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開 演 御 礼。さーしーえー

おまおまおままままたんたんたん(●´ω`●)+

挿し絵まにあわないので、

文字で勝負することにしますた(:3_ヽ)_✧*。


※挿し絵を一枚 追加。

※挿し絵の二枚目を追加。







 ふたりの少女が。





 その、(くう)より、()()(さま)に。



 (りゅう)()(ぞう)(ひん)は、恐怖した。



 その、まがい物の脳で──感じたのだ。



 あ れ ら は、わ れ ら に、と っ て の 、





 ──── " シ ニ ガ ミ " ── なのだと。









  グ オ ォ ォ ・ ・ ・ !?








 黄金と、白銀の、(ひとみ)の、(ナカ)に──。




  ── 竜 は、



    " (シカク) " を、見た気がした。









 グ、ゴ オ オ オ オ ア ア ァ ァ ァ !!








 竜は、(ふる)える。


 こんな、ハズでは、なかった、と。


 ぼくたちは、いま、


 うごいている。


 たぶん、よみがえったのだ。


 理解の(はん)(ちゅう)(そと)(ことわり)により、


 理不尽に、ロードされた 肉体(からだ)は、


 完全に、再生される、はずなど、なく。


 記憶など、(いち)(わり)も、残っていないだろう。



 複座式の戦闘機の、パイロットたち──。


 二人分の心は、いびつに、(けつ)(ごう)し。


 ()()(ぶつ)より、(はん)(てん)した肉体に宿(やど)るソレは、


 もちろん、正常な生命とは、


 すでに、言えない。


 


 なにかを、まもるために、


 かつては、たたかった。


 だが、ふみにじられ。


 竜の、うらみを、(かさ)ねられた、ソレらに、


 ただ──



   ── " (しょう)(どう) " だけが、(のこ)った。







 グ、ゴ オ オ オ オ ア ア ア ォ ォ ォ ・・!!!




「「 ・・!!! 」」








 ──空から(せま)る。


 (にぶ)く、(するど)く、(かがや)く少女たちを見て。


 (りゅう)傀儡(くぐつ)となった(かたまり)の とった行動は、


 

 ── " 逃 走 " だった。










 (ニセ)(モノ)の、生存本能が、(さと)る。



 なぜか……あれら には──、、、


 か な わ な い の だ、 と ──。







「うわああああああ!!?」

「こ、こっちに、くるぞ!!!?」

「にげろおおおおおおお!!!」

「た、立てええええええ!!!!」





 うるさい。


 だまれ。


 おおきな、からだ で、にげだそう。


 じぶんの、まわりには、


 ずいぶん、ちいさな、にんげん が いて。


 この、、、くろい、ツメ、、は、


 きかんじゅうの、ようだ。





 は は 。


  か ま う 、 も の か 。


   じ  ゃ  ま  だ  。




 い き る こ と が 、 


  た い せ つ だ 。



 ひ  き  こ  ろ  し  て  、


 し  ま  え  。







 ゴ ォ オ オ ア ア ア ア ア !!!






「「「 うわああああああああああー!!! 」」」







 (りゅう)モドキが、(しゅう)()の子供たちを、


 ()()らそうと する……──、



   ──── そ の 時 。









〘 ------------" 音声術式;オン " / ☪︎ 〙


〘#------ う て 、マイスナ ── 〙



「 ──── し ッ  ──   」






        □ □

        □ □

     □

── □□□□□

     □    □□□

   □□□□□       □

     □        □

     □    □□□


            □ □

            □ □  □

                 □

              □□□


             □  □

             □  □

             □  □


             □  □







 ── 六 本 の 光 剣 が、(そら)より、(そそ)いだ 。









「『 ──── " (リッ) () (コル) (ラン) "  』」






     :

     ║    

  :  ╬

  ║  ║  :

  ╬  ║  ║  :

  ║     ╬  ║

  ║     ║  ╬

   :    ║  ║

   ║       ║

   ╬

   ║   :

   ║   ║

       ╬

       ║

       ║


 




      △


 ▷ ギ       ◁

     ギ

       ン

 ▷      ッ  ◁

          ッ

      ▽












             ア !!

