双奻起動 うえ
連投です。
ま、前の話は……、
読まなくても、いいんだゼッ……!?
(((^_^;)))(笑)
銅壱:「おはよう……ございますっ。
お嬢様がたっ……!」
金娘:「……。……ふふ。全然、
はやくは、ないでしょぉ?」
銀娘:「むにゃ……おふぁよう、
ございますぅ……!」
起きると、畳の上の、
布団に、いた。
まだ、箱庭なのかな? と、
すこし、ドキリとする。
ふふ、いや……それは、ないな。
だって、……/// そのっ、
モゴ、ゴニョゴニョぅ……///
自分の服を見ると、
ありゃ、ドラゴンのヨロイが、
少し、ふにゃへにゃと なってて、
内部の筋組織が、ダランと、
垂れている所がある。
少し、意識すると、
シュルりと、ヨロイが組み上がる。
えっと……仮面、は、首元だ。
やれやれ、顔は、フルオープンね。
銃侍:「アンティ殿、マイスナ殿っっ!!」
萌殺:「マジ、起きやがったかぁ〜〜っっ」
ヒナワくんとマジカちゃんも、
元気そうだった。
ヒナワくんは、髪の色は、
戻らなかった、みたいだ……。
しっろ。しらが。
いや……灰色、に、近い、かな??
マジカちゃんも、
それに近い色の、6等身くらいの、
女の子に、なっている。
こんな時に何だけど……!
すたこら、お似合いだっ……♡
萌殺:「ま、マジ、なんだよ、
その顔はよぉー///」
金娘:「べっつにー???????」
銀娘:「チューしてたねー」
あばれるマジカちゃんを、
ヒナワくんが、にが笑いで、
おさえ込む。
萌殺:「まっ、マジ、狂銀、きさまぁ〜〜!!」
銃侍:「か、かんらかんらかんら……!
((((^ω^;))))」
うん、仲、よさそーだ。
当然:「起きたか」
振り向くと、
ポニテおじさんが、
トタトタと、歩いてきた。
当然:「大事ないか」
金娘:「はい。ご迷惑をかけました」
銀娘:「寝ちゃってました」
当然:「バカを言うでない。
我が街の恩人である」
トスンと、横に座られ、
マイスナ共々、デコに手を当てられた。
少し照れくさい……///。
当然:「熱は……無いようじゃな?」
銃侍:「父上……風邪では、ござらんて!」
萌殺:「マジ、バッカだなぁ、ポニおじ」
当然:「ふんっ、化けゴケシは、
だまっちょれ!」
萌殺:「マジっ、んだとぉおお〜〜!!?///」
銃侍:「かっ、からから♪ おちついて……」
あばれマジカ、はがいじめ。再放送。
灰姫:「──顔色は、良いようじゃな」
異火:『 おー! おきたかー! 』
振り向くと、
ヒナワママと、ガンゼルちゃん……!?
が、手を繋いで、入室してくる。
開け放たれた襖からは、
温かな日光が、さし込んでいる──。
灰姫:「顔色は……良いようじゃな?」
金娘:「は、はぁ……///」
銀娘:「ど、どうも……///」
この人の槍、
へし折っちゃったので、
少々、気まずい。
そんな、気持ちを、よそに。
灰姫:「──此度のこと──。
まっこと、感謝に、絶えませぬ──」
銃侍:「む……!」
萌殺:「マジ、めっずらし──」
──灰姫さまは。
ふかく、座礼を、カマしてきたので。
いよいよ、私たちは、
モゾモゾするのだった。
熊神:「苦労、かけたなぁ」
姉乳:「ひーっ! まだ、
何だか、けだるーい!」
クマさんと、オシ姉も、
なんだかんだ、元気そうに見える。
姉乳:「さかな、飽きた! ごはーん!」
妹乳:「──姉さまっ! 病み上がりの、
アンティたちに、なぁーにを、
ぶしつけ、なっ!!」
きひひ……っ!
