あのときの、わたしです。上
アンティです。
「あのときは──、、、。
ほ……ほんとうに……っ──、
もうしわけ、ございませんでした・・・っ!」
「ぇっ、、、と──…… 」
私の好きな人が、土下座しているのは、
────小さな、男の子でした。
さかのぼり。
すぐにデブ助を捕k──、
迎えにいこうと思っていた、
私たちでしたが。
ブレイクおじいちゃんに、
「仕事おわるまで、一日 待っとれ」と、
言われてしまったので、
少し、時間が出来てしまった、
きょう、このごろ。
すると、やはり落ち着かない、
マイスナ。
悲し、可愛い顔で、
小動物のように、
私の顔を見る。
「どったんな……///」
「特に……あやまりたい、ひとがいる……」
だれやぃな。
「トチ狂ってるときに……。
こども、泣かせた……」
「ぇ……、──ああっ!
そ、それって──……! 」
心あたりがあった、
わたくし、アンティ・クルル。
いちおう、ヨメに、確認する。
「いこ、、、っか……?」
「………………ぅんっ。」
さすが、我が嫁。
勇気あります。
おとずれたのは、
忘れもしない……あの、
姉弟の、住む家だ。
クラウンの記録する行動ログには、
"No.478"、と、記録にある。
私は……あの時、
この家に、
カレーライスを、届けたのだ。
まず、私が、ドアを、見すえる。
ノック。
コン、コン。
「──はぁい」
ガチャ、リ──。
「──……!! ぁ、なた、は 、、 」
「はは……。はぁい、
ひさしぶり──……♪ 」
この、女の子は、ノンノちゃんだ。
私は、忘れない。
「どっ……、……どうも……///」
「急に、、、ごめんね。
あの……弟さん、いる?」
「? ラメト? いる、けど……。
……、────っ!!」
ノンノちゃんは、
私の後ろにいる、
だれもが知る、怨敵に、
気がついた。
私は、、、素直に、言うことにする。
「……あなたの弟さんに、ね?
あやまりたい人が、いるの」
「・・・っ、・・・」
ノンノちゃんは、銀を見て。
少し、停止する。
そして、私の、
金の、瞳を、見る。
" だいじょうぶ、なの? "
「 信じて 」
「・・・!」
ノンノちゃんは、
少し、止まってたが──。
「わ、かった」
やがて、ぎこちなく、
何度か、うなずくと。
タタタ・・・と、
ドアを、開けっぱなしで、
呼びに、いってしまった。
はは……不用心だ。
玄関に、クルルカンが、
いない時は、やらないでほしい。
やがて、おりてきた、男の子は、
やはり、あの子だった。
──そして。
マイスナは、
今は、雪の積もらない地面に、
頭を、つけたのである。
「ほんとうに……っ、ごめんなさいっ……!」
「 ──っ……!? 」
ラメトくんは、
いきなりの事に、
めん、くらったようだった。
そりゃ、そだな……。
自分ん家の玄関に、
いきなり、
狂銀が、土下座してみろ。
「ぁ、の……、ぇ、と?」
義賊のことは、
覚えていたみたいで、
視線で、助けを、求められる。
私も……けっこう、困ってしまって。
土下座るヨメの横に、しゃがんで。
そっと、言う。
「ぁ……。あのときの、ね……?
あなたを、怖がらせちゃった、
狂銀……、この子なの」
「 ──っ! 」
「 そっ……! 」
後ろの、ノンノちゃんも、
おどろいている。
ほんとうに、、、だとは、
思って、なかったのだろう。
「っ……、……」
「……っ」
言葉を、失う、
小さな、姉弟。
私は……すこし、
茶目って、言った。
「今は……その、……トモダチっ✩」
「ごめん、なさい……っ」
ちょとだけ、ウソをつく。
ほんとうは────、
もっと、たくさん。
──。
ちんもく。
「…………」
「…………」
晴れやかな、なか。
くうきが、わからん。
「「 ………… 」」
ん……、む……、……。
ど、どう、すっぺ……?
むごん……、、、。
「……、……」
あんまりにも、静かだったので、
土下座ポーズの、マイスナが、
……そろぉり、そろぉおり、と、、、。
すこしずつ……ツノを、上げていく。
「……、……?」
「……じーっ……」
「──っ……!」
ラメトくんは、
じっと、マイスナを、見ていた。
狂い銀は、ドキリとする。
「ぁ、あの……?」
「じーっ…………」
マイスナから、
話を聞いたところ。
ラメトくんには……、
トラウマレベルの絶叫を、
おみまい、しちゃった、
らしいの、だけれど────……?
