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うどんとダンスとお祭りと。

おまたんたん♪(●´ω`●)





アン:「ほえぇえ〜〜!! でっか……!」

マイ:「んだー!! でっかいねー!!」




 ……んだー?


 王都の スーパー受付嬢、

 マリーさんの お手伝いに、

 さっさと行かなきゃ、なのは、

 そうなんだけんど。


 王城に向かう途中の道に、

 キッティが今夜、"発表会"をする、

 "学校"が あるってコトなので、

 下見は しとこっか!

 って、コトに なって。


 んで、マイスナと、

 見に来たんだけんども!




アン:「な、なんじゃあ、あのイスは……!?」

マイ:「おっきー。だれが座るんやーっ!」




 ……。

 マイスナさん、

 カーディフなまり、

 使いこなして、きて なぃ……??

 ……私の、せっかな……?(^∀^;)




 と、まぁ、遠目から、

 超デカ・ビッグ椅子が見えたので、

 近づくと、そこが、

 例の"学校"だった!






            ☼



      口口口口口口

     口※➢➣➢➣※口

    口口➢➣※※➢➣口口

    口※※    ※※口

    口※      ※口

    口※   △  ※口 +

    口※▷/\ ̄◁\※口 ⟡.·*.

    口※/◁ \ /※口

  口口口口口口口口口口口口口口

 口口口口口口口口口口口口口口口口

  \口口        口口/

   口口        口口

   口口\口口──口口/口口

   口口 口口  口口 口口

   口口 口口  口口 口口

   口口 口口  口口 口口

   口口 口口  口口 口口

   口口 口口  口口 口口

   口【 〘 Qulurucan- 〙 】□

 口口【 《 STORY♛ 》 】口口口口

口口口口口口口口口口口口口口口口口口口

口口口口口口◣口口口口◢口口口口口口口






アン:「でっかい イスの上に、

    "仮面"が あるんだけど!?」

マイ:「ホントだ……!!

    お祭りの、ポスターのやつだね!!」



 す、ふげぇ……!

 先輩と、先生の 仮面を、

 ()して、2で()ったような、

 (デザ)(イン)の、仮面だ!



 ……あれ? ……私、


 あんなデザインの仮面、、、

 どっかで──……?





クラ:『────それだけでは:

    ────ありません☼

    ────()()の巨大彫刻の:

    ────下にある:本の彫刻の:

    ────タイトルが:

    ────"義賊クルルカンの冒険":

    ────に:なっています☼』

ロザ:〘------あ〜〜☆

    ------ホントのんなぁ〜〜☆☆〙




 ぁ、マジだわ……!

 

 てことは、あれも、

 "お祭り仕様"、って、コトぉ!?

 さ、さすが王都、

 やる事が、ビッグすぎゅ……。


 カーディフの お祭りとは、

 大違いだわ……!!

 あったりまえかあ……!




カネ:『>>>よく、やるぜ……!

    >>>手間、かかってんなぁ……!』

ギン:〘#……くく。普段は、

    #……"教本の彫刻"、なのだろうな。

    #……(タイ)(トル)だけ、

    #……差し替えて彫刻するとは、

    #……なかなか、

    #……良い、力の入れようだ──〙




 きひひ……大学も協力して、

 全力で、王都の お祭りを、

 盛り上げようとしてるって、コトかぁ……!


 ぁ、綺麗に削られた、

 四角い石の看板に、学校……、

 ……この、"大学"の紹介文が、

 読みやすい文字で!彫り込まれている。




アン:「……えーっと、" ヤキソ──…… 」

マイ:「 ──バパン、大学 "……?」




 …………ほぉん……?????




カネ:『>>>……"焼きそばパン"、大学……?』

ギン:〘#……"焼きそばパン"大学……、

    #……だと……?〙




 かつての英雄たちも、

 思うところが、あるみたいで。




カネ:『>>>……ジャンキー、ですねぇー?

    >>>これ、誰か、

    >>>ぼくらの年代のやつ、

    >>>生き残ってなぃか???』

ギン:〘#……ずいぶんと、

    #……栄養価の片寄った、

    #……学院だな……?〙




 私は、わかる。


 "先輩の時代の知識"を、

 だいぶ、"インストール"、

 しちゃってっかんなぁー……。


 つーか、(はこ)(にわ)で、

 実物? 食べた事あるし!




