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☒◪■̪∢▧▩◘▣❑

うさ丸クッションのデザインしてたら、

やたらと遅くなりました(;^ω^)ごめぬョ。


さぁ、❑の発表会です。








『────やっべ▼』
















 ❑ ローディングしています・・・/▼

 

 ❑ ローディングしています・・・/▼


 ❑ ローディングしています・・・/▼







 ❑ 前回の適正処理が 適切に行われませんでした/▼


 ❑ 保全プログラムを 構築しています・・・/▼










 ■■■■■■■■■■■■___/▼

82%














        ◣◢◣◢

       ・◢■■◣・

     ───■■■■───

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      ─■ ◣◢ ■─

       ❂ ÷ ÷ ❂

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  ■・   ■■  ■■   ・■

  ・◣    ◥  ◤    ◢・

        ◣  ◢











 ────▼÷|









 ❑ ⚠ 注意 ⚠ ❑

 ❑ ⚠ caution! ⚠ ❑






 ❑ 複合個体の適正緩和処理が未達だったため|

   ☒☒☒☒の奥義が 半覚醒でリブートしました▼|

   アトランダムで ケイ式 再生が行われます▼


 ❑ 権限により 封壊処理を 行いました▼÷


 ❑ このような事態をさけるためには|

   正当な方法で電源を切るか|

   生命体を殺し続けてください▼|


 ❑ 損壊が 激しいほど|

   効果を発揮します▼|







 ❑ 再 起動 しています・・・/▼

 

 ❑ 再 起動 しています・・・/▼


 ❑ 再 起動 しています・・・/▼










          ▲


   ■ ■ ◢■◣ ■■◣ ◣ ◢

   ■■■ ■ ◣ ■◢◤ ■■■

   ◤ ■ ◥◤◥ ■◥◣ ■▼■

   HAGURUMA- ❂ -DRIVE

   ■■◣ ■■◣ ◣ ◢ ◢■◤

   ■ ■ ■◢◤ ■ ■ ■■◤

   ■■◤ ■◥◣ ◥◢◤ ◥■◣


          ▼






 ❑ タダしい端末で 観覧してくださイ▼|


 ❑ データが 壊れれれれれれています▼|












 ❑ 二件 再生サレマシタ  ▼÷|















 




 たぶん、夢なんだろう。


 自分の名前が、、、よく思い出せない。




 だが、これが現実ならば、


 ぼくは、手すりに乗り出して、


 座ったりは、しないだろう。




 となり に、半透明の、女性が いた。


 ギョっとしたが、美しい人だった。


 ぼくでは なく、前を、向いている。




 まるで、まぁるい、劇場のような場所で、


 だが、ホールには、机と椅子が、


 埋め尽くされている。



 ぼくと、彼女は、大きな二階の、


 (てん)(ぼう)(せき)の前の、手すりの上に、


 (なら)んで、(こし)かけている。




 自分の手が、よく、見えない。


 頭を(さわ)ると、スッと、抵抗なく、


 手が、中に入るので、(おどろ)いてしまった。



 それを見て、半透明の彼女が、


 ぼくの方を見て、クスクス笑っていた。


 どうやら、ぼくたちの(さか)()は、


 なくなったらしい。




 どうも、演劇が始まる様子も無く、


 政治家たちの、道楽の集まりかとも思ったが、


 確かにある、ステージの真ん中の演説台に、


 そうか、これは、学会 なのだ、と、


 ぼくは、思い(いた)った。




 多くの、立派な服を、丁寧に着た者たちは、


 多くの拍手と共に、その子を迎えた。






 全員が座り、拍手が鳴りやむまで、


 なかなか の、ジカが、カカった。







 意外にも、ステージの"(きょう)(だん)"に立ったのは、


 若い、一人の レディだった。




 彼女は、ゆったりとした白衣に(そで)を通し、


 しかし、、、中に着ているのは、、、?


 あれは、職員用の制服では、なかろうか。




 彼女は、メガネを かけていて、


 白衣のポケットに、照れるように、


 両手を、突っこんでいた。



 ぼくは、その子の髪飾りに、


 とても、見覚えが ある気が した。

 



 彼女が()く、あまり高くない、


 お上品なヒールの そばを、


 小さな魔物が、二匹、ついて来ていた。



 その、白い、まん丸のラビットと、


 その、白い、フワフワしたウルフは、


 目の前にいる、たくさんの ぼくたちに、


 ペコリと、おじぎ をした。




 それを見て、(なご)やかな どよめき が、


 学者たちの間で、起こった。




 あれは、、、なんだろう。


 見たことの、ない、魔物だ。


 とても、、、気になる。


 おじぎ をした と、いう事は、


 一定の知識と感性が、あるのだろう。


 白衣のレディは、足元の二匹に、


 まったく、指示など、与えていない。




 まさか、芸では無く、この状況を、


 理解しているのか・・・??




 うむむ、気になる、、、。


 あの耳は、なぜ、あんなに、


 ふといんだ、、、???



