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ザ・ヒノカミブレイカー さーしーえーまーつーりー

おまたんたん♪(●´ω`●)*.+゜


※前話、ちょち丁寧に加筆しました。

※お待たせしたので、今回は

 ちょい長めです!

※ヒナマジ砂糖回です(笑)


※ちょいと修正しました!






 " ハートを撃ち抜く " なんて言葉を、


  最初に、誰が、言ったんだろうか。




  そんなことを、神々でさえ、



  忘れた、セカイだ。




 









 ──AWAYKING▼.|

 ──"鳥居銃零一閃"▼.|



 ────訓練クエストを開始します▼.|








挿絵(By みてみん)



異火:『 ── むむっ!

     くるぞ ひなわ よ!

     くんれん とて

     ゆだんは するな! 』


銃神:『 ──承知に、ござるっ……! 』


異火:『 ほれえっ! さっさと

     かまえんかー! 』





 森に、かれらは、立っている。


 侍の、胸元の球体コンソールには、

 炎神の簡易干渉デバイスが、

 ラクガキの顔のように、

 埋め込まれている。


 真紅のかたまりである、

 おおよそ人に(あつか)えそうのない、

 二丁の拳銃が、クルクルと、まわった。




 ── ヂ ャ キ ン ゥ ・・・!!




 銃の化身となった(サムライ)は、

 風の中、耳を、()ませているのだ。



 豊かな、秋へと向かう、自然の。



 ──(しず)けさなど、まるで、錯覚さっかくである。






異火:『 ──きよったぞおおおおー! 』

銃神:『 ──・・・っ!! 』




 =♡ =♡ =♡

  =♡ =♡ =♡

 =♡ =♡ =♡

  =♡ =♡ =♡

 =♡ =♡ =♡


 しゅびびん! しゅびびん!

 しゅばばばばばば──!!!




銃神:『 こ、れは……すごいでござるな! 』

異火:『 いっておる ばあい かああ!!

     うごけええええええええ!! 』




 木々の枝々のスキマから、

 分け行って、見えたのは、


 こちらに向かって、

 一直線に、やってくる、

 魔法弾の、集中砲火である……!!




異火:『 ひ、ひなわああああああ!!! 』

銃神:『 ──ふ! さぁて、

     勝負で、ござる……っ♪ 』




 ──ガ、ショ・・ン!!

 ──コォオ────・・・!!




 ──燃える、足音。


 サイボーグ侍の、

 真紅の、ショートブーツが──

 ────はずむ・・・!!


 "羽根のようだ"、などと、

 生ぬるい・・・!!




 ──────── ボ ッ !!



 それは、" けいきわみ " である。





銃神:『 ──と ── 』

異火:『 ── ぉお!! 』





 次の瞬間、

 ヒナワの姿は、大木たいぼくみきに、

 重力を無視するように、立つ。

 横向きの、身体。


 魔術まじゅつか?

 いな、"御業みわざ"、である。


 あまりにもの、速さ。

 なめらかなる、接地せっち


 見事に流れる重心の移動が、

 ヒナワを、かべのような木肌に、

 せるにいたる。


 まだ、落ちぬ身体は、

 せまる、魔法のつぶてを、

 目で追う、余裕さえ あった。


 だが────。





銃神:『 なんと・・・!!

     追尾して、くるでござるか・・・! 』

異火:『 のおお! まがって

     きよるぞ ひなわぁー!! 』




 ──くいっ♡




  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ

  ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡

    ♡  ♡  ♡  ♡

  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ

  ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡

    ♡  ♡  ♡  ♡


 ──どゅばばばばばばばば!!!




 しらピンク色に光る、

 無限の心の魔弾群は!


 方向を変え、ヒナワたちに、

 吸い寄せられるように、

 せまっていた!!

 




銃神:『──からから♪

    奇天烈キテレツな、光景なり』

異火:『 ひなわぁ! にげるだけでは

     げいが ないぞーっ!? 』

銃神:『──ふ。このヒナワ、

    あなどって もらっては、

    こまるで、ござる──……ッ!!』

異火:『 しょうじゅん いけるか!? 』


銃神:『 お茶の子、さいさい♪ 』




 ──ヂャキ、ン・・・!!!