クラ:『────よく:

    ────ニャーナとミャーツが:

    ────取り合いを している:

    ────あの惣菜パンですね……?☼』


アン:「ぁ、そーなの? へぇぇ。

    私は──……別々でも、

    いっかなー……? とか、

    思ったり?♪」

マイ:「美味しかったよ!

    なんでソバ、

    (はさ)まってたんだろーね!」




 ぁー……この子も、

 私の"ダウンロード"の影響、

 モロ受け、なのよねぇー。


 寝る時……ずっと髪、接続してっから、

 "夢"とかも、お(たが)いの記憶、

 混合して見えっ、し──。




ミツ:『C2:ど、()()……!?

     オクさま、まで……!?

     ソバが、パンに(はさ)まってるから、

     意ミャが、あるんミャよ……!?』

ニナ:『C7:そ、そーニャぞ!?!?

      この、ベチャベチャ百合ップルは、

      わかってニャいニャ!!!』


アン:「おい、ニャーナ、きさま……」

マイ:「べちゃべちゃで、何が悪い」




 やめなさい。




クラ:『────あはは☼

    ────私も:あのパン:

    ────けっこう:好きです☼

    ────カネトの生きた時代の:

    ────有名な:食べ物:

    ────なのでしょう?☼』


カネ:『>>>ははは……! 確かに、

    >>>有名だけど、さ──?』


ロザ:〘------てゅーかぁ☆

    ------何だかんだー;

    ------ミャーツ君たちはぁ☆☆

    ------最後には;いつも;

    ------半分こ;

    ------してるのんしぃ〜〜っ☆☆〙


ギン:〘#……ほぉお? クク、

    #……仲が、良いでは ないか♪〙




 流れ、かわったな。




ミツ:『C2:……なんミャ……///

     ニャッチも、ニャンゴも、

     なんで、こっち見るミャか……///』

ニナ:『C7:……ミャナミ……///

      言いたい事が あったら、

      言葉に するニャよ……!?//////』




 バレてねーとでも、

 おもってんのかぁ……!!





マイ:「アンティ……へへ//////

    おなか、へったな♪」

アン:「……! ふふ、そぉね♪

    あっこの屋台に しましょう!

    この香り……!

    どっかは、当たりでしょ!」




 たくさんの屋台が あったんだけど、

 ヌードルの お店があったので、

 驚いた! ま、こゅーのは、

 チャレンジだ♪


 声を、かける。

 店番の、ウサ耳の お姉さんが、

 開口一番、おどろいた。




ウサ:「アンタたちが一番だわ、

    まちがいなく!」


アン:「ははは……」

マイ:「ソウデスネー」



 仮装のクオリティが、

 と、いうことなんだろう。

 まぁ……仮面とマフラー、

 本物、だかんなぁ。



ウサ:「ふふ、いいもん見れた。

    サービスするピョン♪」



 あざてぇ!

 てか、けっこう、

 可愛い系じゃなくて、セクシー系の、

 ウサ耳お姉さんなのに……!


 なんか……ギャップ、というか……。

 男の子は、こういうの、

 好きなんだろーか……。



マイ:「こんど、ピョンピョン、

    言って、あげょーか……?///」



 すいません、マイスナさん。

 可愛いすぎるんで……///

 小声で、耳元で(ささや)くの、

 後で、やり直してもらっていすか……///




ウサ:「とは、言ったんだけど。

    けっこう、盛況でねー。

    お肉が、無くなっちゃったのよ。

    だから……野菜、マシマシぃ☆」


アン:「マジかぁー」

マイ:「食べます」




 ホンマに、てんこ盛りに、

 してくれよった。

 これで、300イェルは、やすい……!!


 え、お箸、あるの!!

 ありがてぇ。

 ……う、うまい!!!!!

 やるわね、屋台……!!



マイ:「ふぉいひぃでは」


ウサ:「はっはっは……♪♪

    オクセンフェルトも(うな)らせるなら、

    アタシの舌も、確かだねぇ♪

    なんせ、秘伝のスープだから!

    これは、苦労したんだよぉー!!」


アン:「この味だと、400イェル、

    取れますよ? 超うまい」

マイ:「ずぞぞぞぞぞぞ」


ウサ:「ありゃ♪ クルルカンちゃんも、

    嬉しいこと、言ってくれるじゃん♪

    ま、お肉ナシ、だからね。

    さっきまで は、オーク肉、

    入れてたんだけど……ぅーん。

    この、スープに合う肉とは、

    ちょっと、ちがうと言うか──」


アン:「……──。ちょぃ、ちょぃ──」


ウサ:「ぇ……なに?」




 小声で、言う。




アン:「──"小魚と、海藻"?」

ウサ:「──…… ッ ! ? 」




 当たりだわ、コレ☆




ウサ:「な………、……なん、で……」

マイ:「ごくっ、ごくっ、ごくっ。

    ぽひゃ──っ☆」




 マイスナ、完食。

 ふ……、スープの()()を当てられた、

 ウサお姉さんは、動揺している……!



