おカミに容易に飛び込むな!
ちびっと短めです!!!
もしかーしたら、
連投する可能性も無きにしも微レ存?
私、アンティ・キティラは、
迷っていた・・・。
仁王立ちで、スカートです。
『それ腕組んでるから、
ガイナ立ちじゃね◎▽◎?』
久しぶりに、木の神様が、喋った!
私、ガイナやない!! アンティや!!!
可愛い顔のマイスナが、
私の前で、キョロキョロする。
「アンティ、どっする、どっする?」
「 ま た れ よ 」
今、目の前では、
ビッグ・うさ丸と、
ビッグ・くゆくゆが、
子供たちの遊具と化している。
『『『 にょきっと、にょんにょんやぁ…… 』』』
『『『 クユクユクユクユクゥ〜〜ン♪♪ 』』』
うさ丸の顔は……、
悟りを開きかけている。
カンクル、女の子の頭を、
花アフロ畑にするの、やめなさい。
世の中は厳しく、甘い事だらけでは無い。
彼らは、私たちの"盾"として、ここにいる。
私たちの速達プレゼントから、
注意を逸らすために、
デュアル召喚された、この毛玉の王たちよ。
たとえ、このまま置き去りにしても、
彼らは強く生き抜けると、
私たちは、知っている・・・!
・・・・・だが、しかぁし!!
「うん、うん・・・!
わかる、わかるぞ、うさ丸よ……!!」
「アンティは、
ふんぞり返ってても可愛ぃ……♡♡」
私も、数多の子供たちを、
散らしては登られ、
置いては登られ、した身である。
見よ! この聖戦を・・・!!
登らるる獣は、もはや同士ッ・・・!
「やはり、先人として、
希望を、与えねば、ならないわね・・・!!」
「アンティ、は、よく分かんなくても、
可愛いなぁ……♡♡」
なんとでも、言うがいいっ・・・!
ここで、登られる者を、見捨てるは、
食堂娘の、名折れよのうっ・・・!!
『────:……☼
────アンティが:キマっていますね☼』
『>>>なぜ、そのガーリィな服装で、
>>>きみは、戦国武将ムーヴなんだぃ……?』
「準備はいいわね!? マイスナ……!」
「いつでもイケるよっ、アンティ……♡」
私たちは、わちゃつく子供たちへ、
大きな一歩を、踏み出した……!!
──コツり……!!
私が、最前線へと近づいていくと、
いくら、ヤツらが、モフモフに夢中とて、
何人かが、こちらを、振り向く──……!
「うお、"金さじ・スカート"だ……っ!?」
「ぁ、アンティだったものが、くるぞ……!!」
過去形やめろや。
まぁ、いい。
──さぁ、今だ!!
──声を出すのよ、わたし!!!!!!
──おっるぁ・・・!!
「 あ あ っ っ !!! 」
「「「「「「「「 ──えッッ……!? 」」」」」」」」
──── ざ っ ・・・!!!
私が、明後日の方向を、
指さしながら、声を出すと!
モフモフに夢中だった子供たちと、
同級生どもは、見事に、そちらを向いた!
きひひひひひ!
ばぁぁあ、かぁぁあ、めぇええええええ。
── い ま だ あ あ あ あ あ ぃ !!
────ボフンっ!!!!!
────ぼふふんっ!!!!!
「にょきっと!」
「くゅーぅ♪♪」
スキを見て、うさ丸とカンクルが、
"縮小化"する!
「「「「「「 ── な ッ ッ ・・・ !? 」」」」」」
その、わずかな硬直を・・・!
私たちは、見逃さないッッ──!!!!!
「────こぉいッ!! うさ丸!!」
「────かえるよ、カンクル♡」
「にょんやあああああああああ!!!」
「くゆくゆうゆくゆくゆくゆぅ!!!」
──しゅたたたたたたたたぁ・・・!!