「ぇと……。あの、クルルカン、さん?」
「──ん、ん"っ!? な、なぁに……!?」
いきなり、義賊に話しかけられたので、
ちょと、変な声でた!
そして──、
いがい な、ひとこと──。
「ぁの……/// あのときの、ひとは……、
こんな、きれいな、ひとじゃ……、
なかったと、思、ぅ……///」
「 ──Σ(゜ロ゜;) ふ え ッ !? 」
【悲報】狂銀、本人だと信じてもらえない。
「き、きれぇ〜〜いっ・・・!!///✧︎✧︎*.+゜」
あっるぇ・・・?????
ノンノちゃん、目ぇ、
キラキラやけど……?*.+゜
んっ、あっ。これ、アレか?
「そ、そうきたかァあぁー……っ?」
『────あはは……☼
────まぁ……:そうですよ☼』
『>>>客観的に見なよー。
>>>仮面の、お姫様じゃーん?』
そん通りだった。
ノンノちゃん……あんた、
そんな、ピカピカな表情、
できたんかーぁぃ!!!
アンタぁ、、、私が初めて来た日、
ちょお、メンチ、切ってましたやーあん!!?
「おひめさま、みたぁ〜〜っい!!✧︎✧︎*.+゜」
「ぁ、あのっ……、、、」
──そうなんよ。
忘れてたんスけど、
ウチのヨメ、ティアラしてんスょ……。
「やっぱり……、
この人じゃ、ないと……思うよ?///」
「ゃっ、あのっ、わたっ……!?」
あっ、マイスナが、
アワアワしだした……!
土下座スタイルから、
少しだけ、上半身が、浮く。
ギィン……!
「……あっ・・・//////(ぷぃっ……///)」
「 ふぇ? 」
ラメトくんが、
目のやり場に、
こまっていらっさる・・・!?
〘------ぐびっ;ぐびっ;ぐびっ……!✩
------はぁ〜〜〜〜〜〜っ♪✩✩
------アホのんなぁ〜〜〜〜✩✩✩〙
……ぁあん?
月の精霊王が、
みょーな、空気の中。
いらん事を、
的確に、指摘しやがった。
〘------あんの;さぁ〜〜っ✩//////
------今さら;のんけどぉ〜〜✩///
------うぃっく・・・っ♪✩
------今の;マイちゃんのヨロイはぁあ✩
------思春期の男の子が見たらぁー;
------ぜつみょーに、性癖ねじまがる;
------どエロい意匠;
------してるのんかんなぁ〜〜???✩✩✩/////
------(──ポンっっ✩)〙
お い 、 八 重 歯 汁 。
きさまァ"ァ"、また勝手に、人の調理酒を。
〘------くび;ぐぶばっっ・・・✩✩
------ふぃ〜〜っ;ぷいぃ〜〜っ……♪♪✩
------いたる所から;なまはだ;
------ハミ出まくってるのんしぃーっ??✩✩
------土下座ポーズ;ゆっくい解除で;
------おへそも;バッチリのんなぁぁあ✩
------そりゃーな✩ キラキラドレスで;
------そんなぁコト;やられたらぁあ✩✩
------通常の青少年は;照れてぇ;
------そっぽ向くに;
------キマッとぅのんなぁああ〜〜っ✩✩✩〙
〘#……、……、……はぁ。キマッていやがる 〙
精霊王、おま、、、。
どぉしてくれんだ、この空気。
きさま……ラッパか? おい。
酒は、楽器じゃねェんだぞ?????
〘------うぃ〜〜っひっく……♪✩
------じゅんじょお;
------ピチピチ✩少年にィィい✩
------へそなんか;タダで見せっから;
------こゅことに;なんのんなぁ〜〜✩
------はぁあ〜〜ん✩✩ こぇだかあぁ;
------露出女さんの;
------ガチカポーは;よぉおおぁ〜〜✩✩✩〙
あっるぇ・・・っ????????????
これ、わたしも、、、、、、、、、、、、、
ケンカ売られてっかなあ〜〜???????
????????????????????
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『────ローザ……☼
────死にますよ……☼』
『>>>あおるねぇー……』
〘------まったくぅぅぅうう〜〜っ✩✩✩
------チっ✩ チっ✩ チっ✩ 痴ゅっ✩✩
------じふんたちが痴女だってこと;
------忘れちゃあぁああ〜〜;
------いけないのんよおォおお〜〜っ♪✩✩✩〙
く ち ょ が よ ぉ お お お お !!!
