呼応する英雄たち ③ さーしーえー
おぉぉおおまァァアアああっぁぁああ──……(いきつぎ)
たぁぁァアアんんんんんんんんんぅぅぅぅぅ(●´ω`●)+++
ダみだ、10月中頃までは めっさ忙しいスルメ。。。⊂⌒~⊃。Д。)⊃
※一枚目の挿し絵を追加。
※二枚目の挿し絵を追加。
『 ゴウガよ……獣に堕ちるは、
獣だけに、あらずんニャ─── 』
ネコ師匠の尻尾が、
二本になってしまった時。
俺は、そう、言われた。
コ ォ ォ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ ゥ オ ・・・・・
白童:「 ─── " 家 "、ってのはね、
いいモンなんだ。
だって─── 、さ…… 」
獣王:「 ・・・・・・ 」
俺は、この、小さな、
少年のような、癒し手が、
たぶん、怖かったのかも しれない。
おおきな、ゴーレムの、りょううで。
黄緑に、発光する、流路のような、ナニか。
王都の、ガレキの上で、
そのエルフは、まるで、幽霊のようだ。
フラフラと、ふわふわと、ゆらぐ。
その、後ろ姿を───。
白童:「 ───この場所に──……、
" 故郷 "、が、あるって、
コトなんだから 」
獣王:「 ・・・ガ、オ・・・ 」
いや、もう、浮遊している。
俺には、その 仕組み が、わからなかった。
いつもは、大きな声で、元気そうな、彼。
── だが。
今の、ユユユ・ミラーエイドの、その背中は、
何故か、あの時の、ネコ師匠の言葉を、
深く、思い起こさせた。
白童:「 ───それを、さ。
コワス のは、さ、、、、 」
獣王:「 ・・・グ・・・ 」
ゆらぎ、怒っていた。
わかる。
そのエルフは、怒っていたのだ。
白童:「 そ れ は ─── イ け な い よ 。 」
彼の、耳に、光る、片方に、三つ。
合計、六つの宝石が、
若葉に透けた、陽の光のように、灯る。
ク ・ ゥ ・ ウ ・ ウ オ オ オ オ ォ ォ オ オ ・・・ !
足元に、散らばった、
俺と、彼が、コナゴナにした、
黒い、竜だった、ガラクタのような、ナニか。
炭のような残骸は、
俺より─── 彼 のほうが、多い。
GUUUOOOOOOOAAAAAAAA・・・・!!?
白童:「 ─── どんな、理由が、
あったって───…… 」
獣王:「 ・・・、・・・ 」
すぐ、そばにいるはずの、
黒い、オオカミのような竜の、声が、
ずいぶんと、遠くに、聞こえた。
白童:「 ─── おまえは、" 罪人 " なんだ 。 」
" 原理 "は、わかる。
あの癒し手の、
長い、エルフ耳に打たれた、
六つの宝石は・・・そういうものだ。
" 自分が攻撃を受けた際、一定確率で、魔法で反撃する "。
そんなモノを、六つも、持っているのだ。
単純に、くじびき の、" 当たり " を、増やす。
彼は、そういう風に、チカラを、得たのだろう。
─── " 光の雨 " が、降った 。
獣王:「 ・・・、・・・ 」
回復職で、あるのだ。
" 攻撃 " を受けることで、" 攻撃 " する。
・・・普通の、選択では、ない。
白童:「 今のは……" 引き " が、強かったですね♪ 」
恐らく、まったく、笑わずに、
あかるく、コイツは、わらった。
" 運 " が、悪ければ、敵は、
コイツを、一回、小突いた だけで、
どこから発生しているのか、分からない、
六本の光の柱に、のまれるのだ。
わらう、エルフの少年の足元には、
黒い、残骸が、転がっている。
イビツな、、、すべてが歪な光景が、
ひろがっている。
獣王:「 ・・・ガオゥ・・・ 」
最近、俺は、彼らを、やっと、
気兼ね なく、思えるように、なってきたが、
そうして、前に見た、
彼の、両腕の、ゴレーム・アームは、
以前とは、形状が、変わっている。
両肩のそばに、浮遊し、
攻撃を、受ける、ための、ヨロイ。
" コロス "、ための、" 受け " 。
この、笑顔の装甲を持つ、底の知れないエルフに、
たとえば・・・俺の、攻撃が、
