⛓⛓⛓ ☒ョウ☒ン ノ ☒☒カツ ⛓⛓⛓ ③ さーしーえー
明るい、ときに、
はっきりと。
いしきが あるのは、珍し、かった。
「 あ…… 」
いいな。
きょうは、いいな。
なかなか、いい。
こんなになった、私だけども、
こんな、ごほうびみたいな日が、
たまに、あっていい。
「……おさんぽでも、しよう、かな……」
────ジャラジャラ、ジャラ
…………ぺた、ぺたぺた
ふるい、大きな屋敷から、
破片を踏まないように、出た。
森は、やっぱり霧があるけど、
いつもより、あさにちかいから、
よい。
サクサクと、歩く。
地面が、黒く、とがっていく。
はやく、すすもう。
あしに、ささる。
通ったあとの木が、焦げていく。
しかたない。
これくらいなら、枯れないだろう。
ちょっと、黒くなっただけだ、よ?
いつも、起きると氷まみれだ、けど、
今は、まだ増えてるとちゅうだ。
けっこう無視できる。
へへ。
地面は、私を中心にギザギザだけど、
落ち葉を踏んで、鳴って、よかった。
やしきの靴は、もたなかったし、
でも、裸足も、いい。
木の実を、焦げないウチに、食べた。
へ、へへ。
いつまで生きられるかなぁ。
しかたないなぁ。
焦げるしなぁ。
白い世界が、明るい。
気分が、いい。
きれいだ。
あの、絵本の、さいごは
こんな だった はずだ
あえ なんだけ
てき
───〜〜〜─────……!
───……───。
〜〜〜──?
「む」
うれしくて、
森の 入り口まで きてたらしい
こどもの、声だ
けっこう、すぐに くらく、な ぁる
わたしが、かくれてる。
じゃまだ
へへ、脅かそう。
こんながいるとは、おもうまい
あえる。
すきだ。
いこう。
─────ザクザク、ザク
────────ジャラジャラ、ジャラ










