クレジット……? さーしーえー
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『 クエスト オブ ジ レエンコオト 』
主 演
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アンティ・クルル/
/アンティ・キティラ
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イニィ・スリーフォウ/
/イニィ・レエンコオト
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あんこくワニのガルン/
/ガルンツァー
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バカ魔王/
/ガーベッジ・レエンコオト
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しろいふた/
/ ???
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クラウンギア/
/歯車法常時展開型基幹デバイス
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クルルカン/
/黄野 金時
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ヨトギサキ/
/夜伽咲
ダイオルノシュオン/
/大居 朱音
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コヨン・ラクル
ポロ・ラクル
ジジアラ・ロトラ
リンセル・ミハリン
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エンマ・ドジルグ
ステーキ/
/アステリオス
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オシハ・シナインズ/
/おっぱい
ヒキハ・シナインズ/
/おっぱい
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たれぽん/
/かばやきだれ
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副委員長/
/キッティ・ナーメルン
委員長/
/アマロン・グラッセ
尊主/
/うさ丸さん
ギルドマスター/
/ヒゲイド・ザッパー
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くにゃうん1号機 (しっかり)
くにゃうん2号機 (ちゃっかり)
くにゃうん3号機 (やんわり)
くにゃうん4号機 (ふんわり)
くにゃうん5号機 (どっきり)
くにゃうん6号機 (てっきり)
くにゃうん7号機 (重傷)
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バババ・フラネット
ロロロ・アーガインズ
ラララ・アーガインズ
カンクル
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戸橋 香桜子
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氷帝 銀我
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ゼロンツ・スリーフォウ
ニオス・カマセル
イデカ・レエンコオト
イチサ・レエンコオト
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かばが忘れている大勢の皆さん
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STAFF
脚 本・構 成 / かばやきだれ
スペサルサンクス /
/読者の方々&感想欄のゆかいな仲間たち
作 画・編 集 /かばやきだれ
使用画材/ちょっといい固形水彩絵具
/百均の固形水彩絵具
/百均のパステル
/スポイト水筆
/茶色いミリペン/0.03
/0.1
/0.3 (mm)
/色鉛筆
/色ふでペン
/シャーペン/0.5/B
/まとまりやすい消しゴム
使った百均のスケッチブック/6冊
ポージング参考 / 武〇神姫
撮 影 /壊れそうなスキャナー
/スマホ
GIFアニメ型拡散型戦略兵器開発 /
/かばやきだれ
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協 力 /にょきっと連盟
/小説家になろう
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Fin …………?
だれも、弟の話を、
信じようとはしませんでした。
でも、あの怯えようは、
夢とか、幻とか、
そういうものでは、
説明がつかないと思うのです。
私は、
怯える弟に温かいスープをあたえ、
一晩かけて、ゆっくりと、聞き出したのです。
そして、彼はスープを一口も飲まず、
あたたかい部屋で、震えながら、
話して、くれました。
パートリッジの街は、
四大都市の中でも、一番、北に位置します。
王都から、
そんなに離れているわけではありません。
ですが、気温差は激しく、
北には、一面の銀世界が広がっています。
その日も弟達は、街外れの、
雪原と、森の境い目で、
遊んでいました。
ホワイトウルフは、
滅多に森の外には出ません。
「森の側で遊んではいけないよ」と、
今では注意する側の私も、
子供の頃は、あそこで遊んでいました。
雪の街での、一番身近な遊び道具は、
どう転んだって、雪だったのです。
……それに。
あの雪原は、
"義賊クルルカンの冒険"の絵本の、
最後のページに、よく似ています。
英雄ごっこをするには、
理想的な、銀世界だったのです。
弟達の遊びは、きまって、
木でできたお面を使った、
"ごっこ遊び"でした────。
「くるるかん、さんじょう! やぁ! おうごんキック!」
「うわ! なんでキックで雪玉をなげるのさ」
「こら! 攻撃があたったんだから、たおれなきゃダメだろ」