 ──つづき、

 ひびく、マズル・フラッシュは、


 もはや、"爆竹バクチク"のようである。


 音さえ無ければ、


 それは、の、

 花束はなたばのようで、あろう──……!





 ダダダダダダダダダダダダドドドドドぉ!!!




異火:『 うるしゃ────い!!! 』

銃神:『 ──からからっ♪

     あなた様が、それを言うかの 』




 無限のハートは、

 無限の弾丸によって、

 撃ち抜かれ、続けている。


 それは、必然ひつぜん

 それは、摂理せつり


 まるで、たがいは、引き寄せられて、

 いるようでさえ──。




異火:『 ひなわぁ! もうすぐ

     " だいに の まがじん "

     じゃ──!!

     ここからが くんれん の

     ほんばんっ じゃぞ──っ!! 』


銃神:『 ──承知!!! 』




 ──ガション・・・!! ──と。

 炎神ヒナワの、ハカマに装備された、

 二番目の弾倉だんそうが、

 真紅の拳銃どもに、自動装填された。


 花束のような暴力は、ナリをひそめ──。



 ──その、鋼鉄ハガネは、攻撃力を、失う。





異火:『 かいひ しながら

     "チェック" じゃ!!

     すべて やるのだぞ!!

     だいじ なのは

     はやさ じゃ!! 』


銃神:『 ──こころたっっ!! 』





 ドバババババババババぁぁあ──!!!



  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ

  ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡

    ♡  ♡  ♡  ♡

  



銃神:『 愚鈍ぐどんきわめる、

     おろかな早撃ち──、

     そうそう、

     遅れは、取らぬ──……!! 』




 カチカチカチカチカチカチカチ!!!




   ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩

   ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ 

  ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩

  ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ 

   ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩ ⛩

   ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ ꕂ 



 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨──!!!





 ──ヒナワは、舞う。


 せまりくる、(LOVE)を、かわしながら。


 すべての、心に、を つける。



 それは────" (トリイ) "をかんす、チカラ──……!





異火:『 ──おお!!

     ぬし のは あたる が

     ぬし には あたらん な!

     ひなわ よ──!! 』


銃神:『 これくらいは、

     動けねば──な・・・!! 』




 よけまくり。

 うちまくり。


 そして、ハートには、"⛩"が、きざむ。


 ヒナワは、止まらない。


 だが、反面。


 この高密度の、

 魔法弾をはなち続ける"がわ"の、

 "魔術まじゅつ御業みわざ"も、

 それは、すさまじき、ことである。




萌神:『 ──ちぃぃ・・・!! 』




 どこかで、くやしそうな、声がした。





異火:『 ──ひなわよ!!


     よけろ よけるのだ!!

     そして うて!!

     だいに の まがじん は

     すべて を しめす

     ひつようが ある!!


     すべて は すべて だ!!

     あいて の こうげき が

     はなたれる まえ に

     はやさ で すべてを

     もぎとる のだ──っ!! 』


銃神:『 ──では、そろそろ、

     まいろうか ────  』





  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ

  ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡

    ♡  ♡  ♡  ♡

  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ  Ⅱ

  ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡ Ⅱ♡

    ♡  ♡  ♡  ♡


 ズドトドドドドドドドドドドドド!!!







 それは、"♡"と、"⛩"の、バトルである。


 ほとばしる、魔力の、光弾。

 しかし、そのハートには、

 トリイの刻印が、きざまれていく──。



 ──はやい。

 ──あたらぬ。


 ────ハートは、撃ち抜かれていく。





萌神:『 ──げげっ!!

     マジ、かぁ──……!? 』





 少しだけ、ハートの嵐に、

 " スキマ "が、出来た。






銃神:『 ──スキ有りで、ござるっ♪ 』




 ──カチっ♪




 


    = ♡    ⛩ =







     = (⛩) =

        v





萌神:『 ── ぁ"っ・・・!? 』




異火:『 やったぞ!! ひなわ!!