ウサ:「そ、そんな……!?

    けっこー苦労して、

    たどり着いた、答えなのに……!?

    そ、そんなに すぐ、

    わかる、モンなの……!?」


アン:「あ! いえ……///

    実は、ちょっと、(くわ)しいのよ」

マイ:「()()かった……!」

アン:「ねぇ、お肉の、話、なんだけど──」




 また、──ちょぃちょい、と、

 黄金の指で、お姉さんの、

 耳を、近づける。




アン:「──" (たそ)(がれ)(ガモ) " 」

ウサ:「──…… っ!? 」



 ウサお姉さんが、

 ハッ……!! とした、顔をする。



ウサ:「……"(とり)"?」

アン:「試してみて。

    ()()()() に、合うわよ」


ウサ:「……!! ──お祭り、万歳。

    今日の出会いに、感謝を……!!」


アン:「ごちそーさまでしたっ♪」

マイ:「ほなねーっ♪」




 あの()()に、

 合わないはずが、ないんだヮ。




アン:「ふっ、ふふ〜ん……♪」

マイ:「当たり、だったねーっ♪」



 マイスナと、また、手を繋いで、

 お城のほうまで、歩き出す。


 ……少し、緊張は、ある。

 えらい人が、たくさん居る場所だし、

 前、行った時は、色々あった。


 ……あの、パーティ会場に居た、

 よく分かんない、おばあさんは、

 結局、なんだったんだろーか……。



マイ:「あの城にいたババア、

    なんだったんだろーねー」

アン:「クチ悪い、クチ悪ぃ。

    私たちも、いつかは、

    ババアになんのよ」

マイ:「えっへへー♪

    いっしょに、おばーちゃーん♪♪」




 可愛いかよ。

 ま! どうせ、なるなら、

 バスリーサンみたいな、

 豪快なバアちゃんに、なりたいわよね!!

 きひひひ……♪♪



アン:「しっかし、でっかい、

    祭りだなぁ──……。

    田舎娘・根性だと、

    ちょっと、クラクラ、するわね?」

マイ:「そーだねぇー。

    先月の、ドニオスの お祭りも、

    人が、多かったけど──、

    ここまでじゃ、なかったし、

    最終日は、記憶、

    なかったしねーっ!」


カネ:『>>>……コホン』

ギン:〘#……む、むぅ……〙




 きひひ♪ そうよね──。


 ちな、シーニャの、アホみたいな

 (ナゾ)(こう)(せん)(じゅう)で、

 精神が幼児化した、私たちは。


 箱庭の中で、サキが見守る中、

 おままごと をして、遊んだりして──、

 これが、けっこう、

 いい、思い出だったりする///

 

 私とマイスナが──もし、

 幼なじみ、だったなら──。


 あんな、素敵な日が、

 毎日、あったに、違いない── 。




アン:「ほんっと、圧倒されちゃうわ。

    キンキラギンで……。

    楽しそうな、音と、においで。

    カーディフのやつとは、

    おおちがい!」


マイ:「やっぱり、カーディフにも、

    お祭りって、あるんだよね?」


アン:「ん? そーね、地元の人らだけの、

    ちっちゃな、やつがね?

    新年のが、いちばん、

    おっきいかな??

    街の真ん中らへんの広場を、

    飾り付けて、お祭り仕様にするの。

    あはは、ま、広場っつっても、

    さっきの、カフェの前のやつより、

    全然、ちいさいけど」


マイ:「そっかぁー……。

    アンティと、一緒に、

    行きたかったなぁ……」



 ──つい、

 来年、いっしょに、いけるじゃん!