カスったりしたら、どうなるの、だろうか。
獣王:「 ・・・、・・・ 」
獅子が、百獣の王などと、
俺は、思った事がない。
師匠は、ネコなのだ、当然だ。
それでも、ゾッとした。
俺の中に、確かに、ある、
" 獣 " に、なりかけた時から、
この、ココロ の、 ナカ にある、
" 本能 " の、ようなモノが、
" 怖さ " を、感じ取っている。
・・・あるいは、俺は、
" 壊す "、本能よりも、
ソレ を・・・感じ取れたから、
いま、ヒトのカタチを、
保っているのかも、しれなかった。
ただ───・・・。
白童:「 単体なら、なんとか、なりそうです。
しかし、C級くらい からだと・・・、
対応、厳しそうですね 」
獣王:「 ・・・・・ 」
白童:「 今日は……ずいぶん、
しずかじゃ、ないですか♪ 」
コイツは。
" ヒト " の、カタチを、しているが。
" ヒト " の、ココロを、持っているが。
なにかが───ちがう、ような、気がした。
精霊種の身体を──以てしても。
それすらも、利用して──。
なにかが──、、、
──── " 擬態 " 、しているような──。
白童:「 まさか……♪ 」
獣王:「 ・・・・・ 」
白童:「 ボクのこと、コワイ、ですか? 」
そんな、雰囲気を。
感じて、いるからこそ。
" 怖さ " 、だけではない、
感じ入る、モノが、あった。
彼の指摘は、図星だったので、
少し、悔しさも あり、
俺は、一歩、踏み出した。
─── ズ ゥ ゥ ウ ン ・・・ 。
俺は、頭は、ワルい。
だが、目の前のエルフが、
まだ、ニコニコ、しているので、
慣れないコトを、してみたくなった。
獣王:「 ・・・ソノ 」
白童:「 ん・・? 」
獣王:「 ソノ・・・" ウデ " ヲ、
アヤツル、ノニ・・・・、、
イクツ、、、ウメ コンデ イル ・・? 」
白童:「 ───・・! 」
ユユユの、おどろく顔は、
なかなか、新鮮だった。
" ジェム "を、身体に埋め込むのは、
この国では、違法であり、重罪である。
白童:「 ・・・ 」
獣王:「 イタクハ、ナイノカ ・・? 」
白童:「 ・・・お、どろきました。
本当です・・。
けっこう、知性的、、、なんですね♪ 」
コイツは、得体の、知れないヤツだ。
もう、間違いない。
ただ、間違いない " 真実 " は、他にも、ある。
俺は、あえて、彼の肩に、
そっと。ふれて。
攻撃した。
・・・─── ト ン ・・ 。
獣王:「 オマエ ハ 、ナカマ デ、
ヒトガタ ダ ── 。 」
白童:「 ・・、・・ 」
ユユユは、ポカンと、していたが。
前に、見た時のような、
夏のような、笑顔では、無く───。
意地悪な、子供のような、笑みで───。
白童:「 ・・、フ・・フ。
意外と……人たらしな、
ライオンだな。 」
獣王:「 ・・ガオゥ 」
少しだけ、バケのカワが、剥がれた。
・・・・ネコ師匠よ。
今の、俺には、ここらへん が、限度だろう。
だがな、師匠よ。
俺は、こういう事が、
できるように、なったぞ。
白童:「 いきますよ♪ ゴウガさんっ 」
獣王:「 ・・ガ? 」
白童:「 むこう・・けっこう、ヤバそうだ。
やっぱり、合流しましょう 」
獣王:「 ・・ガオ!! 」
俺は、行こう。
信じる道を、いこう。
いまは、ひとりで、ないのだから。
それに、だれかを、
ひとりに、させない、ことだって、
りっぱに、できるように、なったのだから。
こわそう、こわそう。
だれかの、ために。
だれかが、ひとりぼっちに、
ならない、ように───。
白童:「 ここだけの、ハナシ、なんですけどっ♪ 」
獣王:「 ・・ガ? 」
白童:「 ボク!!! ヒトの家、
ブッ壊す ヤツらって、
ブッ殺したくなるんですよねぇいいい!!!!!!! 」
獣王:「 ・・・、・・・・アンマ。
・・・ホカノ、ヒトノ、マエデ、
イワナイデ、ネ・・・ 」
・・・キミ・・、" 至高の回復職 " 、ダカンネ?
家クラッシャー絶許系エルフ(^'^)










