ザ・ヒノカミブレイカー さーしーえーまーつーりー
おまたんたん♪(●´ω`●)*.+゜
※前話、ちょち丁寧に加筆しました。
※お待たせしたので、今回は
ちょい長めです!
※ヒナマジ砂糖回です(笑)
※ちょいと修正しました!
" ハートを撃ち抜く " なんて言葉を、
最初に、誰が、言ったんだろうか。
そんなことを、神々でさえ、
忘れた、セカイだ。
──AWAYKING▼.|
──"鳥居銃零一閃"▼.|
────訓練クエストを開始します▼.|
異火:『 ── むむっ!
くるぞ ひなわ よ!
くんれん とて
ゆだんは するな! 』
銃神:『 ──承知に、ござるっ……! 』
異火:『 ほれえっ! さっさと
かまえんかー! 』
森に、かれらは、立っている。
侍の、胸元の球体コンソールには、
炎神の簡易干渉デバイスが、
ラクガキの顔のように、
埋め込まれている。
真紅の塊である、
おおよそ人に扱えそうのない、
二丁の拳銃が、クルクルと、まわった。
── ヂ ャ キ ン ゥ ・・・!!
銃の化身となった侍は、
風の中、耳を、澄ませているのだ。
豊かな、秋へと向かう、自然の。
──静けさなど、まるで、錯覚である。
異火:『 ──きよったぞおおおおー! 』
銃神:『 ──・・・っ!! 』
=♡ =♡ =♡
=♡ =♡ =♡
=♡ =♡ =♡
=♡ =♡ =♡
=♡ =♡ =♡
しゅびびん! しゅびびん!
しゅばばばばばば──!!!
銃神:『 こ、れは……すごいでござるな! 』
異火:『 いっておる ばあい かああ!!
うごけええええええええ!! 』
木々の枝々のスキマから、
分け行って、見えたのは、
こちらに向かって、
一直線に、やってくる、
魔法弾の、集中砲火である……!!
異火:『 ひ、ひなわああああああ!!! 』
銃神:『 ──ふ! さぁて、
勝負で、ござる……っ♪ 』
──ガ、ショ・・ン!!
──コォオ────・・・!!
──燃える、足音。
サイボーグ侍の、
真紅の、ショートブーツが──
────はずむ・・・!!
"羽根のようだ"、などと、
生ぬるい・・・!!
──────── ボ ッ !!
それは、" 軽の極 " である。
銃神:『 ──と ── 』
異火:『 ── ぉお!! 』
次の瞬間、
ヒナワの姿は、大木の幹に、
重力を無視するように、立つ。
横向きの、身体。
魔術か?
否、"御業"、である。
あまりにもの、速さ。
なめらかなる、接地。
見事に流れる重心の移動が、
ヒナワを、壁のような木肌に、
吸い寄せるに至る。
まだ、落ちぬ身体は、
せまる、魔法の礫を、
目で追う、余裕さえ あった。
だが────。
銃神:『 なんと・・・!!
追尾して、くるでござるか・・・! 』
異火:『 のおお! まがって
きよるぞ ひなわぁー!! 』
──くいっ♡
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡
♡ ♡ ♡ ♡
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡
♡ ♡ ♡ ♡
──どゅばばばばばばばば!!!
白ピンク色に光る、
無限の心の魔弾群は!
方向を変え、ヒナワたちに、
吸い寄せられるように、
迫っていた!!
銃神:『──からから♪
奇天烈な、光景なり』
異火:『 ひなわぁ! にげるだけでは
げいが ないぞーっ!? 』
銃神:『──ふ。このヒナワ、
あなどって もらっては、
こまるで、ござる──……ッ!!』
異火:『 しょうじゅん いけるか!? 』
銃神:『 お茶の子、さいさい♪ 』
──ヂャキ、ン・・・!!!
──つづき、
響く、マズル・フラッシュは、
もはや、"爆竹"のようである。
音さえ無ければ、
それは、火の、
花束のようで、あろう──……!
ダダダダダダダダダダダダドドドドドぉ!!!
異火:『 うるしゃ────い!!! 』
銃神:『 ──からからっ♪
あなた様が、それを言うかの 』
無限のハートは、
無限の弾丸によって、
撃ち抜かれ、続けている。
それは、必然。
それは、摂理。
まるで、互いは、引き寄せられて、
いるようでさえ──。
異火:『 ひなわぁ! もうすぐ
" だいに の まがじん "
じゃ──!!
