───────ガタン・ゴトン──……!


 ─────────ガタン・ゴトン──……。


 ──────────── (ガタン・ゴトン)──……。





 …………。


 行きやがった……………。


 あっ。


 駅のホーム、消えたで?

 




 シ─────────────ン……。





 くらいくらいくらいくらいCRY(クライ)CRY(クライ)・・・!




「……、むゅ……」

「す、すご、ぃ、こわぃ、ね……」




 これ……ホントに、ここから出られるの……?





 

挿絵(By みてみん)


「「 ひっ 」」






 

 ここ、巨大洞窟っぽい。


 つかアレ、何が光ってんの。


 草? 草かな? なんやねん。


 黄緑色に光ってるけど……アレ魔法じゃないよね?





挿絵(By みてみん)





「「 ~~、……、………!、 」」



 響き方で、わかるわ。


 ちょこちょこ生えてる光草だけで、


 照らしきれる広さじゃない。


 つか、小さな光が逆に、さみしいっていうか、


 コワいっていうか……。





挿絵(By みてみん)





 わぁ。





挿絵(By みてみん)

「ぶる、ぶるぶるぶる……!」

「がく、がくがくがく……!」


 

 ひしっ、と抱き合う。


 絵本では敵同士? 知るかンなもん。


 おへそをピッタリつけ合う仲じゃ。


 顔の向きだけは、音のほう。





挿絵(By みてみん)





 この音……閉鎖空間で聞いてると……、

 容赦なく……魂、(けず)ってくるんですけど……。





「あ、アンティ……帰りたいよぅ……」

「ぅ、ぅう、うん……」




 本能的な、恐怖。


 女の子が、こんなトコきちゃいけません。


 しばらく動けず、


 ふたりでじっと()()ってしまって、


 それが、いらんことに気づく要因になった。






 ──ブォン……!


挿絵(By みてみん)




 ──ブォン……!


挿絵(By みてみん)





「「………………」」






 ……でっかい音の前に……、


 風を切る(・・・・)ような、音がするなぁぁぁあァ。


 き、気のせい…………よねぇぇぇ~~……?



『────分析完了(アナライジング)

 ────気体構成:呼吸可能判定。

 ────有毒ガスや高温反応も:確認できません。』

『>>>い、意外だよね……。これさ、この炭鉱で昔っから鳴ってる音なんだろぅ? てっきり地下で火山活動でも起きていて、その音が響いてるんだと思ってたけど……』

〘#……落石……? いや、これは……〙



 や……、自然現象なら、まだいいんですけどねぇ……?




 

 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)




 ──ブゥン……!

挿絵(By みてみん)





「…………」

「……、……」



 ま、まさ、かぁ……?



{{ 防御のためにマントに入ってるけど、一緒に出てた方がいーい? その方が怖くないなら、出てるけど…… }}

『 がるがるっ? 』


「い、いや、イニィさん達は一応" ガルガルマント "で全身を覆っておいてほしいかも……。ローザも緊急時は硬化してマイスナのこと守ってね……?」

「お、お願いします……」


〘------任せとけのんっ☆☆☆

 ------;一瞬で;カチンコチンになったるのんっ☆☆☆〙

〘#……万が一の時は、氷で防壁を作る用意をしておこう。ふぅ、気が抜けぬな……〙


『────空間前方の:分析を完了。

 ────アンティ。この大空洞は:左にカーブしています。

 ────150メルほど進んだ先で緩やかに曲がり:

 ────その先がさらに大きく:ひらけています。』

「そ、そこが……"音源"……だっての?」

『────肯定します。』



 うえぇ、なんだってそんな近くにぃ……!

 でも、出口は探さないといけないし……。

 あっ!! う、後ろは!?



『>>>ダメっぽいよー。やっぱり列車が通ってきたトンネルの先は、変な空間の歪みみたいなものがある。……あの車体じゃなきゃ、何処に"転移"するか、わかったもんじゃないね……』



 そ、それは困るわ!

