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⚙⚙⚙ プ会だよ! 全員集合!? ⚙⚙⚙ さーしーえー

レビューを書いてくれて、めちゃくちゃありがたい!

書いていただいた方は知ってると思うけど、

あの子からメッセージが届きます(笑)


しかし、今回の話のように、

児童文学かどうかは非常にあやしい(笑)

モトモトR18でやろうか迷ぅとったんやよ……

(((^ω^;)))




─────────────────────────────


     ●プレミオムズ集会名簿●




 [✓]剣技職:オシハ・シナインズ


 [✓]重盾職:ベアマックス・ライオルト


 [ ]格闘職:ゴウガリオン(たぶんきません)


 [✓]軽技職:ヒナワ・タネガシ


 [✓]魔法職:マジカ・ルモエキラー


 [ ]回復職:ユユユ・ミラーエイド


 [✓]配達職:アンティ・クルル


 [✓]審議官:エコープル・デラ・べリタ



─────────────────────────────









挿絵(By みてみん)

「…………」


 おれの名前は、ベアマックス・ライオルト。


 (くま)だ。



 ……ん? えっ、や、おま、

 お、おれが魔物なワケねぇだろ……バカ言うんじゃねえ!

 おれは、れっきとした、"ベアー系"の獣人だッッ!!

 おれほどクマっぽいクマはいねぇッッ!


 ──!! い、いやスマン、ちょっと間違えた……、

 仕切り直そう……。






 ────。






 おれの名前は、ベアマックス・ライオルト。

 ちょっとクマに似た、"重盾職(シールダー)"だ。

 一応、プレミオムズをやらせてもらっている。

 おれの重鎧の胸んトコに金ピカと輝く、

 "盾のプレミオムアーツ"が、その証だぜ。

 

 ふん、"バーグベアっ(ツラ)"、と、子供ん時からバカにされてきたおれだが、地道にがんばってきた事が評価されているのは、嬉しいことだな。


 おれはクマだが、性格は、

 あの連中の中では常識的だと、自負している。


 おれは、優しくて常識的な、社会的なクマだ!

 ……いや、クマちがう。


 最初は、エコープルにも(おび)えられたモンだが、

 今では、おれを見つけると、腹の毛皮に突進してくる仲だ。


 "盾グマは、子供にやさしい"。


 これが、常識だ。





「……しかし、まさか今日、エコープルまで来ているとはなあ。やっぱ、"新しいプレミオムズ"の一件か……」


 受付の名簿を見るに、もう新人ふくめ、何人が揃ってるはずだ。


 ギルド集会所に向けて、ズシズシと、歩く。


 うん、歩いていたんだが──……。

 



「……、……」


「うう……おっ、ぱっ……」




 王城の渡り廊下に、そいつは、居やがった。



挿絵(By みてみん)

「おい、おっぱい羊……」

「……うぅ、うぇぇ、わ、わたしぃのおっぱい、わたぃのおっぱいがぁぁ……!」

「おま、そこで、何しとんのじゃ……」


 マジでなんなんだコイツ……。


 クリーム色の髪をした、巨大な乳の女剣士が、

 床に四つん這いになって、泣いている……。


 こいつはその……出る所は出ている(・・・・・・・・)ので、

 こっちに尻を向けているその姿は、卑猥(ひわい)極まりない。

 ……残念な事に、知り合いだ……。


「うう、うぅう〜〜おっっつぱいぃぃぃい──!!」


「おいオシハ、ここは王城だ。2本の足で立って歩け。ケモノかまったく……」


「ううぅ〜〜!! くまぁ〜〜……! わ、わたしのっ、おっぱい、おっぱいがぁ……!」


 だだだだだ……! がっしぃ!


「──うおっ! ちょっ! 四つん這いのまま、すがってくるんじゃねえっ! あとクマって呼ぶな!! は、離せっ!! ──ッッ!!? おまっ!! 上の鎧、はだけてんじゃねぇか!! なんか着ろっ!!! そっ、その黒のインナーだけじゃ、お前の乳は封印できんわッッ!!」


「うぅう〜〜!!」


 なんでこの女が、"剣技職(ソードマン)"のプレミオムズやってんだ……!?

 み、見ろ……! 涙目で、おれの装甲に、へばりついている……!!

 う、うっオッっ!?

 黒のインナー越しに、凶悪な乳の輪郭が、バッチリ、マル見えじゃねぇかっっ!!?

 ──し、下着つけろボケッッ!!

 おま、おれはクマとは言え、一応オトコなんだぞっ!!?