         グ ォ

      ギ

 バ パ



       ◁

▽     ⊿    ◺   ⊿

⊿   ◺   ⊿   ◇  ◺

◺  ▷   ⊿ ◺  ⊿   □

〼⊿   ◺ ⊿ ⊿ ⊿ ◺  ⊿

◇ ◺⊿◇ ◺◇⊿□◇⊿□◇⊿△▷

◺□⊿ ◺⊿◇イ◇△◇□◇⊿△⊿

△ ◺ ◇□⊿  ◺△ ◺◇△ ◺⊿△











 ──(ろっ)(かく)の、(こおり)の、(けっ)(かい)よ。






 それは、(けっ)(しょう)の、(けん)だった。




挿絵(By みてみん)




 (ろく)()りの、" (けっ)(しょう)(けん) "。



 まるで、" (みず) " と、" (こおり) " と、" (とき) " が、



 変化を(おそ)れるように、(こお)ったかのような──。




 (とう)(しん)は、(あわ)(あお)く。



 ()きとおる、(ホウ)(セキ)が、(ごと)く。



 決して、()けることの無い、



 六本の(くる)(キバ)からは、



 地上への、" (ちゃく)(だん) " と(とも)に、



 (こおり)の、(ふう)(ろう)を生み出す。



 その(おり)、ヴェルダーの、山の(ごと)し。



 (とう)(やいば)雪崩(なだれ)(ごと)し。




 ──黒鉄(くろがね)と、肉の竜は、



 ()(ころ)す、動きを(ふう)じられ、



 気づけば──その、



 (りょう)の、黒爪は── () ん だ 。







 グオオオオオオオオオオッオオオ・・!!!








 氷の結界に、斬り飛ばされた、



 (こう)(てつ) ()じり の、



 竜の、両の(うで)(ツメ)が、()う。



 竜は、あきらめなかった。






 グ・・、グオオオオオオオオ・・・!!!






 じゃまだ。



 じゃまだ。



 じゃまだ。




 なぜ、われらが、しんで、



 おまえらが、いきている。




 にくい。



  にくィ。



   ニクイ。





 コンナ、ハズジャ、ナカッタ。






 機械と、肉の、混ざった、(カメラ)





 ジ ャ 、 マ 、 ダ ・・ !!!





 コ オ リ 、 ナ ド 、




 ト カ シ テ 、 


   シ マ エ バ 、


     ヨ イ ・・・!!!!!








 グ、オオオアアアアアアア・・!!!!






 



 (あわ)れな()(ディ)の中に(ざん)(りゅう)する、



 ミサイルの、燃料を使って、



 竜モドキは、炎を、(はら)む。



 その(アギト)は、笑顔にも、()て。



 (みにく)く発光する、竜の(ノド)は、



 誰しもに、おぞましい未来を、



 想像させた。






 ()ざとい、(ゆう)(しゅう)(じゃく)(しゃ)の、


   ──誰かが、(さけ)んだ。






「ぶ、" ブレス " だああああ!!!!!!」


「は、はなれろおおおおおお!!!!!!」







 氷の結界は、(きょう)(じん)とはいえ、



 曲がりなりにも、姿は竜である。



 (とも)()のような、



 (きば)(くち)の予備動作は、



 目の前の氷を()()らし、



 数十の子から、()(ずみ)にする結果を、



 ありありと、想像させる。






 グオオオオオオオオオオオオオ・・!!!!!






 ただ、いきたいのだ。



 だから、じゃまだ。



 はははははは──






 かつて、英雄と呼ばれた竜は、



 命どもに、など、(かま)わず。





 (えん)(りょ)なしの、



  " 火の(ファイア)息吹(・ブレス) " を、



    ()(はな)った──・・!!!








 ご  お  お  お  お  お


 お お お お お お お !!!








 竜の、目の前に、()た、


 西の学生たちは、


 なにも、動けなかった。



 彼ら、彼女らだって、努力した。


 ()(なか)(まち)と、いわれる土地で、


 それでも、負けじと、生きてきた。



 ただ──" ()(かく) "が、ちがった。




 ()(たび)の" 遭 遇(エンカウント) " は、



 (あま)りにも────" () () () " だった。







 学生の、女人の、ひとりが、


 なんとか、目の前の、


 小さな、仮装する女の子を、


 まもろうと、手を──── 









 ご  お  お  お  お  お


 お お お お お お お !!!