 せっかく、ドンドン炭鉱の"何処(どこ)か"には、

 戻ってこられたんだから……!

 まーた、行方不明状態になんのはゴメンよ……!

 てことは、前に進むしかないって事だわ……!



「あ、アンティ。音の方、行くのぉ……?」

「しょ、しょーがないでしょ~~……! アッチに進むしか、ないんだからぁ……」



 珍しく、マイスナもビビり気味で、

 それが私にも伝染してくる……!

 い、いけない。

 私たちって、"電鎖歯車法(共有スキル)"のせいで、

 お互いのキモチに引っ張られちゃうからなぁ……。


 同時に怖がったりすると影響し合って、

 けっこう悪循環なのよねぇ……。


 ──よ、よぉしっ!



「──ここで、じっとはしてられないわ! せっかく、その日のウチに炭鉱まで戻ってこられたんだから!」

「ふんぬぁ~~……」

「がんばろ? ……ね?」

「あ、アンティ、手ぇ離さないでね!」

「う、うん……!」




 ……キン、


   ……ギン。



  ……キン、



    ……ギン。




 おぼつかなく、歩き始める。

 デッカイ音にも、少しだけ慣れた……かな?




 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)



 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)





 パラパラ……。




「「……………」」



 振動が、やべぇ。


 コレ、ヨロイ着てなかったら、


 足元ガクブルで、立ってられなかったわよ。


 音の度に、10セルチくらい跳ね上がりそう……。


 うわ、なんか足元が……ジャリジャリしてきたわ!





 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)



 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)




「……クラウン。" 万が一 "を考えて、まだ光源は使わないで……」

『────レディ(準備完了)。』

『>>>それ、フラグ立ってないかぃ……?』

〘#む……カネトキよ……〙

『>>>っ? なんです?』

〘#……前から気になっていたのだが……"フラグが立つ"とは、どういう意味なのだ?〙

『>>>えっ!? ぁ、あー……。その、ですね。ゲームの、なんて言うか……』

『────ベアークラッチ(資格域拡張野):展開。

 ────ナイトゴーグルモードです。』



 ──ヴ・ィ・ィ・イ・イ・ン・ン……!



 アナライズカードでできた視覚補助デバイスが、

 まるでバーグベアの鉤爪のように、

 私たちの顔を覆う。暗闇の大空洞に、

 緑色の光のラインが網の目状に描写され、

 よりハッキリと構造を捉えることができる。



(ひれぇわ……!)

(下が、割れた岩だらけだよ……!)



 ありゃっ……!

 いつの間にか、マイスナと"直結"してたわ。

 繋がってる髪の毛を通して、

 言葉を(かい)さずに、お互いの心がわかる。



(本当ね……まるで、物理的に砕かれたみたいな……)

(アンティ……それって……)





 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)



 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)








 そぅ。


 これが、なんかの自然現象なら、別にいーのよ。


 ここで、ピクニックだってできるわ。








 問題は、これが。


 "意志"を持った、


 "打撃(・・)"だった場合────────。








『────カーブ地点です。』


(そぉ~~……──── - -  )

(ろぉ~~……──── - -  )





 壁に沿うようにして、ふたりで覗く。






 ── ── ──。












挿絵(By みてみん)


『『『『『 アップァァア"ア"ア"ア"ア"アアアアアアアアァァァァァァア!!!!!!! 』』』』』




 ──ブゥン……!


挿絵(By みてみん)













 (´ºωº`)(´ºωº `)……。












 ……ふーぅ。


 巨大ゴーレムが、アッパーカットしてんわねぇー……。











『『『『『 アップァアアァァァァァァア──!!!!!!! 』』』』』



 ──ブゥうぅぅン……!


挿絵(By みてみん)





   ・・・オン

         ・・・オン


  ・・・オン


             (・・・オン)



     (・・・オン)   







〘------いまのんっ☆☆

 ------クレームいれるのんーっ☆☆☆〙

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