「わたしの、お、お、おっぱいがぁ……」

「え、ええぃ……お前がそこまで狼狽(ろうばい)するのは珍しいじゃねぇか……なんだ、ヒキハとケンカでもしたのか……」

「き、聞いてくれるか、くまぁ……!」


 おま、クマっつうなっつってんだろ……。


 ちなみに、このおっぱい羊が言う、

 "わたしのおっぱい"とは、

 オシハ・シナインズの乳の事ではない。

 こいつが言う"ソレ"は、こいつの双子の妹、

 ヒキハ・シナインズの"ソレ"をさす。


 ……残念な事に、付き合いが長いおれには、

 それが理解できてしまう……。



「おら、言うなら、ぁくしろよ……みんな待たせてんだから……」


「うぅ、うぅ、あのなぁ……? 昨日も、ヒキハちゃん、夜遅くてな……? なんか、私に秘密でコソコソしててなぁ……?」


「あ、ああ……」


 ……あのなぁ、って、ガキかこいつ……。

 しかし、乳はこれだから目のやり場に困る……。

 ふぅ、クマに上手な慰めはできんぞ……。


「……でなぁ、私も寂しくなって……ヒキハちゃんが帰ってきてから、ちょっとおっぱいを差し入れしようとしてなぁ……?」


「スマン、もう既にわからない」


「バーン!! って、いきなり部屋に入ったら──……!!」


「ノックしろよ」


「ひ、ひ、ひ、……」


「おちつけって」


「ひ、ヒキハちゃんがぁ……、"真っ赤ならん、らん"──」


「息を吸え」


 すぅ────……!





「ッッ! ヒキハちゃんがぁ、か、鏡の前でッッ!! "真っ赤なランジェリー"を、着てたのよォぉぉお────────!!!」




 き────────ん……!




「…………」


 ……お前なァ……。


 妹の下着の色を、

 クマとはいえ、オトコに教えてんじゃねぇよ……。

 城で、アホみたいに絶叫しやがって……。



「下着の色くらい好きにさせてやれよ……ヒキハもお年頃だろ……?」


「ちがうっ!! そうじゃない!! 確かにあのヒキハちゃんは、素晴らしかった!! 私が約1フヌ思考停止して、見とれるほどにはなぁ!! らんじぇりぃ……ヒキハちゃんの赤らんじぇりぃ……! くふふふっ……!」


「もうやだこいつ……」


「はっ……! で、でもね、くまちゃん! その、下着の色、"赤"、よ……? 真っ赤……ヒキハちゃんの、その、"嫌いな色"……」


「──! ……"血"のか……!」


「うん……あんな色、絶対にヒキハちゃんは買わない」


「…………」


 ふむ……。

 "羊雲姉妹(ツインフェルト)"と呼ばれる、王都で最も有名な剣士の姉妹には、あまり知られていない"秘密の力"がある。


 ────"自身の身体に流れる、血を操る力"だ。


 これは本来、"吸血鬼"の使うスキルに近い。

 なので、この姉妹は保身のため、

 あまりこの力を、(おおやけ)には使わないのだ。


 輝かしい王都の双子剣士にも、影の部分は、ある。

 ……ま、それを知って尚、

 おれのようにつるんでいるヤツも多いがな。


「……で? じゃあ、ヒキハのヤツ、どこでそんな、派手そうな下着を手に入れたんだ……?」


「思考が回復した私も、まず、入手先が気になったわ……さ、最初はガマンしたのよ? お姉ちゃんとして、妹の尊厳を守るのも役目だと……! でもね、気づけば私は、ヒキハちゃんに、"第172回 おっぱい戦争"を仕掛けていたわ……」


「……お前ホント姉妹の縁、切られるぞ……?」


「……約1ジカの激揉……激闘の末に、私はヒキハちゃんから、ある情報を聞き出したわ……!」

 

「ひっでぇなぁ……」


 すぅ────……!


「ッッ、な、な、なんとねっ!? ヒキハちゃん!! あの、"真っ赤なランジェリー"を、お、おっ、"男の人にもらった"って言うのよォ────!!!??」



 き────────ん……!



「……さよか」


「おいっ、くまッッ!!? 貴様ッッ!? この重大な事態に、何だその気の抜けた返事はッッ!!?」


 あ、今ちょっとこいつ騎士総隊長っぽかったな……。


「はぁ……つまり、妹にオトコの影がチラついて、落ち込んでたのか……アっっホらしぃ……」


「ぐっ……! う、うっ、うぅ〜〜……!! わ、わたしのおっぱいがぁ〜〜……!!」


「おまっ……、ホント泣き止んでくれ。おれが泣かした様に見えるから……クマ的に、シャレになんねぇから……」


 子供なでるみたいに、クセっ毛を撫でてやった……。

 まぁ、ホントに街中の子供なでたら、泣かれるけどな。

 クマだし。

 ほんと、お前も、いいかげん妹卒業しろよ……。


「おっぱい……」


「その単語だけつぶやくんじゃねぇ。自分にもついてんだから、それでガマンしろよ……」


「……」


 ──ぎゅんむ。


挿絵(By みてみん)

「……ぉ、おっぱぃ……?」

「ん……? ッうオッッ──!?」



 ……考えてみてほしい。


 知り合いの巨乳の女が、真っ黒のタイトなインナーを着て、

 自分の乳を鷲掴みにしたまま、涙目でこちらを見上げている。


 ……アカーン!!!


「いいいいいくぞおっぱい!!! てめぇに付き合ってたら、いつまでも集会所に着かんわっ!!」


「うう……おっぱい……!」


 おっぱい剣士をお供に、王城の中を、急いだ。





 ……と、思ったら、もう一人、知り合いを見つけた。



上目遣いオシハさんの、破壊力が……✧

((((;゜Д゜))))

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