「へーんだ。氷を使うのは、オクセンフェルトの方なんだぞ」
「う、うっせーな! こまかいこというなよ」
「な、もうそろそろ帰ったほうがいいかな?」
「え、そんなに経ったか?」
「うん。それにちょっと、森に近づき過ぎたよ」
「あ……」
遊びに夢中だった弟達2人は、
目の前に迫る、真っ直ぐな木の壁に、
気づくのが遅れたといいます。
街から、子供でも行ける距離にあるこの森は、
しかし、別世界のようでもありました。
「ねぇちゃんが、言ってた。この森は、入ると、方向がわからなくなるんだって」
「うちのお父ちゃんも言ってた。こんなに、木のスキマがあって、奥が見えるのにね?」
「そうだな。なんであんな、森の怖い話が多いのか、わかんないよな」
「どこかの街で、この森の劇がやってるんだって! いつか、見に行こうよ」
「ええ、それって怖いやつなんじゃ……」
雪原での楽しいひと時は、
子供にとっては、寒さを忘れ、
あっという間に、時を削るものです。
雪の照り返しにあまえて、
帰る頃合いを見誤ると、
あっという間に、光はとけていきました。
「ははは! はははは!」
「きゃはは! なんだよそれ、固まってもないじゃんか!」
ジ
「それっそれ!」 ャ
ラ
「はは! きょうぎんは、雪があれば負けないんだぞ」
⛓
「何だよそれ! だれがきめたん────……」
⛓
「……──まって」 ⛓
木の銀の仮面をかぶった友達が、
急に笑いを止め、遊びをやめたんだといいます。
弟は、いきなり静かになった彼に面食らい、
ハッと、我に返って、辺りを見回したそうです。
「……けっこう、くらく、なっちゃったな……」
足元の雪が、灰色と、薄い紫に染まっていました。
もうすぐ、夜がくる合図として、
この街の皆が、子供の頃に教えられることです。
見通しのよかったはずの森は、
奥から、闇がふき出すようでした。
「……そろそろ、帰ろっか」
「……きこえなかった?」
「え?」
「……なにか、すれるような、音……」
「……やめろよ……」
じわじわと。
じわじわと。
すぐに、闇は迫ってきます。
もうすぐ、街見張りの台に、
明かりが灯るでしょう。
「……ぜったい、聞こえたんだ」
「おい、もう帰ろうぜ……」
「しっ! しずかに」
「……」
弟は、ちょっと気になって、
しばらく、友達といっしょに、
じっとして、耳をすませました。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……ぉぃ──」
『 ……── ジャラッ ──…… 』
「──ッッ!?」
「──っ!!」
「──……な」
「ぅそだろ……」
「なんか、やばいよ……」
ジャラッ
ジャララッ
「! いるっ! なんかいる!」
「おい、にげよっ!」
「えっ」
「やばいよ、ウルフかもしれない」
「でもあの音」
「いいから、逃げるんだ」
「あっ」
「こいっ!」
────ガッ!
「「 ──うわぁっっ! 」」
手を繋いで歩き出した2人は、
何かに躓き、転びます。
「いてて……雪が……いったい、なんなん……」
「これ……」
「え……?」
氷柱、だったといいます。
地面から、上向きに、氷柱が、
生えていたそうです。
「……! なんでっ、こんな、下から、トゲみたいに! おい! 刺さってないか! ケガは!?」
「……この、ツララ、変だよ……」
「おい!」
「氷だけじゃない、なんか、黒いのも混ざってる」
「え……」
先にいくほど、黒く濁る、
地面から生えた、氷の針。
それから、信じられないことが起きたといいます。
ゾゾ、ゾ、
「え……」
ゾざ、ざ
「なん……」
ずぞ、ぞざざざ、
「うわぁ」
ざ、ゾザざざざざざ
「はえてるっ」
「にげなきゃダメだ」
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「はやくにげなきゃだめだ!」ざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「どんどん……はえてる」ざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「足のふむところがなくなるぞ!」ざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「うわ、ああ」ざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「はやくっ!!」ざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「森からきてるっ」ざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「く、くそぉ! 立って!」ざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「あ、う」ざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「立てぇええええ!!!」ざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「う、うん、でもぉ!」ざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「く、つの底は、あつい!」ざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「えっ!?」ざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「まだ、ふみくだけるから!!」ざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「う、ぅんん……!」ざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ぞざざざざざざざざざざざざざざざざざ
「さぁ、いこ──」
「 うあ 」
「 え? 」
ボロボロで、
鎖まみれで、
肌が白くて、
目が虚ろで、
立ってたの。
ァ ブ ナ ィ ヨ……
「うわあああああああああぁああ!!!」
「やああああああああぁああぁあ!!!」
立っていた。
立っていた。
森の、木のそばに、立っていた。
「うわあああ!!! なんだあれぅ!」
「な、いやあああっ!!!」
あわてて、にげようとして、
────ズシュ!
