死守リスト しゃーしーえー
※うさ丸チェンジの目次絵、
お手々が ぶしゅん!
なってたので、訂正しました(;^ω^)いつの間に
────こいつぁ、やばい!!!
「だ、だいじょうぶですか!!
マリーさぁん!?」
「たおれてる……!!」
あわてて駆け寄り、
そっと、上半身を抱き上げる・・・!!
「あびゃ・・・あぶぁ、
あぶぁぶあばぶばぁあぶ・・・」
こっ・・・!?
幼児退行してるんじゃぁあ、ないわ……!
人格が、こっ、壊れかかっとるっっ……!!?
『────分析完了☼
王都ギルド受付嬢:マリー:マトマット
人間:女 20歳
好物:麺類
状態異常:疲労困憊
睡眠不足:(強)
外傷:(無)
空腹:(強)
酸欠:(微)
貧血:(中)
幻覚:(微)
────と:なっていますね……☼』
『>>>床の絨毯が フワフワだったことが、
>>>幸いした みたいだねぇー……』
ゃ、でも、それを差し置いてもぉぉ!
ステに、"幻覚"が、にょきっと してんのは、
マズ過ぎっしょぉぉおおお……!!
「な、なにか食わせないと、
マズイわね・・・!?
その後、休ませないと・・・!」
「アンティ、好物、"麺類"って、
なってるけど、どうする・・・!?」
「そ、そうねぇ・・・!」
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Q.マリーさんに 何を食らわせますか?▼
激辛やきそば
鶏白湯麺 (KOKKO-TORI-PAITANNMENN)
▼豚肉もやし炒め
あんぱん5個
にょきっとバスター
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「ぃ、いや、いくら、麺類が好き、
だからといって……今、食わせたら、
窒息しそうだわ・・・!!!」
「な、なるほど……!?」
「た、タイタン豚の、もやし炒めに、
してみるか……!」
「うぅ・・・」
オーク肉より、
筋が やわらかくて、
食べやすいかんね・・・!!!
バッグ歯車から、時間凍結しておいた、
至高のひと皿を、きゅるんと出す!
時の動き出した一品は、
ほどよく、アツアツだ・・・!
コト・・・!
バター醤油を こぼさないように、
そっと、隣にあった、木の椅子の上に
お皿を、置くっ。
キティラ食堂、人気メニュー・・・!
【 豚肉もやし炒め 】・・・!!
バター、塩、お醤油と、
味付けも、イッツァ・シンプル!
あまい豚肉と、シャッキリ感のハーモニー……!
疲れていても、食べやすいはず・・・!?
「アンティ、お箸で やるよ」
「っお! んじゃ私、マリーさんの体、
支えとくわ! たのむ・・・!」
マイスナが、
できたて☆豚肉もやし炒めを、
お箸で ひとつまみ して、
昏倒しているマリーさんの、
口元に、持っていく・・・!
ソろぉ~~~~~~……!
「もしゃむしゃもしゃもしゃもしゃ」
「──おしっ! 食っとる食っとる!!」
「アンティの もやし炒めを、ナメるなよ」
マイスナが、ドヤ顔をキメながら、
マリーさんに、もやし炒めを、
食わせ続けている……!
「もぐもぐもぐもがもぐもぐもぐ・・・」
「ちょっと、おもしろい」
「アンタね……。……。
小鳥にエサ、やってるみたいね……はっ!!
の、飲み物、あまいの、いっとくか……!」
バッグ歯車から、
オレンジ ジュースを出し、
こぼさないように、ゆっくり、飲ます。
疲れた時は、適度な糖分・・・!
バター醤油の塩っ気も、ほど良く、
リフレッシュしてくれるはず・・・!!
「んくっ、んくっ、んくっ・・・♪」
「本能で、自動摂取してんわね……」
「夜戦あけの わたし達も、こんなだよ?」
ちょっと黙ろっか♪ 敵役ぅ♪
最低限の栄養補給を
終えた マリーさんが、
まだ、半分、寝転んだまま、
動き出す……!
「ぅ、ぐ、ぐ・・・!」
「ま、マリーさぁん・・・!!」
「なにか、持ってるよ・・・!!」
ペらり・・・!
……"紙"を、わたされた。
「た・・・、・・・たの、
み、ます・・・ぅ・・・!!
