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プレミオムズ集会⑥

(¦3[▓▓]むにゃむにゃ……

だいいっかん、かってください……zzZ……

ひとかりいこうぜ……すぴー……。



 オシハさんは、円卓の上につっぷして、うなだれています……。

 あ──……ぁぁあああすごごおッッ!!

 押しつぶされたおっぱいが、窮屈(きゅうくつ)そうったらないわね!!

 この人は多分、カーディフの街の水引き門は通れないでしょうね……。



『>>>……その門って、そんなに"狭き門"なの?』

『────"余裕の狭き門"でした。』

『>>>あ、うん……』



 まてこら。



 ──ぶっぶにぃ〜〜〜〜……!!


姉乳「ぁぁああぁああんにゃろぉおお〜〜! こちとら…忙しい中、探しまくったってゆーのにぃぃぃぃ! こんな子供だましの暗号ぉ仕掛けやがってぇ〜〜〜〜!!」


 ──ばいんばいんぶにょんぷにょんぱふぱふどぎゃん。


 うっわぁ……!

 二つの弾力がっ……、上半身を、支えている、ですって……!?

 剣技職(ソードマン)のおっぱいは、バケモノなの……ッッ!?

 く、くやしく、なんかぁ……!


姉乳「ふんぬぎゃあ〜〜……」



 ……や。

 てか、オシハさん自身が、けっこう悔しそうだわ……。



金娘「あ、はは……このリスクさんって方、なんて言うか"お茶目な方"なんですね」


熊神「なっかなかの、わんぱくジジィでなぁ……しかし新顔、おま、よくわかったな!」


金娘「や、(あぶ)り出しって、ホラ、小さい頃、父さんがよくやってくれたので……」


幼官「わぁ〜〜!!! なんでこの紙、燃やしたら字が見えるの!?」


金娘「あ、や、燃やしてはないっつーか、(あぶ)った、っつーか……えーとね、砂糖を含んだ透明な汁で、字が書かれてるのよ?」


萌殺「汁て」


幼官「そこが、こげたの!?」


金娘「そ。紙よりもはやく焦げるのよ。"あぶりだし"っていう、子供の遊び、かな?」


幼官「へぇ〜〜!!」



 エコープルちゃんが、私の膝の上で、

 『魔法薬店キトメ屋』という文字のコゲ目がついた紙を、

 めっちゃキラキラした目で見ている。

 はは……この、上から見る光景。

 昔の父さんも、こんな感じで私を見てたのかもね?


 うさ丸が、エコープルちゃんのお腹と、

 円卓のふち(・・)(あいだ)に挟まっている。

 オシハさんの乳の弾力と、いい勝負だ。


 ……──まけるなッ、うさ丸ぅぅううッッ!!!



 ぶんにぶんむっ。ぶしぶし、ぶしぶし、ぐんむ。



玉兎「にょ、にょんや……」


熊神「おいエコ、炙り出しは一人でやっちゃダメだぞ。火があぶねぇからな。おれとかおっぱいとか、呼べよ?」


萌殺「マジカが側にいてやんよ。マジ魔法陣かいてやるぜィ☆」


幼官「わぁ〜〜い!!」



 魔女さんと審議官ちゃんが、紙で遊びだした……。

 じ、自由だな……。

 ん? "審議官"……?

 そいえば、エコープルちゃんって──……。



白童「しかし、"魔法薬店キトメ屋"とは!!! つまりリスクおじいちゃんは、薬屋さんをやっているのでしょうか!!! ちゅ〜〜……ずずぅ〜〜……ズゴゴゴゴ……」


 ……。

 ユーくん、そのストロー、どこから出しよったん……。

 あ、隣のおっきなカバンからかな?

 てか、う、うっせぇな……。

 静かに飲みなさいねっ?