「ひっ!」
「うあっ、刺さったのかっ!! うわああしっかりろおおお!!
「ああ、ちがう、服、だけだ! と、れない!」
「なっ、け、けが、してないなら、はやくっ!!」
「うああ! つららに、服が、こおって!」
アー ブー ナァ──ィ…… … …
「っき、きてる、こっち!!」
「さ、さきに、にげてぇ……」
「でっ、バッ、でき……」
ジャラ
ジャラ
ジャラ
「ひっ」
その時、
ポトンと、
ともだちから、
仮面が、おちた。
"狂銀"の、かめん。
自分が、してるのは、
"黄金"のかめん。
──まもらなきゃ。
そう、思って、
銀の仮面を、ひろって。
「……っ、お、おい」
ア ブ ナ ィヨ
「お、れが、あいてだ!」
ア ブ ナ イィ───
「おれは、クルルカンなんだ、ぞっ!!」
「お、おいぃ……」
ア ブ……
「お、お前みたいな悪モノに、おれ、は、負けないぞッ────!!!」
……─────…ぇ ─ ─……
「おまえ"、ぅみだいな、悪モノに"っ、クルルカンは、負けないんだッ!!」
「うっ、うっ!」
……──── ──チ── ガ……
「くぅ、らえッッ!!」
弟は、他になにも無かったので、
仮面を、投げました。
── ガ ッ、ゴト
それは、目の前のバケモノの、
頭に、当たったそうです。
「──この、悪モノッ!! 悪いヤツめっ!! クルルカンが、許さ、ないぞッ!!」
「く、くっ! このっ、とれろっ!」
……── ── ──……
弟は、怖さのあまり、
同じような言葉を、繰り返したといいます。
「悪モノ」、「悪モノ」と。
目の前のモノは、
木の仮面を、
ひろったのだそうです。
……── ── ぅ─…?
「おまえなんかっ! 悪モノだっ!! オクセンフェルトだっ! みんな、おまえを悪モノって、呼ぶんだっ!!」
……─────────── ……!!!
「おまえは、悪モノだっ!」
……───────……
「おまえは、悪モノだっ!」
……───……ゃ
「おまえは、悪いんだぁああああ!!!」
「とれたっ! とれたよ! にげよっ」
「はぁ……はぁ……」
「ほら、いこ……えっ」
─── …… …… ……
額から、ボタボタと、
血を流している、女の人の、ように、
見えた、そうです。
自分を傷つけた、仮面を見て、
狂ったような、まるい目で、
呪われて、しまうような。
針まみれの銀の世界が、
止まったよう、な。
「……」
「……」
ち ガ ……
「「え……」」
ちがァう ……
「「──」」
ちがァう!
ぢあがぅ!!!!!!
チガアゥ!!!!!!!!!!
ワ、タシは、
コンナ、に、ナッタケド、
わるモ ノジャ、ナイッ、!!
ワル、モノじゃ……な、ぃ……!!
わるくは、ない……!
わるクは、マダ……
マだ……
まダ……
ウアア……
うあア……
ウアアァ……
ウアアアぅうう、ああ、ァ……!
「「……」」
呆然と見ている、
2人の前で、
木の、銀仮面が、
メキメキと、音をあげました。
女の人の、手の力では、
壊せなかったのでしょう。
「あの……」
「よ、よせって……、っ……」
弟は、
友達が、女の人のオバケに、
しゃべりかけようとするのを止めたものの、
自分も、何ともいえない気持ちになったそうです。
目の前の、氷のトゲを使うお化けは、
傷ついているように、見えたから。
でも、すこし、それは、
おそかったのでした。
ゥ、ああアアアあ────!!!!!!