────う"っ・・・ 」
が く っ 。
「「 マリーさああああああああああ 」」
──" 死守リスト " を
手に いれました!●▼●*:.
「うわッ、マジで、
"死守リスト"って、
書いてあんわよ……!?
超・不穏でしか ねぇわ……」
「なんて、書いてあるの?」
「ど、どれどれ……────?」
ペラぁ……──。
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* 死守リスト * (18時まで!)
☑ お祭り関連の備品書類、種類分け
☑ 学会書籍・検品
☑ 公文図書、ジャンル分け
☑ 生物学術書リストの作成、定数メンテ
☑ 上記の発注、手配
□ 台車15箱の新巻、差し込み(後回し!)
★□ 職員用・会場案内ガイド、30部(最優先!)
□ 学術会、訂正資料 すべて探す
★□ 魔物生態学術会・資料冊子まとめ、500部
□ 第38期 資料館、決算報告 検算
□ お祭り用ポスター、追加トリム、200枚
□ 料理ギルド決済待ち書類、検算
□ 出版ギルド決済待ち書類、検算
□ アバンテ男爵と訂正資料 打ち合せ
─────────────────────
「クラウン、いま何時?」
『────アンティ:裏が あります☼』
「うわマジやん」
ぺらぁぁ……、、、
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□ 魔物進化論書籍 137冊、初版本あつめる
□ 重要術学書籍、37冊分、誤字、劣化調査
□ 委託商人に該当書籍の運搬 引き継ぎ
□ 公文書棚の前後改善報告 二ヶ所
□ 補充要員の再打診、むりむりむりむりむり
□ テックノピッツァー関連書籍、木箱へ
□ 上記該当、ぜんぶ見つける むりむりむり
□ 屋台使用塗料、安全確認用の書籍 (〇ね)
□ 物品補充、足出たらケイン君に頼む
□ 王家提出用、分館書類・軽略まとめ
□ 運商赤リスト、出入庫検算書類、確認
□ 休職願い、出す
□ イド博士関連書籍、すべて見つけるむりむり
むりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむ
りむりむりむりむりむりむりむりむりむりむ
─────────────────────
「、、、なんで、この量、
ひとりで、ヤらせてんだ……」
これ、何気に、
いちばん最初の・・・、
『お祭り関連の備品書類、種類分け』……。
コレひとりで終わらせたの、
マリーさん、すごくないか……??
つーか! キッティの参加する、
学術会 関連の仕事が、あきらかに、
時間圧迫してるじゃ、
ないのよおおおおーーっ!!!
お祭り書類との、ダブルパンチや・・・!!!
「アンティ、そこの机に、
見たくもない、書類の山が あるよ」
「うわぁ」
見たくなかった。
んだあれ、ヴェルダー山か?
「アンティ……今から、決闘だね……」
「今回は共闘バトルだけんどね……。
奥のベッドにマリーさん、
寝かせてくるわ」
「わたし、おふとん、めくるよ」
「ぁ、ん、たのむ」
何故か、この、"王室図書館・分館"に、
備え付けてある、豪華なベッドに、
マイスナと 二人で、
マリーさんを、ぶちこむ。
「Zzzzz・・・・・」
・・・まさか、この、ベッド。
誰かが、倒れるのが、
前提、なのか・・・・・?
「アンティ、わたし、
いやなコト、考えちゃった・・・」
「マイスナ、わたしもよ・・・」
せめて、ベッドは、豪華に。
……闇。
「とりあえず、やるか・・・!」
「でも、この闇のリストだけじゃ、
正確な仕事内容が、
分からないものがあるね」
「マリーさんのコトだ、
あの紙山あさってたら、
所々に、ヒントがあるはず!」
「がってん!
この、暗黒・★マークが、
あるやつから、
はじめたほうが、いいよね?」
「ほーね。
これ学術会関連は、ぜったい、
参加者さんに配るやつでしょ……。
遅れたら、えらい事に なんぞ……」
「それは、休職、かんがえる」
「すぉれな……やっぱり! この山、
ページ数、ふってるわ!」
「いちど、全部格納しちゃおう」
「んだわな。──クラウン!
分析と、初期仕分け、たのむ!」
『────レディ☼
────戦闘を:開始します☼』
きゅううぅぅぅうううういいいいいいいいいんんんんん・・・!!!!!!!
あ! 飯テロですよ!!!!!!!!!!