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わたしたちの S.N.S. ➡︎ さーしーえー

いやーっ、首なおって、

よかったー( ๑´∀`๑)=3


さしえも、ちっとリハビリちぅです笑




ひげ:「というか、おまえ達、実は、

    地元で、けっこうな、

    人気者だっただろう」


あん:「そんなこと、ないですってば!」


まい:「アンティは、そうかもだけど……?

    私は、カーディフに出入りしてるの、

    さいきんだよ??」


ひげ:「やれやれ……。

    結果から言うと、

    職員、冒険者、街の連中ふくめ、

    まぁまぁ、質問攻めに

    あっている。

    ウチの、冒険者連中に、

    感謝しとくんだな」


あん:「うげ……そんなに、すかぁ?」


まい:「わ、わたしも……?」


ひげ:「ウチ(ドニオス)の職員連中は、いいんだ。

    おまえ達が、おそらく、

    俺より強い事を、

    隠したがっていると いうのも、

    知っている。

    のらりくらりと、はぐらかした上で、

    今は出かけている、と、

    伝えるように した」


あん:「けっきょく、ギルド職員さんらに、

    口止め、してくれたんスか!」


まい:「ご迷惑、かけます」


ひげ:「まぁ、それくらいはな……。

    冒険者のヤツらも、

    おまえ達が、訳ありだとは、

    かなりの数が、(かん)づいているようだ。

    どっちも、仮面を(かぶ)っているし……、

    ほら、蒸し返すようで悪いが、

    おまえ達が、はじめて二人で、

    ドニオスに、来た日……」


あん:「ぁ……」


まい:「そっか、私……背負われて」


ひげ:「あの日の、おまえ達を見た冒険者は、

    おまえ達が、今、共に居れる事が、

    とても幸せな事なのだと、

    わかっていると思う。

    ヘタな事は、言わんさ。

    ゴリルを始めとした、

    ベテラン勢の冒険者どもは、

    口裏を合わせて、うまく、

    誤魔化しているようだ」


あん:「マジか……すんません。

    迷惑かけて……」


まい:「その……たいへん有難いですが、

    どんな風に、くちうら、を……?」


ひげ:「まぁ、まず、容姿(みため)、だな。

    アンティ=クルルカン、

    マイスナ=オクセンフェルト、

    という情報を、できるだけ、

    カーディフからのメンツには、

    伝えないように している」


あん:「ありがてぇ……」


まい:「けっこう、聞かれますか?」


ひげ:「おまえ達、けっこう、

    探されてたんだぞ……。


    "アンティとマイスナっていう、

     冒険者の女の子ふたり、

     いますか!? 珍しい、

     金髪と銀髪のコンビだから、

     すぐ、分かると思うんですけど!"


         ──ってな、感じだ」


あん:「うわぁぁぁ……」


まい:「せ、セットで、探されてるんだ」


ひげ:「くっくっく。お陰さんで、

    ウチのギルド職員と、

    冒険者どもの間で、

    妙な、(れん)(たい)(かん)が あった。

    特に、なんの打ち合わせも、

    していないのだがな……。

    明らかに、

    カーディフからの、学生が来たら、

    職員と冒険者で、アイコンタクトを、

    とったりしてな……。

    おい、そーぃや、

    すまんが、おそらく、

    冒険者どもに、おまえ達の地元が、

    カーディフだって事は、

    バレまくったぞ?」


あん:「う"ぅ……。も、もう、そこは、

    仕方、ないっすよ……」


まい:「私は、厳密には、ちがうけど、

    ぅ、うーん……」


ひげ:「最近、ウチの街に来た、

    若い冒険者のヤツらも、

    ベテラン勢の連中を見て、

    何となく、悟ったようだ。

    くくく……ドニオスの冒険者ギルドが、

    こんなにチームワークが良いとは、

    面白い発見だった。くく、

    実に微笑ましい()(きょう)だったぞ?」


あん:「こっちからしたら、

    笑い事じゃ、ないっスよ……」


まい:「こんど、皆に、

    お礼して、まわります」


ひげ:「あまり気に するな。

    するにしても、ほどほどにな……。

    問題はな、街の連中だ。

    (おや)()さん辺りは、

    何割かは、(さっ)してくれていた、

    ようだが……。

    ガキんちょ連中からは、

    まぁまぁの確率で、

    "義賊と狂銀"の情報が、

    セットで、()れている」


あん:「うぎぁーっ」


まい:「コンド……、キョウイク ダナ……」


ひげ:「俺は、(なん)にも言ってないのに、

    何人かの冒険者から、

    (じか)に、全く同じ報告が、

    数件、入ってくる くらいだ。


    "おい、街のガキから、

     クルルカンと、

     オクセンフェルトって、

     ワード、漏れちまってるぞ。

     だ、大丈夫なのか……?"