 









 ── 炎 の 光 は 、 暗 転 し た 。

















「・・・・・」

「・・・・・」


「・・・あれ?」






 ・・・。



 どうなった?







「あれ・・・?」

「竜の・・・炎、は・・?」








 学生たちは、(ほう)けている。





「・・・? な、ん・・・?」

「あつさが・・・きえた?」

「え・・・?」





 みんなの、声が、聞こえる。





「・・・えと」

「ぼくたちは・・死んだのか?」









 ── そんなわけは、ないさ。









 さ ぁ 、 



    (まく) が 、



        上 が る ぞ ── ……!









 ゥ" バ  サ  さ  ぁ  ・・・ ! ! !



 





「「「「「 あっ・・・・・!!? 」」」」」








 (ひかり)が、(ふたた)び、()(もど)り──。







「・・ぬ・・── 」

「──・・ " (ぬの) "・・・──? 」






 少年、少女たちは。


 自分たちが、


 おおきな、おおきな、(ぬの)を、


 (かぶ)せられていたのに、気づく。



 それは、まるで────







 ── " (しろ) (がね) の (げき) (じょう) (まく) "







   の、ような────。












『────展開しました☼

 ────スキル──:"" フレアオフ ""☼

 ────問題なく:発動しています☼』


『>>>太陽の神さんに、、、

 >>>"炎"で、ケンカを売るのは、

 >>>──よろしくないね?』







 ブ ぁ さ あ ぁ ・・・ ──…!








 ⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿

米□米□米□米□米□米□米□

□米□米□米□米□米□米□□

 □□米□米□米□米□米□□□

  □□□□□□□□□□□□□□

   □□□□米□米□□□□□□□

   □□□□□□米□□□□□□□

   □□□□□□□□□□□□□□

  □□□□□□米□□□□□□□

 □□□□□□米□米□□□□□

□□□□□□□□□□□□□□

□□□米□米□米□米□米□□

 □□米□米□米□米□米□米□

  米□米□米□米□米□米□米□

    ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹ ◹   

 






「「「「「「 、、──・・・!、! 」」」」」」






 

 西の生徒たちは、


 ──(いな)



 そこに居る、すべての、人々たちが、



 その 、 " (まく)()け " 見た。






「  きれい・・ 」









 (くう)()う、



 おおきな、美しい、



 ── 黄金の、()(しゅう)()(しょう)を 。








 (たい)(しゅう)(げき)(じょう)の、



 それにして、ずいぶん、



 (ごう)()な、(デザ)(イン)(まく)が、



 ()()がり──()()()()()()()






 ぶ ぁ あ あ 、 


   サ ァ ぁ あ あ あ──・・・!






「 ほ、、、(ほのお)が── 」


「 、、──おどって、る──・・! 」







 おおきな、(まく)に──。



 つつみ、こまれるように。



 まるで、おにぎりを、



 にぎる、みたいに。



 竜からの、炎は。



 つつみ、こまれ。



 あばれうしを。



 いなす、ように。



 みっつの、火球は、



 まるめ、こまれ、



 とどまって、いる。






 分割された、みっつの、


 ファイヤーボールは、


 まだ、大きく、おそろしかったが、



 ただ──中空に、


 まるめこまれていた。




 そうだ────" 回転(スピン) "、している。



 (うず)を、()いているのだ。



 (げき)(じょう)(まく)(まく)()げによって、



 回転(スピン)(あた)えられた、火の息吹は、



 信じられないことに──、



 完全に、(いきお)いを、殺されたのだ──。






 ──きゅぅぁううううううんんん。


 ──きゅるるるるるるるるっっっ。


 ──ぎゅぅういいいいいいいいい

    いいいいいいいいいいいいい

     いいいいいいいいいいんんん!!!




 ──ズゴボぼぉおおおおおおお!!!!






「 な、に・・・あれ? 」

「 炎を、吸い込ん、で・・・? 」







 なにか、よく、わからないモノが、



 3つに、分けられた、炎の(たま)を、



 吸い込んでいた。



 めっちゃ、うるさかった。



 金色、だった。



 ()っかの、ようだったけど──。






「 ちがう・・" 回転 "、しているんだ・・! 」





 ──きゅぅおおおおおおおおおいいい

    いいいいいいいいいいいいいいい

     いいいいいいいんんんんん!!!!!