     " すべて " じゃ!! 』






 ハートに、きざまれた、


 すべての、" ⛩ "。




 その、瞬間。


 "光のトリイ"は、巨大化し。




 それは、神が通る、


 "道"と、成る。




 ────まばたき、めされるな。




        ♡


        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

        ⛩

 

        ︶





異火:『 ── だいさん の

     ま が じ ん っっっ !! 』





 ヒナワは、弓形ゆみなりの、けんと成る。


 それは、銃神、ならざるか──?



 ────いな




 "御身おんみ"は、"弾丸だんがん"、なのである。






萌神:『 ひえっ・・・!? 』




       ♡

     ♡   ♡

    ♡  萌  ♡

     ♡   ♡

      ♡ ♡







 ハートの使い手は、あせって、


 魔法弾を産む──、



 ──── だ が 、 お そ い 。








         カ ッ !




   ┃_____________┃

    __ _______ __

      ┃┃  零  ┃┃

    __  _____  __

    __  _____  __

      ┃┃     ┃┃

      ┃┃     ┃┃

     / ┃     ┃ \

     ┃ ┃     ┃ ┃







挿絵(By みてみん)




異火:『


      " 神 罰 一 閃 "


         道  は 、


     開 け ず と も よ い


                    』






 ────道。


 鳥居なる、道。




 つらなるサキは、


 今は────。





萌神:『 マジ、ちょっ、ま──…… !?  』







 ────それは、刹那せつなである。







異火:『  納 刀 無 炎  』


銃神:『 ────ふ……♪ 』








 加速する、視界。




 一瞬だけ、大人の姿となった、


 ガンゼルレインの姿が、


 うたい、弓のけんを、


 霧散むさんさせる。



 ──当然だ。




 もっとも愛する者を、両断するなど、

 武士モノノフの、風上かざかみにもけぬおこないである。



 ヒナワに、そんな事は、

 起こり得ぬのだ────。





 彼女の直前で、

 ヒナワは、人の姿へと戻り、


 しかし、加速が止まるわけでは無く、


 それは、一直線である。




 いきおいを殺すために、


 ヒナワは、彼女のりょう手首てくびつかみ、


 ──少しだけ、木のみきに、

 押さえつける、形と成った。



萌神:『 ぬょわっ……!?/// 』



 神秘の杖は、ガシャりと、

 地面に、落ち、


 おどろいたマジカも、また。


 人の、姿となった。






挿絵(By みてみん)


萌殺:「ぃ、ぃいい……っ!?///」


銃侍:「す、すまぬ……。///

    少し、いきおいを、

    殺せ、なんだ──ははっ……♪」


萌殺:「 マッ……!?/// まじ、ばかっ!

     ぃ、いーから、マジっ、

     は、はなしぇっ……!/// 」


異火:『 からからからーっ!

     ほほえましいのーっ! 』





 マジカの姿は、以前の、

 寸胴鍋ずんどうナベの化身のような頃合は、

 もはや、見る影も ない!


 まだ、幼さも残るが、

 出る所は出て、

 それは、魅力的な、女性である!


 ただ、魔の残り香は強く、

 その姿は、魔族のソレであった。



 ガンゼルレインは、たからかである。





異火:『 ふははははは!

     まいったか まじょめー! 』


萌殺:「ま、マジ、はらたつ……ッ!///」

銃侍:「からから♪ まぁまぁ……///」






 そして、モエは、もえと なるのだ──。









 ──── 焱 ⛩♡ 炎 ────









 訓練が終わり、

 三人は、森の中、帰っていた。




萌殺:「ま、マジ、ちくしょおぉ……!!

    マジで、しこたま、

    マジ本気で、撃ち込んで、

    やったのにぃい……!!」


銃侍:「からから♪

    おかげさまで、よい訓練に、

    なったで ござるよ♪」


萌殺:「マジうっせ……!///

    マジばーか……!!///

    っ、つぎは、マジ、

    めたんこに、

    足腰たたなくなるまで、

    撃ち込んで、

    やっからなぁ……!!///」


銃侍:「おやおや♪ それは、

    楽しみでござる♪」


萌殺:「ま、マジくちょ〜〜っ!!