ここからが くんれん の
ほんばんっ じゃぞ──っ!! 』
銃神:『 ──承知!!! 』
──ガション・・・!! ──と。
炎神ヒナワの、袴に装備された、
二番目の弾倉が、
真紅の拳銃どもに、自動装填された。
花束のような暴力は、ナリを潜め──。
──その、鋼鉄は、攻撃力を、失う。
異火:『 かいひ しながら
"チェック" じゃ!!
すべて やるのだぞ!!
だいじ なのは
はやさ じゃ!! 』
銃神:『 ──心得たっっ!! 』
ドバババババババババぁぁあ──!!!
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡
♡ ♡ ♡ ♡
銃神:『 愚鈍、極める、
愚かな早撃ち──、
そうそう、
遅れは、取らぬ──……!! 』
カチカチカチカチカチカチカチ!!!
⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩
ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ
⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩
ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ
⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩
ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨──!!!
──ヒナワは、舞う。
せまりくる、♡を、かわしながら。
すべての、心に、炎を つける。
それは────" ⛩ "を冠す、チカラ──……!
異火:『 ──おお!!
ぬし のは あたる が
ぬし には あたらん な!
ひなわ よ──!! 』
銃神:『 これくらいは、
動けねば──な・・・!! 』
よけまくり。
うちまくり。
そして、ハートには、"⛩"が、刻む。
ヒナワは、止まらない。
だが、反面。
この高密度の、
魔法弾を放ち続ける"側"の、
"魔術の御業"も、
それは、凄まじき、ことである。
萌神:『 ──ちぃぃ・・・!! 』
どこかで、くやしそうな、声がした。
異火:『 ──ひなわよ!!
よけろ よけるのだ!!
そして うて!!
だいに の まがじん は
すべて を しめす
ひつようが ある!!
すべて は すべて だ!!
あいて の こうげき が
はなたれる まえ に
はやさ で すべてを
もぎとる のだ──っ!! 』
銃神:『 ──では、そろそろ、
参ろうか ──── 』
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡
♡ ♡ ♡ ♡
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡
♡ ♡ ♡ ♡
ズドトドドドドドドドドドドドド!!!
それは、"♡"と、"⛩"の、バトルである。
ほとばしる、魔力の、光弾。
しかし、そのハートには、
トリイの刻印が、刻まれていく──。
──はやい。
──あたらぬ。
────ハートは、撃ち抜かれていく。
萌神:『 ──げげっ!!
マジ、かぁ──……!? 』
少しだけ、ハートの嵐に、
" スキマ "が、出来た。
銃神:『 ──スキ有りで、ござるっ♪ 』
──カチっ♪
= ♡ ⛩ =
= (⛩) =
v
萌神:『 ── ぁ"っ・・・!? 』
異火:『 やったぞ!! ひなわ!!
" すべて " じゃ!! 』
ハートに、刻まれた、
すべての、" ⛩ "。
その、瞬間。
"光のトリイ"は、巨大化し。
それは、神が通る、
"道"と、成る。
────まばたき、めされるな。
♡
⛩
⛩
⛩
⛩
⛩
⛩
⛩
⛩
⛩
⛩
︶
異火:『 ── だいさん の
ま が じ ん っっっ !! 』
ヒナワは、弓形の、刀と成る。
それは、銃神、ならざるか──?
────否。
"御身"は、"弾丸"、なのである。
萌神:『 ひえっ・・・!? 』
♡
♡ ♡
♡ 萌 ♡
♡ ♡
♡ ♡
ハートの使い手は、あせって、
魔法弾を産む──、
──── だ が 、 お そ い 。
カ ッ !
┃_____________┃
__ _______ __
┃┃ 零 ┃┃
__ _____ __
__ _____ __
┃┃ ┃┃
┃┃ ┃┃
/ ┃ ┃ \
┃ ┃ ┃ ┃
異火:『
" 神 罰 一 閃 "
道 は 、
開 け ず と も よ い
』
────道。
鳥居なる、道。
連なる先は、
今は────。
萌神:『 マジ、ちょっ、ま──…… !? 』
────それは、刹那である。
異火:『 納 刀 無 炎 』
銃神:『 ────ふ……♪ 』
加速する、視界。
一瞬だけ、大人の姿となった、
ガンゼルレインの姿が、
唄い、弓の刀を、
霧散させる。
──当然だ。
もっとも愛する者を、両断するなど、
武士の、風上にも置けぬ行いである。
ヒナワに、そんな事は、
起こり得ぬのだ────。
彼女の直前で、
ヒナワは、人の姿へと戻り、
しかし、加速が止まるわけでは無く、
それは、一直線である。
勢いを殺すために、
ヒナワは、彼女の両の手首を掴み、
──少しだけ、木の幹に、
押さえつける、形と成った。
萌神:『 ぬょわっ……!?/// 』
神秘の杖は、ガシャりと、
地面に、落ち、
おどろいたマジカも、また。
人の、姿となった。
萌殺:「ぃ、ぃいい……っ!?///」
銃侍:「す、すまぬ……。///
少し、勢いを、
殺せ、なんだ──ははっ……♪」
萌殺:「 マッ……!?/// まじ、ばかっ!