わなわなわなわなわなわなわなわなわな……。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!!
おいっっ、クラウン!!!
格納している汚水という汚水、
すべて、あの酒女に混ぜろ!!!
えんりょは、いらん。
精霊王は、義賊のテキだ。
てっていてきに、まぜこんでやれえええ!!!
『────そ:それは
────ダメです……っ!!!//////☼』
な、なにいィィ……!?
まさかの、拒否。
なぜだ……んっ。
な ぜ 、 て れ る っ ・・・??
『────そっ、その……☼
────本当に不要なものは:
────即・恒星おくりに:
────していますが……///☼
────私も:一度:
────集めはじめちゃったからには:
────あの……妙な:
────コレクト心というか……:
────総量を知りたいという:
────気持ちも:ありまして……///☼』
〘------ぎゃはははは は は は !!✩〙
『>>>激酔いしてるじゃないのさ……』
〘#……は"ぁ"ぁ"ぁ"……。これだから、
#……三本までに、しておけと……〙
『────と:言うこと、なので……///☼』
「 へぁ? 」
ぁの……。ごめん、クラウン?
久しぶりに、アンタが、わかんない。
総量って、ナニ……。
なんなの……。
誰か、説明しれ。
『>>>ぼくは、何も聞いてないよ。
>>>耳、ふさいでるからね』
あんだァ、てめえ。
ふさいだの、今だろ? あ?
〘------ぷっ;ぷく;ぷぅうう〜〜✩✩
------おのれらの;
------いままでの行いに;
------むねをあてるの〜〜〜〜んっ✩〙
〘#……やれやれ。
#……シルバーグレイに:
#……ウォッカは、あったかな……〙
よし、ひからびさせっか。
しかし……な、なんやいな。
どゅ ことやねん……。
ホンマに、わからんぞ……?
???
ちょっと、神サマが、
きらいに なりそーだけど?
〘------ちなみに;今ぁ✩
------プールいっぱい分のんよ?✩(´>ω∂`)✩〙
神。だまろっか。
「ぁ、あのっ……!//////
ほ、ほんとうに……、
わたし、なんです……っ///
あのっ、あのとき、はっ、
私のっ、で、あのォほ…………(泣)///」
「ぁ、ぇ、あ。は、はぃぃ……///
そう、です、、か……?///」
そうですか、て。
ていねいレベル、高い子な!
この後、30分くらい、
あわや、ふわやと説明し。
なんとか、信じてもらった。
「だ、だから……。ごめんなさい、でしたっ///」
「が、がんばって、くださぃ……!//////(ポッ)」
〘------やっちまったのんなぁ〜〜✩✩
------ぎゃはははははははは!!✩✩✩〙
ぶっとばされてぇか、精霊王。
『>>>やっちまったのは、キミだからな……?』
〘#……やれやれ……やはり肉体ではなく、
#……精神、か……〙
『────おや☼
────誰か:来ますね☼』
──と、足音、接近?
──とたたたたた・・・──!!
「ぉ……お、おい!? ラメト……!?
この、きれいな姉ちゃんたち、
だれだっ……!?//////」
「「 ……!? 」」
なんか、仲良しの友達も来た。
「お、おいっ、あんた!
へ、へそ出したら、
かぜ引くんだぞ・・・っ!?///」
うぉっ/// おふぉっ・・・!?///
いきなしっ、
ゆび、ささないでくださいねっ・・・!?//////
ここ、精神テキな防御力、
ひくいんだからっ……!!///
「──あっ!! す、すげえー!!
ぎぞくと、きょうぎんだ!!!」
「あの……ね? まえの……ゆきの日の、
きょうぎんさん、なんだって……///」
「──ええっ!? ぉ、おまえ……!?
あやまっとけよ……!?
木の仮面、投げちゃっただろ……!?」
「──そ!! そうだった!!!」
なぜか、マイスナが、
ラメトくんに、ごめんなさい、されたった。
「ぼくも、ごめんなさい……」
「──いやいや!? わっ、
わたし、じゃない!?
ぃゃ、わたしに、じゃなくて!?
や、やめっ……!?/// ぜんぜんっ、
ぜんぜん……っ、だからぁ!?」
キョドったマイスナも、
かーぁいいなぁーー(ほっこり)。
「なぁ、クルルカン!
へそ出して、母ちゃんに、
おこられないのか!?」
「そーぃや、あんま、
おこられたこと、ないわね……」
「いーなあ!! かんよーだな!!」
「むずかしい言葉、知ってんわねぇー」
なんか、遊んだった。
「⛓️ て、てやーぁ…… ⛓️」
パキン……!!