ガガガリ、バリバリバリ─────!!!!!!
「「ひ!!」」
すごい光と、
すごい音がして、
見ると、木の仮面は、
バラバラになっていました。
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、
「あ、ぁ……」
「──ぃ……」
細かく息をはく、魔法を使うオバケに、
2人は震えあがっていました。
もっと怖いことが、すぐに起きました。
バキン、
ガキン、
ギギギ、
ギギギ、
ギン。
ェ──……?
「う」
「そ」
ァ、ォ……?
「……かめ、ん」
「──だ」
ェ?
「かめん……」
友達が、ゆびさしました。
女の人の、凍った、顔を。
黒と、青の、氷。
それは、まさしく────……。
ジャギン────!!
「「!」」
女の人のそばに、
大きな氷柱がはえました。
それは、黒を含んで、
鏡の、ようでした。
女の人は、
自分の顔の、
氷のカタチを、
見ました。
「「……──」」
──ギャ … …!
そこにあったのは、
木の、お面とは、
かけはなれた、
本物のような、
二本角の、銀の仮面でした。
「 ……"オクセンフェルトの仮面"だ──…… 」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「 ──、 ─」
「 ── ──、、」
「とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない
とれない とれない とれない とれない」
女の人は、狂ったように、
濁った氷の仮面を、素手で、引っ掻きます。
仮面は、凍りついたように、
とれませんでした。
「ァァァァアアアア、チガウチガウチガウチガウ
ワタシ、ハ、ハッ、ワル、モノじゃないイイぃ
イィィィギャァァアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
!!!!!!!!!!」
周りが、狂ったように、凍りだして、
森から、針のような氷が、
波になって、襲ってきました。
「ワル、モノ、ワルモ、ノワルモ、ノワルモノ──……」
「 」
「 」
「コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャ コロサナキャ コロサナキャ
コロサナキャアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
狂ってる。
狂ってる。
狂った、んだ。
そう、理解して。
「「────────ぁぁぁあああ!!!!!」」
氷の海が来る前に、
2人は、逃げ帰ってきたそうです。
どう逃げてきたか、
まったく、覚えていないと言います。
翌日、傷だらけになった服を見て、
大人達が見回りにいきましたが、
濁った氷も、氷柱も、仮面の女の人も、
そんなものは、見つからなかったそうです。
スープは、一滴も、
減りは、しませんでした。
……。
「お、お、お、お姉ぇ、ちゃん……」
「……なぁに?」
「ぼく、なんだ……」
「え?」
「ぼくが、やっちゃったんだ」
「……」
「ぼくが……あの仮面を! わたしさえぇ、しなければ、ァ!」
「……あなたのせいじゃ」
「ぼ、ぼぐなんだ……! アレは、ずっど、ずっと森にいたんだ……! ぼぐが、ぼぐが……仮面をわだじたからぁ……! 」
弟は、悔いるように。
震えながら、
こう、言いました。
「"狂銀オクセンフェルト"は、"復活"したんだぁああっ── 」
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⛓⛓⛓ キョウギン ノ フッカツ 〆 ⛓⛓⛓
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─── ─── ─── ─── ─── ───
──ぽん。
クリアデータを保存しています▼
"狂銀"が復活しました▼
討伐することで、『王道のストーリー』が、
進行します。
"箱庭フォートレス"の機能が開放されました▼
★あなたの歯車空間に、憩いの場を。
アイテムストレージ内に浮遊する、
大型遊郭を意匠とした、機動船舶型デバイス!
意思を持つマジックアイテムの皆様はもちろん、
歯車法のスキル所有者の方の意識体も、
ご利用いただけます。
文化を感じる建築の中で、
ゆっくり、憩いの空間を満喫しませんか。
オートセーブしています……▼
セーブが完了しました▼
引き続き、『はぐるまどらいぶ。』を、
お楽しみください▼
準備ができ次第、
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