ぃ、いーから、マジっ、
は、はなしぇっ……!/// 」
異火:『 からからからーっ!
ほほえましいのーっ! 』
マジカの姿は、以前の、
寸胴鍋の化身のような頃合は、
もはや、見る影も ない!
まだ、幼さも残るが、
出る所は出て、
それは、魅力的な、女性である!
ただ、魔の残り香は強く、
その姿は、魔族のソレであった。
ガンゼルレインは、高らかである。
異火:『 ふははははは!
まいったか まじょめー! 』
萌殺:「ま、マジ、はらたつ……ッ!///」
銃侍:「からから♪ まぁまぁ……///」
そして、萌は、燃と なるのだ──。
──── 焱 ⛩♡ 炎 ────
訓練が終わり、
三人は、森の中、帰っていた。
萌殺:「ま、マジ、ちくしょおぉ……!!
マジで、しこたま、
マジ本気で、撃ち込んで、
やったのにぃい……!!」
銃侍:「からから♪
おかげさまで、よい訓練に、
なったで ござるよ♪」
萌殺:「マジうっせ……!///
マジばーか……!!///
っ、つぎは、マジ、
めたんこに、
足腰たたなくなるまで、
撃ち込んで、
やっからなぁ……!!///」
銃侍:「おやおや♪ それは、
楽しみでござる♪」
萌殺:「ま、マジくちょ〜〜っ!!
マジ、見てろよ、
テメェ〜〜……!!//////」
銃侍:「からから♪
怒る姿も、魅力的で ござるよ?」
萌殺:「まじっ、だまれええええええ//////」
すっかり見違えたマジカは、
森の中、警備中の、
街の者に見られると、
すぐさま、ウワサが走るほどである。
警壱:「おっ! おぃ、アレ……!!
ウワサの、
美人魔族さんじゃねっか?」
警弐:「おわっ、そうっぽいな……!
すっげぇ、カワイくね……?///」
警参:「さいきん、よく、
ヒナワ様と、いるのよね〜〜!
これ……もしかして、おめでた??」
銃侍:「ほれっ、マジカ殿……!
話題に なっているでござるよ。
ほら、手ェ、ふって……♪」
萌殺:「 マジっ、しばくぞッッ!?////// 」
異火:『 なんじゃーっ。
まーだ ぬし が
あの ずんどー だと
しらぬ やから が
おるのかーっ 』
銃侍:「まぁ、仕方ないで ござるよ。
この、変わり様で、
ござるからなぁ……!(^^;;)」
萌殺:「マジ、おまっ……!?
だっ、だれのセイだと、
思ってぇええ〜〜っっ……!?!/////」
反射的に、ヒナワに掴みかかるマジカにも、
思う所、満載の様である。
萌殺:「ぅ、ウチだって、
なぁぁ〜〜……!!///
マジっ、こっ、ここまで、
原形がっ、なくなる、とは、
なぁ〜〜〜〜っっ……!?//////」
銃侍:「す、すまぬでござる……( ̄▽ ̄;)」
異火:『 しゃーなし じゃろー!
そこな むすめ は
いんま の ちすじ
なのじゃろー!?
あれだけ しこたま
うちこまれては なぁー!!
からだ も うけいれ
たいせい に
なるじゃろうてー!
けらけらけらけらけら♪♪♪ 』
ガンゼル様……それ、下ネタですよ……。
萌殺:「う"っ……!?///
うちこまれた、いうなーっ!?///
マジばかやろおおおおおおお//////」
警肆:「うちこまれた・・・!?」
警伍:「うちこまれた、だ、と・・・!?」
たまたま近くにいた、
森の様子を警護する者たちの、
ウワサ話が、はげしくなった気がする……。
銃侍:「ガンゼル殿……その表現は、
その……で、ござるなぁ……(^^;)///」
萌殺:「マジ、しばくぞ、
テメェえええええええ!!!??//////」
異火:『 ふははははは!