    マジ、見てろよ、

    テメェ〜〜……!!//////」


銃侍:「からから♪

    怒る姿も、魅力的で ござるよ?」


萌殺:「まじっ、だまれええええええ//////」





 すっかり見違えたマジカは、

 森の中、警備中の、

 街の者に見られると、

 すぐさま、ウワサが走るほどである。




警壱:「おっ! おぃ、アレ……!!

    ウワサの、

    美人魔族さんじゃねっか?」

警弐:「おわっ、そうっぽいな……!

    すっげぇ、カワイくね……?///」

警参:「さいきん、よく、

    ヒナワ様と、いるのよね〜〜!

    これ……もしかして、おめでた??」




銃侍:「ほれっ、マジカ殿……!

    話題に なっているでござるよ。

    ほら、手ェ、ふって……♪」

萌殺:「 マジっ、しばくぞッッ!?////// 」


異火:『 なんじゃーっ。

     まーだ ぬし が

     あの ずんどー だと

     しらぬ やから が

     おるのかーっ 』


銃侍:「まぁ、仕方ないで ござるよ。

    この、わりようで、

    ござるからなぁ……!(^^;;)」


萌殺:「マジ、おまっ……!?

    だっ、だれのセイだと、

    思ってぇええ〜〜っっ……!?!/////」



 反射的に、ヒナワにつかみかかるマジカにも、

 思う所、満載まんさいようである。



萌殺:「ぅ、ウチだって、

    なぁぁ〜〜……!!///

    マジっ、こっ、ここまで、

    原形がっ、なくなる、とは、

    なぁ〜〜〜〜っっ……!?//////」


銃侍:「す、すまぬでござる……( ̄▽ ̄;)」


異火:『 しゃーなし じゃろー!

     そこな むすめ は

     いんま の ちすじ

     なのじゃろー!?


     あれだけ しこたま

     うちこまれては なぁー!!


     からだ も うけいれ

     たいせい に

     なるじゃろうてー!


     けらけらけらけらけら♪♪♪ 』





 ガンゼル様……それ、下ネタですよ……。





萌殺:「う"っ……!?///

    うちこまれた、いうなーっ!?///

    マジばかやろおおおおおおお//////」



警肆:「うちこまれた・・・!?」

警伍:「うちこまれた、だ、と・・・!?」




 たまたま近くにいた、

 森の様子を警護する者たちの、

 ウワサ話が、はげしくなった気がする……。




銃侍:「ガンゼル殿……その表現は、

    その……で、ござるなぁ……(^^;)///」


萌殺:「マジ、しばくぞ、

    テメェえええええええ!!!??//////」


異火:『 ふははははは!

     しこまれたか まじょめー!

     ふくらむ のも

     じかんの もんだい

     じゃぞおおおおおお!!! 』




 今は、幼女の姿の火神。

 言いたい放題である。





銃侍:「これっ、めっ、で、ござるよ。

    ポカリっ」


異火:『  あ た っ !  』


萌殺:「な、なぁ……ヒナワぁ……///

    やっぱ、マジぃ、

    そう、なんのかなぁ……?///」


銃侍:「……。え"っ!? なにが・・・!?」


萌殺:「なにがじゃ、マジねぇだろ、

    ボケ・・・/////////」




 マジカは、おなかを、

 手で押さえながら、

 複雑な表情で、歩いている。




萌殺:「こ……こんな……///

    だって、その、

    ひ、ヒニ……魔法、

    して、ないし……//////

    お前が、マジ、

    バカスカ、

    撃ちまくるからぁぁぁ……!!//////」




 ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ・・・!!

 ウワサ話、ボルテージ、MAX。




銃侍:「ごっ、ごめん マジカ殿、

    帰ってから、ゆっくり話さぬか……!?」


萌殺:「ま、マジっ、おまえ、

    想像、できっか・・・!?///

    ここが、ふくれて、

    子供こどもが、はいんだぞ……!?

    マジかぁぁぁ……//////

    マジ、、こえぇぇぇぇ・・・!!」


銃侍:「まっ、マジカ殿ー。

    どうか、落ち着いて……」


萌殺:「マジ、うっせぇええぇぇえ……!

    おめーの、せいだろぉがあぁぁぁあ!!」


異火:『 よいでは ないかー

     こども は たからぞ!

