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敵役たちの聖約

みじかく、とうとい。






マイ:「もう、さ」


アン:「ん……?」


マイ:「わかって、いるんでしょう?」


アン:「……」


マイ:「あなたは、愛されて、いたんだって」


アン:「……、……そうだね」


マイ:「……」


アン:「……ッ、マイスナ、私は──」


マイ:「ちょっとだけ、切なく、なるよ」


アン:「……!」


マイ:「でもね、それは、

    あなたに、嫉妬(しっと)……してる、

    わけでは、ないの」


アン:「えっ、と……」


マイ:「私も、あなたを、愛して、

    一緒に、育ちたかった、

    な──……、って……」


アン:「マイスナ……」


マイ:「私にはね……、たぶん、

    どちらも、少なすぎた。

    いいことも。わるいことも。

    それとも、アンティから、見たら──、

    悪い、こと、ばっかりに、

    見えちゃうのかな?」


アン:「……、……そ、……」


マイ:「でもね、だからこそ──、

    それこそ、神さまが、

    見てくれていたんだと、思うよ?

    えへへ……/// だって、

    いいことも、わるいことも。

    ドカンと、イッパツ、きたじゃない!」


アン:「……マイスナ/// わたし……、

    なんて、言ったらいいか、

    わかんないよ……///」


マイ:「わたし、だって……///

    どう言って、いいかなんて、

    わかんないっ。ただ……── 」


アン:「ただ……?」


マイ:「わたし、アンティには、

    自信を、持ってほしい」


アン:「……」


マイ:「アンティの、周りの人を、見て……、

    ちょっと、切なくなるけど、

    やっぱり、(ほこ)らしい」


アン:「わたしは……」


マイ:「あなたが、愛と、明るさの中で、

    (くや)しさに(ふる)えながら、

    ここまで、来たことには、

    意味が、あった」


アン:「そ、そりゃ、そうよ……///

    だって── 」 


マイ:「──わたしに、()えたから?」


アン:「……/// ぃ、イジワル、だね……///」


マイ:「えへへ、ホントは、ちょっと、

    スネてるのっ」


アン:「……?」


マイ:「ほんっとうは、ね?