しこまれたか まじょめー!
ふくらむ のも
じかんの もんだい
じゃぞおおおおおお!!! 』
今は、幼女の姿の火神。
言いたい放題である。
銃侍:「これっ、めっ、で、ござるよ。
ポカリっ」
異火:『 あ た っ ! 』
萌殺:「な、なぁ……ヒナワぁ……///
やっぱ、マジぃ、
そう、なんのかなぁ……?///」
銃侍:「……。え"っ!? なにが・・・!?」
萌殺:「なにがじゃ、マジねぇだろ、
ボケ・・・/////////」
マジカは、おなかを、
手で押さえながら、
複雑な表情で、歩いている。
萌殺:「こ……こんな……///
だって、その、
ひ、ヒニ……魔法、
して、ないし……//////
お前が、マジ、
バカスカ、
撃ちまくるからぁぁぁ……!!//////」
ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ・・・!!
ウワサ話、ボルテージ、MAX。
銃侍:「ごっ、ごめん マジカ殿、
帰ってから、ゆっくり話さぬか……!?」
萌殺:「ま、マジっ、おまえ、
想像、できっか・・・!?///
ここが、ふくれて、
子供が、入んだぞ……!?
マジかぁぁぁ……//////
マジ、、こえぇぇぇぇ・・・!!」
銃侍:「まっ、マジカ殿ー。
どうか、落ち着いて……」
萌殺:「マジ、うっせぇええぇぇえ……!
おめーの、せいだろぉがあぁぁぁあ!!」
異火:『 よいでは ないかー
こども は たからぞ!
おん くに の ため にも
ふえた ほうが よいに
きまって おる!
ひなわ よ!
えんりょ するな!!
ぞんぶん に
うちこめば よい!!! 』
萌殺:「マジ、おまえなああああァァァ!?//////」
サムズアップする異火神に、
魔女は、殺意を抱くが、
侍が、乙女の両手を 攫い取り、
怒りは、燃え消えるに至る。
────ギュッ……!♡
銃侍:「責任は、とるで、ござるから」
萌殺:「え"っ・・・!!」
銃侍:「その……軽い気持ちでは、
やって……おらぬで、
ござるから」
萌殺:「……まっ!? ばっ……///
マジ、おまっ……そんなっっ、、///
なに、急にマジなっ……!?///
ちょっ! そ、
そにょおぉ……//////」
銃侍:「大事に、するで、
ござるから……な♪///」
萌殺:「ま……、……マジ、だぞ……?///
やくそく、だかんな……?///」
あっ、マジカたん、デレた。
異火:『 らいとらん なのに、
かるくは ないってなー!
ぎゃはははははー!!! 』
こればっかりは、
ガンゼルレインは、
ふたつのゲンコツを、くらった。
────ゴドムっっ!!
異火:『 ── あ っ た ぁ !? 』
──── 祝 ⛩♡ 祝 ────
銃侍:「それで……アンティ殿たちは、
そろそろ、なので ござるか?」
萌殺:「ぁ……ぁあ。マジ、
なんか、もうすぐ、みたいだぜ?
例の、"テレポーテーションもどき"で、
水、キレイにする魔物と一緒に、
"跳んで"、くるってよ」
ヒナワ達のプレミオム・アーツの、
チャット機能を通し、
アンティ達からは、
通信が、入っていた。
どうやら、絵本の主人公たちは、
つつがなく、ナトリの"梅味"に、
なった水流を、浄化できる、
珍生物を、確保したようである。
萌殺:「ほら、この……ここの、
ログだよ、おめーマジ、
ちゃんと、見とけよ?」
銃侍:「どれどれ……なるほど?
うぅむ、会話が いつでも、
記録で見れるとなると、
ついつい、見逃して、
流れてしまうでござるなぁー。
音声会話だと、
そんな事は、ないのでござるが──」
マジカのアーツの、
通信ログを、覗きこむヒナワ。
サムライは、イケメンであり、
横顔である。
萌殺:「……////////////」
銃侍:「ん?」
萌殺:「マジ、なんでも、ねーよ……//////」
銃侍:「ん♪」
サムライ、確信犯。
異火:『 んでー わらわ が
わーぷぽいんと の
きてん に なってる
かも だから なので
いちおー かのん の
じんじゃ に
きて ほしいと
たのまれ たのじゃなー!? 』
萌殺:「マ……マジ///
そーいぅ、こった……//////」
銃侍:「──ふ……♪ 気持ちは、わかる。
"転移先"は、確実に、
固定したいで、ござろうからなァ」
────そう。
一行は、華音神社に、向かっていた。
アンティは、
謎の魔物たちを、
北のパートリッジの街から、
南のナトリの街まで、
"即日配達"、する気なのである。
銃侍:「なにやら……その、魔物の、
"お世話係"、なる人材も、
共に、ワープしてくる
ようでござるな」
萌殺:「あぁ。"速達"の方法が、
バレるのは、マジ、リスキーな、
はずだけどょ……?