 凝視していると、


 隣の、半透明の彼女に、


 メッ、よ! と、怒られてしまう。


 おっと、、、ぼくたちは、二階の手すりの上に


 座っていると いう事を、忘れてしまっていた。





 ちょっと、体を乗り出せば、


 ぼくたちは、一階の学者連中のなかに、


 真っ逆さま なのだが、


 不思議と、恐怖心は、無い。





 教壇のレディは、つよい、ひと筋のみの、


 魔石のスポット ライトに、照らされ、


 この人数の前だ、緊張しているのだろう、


 白衣に手を突っ込んだまま、目を閉じ、


 静かな、深呼吸を する。



 それが、見ている ぼくたちに、

 

 まるで なにかが、研ぎ澄まされていくような、


 そんな、感覚を、覚えさせた。 



 



 会場が、しずまる。


 水を打っても、このようには。








 そして、


 (きゃ)(しゃ)な両手が、


 学問の上着から、引き抜かれ────。




 左右とも、教壇に、そえられる。



 体の重心が、深い色の、


 木の温もりに、あずけられる。







 まん丸ラビットと、


 ふわふわウルフの、あいだ で。




 その子の、"発表会"は、はじまった。












 ぼくは、感嘆した。


 この子は、とても、優秀である。




 実に、数字に、忠実だ。


 だが、その情報を得るために、


 ちゃんと、人の情や、


 心を理解しつつ、歩み寄っている。




 なるほど──冒険者に協力を(あお)ぎ、


 経験別に、統計しているのか。


 目的を、協力者に説明しているのも、いいな。


 だが、逆に、説明を、


 意図的に隠しているほうの検証も、


 効果的な結果だし、、、()に、(かな)っている。




 報告用の書式を、改廃する提案も、素晴らしい。


 確認用の書類を、増やしていくだけでは、


 いつか、間に合わなくなってしまう。


 良いものに、入れ替えていく勇気は、


 このような場合、必要なのだろう。




 ううむ、なるほど。


 記入させる時点で、対象者自身に、


 移動させてしまうのか。


 画期的、じゃないか。


 あの子の考えた書式は、


 どの部署でも、通用するぞ、、、!





 ぼくが、聞き入っていると、


 なにか、キラリと、光り。




 隣で微笑む、半透明の彼女の、


 さらに向こう側に、


 何とも、ド派手な格好をした子が、


 いることに、気づいた。



 こ、これは、、、。


 き、金ピカ、、、??




 まっ金キンの、見事に、


 全身が、黄金の女の子が、


 ぼくたちの、すぐとなりに居て、


 思わず、ほうけてしまう。




 こ、これは、、、すごいな。


 な、ナリ金、趣味、なのかな、、、?




 い、いや、、、ただ、けっこう、しっかり、


 細部まで(つく)り込まれた鎧で、


 妙に、上品さまで、感じてしまう。




 お、恐らく、名工の、作品だろう、、、。


 それにしたって、


 インパクトが凄いことには、、、変わり無いが。




 黄金の少女の、すぐそばには、


 これまた、銀ギラぎんの、女の子が居て────。







 ただ、特に、気になったのは、


 そこでは、なくて。





 黄金の子は、手すりに (ほお)(づえ)を つき、


 やさしく、笑っていた。





 とても、あたたかい、キラキラした、顔だった。


 その、黄金の義賊は、親しみを込めて、


 遠くのステージの、あの子の発表を、聞いていた。






 それを見て、ぼくは、また。


 あの、白衣の子に、シセンを、戻す。



 不思議と、あたたかい気持ちになった。


 




 



 その子の発表は、


 実に、(どう)()った ものだった。




 深く(うな)ったのが、フォレストウルフが、


 ()(たい)植物系なのか、()(せい)植物系なのか、


 彼女は、数年に及ぶ統計を取り、


 見事に、解明しきっていた。



 寄生されたウルフ系が、


 養分になることで子孫を増やすならば、


 母体が()(せい)系で、


 子孫が()(たい)系だという事になる。



 その論理的な解釈に、皆、唸っていたし、


 その子は、()(たい)派と、()(せい)派、双方の、


 根気ある研究と観察が、あったからこそ、


 この結論を導き出せたと、付け加えた。



 ふたつの()(ばつ)を、


 (なか)(たが)いさせないための発言だったことは、


 そこに居る誰にとっても、明白なこと だったし、


 そんな事を言われ、悪い気分になる学者など、


 まったく、いなかったろう。




 その子は、多くの"前例"、"検証"、"実践"を踏まえ、


 同系統の魔物が繁殖する地域や、


 時期、生態移動区間まで、割り出していた。



 彼女の"発表会"は、続く────。







 ────。


 ──────。







 ぼくは。


 ぼくは、










 ぼくは、彼女が引用する学術書たちを聞き、



 やがて、彼女が、ぼくの研究を、



 引き継いだのだと、(さと)った。








 ぼくは、なんて、バカだったんだろう。











 黄金の義賊と、白銀の狂銀は、


 いつまでも、やさしく、見守っている。






 ぼくたちは、おなじ方向を、向いている。


 だから、大丈夫だ。






 ぼくは、隣にいる、


 ぼくの腕に、手を回しながら、


 泣きながら、(ほほ)()む彼女が、


 ぼくの妻であると 気づいた。







『 ビオス・・・わたし、(ほこ)らしいわ 』








 そうだね、クロニ―。


 ぼくは、神に、感謝した。









 だから、もう、頃合いだろう。


 これは、夢の ような、ものさ。




 そうだろう?






 





 ──。














 キッティ──-- 大きく なったなぁ









 






















 ❑ 復旧 が 完了 しました /▼÷













にょきっとなあああああああああああああああああ!!!!!

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『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
[一言] 久方ぶりに見かけたので再び追いかけ中&カキコ♪ ・・・って思ったら図形でイラスト&文字を製造しとる!?表現力が明らかにバージョンアップしとるやんけ!? Σ(゜ω゜)!?
[一言] 我が家にうさ丸(クッション)が来ました。 早速枕営業(物理)をしております。 しあわせ〜(*´ω`*)
[一言] よ、よがった。ウゥ( ;∀;) 娘さんは立派に図太くなってるよ!
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