えーよ!
連投です?
てか、キリ番じゃねーか!!✧
Thank you!!(ノ>ᗜ<)ノ.*・゜
食堂の若奥さんを、ナメては いけない。
もう、遅い、とは、思った。
まず、母さんの両手の料理が、
無重力魔法のように、
──パァン・・・!! と、
跳ね上がり、
それは大地の重みを忘れたように、
空中に、浮遊する。
汁物ひとつ、こぼれていない。
そして、我が母は、
両手が、フリーに なったのである。
決して、食材が、
突貫しては、ならない。
「 ✧ ✧ 」
「 に ょ お ・・・ 」
「 く る ぉ 」
ひとつ、うさ丸たちが、ツいてたのは、
そこが、厨房では無く、
店内だったことである。
包丁を持った母さんに突っ込んでいたら、
今の一瞬で、解体されていた。
まったく、喩え ではない。
母さんの腕の残像は、たまに、6本なのだ。
「 う〜〜さ〜〜ま〜〜る〜〜
ちゃ〜〜〜〜〜んん♪♪♪ 」
「 にょぉッ…… 」
「 か〜〜ん〜〜く〜〜る〜〜
くぅ〜〜〜〜〜んん♪♪♪ 」
「 くくくくくゅゅゅゅゅ…… 」
あわれ、小さな勇者たちは、
わしづかみに、されている。
特に、うさ丸は、両耳を、持たれている、
アブない。
「あちゃあ……」
「えっ、食べるの?」
マイスナ、縁起でもない事を、
言うんじゃない。
ここは……母さんの、
人となりを、信じるのよ……!!
「 こんな、いそがしい時にぃ〜〜♪♪ 」
ぐるぐるぐるぐるぐるぐる〜〜♪♪
「 飛びついてきちゃあ〜〜〜〜♪♪♪ 」
「にょおぅ、にょおぅ、にょおう!?」
「く、くゆッ!? くゅくゆくゅ、くゆっ!?」
「 〜〜〜〜だめよお〜〜〜〜♪♪♪ 」
ハリケーンのように回転した、
母さんの身体から、
ものっそい勢いで、
モフモフのボールが、射出された。
勇者ボウリングである。
────ヒュゥぅうおおおんんん・・・!!
──ゴロゴロゴロゴロロゴロゴロゴロゴ!!!!!
「──に"ょんわ"ぁあ"あ"あ"あああぁぁぁぁ──……!!!???」
「──くゆおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ──……!?!?!?」
小気味よい回転のまま、
うさ丸とカンクルは、
私とマイスナの、股下を、
転げ通っていく・・・!!
グッバイ、うさ丸。
また会う日まで。
〘------じゅってんれい☆
------じゅってんれい☆☆
------じゅってんれい☆☆☆〙
〘#……ぅーむ、良いフォームだ〙
勇者たちが、
足の間を通り抜けた風圧が、
上へと、あがってきた!
──ぶぉ──わ・・・!!
「 ぅ、ぉおっと・・・っ!?////// 」
「 ぁ、ぅわわっ・・・ッ!?////// 」
──スカートが、なびくぅう!!
母さん、ダメだって……!!///
今の、ん・ん・ん・のデザイン……、
キワドイんだからぁー……っ!!!//////
「ぁ、あぶにぇぃ……!///」
「み、みえしょぉ……!///」
「あらぁぁ〜〜〜〜♪
今回も、ずいぶんと、
可愛い、お洋服ねぇ〜〜♪♪♪」
──っ!?///
母さんを見ると、
今の大回転スローが、
無かった事のように、
両手に、料理を持っていた。
・・・・・・・。
『────……今の:滞空時間:見ましたか☼』
『>>>あれ、体術だよ、ヤバいよ……』
料理だって、重力を、
忘れられる。
そそくさテキパキと、
5人前の料理を配膳し、
母さんは、私たちに、駆け寄って来た!