     おん くに の ため にも

     ふえた ほうが よいに

     きまって おる!


     ひなわ よ!

     えんりょ するな!!


     ぞんぶん に

     うちこめば よい!!!  』


萌殺:「マジ、おまえなああああァァァ!?//////」




 サムズアップする異火神に、

 魔女は、殺意をいだくが、

 侍が、乙女の両手を さらい取り、

 怒りは、燃え消えるに至る。



 ────ギュッ……!♡




銃侍:「責任は、とるで、ござるから」


萌殺:「え"っ・・・!!」


銃侍:「その……軽い気持ちでは、

    やって……おらぬで、

    ござるから」


萌殺:「……まっ!? ばっ……///

    マジ、おまっ……そんなっっ、、///

    なに、急にマジなっ……!?///

    ちょっ! そ、

    そにょおぉ……//////」


銃侍:「大事に、するで、

    ござるから……な♪///」


萌殺:「ま……、……マジ、だぞ……?///

    やくそく、だかんな……?///」




 あっ、マジカたん、デレた。





異火:『 らいとらん なのに、

     かるくは ないってなー!

     ぎゃはははははー!!! 』





 こればっかりは、

 ガンゼルレインは、

 ふたつのゲンコツを、くらった。




 ────ゴドムっっ!!




異火:『  ── あ っ た ぁ !?  』









  ──── 祝 ⛩♡ 祝 ──── 






銃侍:「それで……アンティ殿たちは、

    そろそろ、なので ござるか?」

萌殺:「ぁ……ぁあ。マジ、

    なんか、もうすぐ、みたいだぜ?

    例の、"テレポーテーションもどき"で、

    水、キレイにする魔物と一緒に、

    "んで"、くるってよ」




 ヒナワ達のプレミオム・アーツの、

 チャット機能を通し、


 アンティ達からは、

 通信が、入っていた。


 どうやら、絵本の主人公たちは、

 つつがなく、ナトリの"梅味"に、

 なった水流を、浄化できる、

 珍生物を、確保したようである。




萌殺:「ほら、この……ここの、

    ログだよ、おめーマジ、

    ちゃんと、見とけよ?」


銃侍:「どれどれ……なるほど?

    うぅむ、会話が いつでも、

    記録で見れるとなると、

    ついつい、見逃して、

    流れてしまうでござるなぁー。

    音声会話だと、

    そんな事は、ないのでござるが──」




 マジカのアーツの、

 通信ログを、のぞきこむヒナワ。


 サムライは、イケメンであり、

 横顔である。




萌殺:「……////////////」

銃侍:「ん?」

萌殺:「マジ、なんでも、ねーよ……//////」

銃侍:「ん♪」




 サムライ、確信犯。




異火:『 んでー わらわ が

     わーぷぽいんと の

     きてん に なってる

     かも だから なので


     いちおー かのん の

     じんじゃ に

     きて ほしいと

     たのまれ たのじゃなー!? 』



萌殺:「マ……マジ///

    そーいぅ、こった……//////」

銃侍:「──ふ……♪ 気持ちは、わかる。

    "転移先"は、確実に、

    固定したいで、ござろうからなァ」





 ────そう。


 一行は、華音かのん神社じんじゃに、向かっていた。




 アンティは、

 謎の魔物たちを、

 北のパートリッジの街から、

 南のナトリの街まで、


 "即日配達"、する気なのである。




銃侍:「なにやら……その、魔物の、

    "お世話係"、なる人材も、

    共に、ワープしてくる

    ようでござるな」


萌殺:「あぁ。"速達ソクタツ"の方法が、

    バレるのは、マジ、リスキーな、

    はずだけどょ……?

    それだけ、マジ信用に足る、

    ヤツらなんかも、しんねぇな」


銃侍:「──道理で ござるな。

    アンティ殿が判断したなら、

    安心も、できようぞ」


萌殺:「──ふんっ♪ マジで、

    クルルカンのこと、

    買ってるじゃねーか」


銃侍:「ささやかな先輩風を、

    吹かせるのならば、アレには、

    天性の、人を見る目が、

    あるように思うでござる。

    ふふ、まるで、皇帝エンペラーでござるよ」


萌殺:「──はんっ♪

    ま、それに関しては、

    ウチも、マジ同意だけどよっ?」


異火:『 おおっ! ついたぞ!

