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今回の報酬?

ちょっとまだ忙しいので、

小分けに投げさせてくだしあっ!

ごめぬっ!ヽ( ˙꒳˙ )ノ=3=3=3




 マイスナです。


 あれから、結局 二日間が経ち、

 私たちは、まだ種貸城(たねがしじょう)に、

 お世話になっています。


 おっぱいとクマさん、ゴウガさんは、

 バッドステータスが消え、

 なにやら、お城の道場を借りて、

 なまった体を動かしてくるそうです。




熊神:「ふぃー、食った食った。

    んしゃ、やるかァ!!」


姉乳:「いゃあ〜〜!

    もうっ、お(さかな) ()きたわーっ♪

    アンティちゃあ〜〜ん♪

    後で、タウロス焼き肉、

    よろしくねぇ〜〜い♪」


妹乳:「んもぅっ! 姉さまったら!

    ナトリの厨房(ちゅうぼう)の方々が聞いたら、

    にらまれますわよっ!

    いいから早く、おいでになって!」



 おっぱいさんは、

 そんなことを言っていましたが、

 さっき、えび天を50本くらい、

 食べていました。

 大食らいです。

 私も、負けません。


 ゴウガさんが ぶっ飛ばされて、

 大穴が空いた天守閣は、

 たいへん陽だまりが良く、

 この二日間、もっぱら、

 お食事会の会場でした。



当然:「はっはっは!!!

    かまわん、かまわん!!!

    城下(じょうか)を見ながらの食事、

    まっこと、(おつ)な ものよのぅっ!!」


灰姫:「──言うとる場合かえっ!?

    あぁ……ハデに、()(つらぬ)きおって……。

    お(かか)えの宮大工(みやだいく)も、

    頭を(かか)えておるわ……!」


獣王:「 ()()()…… 」



 ゴウガさんは責任を感じていたのか、

 朝ごはん、マグロ一匹くらいしか、

 食べませんでした。

 

 ──少食(しょうしょく)



白童:「さぁーて!!!

    ボクは、毒が消えた後の、

    森の調査でも、

    手伝いますかねぇええええええ

    ええええええええええええええ

    えええええええええええ!!!」



 ユーくん うるさい。



 穴ぼこ天守閣に、

 なぜか、私たちだけが、

 ぽかぽか、取り残されています。


 大丈夫か、セキュリティ。




銅壱:「人が消えましたね……。

    こちらが、例のブツです。

    ご監査(かんさ)ください」


金娘:「言い方ぁ……」



 暗殺メイド・イヴさんが、

 アンティの前で(こし)を落とし、

 紙の冊子(さっし)献上(けんじょう)します。


 ナトリの調理場で、

 パクってきた書類のようです。




金娘:「あんたァ……ちゃんと、

    オリジナルは、

    残ってンでしょうねぇぇ……」


銅壱:「盗られたと分かるような、

    ヘマはしません」



 ()っとる。




金娘:「はあぁ……。

    あたしゃー、盗賊団(トーゾクダン)の、

    ()()じゃ、ねーんだぞ……。

    どっ、どれどれ──……/// 」



 しかし、見るアンティ。





 ────────────────


        書物


 〖 さしすせそ の 極意 〗new!

 〖 天ぷら の 極意 〗new!



   を てにいれた!●▼●*.+゜


 ────────────────




銀娘:「背表紙に、"門外不出(もんがいふしゅつ)"、

    って書いてあるねー」


金娘:「……、……」


銀娘:「アンティ?」




 アンティ、どうした。




金娘:「これは……まずぅい」


銀娘:「まずいの?」


金娘:「()()いが、マズイぃ……」




 どうやら、複数の、

 発酵(はっこう)調味料の精製方法や、

 美味しい天ぷらの()げ方などの、

 黄金率が書かれた資料のようです。



金娘:「宮廷料理のレシピ、

    みたいなモンだぞ……」


銅壱:「がんばりました」


金娘:「ナトリの料理人さんとか、

    他の街の商人さんに、

    ゥン十万で売れるわ……」


銀娘:「そうなの?」


金娘:「お殿(トノ)サマが食べてる、

    お()()醤油(ショーユ)

    仕入れるんじゃなくて、

    自分で作れたら、

    どーすんのよ……」



 やすく売るね!!


 なるほどー! 市場価値が、

 めちゃくちゃになるのかー!


 アンティは、あったま、いいなーっ!


 きゅーっん!




金娘:「おまえという、キサマは……」


銅壱:「それと、この城の財宝の情報も、

    集めてまいりました。

    どうやら、宝物庫に、

    とある"ヨロイ"が、

    (おさ)められているようでして──」


金娘:「(#^ω^)ピキピキ」



 アンティは、プっチ切れつつも、

 資料は、そっ、と、

 バッグ歯車に、しまいます。


 これで、いつでも天ぷら屋さんに、

 なれるねっ!



銀娘:「いま、データベースで見てるけど、

    お酢の調合の種類も、

    ぜんぶ、書いてあるねー!!」


金娘:「なぜ、特定の料理じゃあなく、

    すべての根幹(こんかん)となる情報(トコ)を、

    サラッと引き抜いてきよんのじゃ、

    こんのメイドらは……」


銅壱:「ニヤリ」



 こんなこと、言っていますが、

 アンティは、とても嬉しそうです。


 ──よかったね!

 メイドさんチームに、

 サムズアップをしておきました。


 何人かが、ハイタッチをして、

 よろこんでいます。



金娘:「この お城の料理長さんに、

    見つかったら……、

    ぶっ飛ばされるわよ……」


銀娘:「私が ぶっ飛ばすから、

    大丈夫だよー!!」


金娘:「アンタ、ほんっと、

    元気になったわよねぇ……!

    あたしゃ、嬉しいわぁあ……!」



 アンティの笑顔は、

 陽気のなか、

 キラキラとしていました!




 さとう

 しお

 す

 せいゆ

みそ


d('∀'*)*.+゜

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― 新着の感想 ―
[一言] さ とうじょうゆ し ょうゆ す じょうゆ せ うゆ そ いそーす
[一言] メイドさんチームでハイタッチとか可愛い。銅壱さんもニヤリとしてたり、だいぶ明るくなってきましたね。
[良い点] ▼アンティの食堂娘レベルがあがった あとはダシの取り方と漬物の作り方があったらパーペキ? アンティの食べたモノが箱庭の食卓に再現されて流通出来る時点でレシピ的には盗まれてるんだよなぁ。アン…
2022/06/02 02:28 ズブロッカ
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