──── NEO - KICK!!!!!!! さーしーえー
銀世界回です。(´-` )
刹那に、起こる。
「 ──── ──ぁ……?」
声が、凛と。
目が、開きやがる。
金で、ぜんぶが、金だった。
おれを見た女は、泣くか?
でも。
感じたのは、
" 闘志 "の、シンエルである───ッ!!!!!
────"ぞワわわわぁァァァ─────ッッ"!!!!!
( ぅぅう──やべぇええええええ──────ッッ!!!!! )
本能で、毛が、逆立つ。
金は、ねじれだしている。
回転をつけて、おれに、くる気だ。
目ってのは、すげぇ。
いくら速くても、見えないって事は、そう、な……、
いま。
───いくつか、金が見えない。
こいつは、
やべぇ。
「う、ぉ お 」
時が、重い。
むちゃくちゃ回る金の、
上半身が、とまって、
その分、下にいった。
全てのふりこが、ケリにいく。
……──" "、"ギャ、" ル"、るる" "ゴ──"、──!
音じゃなく、振動で、きく。
ブーツのカタチが、変わってやがる。
何が、回ってやがんだ。
あれは、死ぬ。
マヌケにも、いま、盾、持ってねぇ。
金の右脚は、光と風を削り、
おれにくる。
後ろを見て、防ぐモノを、探すしか。
見るしかない、一度だけ。
無ければ、しぬ───。
たぶん、とても速く、振り返り、
オシハが盾を、持ってくれていた。
さすが、はやい。
でも、そっから、間に合わん。
ヒナワも、銃を抜こうとしている。
わり、おれも、おまえも、
おそい。
近くにあるのは、あ。
フライパンを、握る。
はは、これに、命かけんのか。
赤の、ソースが、とぶ。
おれの血が、混ざっかな。
うまくやりゃ、後ろにとぶ。
わり、クルルカン。
おまえのフライパン、曲がるぜ。
かまえる。
ギャギャギャ、ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ──ァァアッッ!!!!!!!
ゆっくりの時の中で、
危ない音した、太陽みたいな、あしがくる。
死にたくねぇな──。
おら、フライパンだ。
─────。
" ガキッ ──── "
『────"絶対拒絶"。』
……──シュ……、───ォォオオオオオンン…… …… ……!
< ぎゃ──ん!? 安ちんっ!? ひどいわァ────ぁ!! >
……、
────ッッッッッ!?
え……?
んだ……?
せ……。ふせ、いだ、……のか?
「な、ん……?」
フライパンを見る。
曲がってねぇ。
んな……。
……威力が、なかったのか?
……、、、いや……!!
おれの、経験が、それは、ないと……!!!
──きぃぃィィィぃぃぃいいんん────!!!
「──っ!」
フライパンを蹴った反動で、
クルルカンが、くるくると、宙を舞う。
なんて身軽なやつだ……!
「──わわっ!?」
───!! いつのまに、エコープルを!!
……。
……そうか。
「……おれから、庇ったのか……!」
……。
……は、ははっ!!
────すげぇッッ!!
くく、おま……なんなの、ホント、こいつ。
キぃ──、ン……!
クマに襲われた金の少女は、
イッパツ、ヤバげな蹴りをかまし、
こどもを脇に抱え、
向かいの出窓の上に、降り立った。
背後から、光射す姿は、
……まさに、子供を守り抜く英雄──。
───"黄金の義賊クルルカン"、そのもんだった──。
「……ん? ……。……?? ……っあっるぇ〜〜……???」
「あ、あの……えと……」
クルルカンが復活して。
横に抱えられたエコープルが、戸惑っている。
……やれやれ。ホント、やれやれなこった……、……。
「……ぅおい、寝ぼすけ義賊ぅう……熊鍋になるかと思ったろォ……?」
「え……!? ああッッ……!? ええッッ……!!?」
「……」
おお……くまフェイスに、驚いている……。
……こいつ、たぶんわるいヤツじゃねぇな。
ただの、黄金の義賊クルルカンだな……。
「おれはワルモノじゃ、ねぇからな……?」
ふと、横を見る。
あ。
べっぽた、べっぽた。べっぽた……。
「……マジ、ないから……………」
「……」
マジカが、エビチリソースまみれになっていた。
「……ほんまにごめん……」
「うわぁぁ〜〜ん!!」
((((;゜Д゜))))泣ぃたあぁぁぁああああ!!!!!