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ダンシング・アルデンター

明けまして、おまたんたん

おめでとうございます!!!!!


いやぁ〜〜……、年末年始、

いそがしかったぁあぁ……( ̄▽ ̄;)

体力回復、優先しましたm(_ _)m


──はぐるまどらいぶ。

舞踏再会です!(◍´꒳`)b(◍´꒳`)b(◍´꒳`)b





 大きな、(つつ)状の、


 ()()か のっぽの、お(なべ)に。


 たくさんの、お湯を入れて、


 黄金の、パスタを入れよう。




 火と、水。


 噛み合う、調(しら)べ。


 おどれ、おどれ。


 充分すぎる、熱量で。

 





 最初、誰もが。

 それを、(ほう)(げき)(おと)だと、

 気づかない。





    □

 □□□□□□□

    □

 □□□□□□□

    □     □

    □  □□□□□□□

          □

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 □□       □

   □

       □

 □    □

 □□□□□






 空の、黒が、(はじ)けた──。








銃侍「イカれている……」




 冷や汗と、笑み。

 思わず、言葉が漏れる。


 日本人が()となった街の、

 王子は、スパゲッティを、知っていた。


 よく、似ていたのだ。

 (たて)(なべ)(おど)る、

 (くだん)(しょく)に。



 ──ただ、この、黄金は。


 (めん)ではなく、(ほう)

 天を(つらぬ)くような、

 (きょ)(じゅう)であるだけだ。




萌魔「音、マジいいな」



 (よめ)()(じょ)が、(かん)(たん)する。


 (てつ)(ごと)を、殴ったような、

 音だった。


 あれが、ちいさく。

 単発で、撃っただけなら、

 『 キン 』、という、

 きれいな、音なのだろう。


 ただ、デカく。

 ただ、おおい。

 ただ、とめどない ─── - - - 。



    □

 □□□□□□□

    □

 □□□□□□□

    □     □

    □  □□□□□□□

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       □□□□□□□

          □

 □□       □

   □

       □

 □    □

 □□□□□



 重なる音は、空間を、支配した。

 大きく、連続する、

 あまりにも、巨大な、音。


 ただ──それが、

 その、ひとつ、ひとつが。


 あまりにも──"()(れい)"な、モノだから。


 砲身が、照り返す、

 (たそ)(がれ)(まぶ)しさも、あって。


 彼らの学友は、"神"に見えた。


 上を向く、彼女の姿に、


 (かがや)かない、場所が あろうか──。





『──── 12,534 / 70,000 発:

 ────荷電射出中☼』


『>>>弾倉ユニット、

 >>>第三ブロック、(せつ)(ごう)完了』




 彼女の同級生たちは、

 大砲なんて、見たことが、ない。

 ただ、想像力と、(めい)(いっ)(けん)が、

 目の前のモノを、理解する。





友達「……"()"って、いるんだ……。

   お(ゆう)()の、()き矢と、同じだ」




 空中の、小さな点のような、竜が、

 黒胡椒(ブラック・ペッパー)のように、

 (くだ)けていく。


 なぜか、大きな竜の()(へん)は、

 まるで、落ちて、こない。


 時たま、空に。

 (みず)()まりの、()(もん)のような。


 黄金の、輪っかが見えた。





盾熊「頑張ってるヤツに、

   イカれてる、ってのは、

   どうよォ、色男?」


 内心、クマも、

 (みょう)()みを浮かべながら、

 サムライに、言う。


銃侍「あれを見よ……。

   あんな……巨大な、

   砲身が、(おど)っている」




 目の(さっ)(かく)では、なかった。

 うねって、いる。


 彼女の、周りに、

 円状に並んだ、巨砲の姉妹たちは。


 (なみ)()らぐ、水草のように。

 (げき)(かざ)る、(おど)り子たちのように。


 (なべ)の中の、パスタのように、

 ご機嫌に、"なび"いている。



 ひらいたり、とじたり。


 ゆらいだり、もどったり。


 たまに、ねもとから、


 ほうしんの、(エン)が、


 まわったりした。




銃侍「彼女を、見よ……」


盾熊「ん……?」






 空を、(りん)(にら)む、


 黄金の、アンティ・クルルの、


 体表には、


 (けい)(よう)(がた)い、


 黄金の激流が、走っていた。



 体内に、内包されるはずの、


 魔術の、流路が。


 もはや、身体の外にまで、


 (ほとばし)っている。


 電撃の、ようであった。


 その、"何かのチカラの流れ"は、


 たまに、"文字"のようにもなった。




銃侍「"自動照準(オートエイム)"では、ないのだ。

   同じ特性の武器を、

   (あつか)うからこそ……、

   (それがし)には、()()る」


盾熊「・・・」


銃侍「──"手動操作(マニュアル)"、だ。

   か、か、すごいな。

   あんな……根元から、

   じゃじゃ馬のように踊る、

   あそこまでの、巨大な砲たちを、

   すべて……"自分の脳"で、

   処理している」



 砲身たちは、踊る。

 まるで、イソギンチャクの、

 ようである。


 その、巨大な線たちは、

 光の、化身のようである。



銃侍「真似……できんよ。

   普通なら、脳の流路が、

   焼き切れる。

   ぐちゃぐちゃに、なるでござるよ」


盾熊「……やれやれ。おぼっちゃん。

   そんな、深刻にならずに、

   "ござる"を、つけやがれ」


萌魔「ま、マジ、今さらって、

   感じも、するがよ──」





 皆が、空を、見上げている。


 天高く、のびる、


 支柱のような、砲口を──。







萌魔「マジ、手伝えること、

   あるかねぇー?」





 ブラック・ペッパーのように、


 砕け散る、出来損ないの竜は、


 金の波紋と共に、


 亜空の領域に、食われていった。





 ポツリと、剣士の声が鳴る。





姉乳:「待て、あっちも」

妹乳:「撃ったわ」

 




 天空の、ゴミのような竜が、

 亜空の()に、食われる前に、

 多段式の、(つぶて)を、(はな)つ。


 悪あがきの、攻撃は、

 しかし、拡散式の、ミサイルである。

 ギラギラと、竜の、におい が した。


 


『────シゼノ:リボルヴ:

 ────(りょう)(わん) / (てん)(かい)☼』


『>>>ガン・アーム、(こう)(ちく)

 >>>レフト/クラスタ、"EL-GIL"、

 >>>ライト/クラスタ、"AI-HAN"、

 >>>アセット転送』





『────(テキ)の"()"は❖

 ────われらの、"(セイ)"❖

 

 ──────アンティ、やっちゃえ❖』





『──────:準備完了(スタンディング・バイ)☼』






 キン・・・





 あげた、アンティの(りょう)(うで)は、


 同級生たちに、


 バカ騒ぎする、


 学校の授業を、


 思い起こさせた。





 ただ、見えるのは、


 健康そうな、少女の、


 柔肌では、ない。






 (きん)(しん)()(つつ)まれる、


 (じゅう)の、(うで)だ。






  ダ!! ダ!! ダ!!

    キ   キ   キ

     ィ   ィ   ィ

    ン   ン   ン

     ゥ   ゥ   ゥ

      オ   オ   オ

       ン   ン   ン

        \    \   \



 ダ!! ダ!! ダ!!

   キ   キ   キ

    ィ   ィ   ィ

   ン   ン   ン

    ゥ   ゥ   ゥ

     オ   オ   オ

      ン   ン   ン

       \    \   \




 文字での表現など、

 到底、不可能な、

 弾丸の、音だ。


 両の手から、3セットで、

 その"()(げき)"は、

 繰り返し、行われた。


 空で、昔の最新技術が、

 汚い、花火となった。




銃侍「あの、砲身を……、

   制御しながら、

   腕の銃で、射抜くか……」


炎精「 ふ ご い の ぉ ー ……!!」


盾熊「そんな、自信、

   なくすなって」


銃侍「そ、そうでは、

   ないでござるががが……」


萌魔「……マジ、(じょう)ちゃんで全部、

   イケんじゃねぇか??」


白童「いや……そんな、

   あまく、ないですね」


獣王「ガオウ……!」


姉乳「言うとおりだわ。ホラ、見て」




 剣士が、砲の先の、空を指す。




妹乳「あたらしく……生まれて、きてる」





 空の、亜空から。


 まるで、雨のように。


 あの、黒い、(うず)は、なんだ。







妹乳「……さっきまでの個体より、

   大きいわ・・・!」






 (りょ)(かっ)()のような、……いや。



 ──"(ばく)(げき)()"のような、


 ナニカ、たちが。




 空で、ガチャリと、ゆがんだ。








アババばばバ……!?((((;゜Д゜))))

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『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
投稿にょきっとです こけし魔女が嫁魔女にランクアップしている? いつの間にかゴールインしていたのか。 炎精ってガンゼルちゃんかな? ホームレスは脱却できたのだろうか?
あけおめ! 正月早々キンキラな上に良い音がして、めでてぇな?
推し事お疲れ様です! 爆撃機かぁ…そのうちミサイルが龍になったのとかが出てきそう
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