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呼応する英雄たち ② さーしーえー

おぉぉぉおおおまたんまたんまたんっっ(●´ω`●)+

※挿し絵を一枚追加。




 クノ・ワンは、さけび、ころび、うずくまった。

 ちいさな、子犬のようだった。





「 たすけて・・・ 」





 ソルデが犬の獣人を使う理由は、

 忠実で、情報収集に()ける面があるのは、

 想像に、(かた)くない。


 だが、それこそが、

 彼女が、"安全な状態" を基準(ベース)に、

 物事を構築するという、

 "お上品な立ち振る舞い"、

 である事の、(あかし)でもあった。



 (こく)だが、それが──、

 ギルドマスターとしての、

 致命的な ──" 初動 "の遅れを、(まね)く。


 いまだ、ギルドへの、指示は無く。

 他の王凱都市への、報告も無く。


 何かが、停止していた。



 もちろん、わずかな──時間である。

 ()められる者は、いないのかもしれない。




 " 今日、王都が、落とされる " 。




 そんな可能性を、だれもが、想像、したものか。


 祭りで膨れ上がった人口は、混乱に拍車をかけ、


 未知と悪意は──" 結合 "する。


 それが、その、結果が。





 この──、まるこまった、


 ふるえる、女性の獣人の姿、だった。











 これが、未曽有の悲劇の──、




   狼煙(のろし)に────、





     なる、






       はずだった。

















「 ・・・・・ 」








 なにも感じない衝撃に、

 クノ・ワン は、

 五感を、再起動させる。








「 ・・・・・、、? 」







 涙を、こぼしながら、

 顔を、もちあげようとする。


 無様にも、屋根の上で、

 野良犬のような自分を感じながら、

 (おとず)れない " 死 " を、確認しようとする。







「  ・・・・・ぁ、れ・・・?  」






 可愛らしい、子犬のような、顔を、

 絶望のシルエットが、見えた、ほうへ、


 向けた。




 ──彼女が見たものは、なんだったか?

















  ▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣

    ▣▣   ▣▣   ▣▣

  ▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣▣

    ▣▣       ▣▣

    ▣▣       ▣▣

    ▣▣       ▣▣

    ▣▣       ▣▣

    ▣▣       ▣▣

    ▣▣       ▣▣










「 ・・ と り 、 ぃ ・ ・ ・ ? 」






 ── 光の、(とり)()で あった。





 彼女は、それを、知識として、知っていた。


 確か・・・南の地、ナトリ の 街 の ── 、、、


 神殿などに見られる、大きな、(もん)



 南の街の、()()となったという、4人の勇者が、


 使い始めたと伝わる、独特のカタチ。





 そして、それは、── " (さか)() " である。





 " 神 " の 領域 と、── " 人 " の 領域 の。




     そう。そうとも。





 (けん)(げん)せしめるは、



 未知の、領域である。



 だから、つまり────。











 ────" 希望 " に 満ちた、" 未知 " も、


           あると、いうことだ。















 ゴ・ごあああああああッッ ・・・・ !?








 竜は、(はりつけ)に、なっていた。


 その、神域への、門を。


 なにも知らず、通り抜けようとした、


 (おろ)(もの)のように。




 かつて、空を駆けた、哀れな、ガラクタ が、


 光る、(トリ)()の、中央に ──、


 その、" 光る(きょう)(かい)(めん) " に、


 (こう)(そく)されている。






「  な 、 ん ・・・ ──  」








 何故かは、わからない。



 どうして、そう感じたのかは、



 わからないが。








 クノ・ワンは、



 その、鳥居 が ────、









 ──── () () () の よ う に 、見 え た 。 










銃神:「 なるほど。拘束としても、(つう)じるで ござる 」

炎鎧:「 ふん! アレ ごときには じゅうぶん じゃて! 」

萌神:「 動かれると、マジだるいしな。じゃ、いくぜ 」








 なにかが、頭上で ──── ひ か っ た 。











萌神:『   マ  ジ  ♡  』










 竜と、子犬が、









萌神:『   モ  エ  ♡  』









 それを、見上げた。









萌神:『   ──  き ゅ ん  ♡  』


 










    ♡♡♡♡♡    ♡♡♡♡♡

  ♡♡♡    ♡♡♡     ♡♡♡

 ♡♡♡     ♡♡♡      ♡♡♡

 ♡♡♡             ♡♡♡

  ♡♡♡           ♡♡♡

   ♡♡♡         ♡♡♡

     ♡♡♡     ♡♡♡

      ♡♡♡   ♡♡♡

        ♡♡♡♡♡

         ♡♡












 ハート、ってのは、


 いつだって、


 おムネを、つらぬくモンだ。





















犬忍:「  ── 、・・・ 、、 ・・ !  」









 ハートを、ハデに、ブチ抜かれ。


 チリとなっていく、竜の前が、


 人影で、おおわれる。





 音なんて、なかった。







 サイボーグ・サムライの、


 やさしい手が、


 わんちゃんの、頭に、置かれた。








銃神:「希望を、まだ、捨てるでない。

    だから、私たちが、いるでござるから♪」

炎鎧:「おぬし! ヤッてから、

    いりょく たかいのぅー!」

萌神:「ま、マジ、うるせえええええええーーーー////////

    マジだまれ!? こっぱ神サマがぁよ!?!?////////」







 クノ・ワンは、彼らを、知っていた。

 しゃべる、炎の鎧は、よく わかんなかったが、

 とにかく、知っていた。


 それを、なんと呼ぶかも、よく、知っていた。







銃神:「──" 希望 " は、まだあると、

    ソルデ殿(どの)に、(つた)えよ。

    (こう)か、()(こう)か──。。。

    "皆"──そろっている」



犬忍:「そ! れ、は──、、・・!

    まこ、と、です、か ッ・・・! 」






 意味を、瞬時に理解し、

 ままならぬ声で、クノは、こたえた。


 のどが、熱くなるのを、感じた。






銃神:「それだけでは無い。ここは、" 王都 "であろう。

    戦える者が、多く、いるはずだ」

萌神:「ヒナワ、そろそろ。マジ、いそげ」

炎鎧:「うむ。やさしさは、ほどよく、な!」






 去り際に、サムライは、言う。






挿絵(By みてみん)


銃神:「 ── " 自分の街を、信じよ " 、と。

    必ず、伝えよ。

    それが──いちばん、はじめ、なのだから。

    それに──この街には、

    あの子たちが、いるで、ござるから♪」


萌神:「マジ!/// 女に、えーカッコ、すんな!!///

    マジで、いそげ!!////////」

炎鎧:「なんだ? しっと か!?」


銃神:「 じゃあ、頼んだで、ござるよ☆ 」






 姿が、()()え。




 光の鳥居は、花のような()()となって、


 ()り、(ほど)ける。






 クノは、ぐすん と、立ち上がり ── 、








犬忍:「  か な ら ず ・ ・ ・ !!!////////  」









 チカラ強く、言った。









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― 新着の感想 ―
[一言] 挿絵追加おつです ヒナワくんめっさメカメカしくなってるw マジカちゃんはもうロリとは言えないエロさだ…w
[一言] 恋愛イベントで強化されるの乙女ゲー感ある。この2人は世界観違うよなぁ。というか、またマジカ容姿変わってたりしない? そういえば、王道な騎士とかの強い人が今の所でてきてないな。姉羊の部下はど…
[良い点] プメン勢揃いは近い! [気になる点] あれ?ユっくんとゴウガさんも王都来てるの? [一言] そろそろ他のプメンもパワーアップ欲しいですな。
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