            ってな──」


あん:「……」


まい:「ヨロイのこと、

    バレたって、ことですよね?」


ひげ:「わからん。

    どうも、かなり幼いグループから、

    リークが、あったようだ。

    "アンティって、知ってる?"

    に、対して、

    "クルルカン! クルルカン!"

    と、連呼する子供、ってな具合だ。

    " ??? "ってな反応だったと、

    ゴリルからは、聞いている」


あん:「……ゴリルさんにも、

    ワビと礼、入れなきゃなぁ……。

    じゃあ、ギリギリ……セーフって、

    感じ……なのかな」


まい:「私も……"オクセンフェルト!"って、

    オウム返し、されてるのかな……??」


ひげ:「ま、実際に見られたら、

    イッパツ アウト! って、

    感じ なんだろう──。

    アンティ ➡︎ 黄金の義賊!

    マイスナ ➡︎ 白華の狂銀!

    って情報が、一気に、

    点から線に なるぞ。

    もぐもぐ……」


あん:「あ、なんか食ってる」


まい:「よるごはん?」


ひげ:「レバニラ丼だ。ユービィが、

    例の手紙の混入を気にして、

    メシなんざ、作ってくれてな。

    ……ひとつ、聞きたいんだが、

    あの、褐色受付嬢の、

    料理のレパートリーが、

    (どんぶり)一色なのは、

    何故なんだ……?」


あん:「ぇ、いや……()べごたえのある、

    ご飯の作り方を、

    教えて欲しい!

    って、言われたモンでして……」


まい:「ライスに、ぶっかけるヤツを中心で、

    私たち、ふたりで教えたんだよ!」


ひげ:「だ、だから か……。

    いや、美味いから、

    いいんだが……。

    ギルドの食堂も、たまに、

    手伝っているようだし……」


あん:「良かったじゃないですか。

    若い子の手料理、たべれて」


まい:「んだぞー!」


ひげ:「おまえ達だって、充分、

    若い子の、(はん)(ちゅう)だろう……。

    いったい、どこから目線なんだ、

    まったく……もぐもぐ。

    今は、何してるんだ?

    やはり、例の……王城の中なのか?」


あん:「ええ、そうですよ。

    見張り立てて、くつろいでます」


まい:「見る?」


ひげ:「……"見る?"」


あん:「──クラウン。"テレビ電話モード"」



くら:『────レディ(準備完了)

    ────映像出力型に:

    ────移行します☼』





 ────ヴぉん。








挿絵(By みてみん)



あん:「ほら、でっかい、図書館でしょう?」

まい:「元気してるよー」


ひげ:「……」


あん:「あ、さすがに、ビックリしました?」

まい:「無言に、なってるー」


ひげ:「……ずいぶんと、シャレた服を、

    持ってるんだな」


あん:「ぁ……いや、コレは」

まい:「知り合いの服屋さんの、

    不良在庫を、まるまる、

    引き取っちゃって」


ひげ:「……やれやれ。ドニオスでは、

    すっかり、顔が広くなったな、

    おまえ達は」


あん:「きひひ……♪ お陰さんで」

まい:「今は、そのせいで、

    けっこう、ピンチだけど」


ひげ:「……もぐもぐ、ごくん。

    ……。おい、アンティ、マイスナ。

    ひとつ、余計な事を、

    言わせてくれんか」


あん:「……?? なんスか?」

まい:「どしたん、あらたまって」


ひげ:「……いらん、親心のようなモンだと、

    思ってくれて、構わん」


あん:「ななな、なんスか、マジで……???」

まい:「だ、大事な、話……ですか……???」


ひげ:「お前たち──、

    かなりの" 美人 "に、

    なってきてるぞ」


あんまい:

   「「  は ?  」」


ひげ:「こう、なんだ……。

    今、この、"ウィンドウ()し"に、

    改めて、見ているから、

    よく分かるのかも しれんが……。

    "少女っぽさ"が、ナリを(ひそ)めて、

    どんどん"女"の魅力が、

    出てきている」


あん:「な……/// ナニを、言うんですか、

    イキナリぃ……///」


まい:「どどど、どうしたの、ヒゲイドさん。

    そんなこと、言って……///」


ひげ:「ある意味、危険だと、

    言っているんだ、やれやれ……。

    断言するが、ほとんどの男が、

    おまえ達の素顔を見れば、

    ()れちまうぞ……?」


あん:「ええっ、ま、またまた///

    そんなぁ〜〜///」


まい:「そんなこと、ないけどな??///」


ひげ:「そんなこと、あるんだ、まったく……。

    つーか、おまえら、

    互いには、美人だと、

    思っているんだろう?」


あん:「ぐ、そ、それは、まぁ……///」


まい:「とうぜん、そぉ、だけど……///」


ひげ:「俺の目から見ても、

    おまえ達ふたりは、

    どちらも、同じレベルの器量だ。

    しかも、とんでもなく、

    レベルが高い、な──もぐもぐ」


あん:「ど、どうしちゃったんですか!?

