アブノさんからの手紙……?
おーまたんたんたんたんっ♪
(●´ω`●).*・゜
前話のタイトルから 「うぇい」、
とりました……!(笑)
ちゃぽ、ぷん。
お風呂にさ。
新しい お湯を入れた時。
口をつけて、
息を、プクプクするのが、
好きだったりする。
金聖:「ぶくぷぷくぶくぶく……」
銀聖:「アンティ、かわいい。
わたしも、するー」
かーぃーのは、てめーだ。
はぁ……。
今日の朝の、私は。
今日の夜、
マール服飾店に、
" お泊まり "することに、
なろうたァ……。
思わなかったに、違いない。
そ う で す 。
いま、わたしたちは。
アブノさん家の、
お風呂に、入っています・・・!!!!!
経緯。
あの後、
店のドアの前で、
とおせんぼ してくる変態に、
私は、問答無用で、
殴りかかった。
金聖:「でやぁあああ!!」
変態:「ふぅん」
金聖:「どりゃあああ!!」
変態:「ほぉん」
金聖:「このぉおおお!!」
変態:「せくすぃー」
金聖:「な……何故、
当たらないの……!?」
銀聖:「おぉーっ……♪♪」
フツー、
あそこまで、綺麗に、
受け流されるかぁぁ……?
そりゃあ……服飾店を、
火事にするワケにもいかんから、
"ソルギア"とかは、
使わんかったけんども……。
ドラゴンの ぱぅわ は、
自然に、ちょと使ってたし、
少し、"反射速度"も、
発動してたのにィィ・・・!?!?
もしかしたら……アブノさん、
格闘術は、ヒゲイドさんより、
つおい、感じにゃのかあああ……っっ!?
──バっチャ──ん!!
金聖:「ぶあぁー……っ!
なぁーんで、服屋さん、
やってんだぁ……!!
あの人あぁぁああ〜〜……っ!!」
銀聖:「すごかったねぇーっ♪
ぷぷくぷくぷくぶく……♡」
私も、かなり意地になって、
食らいついたのだが……!
攻撃を、いなし続けられていると、
──突然、変態は、叫んだのだ!
変態:「せくすぃぃいいいっっっ!!!
しぃんきぃぃいいんんぐううう!!!」
金聖:「 ──…… ! ? 」
変態:「──ふぅん──!
まぁ、落ちつくのだ、
せくすぃーぐろぅいんぐ・
ぷりんせす た ち よ ・・・!
その内に秘める、
神秘の せくすぃー……!!
その、せくしゃる な未来は、
明るいぞ・・・──っ!!!!!」
金聖:「な"……ぃきなり、ぁんだァ……!?
つか、ぃーかげん、共通語で、
しゃべりやがれぇぇええい!!!」
銀聖:「どーゆーことですか?」
変態:「ふ……これは、我の、失態だ……!
このとおりだっっっ!!
せくすぃ──っ・
そぉぉおおお
りぃいいいい──っ!!!」
金聖:「……おてまぇは、
そのY字バランスが、
本当に誠意ある
謝罪のポーズだと
思っとんのか・・・」
銀聖:「なにが、失態なんです???」
変態:「ふぅむ……その、
まるで、対を成す、
ヨロイたち……っ!!!
それは、そなた たちの、
せくすぃーな、
グロウアーップ!
に、わずかな、誤差を、
生じさせて、
いるので、あーる!!」
金聖:「……! ……??
グロウアップ……、
せ、" 成長 "……???」
銀聖:「それって、まさか!」
マイスナが、ぐいっと、
となりに来て、
私の肩に、乗っかかったのを、
覚えてる。
銀聖:「わたしたちの身体が、
成長して!
ヨロイのサイズが、
少し、合わなくなってるって、
ことですかっっ!!?」
金聖:「 ・・・!! 」
変態:「いぇぇえええええすすすっっっ・
せくすぃぃぃぃいい!!!!!