「まぁぁ♪ まぁあ♪ まぁああ〜〜♪♪
すっかり、お洒落さんねぇ〜〜♪
い〜〜ぃ、服じゃない〜〜♪♪
どうしたの♪ 買ったのぉ?」
「ぇっ!?/// えへへ……その、
ちっと、安く、譲ってもらえて……///」
「あのっ/// けっこー、たくさん、
もらえて……その、似合います、か?///」
「もんのすごく、似合ってるわよ〜〜♪♪
まるで、双子みたいだわぁ〜〜っ♪♪
やーぁ♡ いいわねぇ〜〜〜〜っ♡」
母さん、ベタ褒めである……///。
どうやら、今回の服は、
ずいぶんと、母さんの、
好み、だったみたい……?
横で、エビフリャーを食べていた、
エリオットさん達が、
真顔でモグモグしながら、言っとった。
「もがもが……アンちゃん、
可愛くなりすぎじゃね?」
「それな。どこかの貴族の嬢ちゃんが、
迷い込んだのかと、思ったぜ」
「そっちの子も、別嬪だよなぁ。
どう? ウチの息子、婿とかに」
「えぇ、やですよぅ。あいつ、
私のこと、"アンティだったもの"とか、
言うんですよぉ?」
「のーせんきゅー」
「あのバカめ! もったいないことを!」
エリオットさんは、
自分のオデコを、パチンとした。
「アンティは、やらんぞ」
「ガハハハハ! おもしれぇ嬢ちゃんだ!」
これ、マイスナ、やめなさい。
「にょんやぁぃ……?」
「く、くゆゆぅ……!」
うさ丸と、カンクルが、
店先で、様子を、うかがっている。
強き母は、諭した。
「うふふ♪ ふたりとも♪
ここは、食堂だからね♪
抜け毛とか、舞うと、
お客さんに迷惑だから、
ジャンプしたり、椅子の上で、
ピョンピョコしたら、めっ、なのよ♪
前みたいに、地に足つけながら、
お水を運んだり、お皿を運んだり、
してくれるのなら、いいわ♪
私の言っていること、わっかるわねぇ〜〜♪
次やったら、処すわよっっ♪♪」
「にょ…………にょきっと、な……!」
「か、かんくゆううううう……!」
子供を、あやすように、
しゃがみながら言う、セリフじゃあ……。
割と、真面目に、
シチュー行きの、話である。
「うわはははは! ソーラちゃんは、
今日も、かっけーなぁ!!」
「モフモフ共よ……今の時代は、いい。
おめぇ達が、5年前のソーラちゃんに、
同じことを してたら……、
明日は、こなかったぜ!!」
「にょおぉ……」
「かかかんくゅ……」
ぉい……漏らすなよ?
せっかく、赦されたンだかんね。
「おっ? なんだが、騒がしいなぁ?
──おっ! なんだ!!
帰ってきたのか!!
我が、"最愛の娘"と!!
"娘の最愛"よ!!」
「「 ────っっ・・・ッ!?////// 」」
厨房から、
ひょっこり、顔を出した父さんが、
なんか、核心を突いて くンだけど……?
「げはは! デレク! なんでえ!
その、"最愛"、なんとやら、はよぉ!」
「"最愛の娘"は、いつも通りだが……、
ふふ、その、"娘の最愛"ってのは、なんだ?」
「ん? そんな変なこと、言ったか?
見ろよ。こんなに仲良しなんだ!
どうせ、イチバンなんだろう?」
ハハハ! ……と、金髪の筋肉パパは、
何の勘ぐりも無しに、
言ってるみたいだ・・・//////。
横の、マイスナと、
バチりと、目が、合った・・・!
「「 ・・・・・//////////// 」」
……。
……む、"娘の最愛"……。
っま、まちがってうぁ、いにゃぃ…………//////
「さ、さいあぃ? そ、そぅね……///
まちがいじゃ、ないわね……?//////」
「そ、そだね……? アンティと、私、
仲良し、だもんね……?//////」
毎日、オフトンの中で、
決闘とか・・・、
してないもんねっ・・・♡♡//////
「うわははは!
デレクが余計な事ぁ言うから、
アン嬢ちゃんたち、
照れてんぞぉー!!」
「かぁーっ、いいねぇ……!