 と、言いそうに なったけど、

 ……そうじゃ、ないね。


 "子供"の時に、一緒に、

 行きたかった、って、ことだよね──。




アン:「……そうだね」

マイ:「ねぇ、楽しかった!?」

アン:「ん!?」

マイ:「カーディフの、お祭り!」



 これには、私のほうが、

 言い(よど)んで、しまった。



アン:「……どうだろ」

マイ:「……アンティ?」

アン:「……。マイスナだから、

    言うけど、ね?」



 ちょっと、にがい、かんじだ。




アン:「魔法が使える子供って、

    けっこう、発現が、

    早いのよ。5歳くらいでも、

    風の魔法とか、火の魔法とか、

    使える子が、いたわ」

マイ:「……うん」




 (さっ)された。

 まぁ、続ける。




アン:「ちっちゃな街、だかんねぇ。

    毎年、けっこうな子供が、

    あの、小さな広場に、

    集まるの。んで、毎年、

    お祭りの雰囲気もあって、

    そりゃー……"お()()()"の、

    場所には、なるよね」

マイ:「……」

アン:「毎年、確実に、増えてくんだわ!

    魔法が、使える、同年代が── 」




 私にだってある、にがい、思い出。




アン:「今だから、思うんだけど。

    私……弱音は、吐かなかった。

    15歳に、なるまで。

    それが……いけなかったかも」

マイ:「……わたしに、会ったから?」



 ──また。

 お祭りの音が、消えた気が した。

 そして、私は、肯定する。



アン:「きひ……そうだよ。

    あこがれたもん」

マイ:「……」

アン:「11歳からは、特に、

    意地に、なってたわね。

    んでさ? お祭りに行くと、

    今度は……私より、歳下の子が、

    魔法、使えるように、なってくの」

マイ:「ぁ……」

アン:「そりゃ、キツくは、なるよね。

    ちょっと、顔を出すんだけど──、

    家の手伝いとか、理由つけて、

    すぐ、帰るんだよね」

マイ:「ぅん……」

アン:「よく、勘違い、されてるんだ。

    けっこー、本当は、

    私、人見知りなの」

マイ:「そんなことない……!」

アン:「いーゃ、特に、同年代は、ヒドイ。

    けっこう、最近まで……、

    ()(つくろ)ってたもの」

マイ:「アンティ……」

アン:「" お祭りが、楽しかったか "、

    って、問いについては、

    こんな感じの答えになるわ──、

    ──オーケー?」

マイ:「ばか……」



 ばかって、言われたわ。

 今も、手ぇ、つないでる、



アン:「あんたは、どうなのよ」

マイ:「わたしは……ずっと、

    ひとり、だったから……」

アン:「ぁ……」



 失言、食堂娘。



マイ:「いや……でも、ちがうかも」

アン:「……ぇ?」

マイ:「あきらめてたんだと、思う」

アン:「マイスナ……」

マイ:「なんとなく、ね?

    長生きは、できないなーって、

    わかってたの。

    だから……ずっと、

    なにか、あきらめてた。

    だから……"一人だった"、

    っていうのは、()(わけ)だね」

アン:「……」

マイ:「でも、いい事は、あった。

    感情は、静かだった。

    冷静で、いられた。

    でも──あなたに、会った」

アン:「……!」



 マイスナは、狂銀の仮面で、

 ほほえんでいる。



マイ:「おかげで、"希望"が見えた。

    それで、自分の"絶望"も、見えた。

    だから、(くる)った。

    えへへ、あなたのせいだよ」

アン:「……」

マイ:「おかけで、こんなふうに、

    なりましたとさ♪」



 すこし、腰を折って、

 マイスナは、ペコリとする。




アン:「……ほんっと、

    どうしようもねぇな、

    私たちは」

マイ:「そうだねぇ……。でも」

アン:「ん?」

マイ:「今、いっしょに──、

    お祭りを回れて、

    楽しいよ♪」

アン:「──当然だわ」

マイ:「──……!」




 ──グィ、と、生涯の敵の手を、 

 かろやかに、引っ張り、


 それは、ダンスに誘う、

 殿方に、似てた。



 両手を繋ぎ、

 混雑のなか、

 くるくると、


 まわる。



 ふふ、周りの、ひとたちには、

 少し、びっくりな、光景だな。


 ゆるせ、ニセモノたち。

 ホンモノの、私たちが。


 たのしく、ダンスしたい、

 気分なんだ──。




アン:「────きひひっ……♪」

マイ:「────えへへ……っ♪」



 私たちの世界は、

 二回転だけ、くるりと、まわる。


 ふたりの目線は、

 ぴったりと、見つめあって。


 目の前の(ヒト)は、わらう。


 幸せそうに。



 黄金のマフラーと、

 白銀の花が、回転力に、ゆれた。





「「「「「「「 おおっ……! 」」」」」」」






 ………………おお……?







カネ:『>>>何故、目立つことをする……』

ギン:〘#……くクク……! 学ばんなぁ──〙




 ぅ、……うせやろ!?