パァァあィィいっっっ!!!
ぇぇええああんんどっっ、
ひィ──っっっっっぷッッ!!!」
──びシィ!!!
……。
よくよく、話を聞くと。
わたしたちの、
身体の成長に合わせて、
ヨロイを再調整する必要がある、
という……お話、だったらすぃ。
金聖:「そうなら、そうと、
もっと、わかりやすく、
言えってんのよぉぉぉおおお……っ!!
(ワナワナ)」
銀聖:「ぷしゃっ! でも、アンティ!
わたしたち、せいちょー!
してるって、ことだよね!」
金聖:「そ、それはっ、
そう、言ってたわねぇ……///」
つか、あいつ、
「パイ&ヒップ」って、
15歳の おにゃのこら の前で、
絶叫ふんなや……///
やっぱり、
ドアは蹴破る、
べきだったのだっ……!!
金聖:「……ヨロイのリサイズ、
どんくらい、時間、
かかるんスか……」
変態:「うぅ〜〜む……!
おぷぁあい!! と、
ひっっっぷっ──!!
それに、全身の、
せくすぃーな、
ふゅーちゃーに、合わせ、
微調整せねば、
なるまい、からなぁ……。
しかも、"レディオル"と、
"銀の花嫁"、ふたつ、
同時で、あるから……。
ぱぁぁああいい!!! は、
よっつぶんという事に、
なるのであーる。我の腕は、
ふたつであるからなぁ……」
金聖:「ぶっとばずぞ おまえ……」
銀聖:「ぐ、具体的な、
時間を……おしえてください」
変態:「ひとばん、いただきたい」
金聖&銀聖:
「「 ぇええぇぇぇぇ…… 」」
つまりだ。
ヨロイは、ここに置いて、
仮面プラス、私服で、
ドニオスギルドに帰らにゃあ、
いけなくなった、ってこった。
金聖:「ぅ、ぅーん……。
今、けっこう私たち、
冒険者さんの中でも、
ワル目立ちしてる時期、
っつーか……」
銀聖:「私服で、うろついてるだけで、
なんか……騒ぎに、
なりそうだよね……」
あ!! 聖兵服は……、
っや、ダメだ……。
アレ、かなりヤバい神官服だって、
この前、ヒキ姉に、
クギ、刺された、ばっかだしぃ……?
金聖:「ぅ、う〜〜ん……」
銀聖:「どうしよっか……また、出直す?」
金聖:「でも、早めに調整は、
しといて、欲しい、わよね……?」
銀聖:「そのとおりだねぇ……」
マイスナと、悩んでいると。
変態:「ふむ。では、
泊まっていかれるか?」
金聖&銀聖:
「「 ・・・!? 」」
変態:「地下は、けっこう、
ひろいゆえ── 」
──と、なり。
まさかの……アブノさん家、
突発、お泊まり会の開催である。
いざとなったら、
ソルギアを使っても逃げるつもりだが、
今のところ、そこまでの脅威は、
感じていにゃい。
変態:「うぅ……すまぬ。
我は、お風呂の お湯は、
いっかい いっかい、
捨てる派なのでな……。
沸かすのに、少し、
せくすぃーたいむ が……。
火と水の魔石は、
充填式の、けっこう
良いものなのだが……」
金聖:「ぃ、いや、それは、むしろ、
逆に有り難いけど……。
ヒトん家の残り湯は、
ちょ、ちょっと……。
おぉ……! 意外と、
きれいじゃん……!?」
銀聖:「すてきな、お風呂ですねー!」
アブノさん家の お風呂は、
ちょい小さめの、まるこい部屋に、
石のタイルが、丁寧に積まれた、
なんだか、絵本に出てきそうな、
趣のある浴室だった。
金聖:「おどろき……。
カーディフの、
私ん家の お風呂に、
雰囲気、似てんなぁ……!」
銀聖:「それ、思った!