    ヒゲイドさん……!?//////」


まい:「らしくないぞ、ヒゲ……!!//////」


ひげ:「ちゃんと、認識しろ、と、

    言っとるんだ、まったく……!

    アンティ、マイスナ、

    おまえ達は、そろそろ、自分たちが、

    おそろしく美人だと、理解しろ!」


あんまい:

   「「 ……っ、……/// 」」


ひげ:「間違いなく、二人とも、

    "(けい)(こく)の美女"、レベルだ。

    まったく、大袈裟では無く、な──。

    今、こう見ていて、よく分かる」


あん:「 ── 」

まい:「 ── 」


ひげ:「最近の、おまえ達を見ていて、

    何か、不思議な感じが、

    していたが、今、分かったぜ。

    "黄金"と"白銀"のヨロイでも、

    "それ"が、隠せなく、

    なってきている」


あん:「ど、どういう、意味っすか」

まい:「仮面、ちゃんと、してるよ!?」


ひげ:「──"(かん)(つう)"しているのだ、バカたれ。

    元々、そのヨロイの美しさは、

    (きわ)()っていたが……。

    この数ヶ月で、おまえ達 自身が、

    ええと……なんだ、言い方が、

    難しいが……。そうだ、

    " 芸術点 "が、底上げされちまった、

    と、いうか──……」


あん:「……ヒゲイドさん、ちょっと、

    お酒、入ってます??」


まい:「あ! ビン、見えたぞ!

    そのグラス、なんだーっ!」


ひげ:「バカもの……/// 確かに、

    少し、入っちゃいるが、

    まだ、()うほど、飲んではおらん」


あん:「なんだぁ……///

    急に変なコト言うから、

    なんだと、思ったじゃないっスかぁ///」


まい:「よっぱらいヒゲだったかー」


ひげ:「言ってる事は、十割、

    真面目に話しとるんだがなぁ……。

    気をつけろよ。おまえ達」


あん:「な、なにを、よ……」

まい:「ナンダナンダ」


ひげ:「そのヨロイと、仮面だけじゃあ……、

    もう、おまえ達が、

    " バケモノみたいな美人 "、

    だってのは、

    隠せなく、なってきてるって、

    ことだ──」








りび:「──それは、()(ごく)

    まっとうな、ご意見ですわね♪」







あん:「──ぁ──!?」

まい:「──この声!!」



ひげ:「む──……!?」





 ──ピコン! ヴぉん……!!!!!




りび:「──はぁぁああああいいい♡♡♡

    お姉様がたあああああ♡♡♡

    あなた方の、忠実なる下僕……!

    リビエステラですわああああ♡♡♡」


えこ:「──エコも、いるよおおおお!!!!!」





あん:「声がデケぇわ、

    ピンク聖女が……」

まい:「エコたん、キャラ、かわった???」




ひげ:「おい、アンティ、マイスナ。

    なに、聖女を下僕化してんだ、

    初耳だぞ……」




あんまい:

   「「 ()(じつ)()(こん)です 」」




 

りび:「お"っ……!?/// お姉様がたのっ、

    今日の、お私服……!!/// かっ、

    かわえぇぇえ……!!♡ ཫ ♡°・*:☆」


えこ:「わぁーっ☆ その服っ、

    おそろいだーっ!!

    きれいだねーっ♪♪♪///」









でぇぇぇえたぁあああなぁぁぁ、

のぞき聖女ちゃまがあああああ。

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『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
[気になる点] アンティ?  マイスナ? んー?  そんな人知ってるか? 冒険者をやってる?  冒険者?  冒険者ってなんだ? そもそも私はだれだ?                 うっ  …
2023/06/23 00:59 プルー(記憶無し)とでも呼んでくれ
[一言] ひげさんのお言葉、優しさを感じるよね〜(´∀`*) しまった野生の聖女だΣ(๑°ㅁ°๑)!
[良い点] アンティの髪型めっちゃ可愛い 天才
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