 今ので、注目、あつめるかぁ!?!?


 ちょ、ちょっと、くるくるって、

 ダンス、しただけじゃあ、ないのぉ!!!




街人:「あの子たち、いいなぁ……!」

街人:「(ゆう)()ねぇ……♪」

街人:「お祭りに、花があって、いいねぇ♪」

街人:「なに今の、、、()()れちゃった……!」

街人:「くるくる、まわってたよ!」

街人:「見事なものだな。誰か、コインをやれよ!」

街人:「ん? てか……!

    あの像の二人に、似てね!?」




アン:「やっべっぞ……!?///」

マイ:「ふにょにょ……!?///」



クラ:『────もう:飛び跳ねては:

    ────ダメですよぅ☼』





 するかぁ!

 にげた。




アン:「はぁ……はぁ、()いたか」

マイ:「そ、そぉ……そぉだね……??」



カネ:『>>>今の逃げ方は、よかったよ!!

    >>>そうそう、今みたいに、

    >>>前にいる人混みを、

    >>>"()けさせ"るんだ!』


アン:「あの……そんなに、逃げ方を、

    うまく、なりたくねーっつぅか……」

マイ:「ふみゅぅ……///」




 逃げ足が上手くなったとか、

 食堂娘が、()められても、

 嬉しくないだけで、ございまするよ。



カネ:『>>>才能、あるけどなぁー!』

ギン:〘#……カネトキ、やめなさい。

    #……逃げる才能など、

    #…………まぁ、アリか〙



 ほだされるな、教師。



アン:「あぁ……やべ、お城から、

    はなれちまったわ……」

マイ:「あっ、ホントだね……。

    そ、そんなに、わたし達、

    目立つかなぁ……」

アン:「そうよねぇ……!? こ、

    こんなに、周りに、

    おなじよーな、カッコーした人、

    いるのに、おかしぃよねぇ……ッ!?」

マイ:「──そうだよ!! なんか、

    ぜったい、おかしいよ!!!」


クラ:『────:……()()してきて:

    ────いるんでしょうねぇ☼』

ロザ:〘------きゃきゃきゃ☆

    ------そうよんなぁ〜〜☆☆〙




 おぃ! クラウン……どぉいう意味や!!

 いまの私たちに、

 シビれてるトコロなんて、

 何処にも無いわよっ!!!??




アン:「く……! マイスナは、

    可愛い、だけなのに……!!」

マイ:「そーだぞーっ! アンティは、

    世界一、可愛いだけだぞっ」




 ちな、世界でイチバン可愛いのは、

 マイスナである。

 ここは、マイスナと、敵対。


 言うとケンカになる理由、

 トップ10、ランクイン。




カネ:『>>>ええから、はよ行け』

ギン:〘#……かなり、城から、

    #……(はな)れてしまったな?〙



アン:「そ、そうだった!!」

マイ:「ヒト、ジャマダナァー……」



 マイスナさん、

 白目、黒くなってるの、

 やめてもろて。


 



子供:「う"ぇ────ん……!!!」


アンマイ:

   「「 …… 」」





 とっても、いやな予感がする。





子供:「──ぉがあざぁーん……!!!」





 ………………。





アン:「……(まい)()ですよぉ、(きょう)(ぎん)さん」

マイ:「……そうですねぇ、()(ぞく)さん」





子供:「──ぶぅぁおおああんんんぅー!!!」






 ぎゅっ。



 伝説の黄金のマフラーを、

 つかんで、子供が、泣いちょるて。









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― 新着の感想 ―
[気になる点] 意味がなくなって言葉だけが残った。 焼きそばパンを認知する人間が居なかったのでヤキソバパン大学がそこに有る事に至る。 意味を知る人間が居る場合。 第三者視点から焼きそばパン自体が…
2023/03/30 16:52 にぷるにぷかてりーなは貴族である。貴族としての嗜みは焼きそばパンを誰よりも早く購買で奪いあいをする事ですわよ!!(ネタ切れ)
[良い点] さり気なく手を繋ぎ、つい踊ってしまう二人。 お祭りの雰囲気に少し酔った二人。 良いですね。 [一言] 人混みは苦手だけど、お祭りの雰囲気は好きですね。 夜店の人波から外れ、一時の静けさが尚…
[一言] 百合の摂取は健康によろしいのぅ(リジェネ付与されながら) 本日は発言者カタカナ仕様かぁ カネはまだしもギンの見慣れなさがすごい
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