    アンティが、ずっと()れば、

    セカイなんて、

    どーだって、いいの。

    前から、(つた)わってるよね」


アン:「……」


マイ:「──でも。

    やっぱり、やっぱり──。

    "みんな" を、見て──。

    この、"セカイ"が、

    "あなた"を、(つく)っている」


アン:「──ん……」


マイ:「アンティを、生み出し、

    "育て"ている。

    あなた、だけでは、

    あなたに、なれない──」


アン:「──もちろん、そうだわ」


マイ:「──ならば、わたしは。

    "セカイ"に、"感謝"、しなきゃ。

    あなた、みたいな。

    わたしの、すべてを。

    こんなに、ステキに、

    してくれた、セカイに──」


アン:「……!」


マイ:「わたしは、感謝を、(きん)()ない。

    それが──あなたの、"(こう)(せき)"なのよ」



アン:「そんな風に──言わない、あたし。」


マイ:「わかってる、だから、好き。

    でも、、、あなたに、再会、

    しなかったら──。

    わたし、セカイを、

    コワして、まわってた。

    断言できる。

    ぜんぶ、コワしたよ。

    でも、今は、ムリ。

    わたし、もう、この空間は、

    この"世界(セカイ)"は、壊せない。

    もう、にくめない──。

    あなたが、好きだから、

    それは、やっちゃ、ダメだって、

    ハッキリ、わかる──」 


アン:「おおげさ、だよ──」


マイ:「そうかな? わたしの知識も、

    感覚も、情報も──。

    あなたと、(つな)がったコトで──。

    わたしは、()(きょう)にも、

    "経験"を、手に入れた。

    わたしの、(つたな)い、"セーブデータ"と、

    あなたの、(とうと)い、"セーブデータ"は、

    同調し、同期し、統合された」


アン:「ふふ……ご(しゅう)(しょう)さま、だわ。

    こんな、"食堂娘"と、

    ぜんぶの記憶を、さ──」


マイ:「あなたの、あきらめないココロは、

    わたしのココロを、補完した。

    あなたの、ヒトとの、ふれあいが、

    わたしのアクイを、相殺した。

    今だから、わかるよ。

    それが──どんなに、

    このセカイで、大きな、ことか」


アン:「……、……」


マイ:「あなたが、倒したのよ。

    ──クルルカン。

    そして──わたしを、

    オクセンフェルトを、

    ひろいあげて、くれた──」


アン:「……──何度、だって」


マイ:「──……! 」




アン:「 ひろい、あげるわよ 」


マイ:「 ……っ!/// えぇ……ええ……!///

     そうだねっ……!/// 」




アン:「……クサぃセリフを、

    言わせるんじゃ、ねぇわ……きひ///」


マイ:「わたし、あなたが、(のぞ)むなら……、

    どこまでも、いくよ」


アン:「ぅ、ん……?」


マイ:「わたしを、倒せるのは、

    あなたしか、いなかった。

    あなたを、倒せるのは、

    わたししか、いなかった。」


アン:「──……。そ う だ ね 。」


マイ:「──だから。ふふ……♪

    "わたし"と、"あなた"が、

    (とも)に、()る、"(おそ)ろしさ"を、

    セカイは、なぁーんにも、

    わかっちゃ、いない──」


アン:「──きひひ……♪」


マイ:「まったく、こまったもんだわ?

    さぁ、(おど)ろう♪

    みんなで、(おど)ろう♪♪

    もう、殺し合いでは、ないわ♪

    言葉の、とおり──♪

    わたしたちの、ダンスよ──……♪

    おしえて、ちょうだいな、

    愛しの、クルルカン──……♪


    かなえない、ことなんて、

    ひとつも、ないわ──……♪


    わたしの、ぜんぶの、ひと──。

    あなたは、なにを、のぞむ……?


    もう、コロせない、私に──、

    なにを、のぞむの?」




アン:「……、……ふふ///。

    ゃあり、やり──……///

    ──では、愛しの、(おん)(てき)よ──。

    (おん)(てき)より、(ねが)わくば── 」



マイ:「 ──()きましょう 」







アン:

    「あなたとの、

     ──"(えい)(ごう)の愛"と。


     わたしを、愛してくれた、

     セカイたち への──、、、


     "(えい)(ごう)"の、祝福を──」




マイ:「 ──ふふ……♪ 」








 …… タ、タン……!








マイ:「 ──お受けいたします、我が君──。 」



アン:「 ──きひひっ……♪ 」







 ──ぐぃっ・・!







アン:「──ねェっ///」


マイ:「──っ……!///」


アン:「わたしたち──……、

    "とっても"、仲良しに、

    なっちゃって──……、、、

    もう、たぶん、

    ()(てい)し合うコトなんて、

    未来、(えい)(ごう)、無いけど── 」


マイ:「ぅ、うん……?///」










アン:「──どちらが、どちらを、

    愛しているかは、

    ずっと──・・・///

    たしかめ、合うんだよね……?♪///


     きひひ・・ ♪♪ //// 」





マイ:「──ビょッ・・・っっ!?///

    ──・・・ッッ・・っ!?//////」







 かァ〜〜〜〜〜〜ッッっ!/////////








アン:「──あら……♪///

    きれいな(ほほ)ね──?

    オクセンフェルト──♪///」


マイ:「……、……。///

     ……っそ……ッ!? っ、/////。

    そ、そん()()は……、、、///

     ズルく、なぃ、い……?//////」











エコ:「リビお姉ちゃん……、

    なに、(ハナ)、おさえてるの……」


リビ:「な、なんでも、ありませんわ……!////」



チル:「ナナーナぁ(ŧ‹”ŧ‹”……♪)」









チルテト てめーその

ソーセージ どうした カネちゃんと

はらったんだろーな( º言º)

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― 新着の感想 ―
[一言] おれたちのたたかいはこれからだエンド!?
2024/03/05 04:03 とおりすがり
[良い点] 投稿にょきっとです [一言] 感動的な話だったのに最後の3行で台無しだよw リビたん今夜は捗るんだろな~。イロイロと(何がとは言わんが)
[気になる点] 最近はセリフの台本みたいな話が多いですね。
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