青春だなぁ……! 俺も、
若ぇ頃に、いい友達に恵まれてたら、
こんな、目の前のオッサンと、
一緒に、エビフリャー食ってるこたぁ、
なかったろうに!」
「な、なんだと、てめぇー!
その でっかいエビ、
食ってやろうか!?」
「バッキャロウ!
これが無くなったら、
俺の終わりかけの青春が、
終わっちまうだろうが!!」
うさ丸たちは、お水くばりと、
お皿の片付けを手伝って、許された。
おかしの時間ごろに、なったので、
母さん達に、
「今日、試験、受けに行ってくるね!」
と言ったら、
「あら! たしか、明日まで、でしょう〜〜♪」
「あっ、そうだな! 明日にしろ、明日に!」
と、言われた。
「えっ……!? なん、でよぉう……???」
「今日は、何か、用事が、あるんですか?」
ありゃ?
食堂の、手伝い、とか……かなぁ?
ん! まぁ、そゆことなら、
試験は、明日でも……?
「「 ちがう、ちがう! 」」
父さんと、母さんの声が、ハモる!
「今日、食堂を手伝って、って、
言ってる、ワケじゃ、ないのよ〜〜っ♪」
「食堂のことは、父さんたちに、任せとけ!」
「「 ??? 」」
じゃあ、なんで今日、
テスト、受けたら、あかんのんな???
「明日、学校で、"生徒総会"があるのよぉ〜〜♪♪」
「ちょうど、タイミングが良いからな!
アンティ、テストの後に、
顔を出してこいよ!」
「うっ・・・、えぇえええええ〜〜っ!!!」
せっ、せいと、そうかい!!
それって……同学年、ぜんぶが、集まって、
なんか……学校の決まり事を、相談する、
的な、アレ、でしょう・・・!?
「いやっ、父さん、母さん、でも……!?」
「アンちゃん♪ 試験、ひとりで、
受けて帰ってくる時も、あるでしょう?
たまには、みんなと一緒に、
ワイワイ、してきなさいな〜〜♪」
「友達100人、とまでは言わんが……、
ま! たまにゃー同じ歳ごろの、
子たちとだなぁー!」
ぅええ……! そ、そなこと、言われても、
どっ、同年代の子って、実は、
けっこう、どっちかってっと、
ニガテ、なんだよなぁぁ〜〜……!!
「わ、わたしには、マイスナが、
いるし……!」
「ぁ、あんてぃ……!♡」
……! そうよ!
マイスナが、いるじゃん!
「わ、わたしが、
学院の生徒の総会に出たら、
マイスナが、ひとりぼっちに、
なっちゃうじゃん! それは、
ちょっと、可哀想っつーか……、
それは、ヤだ、から……///」
「ぁ、あんてぃ……っ!//////」
「まぁ〜〜♪ それは、
たしかに、ちょっと、
可哀想ねぇ〜〜」
ぶっちゃけ、月イチ登校しか、
してないのに、
ガッコーのルール決める大会議に、
私が、出る必要、ねっでしょーよぅ……?
いや、まぁ、一応、生徒だから、
義務的なの、あるのかも、
しんないケド、さ……?
みんな、ワチャワチャしてる中、
マイスナ、ひとりぼっちとか、、、
それは、マジで、ナシナシの、無しだわ。
それは、やっちゃあ、
いけない気がする。
父さんが、言った。
「マイスナちゃん、ひとりくらい、
ねじこめるんじゃねーか?
──なぁ? スネイオ先生! 」
「もぐもぐもぐ」
「あ"っ・・・スネイオ先生っ!?」
「え"っ・・・!?」
すぐ横を見ると、
なんと、スネイオ先生が、
チキンフラフラ定食を、食べている!
ぉ、ぉおう……!
もぅ、おじいちゃんなのに、
えらぃ……油ギッシュなモノを……。
「ふむ……」
スネイオ先生は、
こちらを、プイッと見ると。
「 え ー よ !
∑ d(‘ч’ ) ŧ‹”ŧ‹” 」
えーよ! じゃねーぞ、
きさまあああああああああああああああ。
液タブむずいな!(っ'ヮ'c)