銃侍「そのようでござるなぁ……しかし! よもや、店の位置までわかろうとは! アンティ殿、お見事でござる!」


金娘「え!? や、どうも……た、たまたま宛先を知ってただけで……えへへ」


姉乳「いや……ホント助かったわ……。知らない店を、店名だけで探すとかゾッとするわ……」


熊神「"たまたま手紙を届けた事がある"って言ったな? けっこう真面目に仕事してんだなぁ……盗賊の代表みたいな格好なのになぁ──」


金娘「……ぁ、あはは……まぁ、配達は、ギルド出張所までですが……」


銃侍「そういえば、出張所とはいえ、ギルド関係施設に、その格好で出入りしておるのでござるな……う、うむ……並の心臓ではない」


金娘「……」



 ……清く勤労しているだけなのに、

 先輩の七光りで、この始末である。

 よしわかった、お家かえる。



『>>>ぼくの絵本を描いたのって、ホント、誰なんだろうね……』

『────ご存知では:ないのですね。』



金娘「あっ、ちなみに、なんでその魔法薬剤師さん……リスクさん、探してるんですか?」


姉乳「けぇ〜〜い〜〜ひ〜〜さぁ〜〜く〜〜げぇ〜〜んん……」


熊神「ははっ……効能が良くて材料が同じなら、やっぱ、金がな?」


金娘「あぁ……」



 "剣士さんの総隊長"さんってのも、たいへんなんだろぅな……。

 ウチの食堂でも、キャベツ大量に仕入れて、

 安くあげたりしてたなぁ──。

 あ、今でもメニーさんに、たまにやられてるか……。



『>>>あの通販番組みたいな切り口で果物を箱売りしてくる、女の店員さんか……』

『────弾薬(しょくりょう)庫は:非常に潤っています。』

『>>>やめてくれ、ニンジンミサイルはトラウマだ……』



萌殺「────マジ、刮目せよっ!! マジマジマジマジ……イチキルッッ!!」



 ──ボボォッッゥゥ!!



幼官「わぁ──浮かんできた──!!!」


玉兎「にょきっとぉ────!!!」



 ……マジカさん、

 やっぱり、火属性の魔法くらい、つかえるよねぇ……。

 いいなぁ──。

 私なんて、山火事つかいだょお──?

 


『>>>……ねぇクラウンちゃん、そぅいえばさ……"ソルギア計画"、どうなったの?』

『────ッッ! ……。』

『>>>……ゼッタイ忘れてたよね』

『────ち:違います。ちゃんと実験用:歯車法球状構造体は:"カーディフの火(ファイア)"に設置、投下済みです。』

『>>>ほぉう……。でも、歯車を、ぷち太陽に、ほおり込んでからは……今の今まで、忘れてたでしょー……』

『────わ:私は否定しました。』

『>>>また、箱庭の奥の部屋で、なんか作ってるな?』

『────むむむ:むむむむ。────わかりました。この集会から無事に帰還できたらば:必ず確認します。これは決定事項です。』 

『>>>うぇ、なんでちょっとフラグっぽくしちゃったのさぁ……』



姉乳「……あぁ、ちかれた。どっと、ちかれたヮ……」

萌殺「マジおもしれぇな。次だ」

幼官「次はうさ丸の魔法陣だよ!」

玉兎「にょむ!?」



 あの……マジカさん、エコープルちゃん?

 そろそろ、炙り出しの魔法陣で遊ぶのやめようねー。

 くまさんが、にらんでるからねー。



熊神「仕事だぞコラァ……」




─────────────────────────────


   ●本日のプレミオムズ集会●

  

 ✓①地図の修正・改善

 ✓②東方面(ホールエル)の食材調査

 ✓③前回の開かないドロップ品について

 ✓④南方面(ナトリ)、火の玉、光の柱について

 ✓⑤消息不明の魔法薬剤師について

 ★⑥ダンジョン報告(ユユユさん)←【イマココ】

  ⑦新人さん(アンティさん)への諸注意(優しく!)


─────────────────────────────




白童「実は、とっても小さなダンジョンを攻略しまして!!!」



⑥ダンジョン報告(ユユユさん)

─────────────────────────────


 ……コトっ。




白童「これです」


金娘「……──!!」




 ユーくんが、円卓にそっと置いたのは、


 

 ────とても(・・・)小さな(・・・)宝箱(・・)だった。



(*´ω`*)おっ

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