     なんだか ひさしいのー!! 』




 とある森を抜けた先。

 かの、炎神が祀られた神社は、

 美しく、ひっそりと、

 そこに、建っている。




異火:『 しばらく は

     これから も

     ひなわ の おうち で

     はい ひめ ら と

     いっしょ に ごはん を

     たべる からのーっ


     でも やはり

     わらわ の たましい は

     ここ から

     はじまった のだ! 』


萌殺:「……ぉし、いーだろ。

    じゃ、着いたって、

    マジ、義賊っちに、

    連絡、すっぞ?」

銃侍:「お願いするでござる」




 マジカが、もはや慣れた手つきで、

 プレミオム・アーツの、

 情報ウィンドゥを操作し、


 アンティたちに、

 "ガンゼルが神社に着いた"と、

 連絡する。



 " わーぷどらいぶ "による転移は、

 "じかん箱の化身"とも言える、

 ガンゼルレインが居れば、

 問題ない、はずなのだが。


 万一の失敗も考え、アンティは、

 一度、転移に成功している、

 華音神社の そばへ、

 ガンゼルレインを、

 配置することを依頼したのである。



萌殺:「──ぉ、返事が来た。

    マジ、今から、ぶってよ」


銃侍:「さぁて──水を浄化する、

    魔物たち、か……。どんな、

    魔物なので、ござろうかな?

    聞けば、ラット系のようだが……」


異火:『 わくわく♪ わくわく……!♪ 』



 幼き姿のガンゼルレインの、

 浮き足立つ表情は、

 まるで、子供のソレである。


 そして────。



 ──ぺかぁぁぁぁあああ──・・・!!!



萌殺:「マジ、光ってる。くるぞ」

銃侍:「やはり、確実で ござるな。

    ガンゼル殿に、

    御足労ごそくろういただいて、

    よかったで ござる」


異火:『 わくわく♪ わくわく……!♪ 』




 マジカとヒナワのとなりで、

 ガンゼル殿は、たいへん、

 楽しそうである。


 数百年を生きる炎神とて、

 "転移"などを見るのは、

 言うて、数回である。




異火:『 どんな やつら が

     くるのか のぅー! 』


萌殺:「マジ、ガキかってのー!」

銃侍:「まぁまぁ……♪」






 ────カッ!!





 結果から言うと。


 アンティたちの転移は、成功した。




 アンティ。

 マイスナ。

 ブロンズ・ワークス。


 ヒロガーさん。

 エミリーさん。


 ライトニング・モフモルたち。




 ソウソウたる、メンバーである。






 ただ、アレだ。



 チョットした、誤算も、あった。






 いちばん、さいしょに、


 転移、したのは。






 ──もっとも"体積たいせき"の大きい、


   アイツ、だったのである。










 ……〜〜〜〜ヒャゥゥオオオオオオ〜〜〜〜!!! 


 (落下音)














挿絵(By みてみん)


デブ:『『『 キュッキャー!? 』』』



 ── ド ゴ ガ ッ ッ ッ !!!

 ────バキィイアアアアアアアアアアアア!!!


 ──バリバリバリバリバリ──っっ……!!!













【悲報】華音神社、本殿、圧壊。











デブ:『『『 ……きゅっきゅ??? 』』』







【朗報】デブ助、無傷ノーダメ












萌殺:「マジウケる」

銃侍:「からから♪」











挿絵(By みてみん)



異火:『


     わ り ゃ わ  の


     お う ち ぎ あ あ


     あ あ あ あ あ あ


     あ" あ" あ" あ" あ"


     ああああああああ──っ!!?


                    』











 炎神ちゃんは、絶叫した。









神社ブレイカー、デブ助。

(๑´∀`๑)ヶラヶラ

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― 新着の感想 ―
[一言] デブ助ェwwwwwwww
[一言] マジウケる
[一言] お久しぶりの感想ですが・・・ まぁ、アレだ・・・ガンちゃんドンマイ!!(笑)
感想一覧
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