 けたたましい、音と、(とも)に。



 回転する、黄金の輪っかが。



 炎を、食らいつくしていく。



 まるで、マジック・バッグ。



 だが、まるで、無限の容量。



 そして容易(たやす)く、()(しょく)(おわ)り。





 ──黄金の、輪っかたちは、


    ピタリと、とまる。







  キィン・・・!



        ☼


           キィン・・・!


   ☼

            ☼



 キィン・・・!


 






「 ・・ " た い 、 よ う  "──? 」








 その、" (はぐ)(るま) " は、



 ()しくも、



 ──黄金の、星に似ていた。







「 あ・・! 」








 そして、きづいた。




 やっとだ。




 おそすぎる。




 おそすぎる、くらいだ。









「 あ・・・ 」

「 き み ・・ は 」








 まだ、若い、学生たちの、



 ──すぐ、前に。








 (ひか)る、(しょう)(じょ)が、()っている。



 竜を、()き。背中を、(あず)け。



 その、黄金の片方の手には、



 " 黄金の劇場幕 "が、(にぎ)られている。

 





「「「「「「「   ──   」」」」」」」








 ものすごい、(わん)(りょく)で、



 ()()げられたのか、



 黄金の、巨大なマントのような、ソレは、



 まだ、宙に広がり、



 美しい、()(しゅう)()(よう)を、



 楽しませてくれる。





 やっと、心を取り戻した、



 皆々様が、



 じんわりと、その、



 マブい、背中を、見る。







 黄金の、ヨロイ。


 金ピカの、ヨロイだ。


 だが、決して、安っぽくはない。



 世界一、むずかしいダンジョンの、


 最後の、おタカラ が、


 この、ヨロイ、だったとしても、


 納得するような──。



 (じゅう)(こう)で、(せん)(さい)で、



 神さまみたいな、ヨロイだ。







「「「「「「「「  ──  」」」」」」」」







 彼らは、もちろん、はじめて、見た。



 その、姿を、見た。



 だが、わかる。



 彼らは──もっとも、多くの時間を。



 " 彼女 " と共に、過ごしたからだ。






 後ろ、姿だからと?



 まったく、問題にすら、ならない。



 見たなら、それは、()()るのだ。







 いっつも、元気に、走り回っていた、



 あの、()(がら)な、体。



 最近、やっと、()()れてきた、


 あの、ツインテール。




 そして──よく、わからない。




 頭上に、ゆるやかに回転する──、




 ── " 黄金の、(かんむり) " 。












「「「「「「「「「  ──  」」」」」」」」」



















挿絵(By みてみん)



 あの子、以外に、


 いるワケが、ないじゃあ、ないか。
















  ────ギ ィ ン ゥ ぅ ウ ウ──……!!





「「「「「「「「 ──・・!!! 」」」」」」」」









 おおきな、幕を上げた、


 黄金のヨロイの、少女の、すぐ、(そば)に。


 白銀のヨロイの、少女が、舞い降りる。



 二本ヅノの、仮面。


 ヒジから出る、銀の(やいば)と、


 手に持つ、(おお)()りの、(ぎん)()()


 まとう、(くさり)と、(つばさ)は、光。





 ギ ィ ン ・・!


  ── キ ィ ン ・・!!








 そして、ふたりが、そろった。












「 まーがえっと、しってゆよ! 」


「「「「「「「「  ・・・!!  」」」」」」」」








 1人の、生徒の(うで)に、守られる、


 ちいさな、ちいさな、


 義賊の意匠が、言った。











「 クルルカンの、おねえちゃんだ!! 」











 ── 絵本の続きは、はじまった。



 









 

どうおおおおおおおお!!!?・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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― 新着の感想 ―
[良い点] プレミオムズレターライダー2代目クルルカン、アンティ・クルル。 暴れ回る機械竜を倒すべく王都まるごと舞台に、大立ち回りの始まり始まり〜 [一言] 毎回そうだけ続きが楽しみすぎる
[良い点] くゆゆかんがんばえ~ [気になる点] 同級生と話してる時の反応があるから一緒にいるものだと思ってたけど、聖女の二人ってどこいった?
[良い点] さあ、愉快なヒーローショーの始まりだ
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