ふふ、でも、湯船は、
丸い、形だね!」
マイスナの言ったとおり、
湯船は、ちょうど、
アブノさんが沈むくらいには、
丸く、大きな形をしている。
湯船も、壁と同じく、
石のタイルを、
敷き詰めたタイプで、
ちょっと……お尻とか、
いたくなりそうだ。
──と、思ったら、
意外と、平気だった。
もう、慣れた。
なかなか、面白い、お風呂だ。
この風呂場に、罪は にゃい。
銀聖:「えへへ……♪
私たちの猫足バスタブより、
横幅は、ひろいねっ♪」
金聖:「そおねぇ♪
まぁるいもんねぇー」
銀聖:「この、セピア色の光の魔石、
ほしいね!」
金聖:「たしかに、いい色、
してんだよなぁ……。
なぁんで、
ここら辺の、
センスは良いのに、
ビキニアーマーなんて、
作ってんだか……」
銅従:「────もし」
お風呂のドアの外から、
声が、聞こえた。
銀聖:「イヴさん?」
金聖:「どしました?」
銅従:「──ふふふ♪
店長からの差し入れを、
置いておきますね。
どうぞ、ごゆるり──」
気配が、消える。
金聖:「ありゃっ。めずらし。
持ってきて、くんないのぉ」
銀聖:「さしいれ? なんだろねーっ」
ちゃぽんと、マイスナと、
湯船から出て。
湯気の中、ポタポタと、
風呂ん外に、のぞきに行く。
──ガチャ。
金聖:「これは……」
銀聖:「ちっちゃな、丸い、パン……?」
……なるほど!
香りで、わかった。
金聖:「あの、変態……。
小粋なコト、
しやがるわ……!」
銀聖:「え!?」
金聖:「 ── " 焼き あんパン " よ。
焼きあんパンと、" むぎ茶 "──! 」
銀聖:「──……っ! おぉっ……♪」
ちっこい、ラワムギ色のコゲ目がついた、
小さな あんパンと、むぎ茶の、
組み合わせだ。
木の、丸い おぼんに、乗っている。
チビあんパンは、
まだ、熱を持っており。
逆に、むぎ茶の方は、
ほどよく冷えている。
これは……やられたかも。
金聖:「風呂さ、もどっと♪」
銀聖:「よしきただ♪」
結果から言うと、
この組み合わせは、
最高にピッタシだった。
なかのアズキ餡は、
焼いたパンとしか出せない、
芳醇な甘みを、
アツアツのハフハフの中で、
存分に、堪能させてくれる。
上下両面・魔石の、トースターで、
二分くらい、焼いてんなぁ……!
ほどよい小ささで、
夜に食べるのも、気にならない、
絶妙な量だ……!
この濃厚な甘みを、
むぎ茶の冷たい苦味が、
より、豊かに、流しきってくれる。
すると、また、
甘さが、欲しくなると言うわけね……♪
金聖:「……やられたわね。
これあ、うあぃあ……ぁんむ♪」
銀聖:「ほんど、ふちでも、
あんぱん、やほーね♪」
大賛成だわ。
焼いた、あんパン、
うめぇええなぁぁぁぁあああああああ。
銀聖:「なんか、旅館に泊まりに来た、
みたいだねっ♪」
金聖:「きひひ♪ 主人さんが、
九割ハダカじゃ、
なけりゃあ、なぁーっ♪」
思ったより、楽しい外泊と、
なりそうな感じだ。
銀聖:「──! アンティ!
おぼんの中に、
手紙が、置いてあるよ!」
金聖:「──えっ。
ほ、ほんまや!」
気づかんかった。
──……!
どうやら、アブノさんからの、
ようだ。
金聖:「なんだぁ?
さっき、言ゃー、ぃーのに……?」
銀聖:「なになに? どれどれ?」
──ぺらり……!
気になる手紙の内容っ!?(*´∀`)ノ










