人妻デンセン・バイヴレーション
別にエッチではにゃい。(*ノωノ)
「・・・、・・・・・・・・・っぇ──、 ・・・ 」
・・・・・・・・・・、
・・・・・・・、
・・・──。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・。
──── な ぜ ・・ ?
「
──見てくださいっ♪
もう、こんなに上手に、
飛ばせるんですよ♪♪♪
」
クルクル、クル、クルクル────・・ ・・・♪
──。
……よく、考えてみなきゃ、いけない。
──ゃ。
なにを、混乱している、かって。
たぶん、わたしは、、、。
ひとを・・・" 聞き分ける " ってのは、
得意なんだ。
今、わかった、けれど──。
自負が、ある。
自信が、あるんだ。
だから────。
「
でも、お食事の時間、以外でも、
クルクル、飛ばしていたら、
教育係の方に、怒られちゃって!
ふふふ♪ ひどくないですか?
こんなに、きれいなんだから・・・!
ちょっとぐらい、いいのに・・・♪ 」
「 ────・・・ 」
少し、離れた所で、
マイスナも、硬直している。
目線が、合う。
いや、ちがう。
たぶん、そうじゃ、ない。
「 ────・・・ 」
私と、マイスナが、
あの、ライトグリーンの魔石を、
見間違う、はずが無かった。
けっこう、にがい、思い出で。
忘れては いけない、こと だった。
よく見れば、
その、カトラリーセットに、
私たちが組み込んだ、
みっつの、あの、
巨大なゴーレムの、イノチのカケラは、
彼女の、輝くような、
若草色の、髪の色と、似合っている。
その、フォークと、スプーンと、ナイフは、
彼女の まわりを、ダンスするように飛び。
この、驚きが、なければ、
たいへん、微笑ましいのだろう。
「「 ────・・・ 」」
「 あはは・・♪ ふふふ・・♪ 」
私と、マイスナは、
たぶん、怒りの感情を作ろうとして、
失敗した。
私もだけれど、紫電の魔法使いも、
たくさんの、人の感情を、
観察して、そだった。
わたしは、あの、街食堂で、
あなたは、あの、研究所で。
"陽"と、"明"の場所。
"陰"と、"暗"の場所。
幼い時に、
それぞれの場所で培われた、
人を──"看破"する──"反芻"が、
わたしたちが、ひとつになったときに、
たぶん、度を超えた──
────" 感覚 "と、なった。
「「 ・・・・・・──── 」」
「 ・・・? 」
この子、には────。
悪意を、感じない。
私と、マイスナの、四つの瞳が、
カメラの、レンズの、ピントを、しぼるように、
キュリキュリと、可動する。
身勝手な、" 審判 " が、くだされる。
・・・ちがうな。
なぜだろう。
「 ・・・本当に、感謝しています 」
「「 ──! 」」
垂兎耳の幼姫は、
清く、膝を控え、立礼する。
「 お抱えの職人たちも、言っておりました。
このような──姉妹の飛翔連石を、
まったく、魔力を籠めずに、
加工することは、神の所業だと。
たくさんの、混じるはずの、
カタチに、封じ込めるための"圧迫"が、
この魔道具に、まったく、無いと 」
「 ・・──── 」
「 とうとう、まるで、
絵本の中から、出たようだと、
皆、言っておりました。
この、凄まじき魔力増幅器は、
私の魔力に適合し、三連の姉妹石は、
我が、忌み嫌われる、
獣人たる王の血の一部と成りました 」
・・────。
ちがう、な・・・。
私、たち、は・・・・・────。
てっきり、シャンティちゃんが、
" 王女サマ " と、トモダチで──。
てっきり。。。
ちょくせつ・・・あわなくても。
わたして、くれる、と────。
「 この、三連の短杖は、
国、公認の、私・専用の、魔術連装と成りました。
母は・・・感謝で、泣いておりました。
改めて──、御二方に、
この身より、御礼、申し上げます── 」
先ほどまで、フランクな態度だった、
シャンティちゃんは、
流れるような所作で、畏まり、
深く、私たちに、" thank you " を届ける。
「・・・・・ぁ・・・・・」
「・・・・ぅ、ん・・・・」
実を言うと。
私とマイスナは、この時点でも。
まっっっっっっっっったく、
わかって、いなかった。
" 私・専用 " ???
" わたし・せんよう " 、つったか。
「 ──えへへっ♪♪/////
さあっ♪♪ アンティさん、
マイスナさんっ♪♪
わたしっ、おなか が、
すきましたっ!
これ以上のオアズケは、
もはや、ゴウモンですっっ!!/// 」
「 ──えっ、おっ・・・!? 」
「 ──あっ・・ 」
シャンティちゃんは、
ソファに座っている私のヒザの上に!