「す、すげぇ!! ほんとに、
こおったぞ!!」
「きれい! いま、雪、ないのに!!」
「この前ね、金色の、うさぎが、
きたんだよ!」
「へぇえ〜〜?
そんなラビット、いんのね?」
うさ丸に、教えてやろっかな??
「きょうぎんの、おねえちゃん、
雪だるま、つくってよ!!」
「え"っ……こ、こなゆき、できるかな」
なかよし、こよし。
「よかった、よかった……♪
これで、あとは精霊王を蒸発させたら、
万事、解決だわなぁーっ!♪♪♪」
『>>>あーぁー……。
>>>これは事件性
>>>たっかくなるよぉー……?』
〘#……はぁ……。たまには、アメも良いと、
#……思ったのだがなぁ……〙
つまり、ムチも必要ということよね?
『────ローザ……!☼
────ローザ:ロッ……ヒューガ!!☼
────た:立ちなさいっ!☼
────そんな装備じゃ;死にますよっ!!!☼』
〘------えひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……♪✩
------スライムが痴女に負けるはず;
------なァっい;のんなぁあ〜〜✩✩✩✩✩
------べろべぉばあぶああぁぁ✩✩✩〙
は"ァ"ぁ"あああ〜〜〜〜……(ため息)。
エリクサーって……。
粉末でも、効果、あんのかなぁー。
「かめん、ジャギんって、なるんだよー!」
──ジャギぃぃいいんんん!!!
「「 かっけぇえええええええ!!!/// 」」
「 それより、氷の お花、もっかい!!!✧︎ 」
「 ──ふんっ。ずいぶんと、
仲良く、なったではないか? 」
「 ──ぬ"お"っ!? 」
知らん間に、ブレイクさんが、
ニヤリと、となりに立っていた。
『────すごい……☼』
『>>>あぶねぇよ、マジで。
>>>これ、対策しないと……』
気配も、センサーも、
感じないもんなぁ……。
"技"と、複数の"ジェム"の、
組み合わせ……なんだろうか?
「ぁ"……、ぇ"っ、と……。
お仕事、終わったんです??」
「うむ。存外、はやく方が付いた」
さすがっす。
まだ、けっこう、明るい。
「ぁ……ども、です」
「ブレイクのじいさんだ!」
「こんにちは、じいさん!」
「あっ、こ、こら……!
ブレイクさんっ、でしょ!」
「……ふんっ── 」
「……!」
子供たちの中にいる マイスナを見て。
ほんの、一瞬だが──。
ブレイクさんは、
とても、優しい顔になった。
「すまんが……、
義賊と狂銀を、借り受けるぞ。
大事な、用がある」
「えーっ!?」
「そうなんだ……」
「ほら、わがまま、言わないのっ……!」
「さ、さよなら……」
「またねっ、おねえちゃん!」
「また、こいよなっ!!」
「こんども、おっきな氷で、お花、ね!」
「……っ! えへへ……/// またね///」
子供たちと、バイバイする。
「よかった……///」
マイスナは、心底、
ホッとした、表情だった。
「ふんっ……♪ "つぐない"は、
うまく、いったようだな?」
「……!///」
「ブレイクさぁ〜〜ん、その言い方、
ちょっと、イジ、わるくありません?」
少し、ふみこんで、言ってやる。
「おっ、と……! ふんっ……♪
狂銀と守り合う義賊など、
実に、タチがわるいなっ……♪」
「ちょっとぉ〜〜……ッ!///」
「それは、ひどいですっ///」
くっく、と笑うブレイクさんは、
少し……先生に似てる気がした。
『>>>ははっ、冗談が、キツいタイプだなぁー』
〘#……くくく、本人も自覚があるのだろう。
#……なぁに、心を許された、証だ──〙
……!
そうだと……よいのだが。
「ふん……会わせたい、者がいる」
「「 ……! 」」
急に、真剣な空気になり、
私たちは、引き締まった。
「ぁ、でも、その……教会、の?」
「今から、いや、明日? 私たち……」
秘密の、教会の、地下に。
いかなく、て、は……?
「……まず、着いてきては、くれんか」
「「 ── 」」
そう、言われちゃ、
私たちは、キンギン、
ついていくしか、にゃい。
「「 …… 」」
「そう、遠くはない」
静かな背中に、
乱れのない、老髪が、流れていた。










