彼の確信
ふにゃふにゃふにゃ……_(-ω-`;_)⌒)_
↑無い頭をフル回転したかばの図
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七星権限を執行しますか?
▼はい いいえ
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──ERROR▼
カスタマイズタイプへの解錠には、
最低二名以上の承認が必要です。
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『────:……。
────アンティ:申し訳ありません。
────カネトの仮面を:お借りしてもよいでしょうか。』
「……! もぉ、あんたねぇー! 説明くらいちゃんとしなさいよね……?」
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まだ私自身が、この機能を完全に理解しているわけではない。
だが、私が身を隠してから、もうしばらくが経つ。
見つかれば、私は時代の荒波に揉み消されるだろう。
願わくば、これが七番目の志を受け継ぐ者達の元に届くかもという淡い期待の元、遺そうと思う。
私が、このような状況下にいたるきっかけとなったのは、
偶発的な時間箱の適応修復力の発現に遭遇したからである。
移動王都が試験的な結界柵魔法の運用実験を行うために設けた駐屯地へ、責任者の一人である私も出頭し、実験機の組み立て及び設置を行っていた。
起動実験前日に、耐久試験用に捕獲していた魔物を餌と認識したレッドドラゴンが飛来し、業火の限りを尽くす。
これは私の人生の中で最も恐怖と興奮を伴った出来事であり、いわばこの日に蛮勇を成す度胸がついてしまったとも言える。
この駐屯地は模擬的な都市設置実験の要であり、
王族と教会の期待値は高く、結界保護予定地の中央に貴重な時間箱術式を設置するほどの入れ込みようであった。
あわよくば、あの駐屯地を最初の中型都市の基盤にする手筈だったのであろう。
炎が地面をガラス状に変質させた後、
私は融解した時間箱術式を回収した。
翌日、この時間箱は、炎の魔素を取り込み再生する。
発生したファイア・エレメントの攻撃を避ける際、愚かにもこの時間箱の後ろに隠れ、耐久性の向上を確認した。
この任務に同行していた、最期の世代とも言うべき七番目たちは、老体ではあったがやはり実力は凄まじく、水と土系統の魔法で障害は一掃される。
この時の七番目のパーティの一人が、「学者さん、あまりそれに入れ込んじゃあならねえ」という忠告と言うべき言葉を私に残す。
この時点で判明したことは、3つである。
・時間箱術式には驚異的な修復能力がある。
・修復の過程で周囲の環境によって変質、適応する
・この事実を、七番目たちは以前より知っている。
七番目たちが他の冒険者と入れ替わりに帰還した後、
教会関係者達は、時間箱術式がガラス状積層に埋没したと解釈し、連日、通常の冒険者と合同の捜索活動が行われる。
私は驚くほど罪悪感の無いまま炎属性の時間箱を隠蔽し、この日より、その構造の研究、解明が日課となる。
未知の術式として誰もが複写術式しか扱えないことも興味と執着心を煽ったが、自動修復するという事はベースになる何らかの素体があり、それが設計図となる術式に環境適応し、時計の形を成していると仮定したのである。
基礎たる素材を解明すれば、あらゆる術式を取り込み、どんな形にも適応できる、万能の素材を抽出できるかもしれないという大きな可能性と期待が私の活力の源であった。
移動王都に帰還後、隠蔽した時間箱術式を研究しつつ、結界柵術式の増幅効果の確立やキューブ・システムの改善などを行っていたが、あくる日、王室は事実上の七番目の解体決定の旨を公布する。
過剰に訓練された彼らの後続が育たないことは理解するが、このいきなりの解体宣言は違和感が残るものとなる。
私の時間箱の解析は難航を示し、柄にも無く立ち寄った酒場にて、あの日、私に忠言した七番目のご老体に遭遇する。
彼は僅かな肉料理と酒に巨体を丸め憔悴し、生きがいを奪われた事は如実であった。
打ちひしがれていた者同士、意気投合する。
彼は余生を先祖の残した別荘で過ごすと言う。
王都にてキューブ・システムをほぼ確立し、ホワイトキューブとブラックキューブの術式技術の提供を終えたばかりだった私は、小型化に成功した時間箱を携帯し、気まぐれから彼の里帰りに同行する。
別荘が無人の雪山にあった事には非常に閉口したが、新世界での暮らしは生き急いでいた私にとって穏やかなものとなった。
結局、私は居候の身となり、日々の糧となる狩りは友となった彼に任し、私は屋敷の修復や簡易な術式保護、家具の設計などを手掛ける。
時間箱の研究は地道に続けていたが、彼はこれに関してだけは、あまり快く感じていなかったようだ。
その理由が判明するのは、
彼が老衰にて死に行こうとする今際である。
もはや無二の親友と言える彼を看取れる事に、
私も彼も感謝があったように思えた。
彼の言葉を、私は一字一句、間違いなく覚えている。
「王族が俺たちを解体したのは、先代の王が死に際に遺した言葉だそうだ。今、生きている王族は恐らく、誰も理由をわかっていない。俺は悔しかった。人生をかけて、正しい世界を目指してきた。もう少しだったのに止められてしまった。わからない。俺は、お前に託したいと思う」
彼らがどのような魔術を使用して修復を行っているのかは、長年の謎だった。
私は恐らく、七番目たち以外にその方法を口伝された、初めての部外者となった。
彼らは世界を旅したのだ。
ありとあらゆる本を読み。
僅かな違和を見つけだし。
違う地域で照らし合わせ。
それの全てを入力し続け。
それらの全てを終える時。
それが彼らの本懐なのだ。
時間箱の術式は、隠れ蓑でしかない。
これは、世界を書き換える装置だ。
言語修復は、まだ終わっていない。
彼は、展開した時間箱を見て「光の手紙みたいだろ」と言った。
次の日の朝に死んだ彼を見て、私はある決断をした。
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■■■■■■■■■■■■。
『こちらも空が綺麗だわ』と。
私は、これこ■が、かつて存在していた理由足り得ると思うのだ。
空想■産物だと、人々■■うだろうか。
だが、もしこレが現実にあった■術であるなら、
素晴らしい可能性を秘めテいる。
距離を超える伝達は、世界■変えるだろう。
正常■■る事で、システムは起動■る。
さびしい。
ここも、もうダメだ。
自分が孤独であると再認識する。
私は、どこに向かえば良いのだろうか。
壊さなくては。
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「………………………」
「………………………」
『────:……。』
『>>>…………』
えっぐいもん見つけてくれるわねぇ。