コロンっ! と、子供らしく、
寝転んでくる!
「 えへへっ♪ こんな風に、
甘えられるのは、母様以外では、
はじめてですっっ♪♪ 」
「 そ、そうなの・・・? 」
「 ・・・むむ・・? 」
私に膝枕を されたシャンティちゃんは、
キラキラと上を向き、
三つの、宝石が光る カトラリーセットを、
クルクルと、空中で、踊らせている。
私とマイスナの仮面越しに見ると、
その三つの思い出は、
きれいに、彼女の魔力を まとい、
まるで・・・喜んでるみたいに、見える──。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ごはん、たのしみです!!」
立ちすくむ、マイスナの手の、
炎神フライパンを見ると、
かなりの量の、ばっちゃん焼き飯が、
パーフェクトな状態で、待機している。
・・・マイスナは、ちょっと、
調子に乗って、作り過ぎたようだ。
・・・ダイ姉のフライパンは、
少し、大きくできるかんなぁ。
優に、5人前は、ある。
まぁ、残ったら、また、先生に、
お小言、言われながら、
時間停止 格納を、するのだが。
いや、ちがう。
それどころやない。
あー。
私たちが、疑っていたコト、ってのは──、
つまり、、、、シャンティちゃんが、
" 王女サマの誕プレを、パクったか? "
って、コトだ。
んぁー・・・。
結果から、言うと、
パクっている。
ガッツリ、だ。
この、みっつの手作り食器は、
国、公認で、
シャンティちゃんのモンに、
なったらしい。
なんでやねん。
ただ、私たちの"感覚審判"では、
彼女には・・・まったく、
罪の意識も、悪意のカケラも、にゃい。
ほぼ、確定で、善人だと・・・思う。
いくら、貴族サマとはいえ、
10歳くらいの、女の子が、
まさか、ヒトのモン、パクっておいて、
まったく、顔に出ない、ってのは、
信じたくない。
・・・あの、パーティの日の、
私たちの、伝え方が、
まずかった・・・の、だろうか・・・?
正直、少し、、、思い当たる。
ずいぶん・・・フワっと、
伝えて、しまったような・・・。
・・・いや、で、も・・・・・?
やっぱり、おかしい。。。
これ、アレだな。
根本的に。
なにかが、
たりないんだ────。
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
なんの音や。
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
・・・・・・・・・あ?
「 アンティさん、アンティさん 」
「 なにゃ? 」
「 頭の上の……王冠が……、
なんだか……、震えて、ませんか??? 」
「 ………… 」
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
「 ・・・・・・・ 」
・・・クラウン、応答しろ。
『────:・・・・・・・・・・☼』
・・・・・クラウン?
・・・おい?
・・・人妻神?
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
『>>>・・・ぁー・・・・・・・。。。
>>>・・ナルホド、ねぇ・・・。。。』
伝説の義賊の、声が、聞こえる。
パイセン。
パイセン、状況、説明ぃー。
『>>>ぁーー、、、。おっけー。いいかぃ?
>>>今、こっちで、、、すべて、把握した。
>>>いいかぃ? 重ねて言うが、
>>>ちょーーーーーーど、今だ。
>>>たった、いま・・・ぼくも、把握した。
>>>うらまないでくれ』
『────・・・・・:・・・・・☼』
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
・・・私、二代目クルルカン、アンティ。
さっきから、アンタの嫁さんが、
頭の上で微振動を繰り返してて、
つむじのテッペンが、心なしか、
ぬくぅーく、なってきてっけど、
そこらへん、どゅことなんかゃ?
『>>>ぅーん、、、いいかぃ?
>>>ぼくが、言いたいのは、
>>>その、、、ほんの少しだけでも いいから、
>>>彼女に同情して、あげてほしいって、こった。
>>>" なぁーんで、今まで、こうしなかったんだ "、
>>>なぁんて事は、まぁ、、、、その、、、よ、
>>>よく・・・あるコトじゃあ、ないか、、、。。。
>>>クラウンちゃんは、今ぁー……、ぼくの前で、
>>>涙目に なりながら、下クチビルを噛んで、
>>>痙攣しながら、、、
>>>操縦桿を握ってる』
ゥヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン。
ゥヴヴヴヴヴッッッ、ヴヴゥゥゥッッ、ウウヴヴっヴウウンンン。
ヴヴッッッ、ヴヴゥゥゥッッ、ウウヴヴっヴウウンンン。
────ヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン!!!!!
・・・ぁの、旦那さん さぁ・・。
嫁さんの振動を OFF に するのは、
ダンナの、仕事やろげ。
『>>>・・・結論から言うと、
>>>今、きみに甘えている、
>>>小さな お姫様は、なにも悪くない。
>>>まさに。誠実、そのものだ。
>>>むしろ、相応しい、とさえ、言ってもいい。
>>>OK、OK、、、いいかぃ?