ぬいぐるみサイズになった、
うさ丸とカンクルは、
目にも止まらぬ速さで、
みんなの、足の下を、
ピョンピョコ、くぐり抜けていく!!
────ぽふんっ!!
────としゅた!!
──そして、私たちの、頭に乗った!!
漏れるは、同級生たちの、
驚きに満ちた、声である!!
「な、なんだと・・・!?」
「あの巨体は、何処へ行った・・・!?」
「ば、バカな・・・!!」
「──金さじ、貴様ぁっ、何をしたッ・・・!?」
私は、手で印を結びながら、
言ってやった!!
「 ふっ──── 忍 術 よ !!!!! 」
『────えぇ……☼』
『>>>くのいちとは、初耳だなぁー』
「それは無理があるぜ、アンちゃん……」
門番のおっちゃんが、あきれているわ!!
「あっ!! アイツ!!
あんなオシャレな格好してるけど、
やっぱり、金さじだぞっ!!!」
「ああ!! あんなアホな事を、
いきおいで、ガツンと言うのは、
金さじしか、いない!!」
「みんな、だまされるな……!
あれは、女か どうかさえ、あやしい!!」
ぶっ飛ばすぞ。
おぼえとけよ、キサマら。
しかし、今は、逃げるが勝ちである。
「ずらかるわよ、マイスナ!」
「よしきた、がってん♪」
私たちは、アブノさんから巻き上げた、
秋コーデ・スカートで、
走り出す!!
「にょんにょ〜〜〜〜ん♪♪♪(ふりふり)」
「くゆっくゆ〜〜〜〜っ♪♪♪(ふさふさ)」
「いやあああ! 手ぇふってる、
かわいいいいい〜〜〜〜っ♡♡♡」
「えっ!? どっちも、ちっちゃくなるの!?
ほっ、欲しいぃ〜〜〜〜っ♡♡♡」
やっ、やめろ! うさ丸!
サービスするな!!
目を付けられるでしょーが!!!
〘------度し難いほどに;
------目 立 っ と る の ん ☆
------モデルさんみたいなカッコで;
------忍者ごっこしちゃ;ダメのんよぉ〜〜☆〙
〘#……あんまり綺麗なフォームで走ると、
#……オニューの、やばい下着が見えるぞ、
#……気を、つけなさい……〙
先生も、おニューとか、言うんですね!!
私たちは、体力だけは、ある。
いつも、街と街を走っているのだ。
実家の食堂なんて、あっという間だ。
『C7:ふにゃぁ〜〜っ。
:そりゃ毎夜毎夜、
:あれだけ激しい、
:運動していたらぁ〜〜にゃぁ〜〜……!』
『C2:ニャーナ!!
:けっ、:消されるみゃよ……!?』
ミャーツ……あんたの方が、失礼だかんね。
さて、ここに来て、
うさ丸とカンクルは、
九死に一生を得た。
私も、肝が冷えたものだ。
食堂の、裏口から帰るのは、キライだ。
堂々と、店の入口から入ると、
やはり、忙しく、お昼のピークである。
「っ! あらぁ〜〜〜〜♪♪♪」
母ッッッ!
そして、勇者たちは、間違えたのである。
「にょきっとなぁ〜〜〜〜〜〜っ♪♪♪」
「かんくゆゅゆぅぅうううううっ♪♪♪」
────ぴょぉおおお──んんん・・・!!!
な、にィィ・・・!!?
お昼ピークの・・・!!!
両手が、
料理で、
ふさがった、
母さんに、
── ジャンプ、し た ッ、だ、と・・・!!?
「 ば ッ ・ ・ ・ !? 」
や ば い っ っ ! !
し ぬ ぞ 、 う さ ま る ッ ッ !?
ギ ラ ン ッ ……──!!
「 ✧ ✧ 」
「あぁ……」
母さんの目が、ひかった。
あ、液タブ買いました(;´༎ຶٹ༎ຶ`)。