それだけ、マジ信用に足る、
ヤツらなんかも、しんねぇな」
銃侍:「──道理で ござるな。
アンティ殿が判断したなら、
安心も、できようぞ」
萌殺:「──ふんっ♪ マジで、
クルルカンのこと、
買ってるじゃねーか」
銃侍:「ささやかな先輩風を、
吹かせるのならば、アレには、
天性の、人を見る目が、
あるように思うでござる。
ふふ、まるで、皇帝でござるよ」
萌殺:「──はんっ♪
ま、それに関しては、
ウチも、マジ同意だけどよっ?」
異火:『 おおっ! ついたぞ!
なんだか ひさしいのー!! 』
とある森を抜けた先。
かの、炎神が祀られた神社は、
美しく、ひっそりと、
そこに、建っている。
異火:『 しばらく は
これから も
ひなわ の おうち で
はい ひめ ら と
いっしょ に ごはん を
たべる からのーっ
でも やはり
わらわ の たましい は
ここ から
はじまった のだ! 』
萌殺:「……ぉし、いーだろ。
じゃ、着いたって、
マジ、義賊っちに、
連絡、すっぞ?」
銃侍:「お願いするでござる」
マジカが、もはや慣れた手つきで、
プレミオム・アーツの、
情報ウィンドゥを操作し、
アンティたちに、
"ガンゼルが神社に着いた"と、
連絡する。
" わーぷどらいぶ "による転移は、
"じかん箱の化身"とも言える、
ガンゼルレインが居れば、
問題ない、はずなのだが。
万一の失敗も考え、アンティは、
一度、転移に成功している、
華音神社の そばへ、
ガンゼルレインを、
配置することを依頼したのである。
萌殺:「──ぉ、返事が来た。
マジ、今から、跳ぶってよ」
銃侍:「さぁて──水を浄化する、
魔物たち、か……。どんな、
魔物なので、ござろうかな?
聞けば、ラット系のようだが……」
異火:『 わくわく♪ わくわく……!♪ 』
幼き姿のガンゼルレインの、
浮き足立つ表情は、
まるで、子供のソレである。
そして────。
──ぺかぁぁぁぁあああ──・・・!!!
萌殺:「マジ、光ってる。くるぞ」
銃侍:「やはり、確実で ござるな。
ガンゼル殿に、
御足労いただいて、
よかったで ござる」
異火:『 わくわく♪ わくわく……!♪ 』
マジカとヒナワの隣で、
ガンゼル殿は、たいへん、
楽しそうである。
数百年を生きる炎神とて、
"転移"などを見るのは、
言うて、数回である。
異火:『 どんな やつら が
くるのか のぅー! 』
萌殺:「マジ、ガキかってのー!」
銃侍:「まぁまぁ……♪」
────カッ!!
結果から言うと。
アンティたちの転移は、成功した。
アンティ。
マイスナ。
ブロンズ・ワークス。
ヒロガーさん。
エミリーさん。
ライトニング・モフモルたち。
ソウソウたる、メンバーである。
ただ、アレだ。
チョットした、誤算も、あった。
いちばん、さいしょに、
転移、したのは。
──もっとも"体積"の大きい、
アイツ、だったのである。
……〜〜〜〜ヒャゥゥオオオオオオ〜〜〜〜!!!
(落下音)
デブ:『『『 キュッキャー!? 』』』
── ド ゴ ガ ッ ッ ッ !!!
────バキィイアアアアアアアアアアアア!!!
──バリバリバリバリバリ──っっ……!!!
【悲報】華音神社、本殿、圧壊。
デブ:『『『 ……きゅっきゅ??? 』』』
【朗報】デブ助、無傷。
萌殺:「マジウケる」
銃侍:「からから♪」
異火:『
わ り ゃ わ の
お う ち ぎ あ あ
あ あ あ あ あ あ
あ" あ" あ" あ" あ"
ああああああああ──っ!!?
』
炎神ちゃんは、絶叫した。
神社ブレイカー、デブ助。
(๑´∀`๑)ヶラヶラ