>>>大切なのは、いつだって、" 思いやり " だ。
>>>クラウンちゃんは、この後、
>>>きみが、軽い気持ちで望んでも、
>>>裸おどり くらいは、するだろう』
ヴヴッッッ、ヴヴゥゥゥッッ、ウウヴヴっヴウウンンン。
────ヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン!!!!!
おちつけ。
それは私たちの人格が問われる。
『>>>・・・・・いいかぃ?
>>>今回の、しょ────────もないミスは、
>>>こちら側の、連帯責任だ。
>>>決して、クラウンちゃん、だけが!
>>>わるい、ワケじゃあ、ない。
>>>決して、だ
>>>ぼくも、わるかった。
>>>ごめんなさいは、する。
>>>そして、ひとつ、伝えたい。
>>> きみたちは、いま、ピンチだ 』
────ヴヴヴッッ!!!
────ヴヴゥゥゥウウウウウウウウウウンンン!!!!!
・・・・・・・。
・・・あのさァ・・・・・・。
・・・・・・・・ゥン・・・・。
・・・・・・・。
ヨメサンを、庇いたい、
やさしぃーダンナさんってコトは、
わかったヮ・・・。
あと、" いいかぃ? " っての、
口癖に しないほぅが、
いいと、思うわよ・・・。
んで。。。
どーすぇば、えぇねん、先代。
『>>>・・・・・いいかぃ。
>>>今から、きみと、紫電ちゃんに、
>>>" シャンティちゃん "の、
>>>分析情報を、表示する。
>>>後で、追及は、受ける。
>>>やる事は、カンタンだ。
>>> 叫ぶな。
>>>耐えてくれ 』
こおおおオおおおおおおおおおおおおおおおおお、
ええェェェエエえええええええええええええええ。
『>>>・・・・・いくぞ。
>>>はァ・・・・・・。
>>>なぜ、なんだ・・・・・・』
『────ぐっ☼//////』
おぃ、ヨメにダメージ通ったぞ。
そして────、、、
私とマイスナの視界領域に、
シャンティちゃんの、
人物情報が、展開される────。
────ヴぉおん。。。!
─────────────────────────
人物名:〖 オルシャンティア・イン・エルシエルド 〗
役職:〖 エルシエルド王国・第一王女 〗
備考:〖 次期女王 〗
年齢:〖 10歳 〗
性別:〖 女性 〗
種族:〖 垂兎族 〗
能力:〖 樹霊術 Lv.3 / 風蓮術 Lv.3 〗
装備:〖 三連短杖SSR / 名称未設定 〗
権限:〖 独自采配権 / 処刑権(三位) / 祭事介入権
/ 独自執行権 / 獣人ギルド総監督者(暫定) 〗
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ほ ぁ っ ?
『────はっ:裸おどり……します:ぐすんっ☼/////////』
・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・しゃ、、、、、
・・・・・・・" シャンティ " ちゃん・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・、ぉ、、、、、、、。
・・・・・・ぉる、" シャンティ "、、ぁ・・・?
─────── ──── ─── ──…… 。
ガ ッ ッ 、
ガ ッ ッ ッ 、
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタクワガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタニイガタガタ
ガタガタガタゼニガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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──マイスナ・オクセン は けいれん しだした!▼
──アンティ・クルル は けいれん しだした!▼
──ふたり の グラフィック ひょうじ が
じどう で バールモンキー モード
に なった!!!▼
──にとうしん!!!▼ ほっぺた ぷるぷる!!!▼
──アンティ と マイスナ は
アホ みたいな かお に なった!!!!!!!▼
──こうか は バツグン だ!!!!!!!❹▼❹ウェーィ!!
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「((((((((((((真顔))))))))))))」
「((((((((((((白目))))))))))))」
「──? どしました?」
お じ ょ っ 、 っ 。
おじょじょ、おじょじょじょじょじょじょ!!!!??
おぉじょじょじょじょじょじょじょじょじょっっ!?!?!?
じょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょ!!!!!!
じょじょじょじょじょじょじょじょっじょじょじょじょ!!!????
じょじょじょじょっっおじょじょじょじょじょじょじょじょいっっ!!???
お っ ッ じょ じょ じょ じょ じょ じょ ッ 、、
じょ じょ じょ じょ じょ じょ い っ っ!!???
──ぶぃぃいいいいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぎぃいいヤあああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????????????????
『────裸:土下座も……します:ぐすんっ☼/////////』
『>>>・・・やめときな・・・』
振動する、プニプニのデフォルメ
アンマイを見よ。ココロの目で(笑)