ヒキ姉も、しっかり休息できたみたいだ。
白童:「──うん。見る限りは、
健康そうに見えますね」
金娘:「ふぅ。身体は、丈夫ですから」
銀娘:「アンティが、だいじょうぶなら、
わたしも、大丈夫」
白童:「……そのようですね。
今、ヒナワくんの妹さん達が、
消化にいい、ご馳走を、
用意してくれてますよぉ♪♪♪」
ほ、ほぅ? それは、
少し、楽しみだったりする。
金娘:「ゴウガさんは?」
銀娘:「もう、行っちゃった?」
熊神:「──いンや。
この部屋の、屋根の上で、
稽古、してるぜィー」
屋根の、うえ……!?
そ、そーいや、さっきから、
ブンっ、ブンッッ──!! って、
素振り、みたいな音がするけど……。
ん……!? そいや、ここ、
布団、敷いてるけど──、
金娘:「ここ、天守閣やんけ……」
銀娘:「おしろの、てっぺんだ」
当然:「ふむ、その通りよ」
灰姫:「ほほほ♪ よく分かり申したなぁ」
そ、そりゃ、
"箱庭"で、似たようなトコロに、
住んでますからねぃぃ……!
銃侍:「す、済まぬでござる……(^_^;)
客間にしろと言うたが、
父上が、聞かぬでなぁ」
当然:「──ええぃっ!!!
良いでは無いかっ!!!
気分の、モンダイ、
じゃあああああああっっ!!!」
萌殺:「うわ、マジ熱血バカ殿、でたぞ」
マイスナと、黄金と白銀の、
愛想笑いをする。
萌殺:「調理場からの距離も、
マジ、バカ遠いってーのによぉ!!」
当然:「ふ、ふん──っ!!!
ええい、とにかく、
回復したのなら、よいっ!!!」
金娘:「けっこー、ぶっ通しで、
寝っぱなし、でしたもんね……」
銀娘:「ご心配を、おかけ、
しましたか?」
当然:「む……? ……ふむ。
いや──この者たちが、
身ぶり、手ぶりで、
なんとなく、お主たちの体調を、
伝えて、くれよってな!」
金娘&銀娘:
「「 ??? 」」
玉兎:「──にょきっと、なっ」
花狼:「──くるくゆぅ〜〜♪」
ははは。
マイスナと二人で、
なで回しておいた。
妹ちゃんチームが作ってくれた、
だしお粥は、たいへん美味しく、
レシピを聞きたいほどだった。
封火:「よかった!///」
禍火:「少しだけ、銅メイドさんにも、
手伝ってもらったんです……!!///」
銅壱:「……──(すちゃっ)」
イヴさんの方を見ると、
サッ、と、メモ紙のようなモノを、
チラ見させてきて、すぐ隠しよった。
こ、コイツ……!
ナトリの お城の、ご飯のレシピ、
盗んで、きてやがる……!
よ、よくやった。
ほめてつかわす。
ただ、今、ガッツポーズは、やめれ。
当然:「その、よいか──」
金娘:「ひゃ、ひゃいっっ──……!?」
銀娘:「なんでひゅかっっ──……?!」
お城のヒミツのレシピは、
あああああくようは、
しませんよおおっっ!?
当然:「ハラが膨れたら、
お主らにも……、
見て欲しいものが、ある」
金娘&銀娘:
「「 ……??? 」」
──すると。
ヒナワくんの、妹さんの一人が。
神妙な面持ちで、
何かを……持ってくる。
黒い、漆塗りの、
四角い器に。
赤い、四角形の、布地。
その、上──。
それは、音もなく、
目の前に、置かれた。
金娘:「……くろい、短刀?」
銀娘:「……これは?」
当然:「……。あの、巨大な黒い兎の、
"心臓の中"に、あったものじゃ」
金娘&銀娘:
「「 ……!!! 」」
玉兎:「にょん……」
うさ丸は、その禍々しい刀を見て。
悲しい、鳴き声をもらすのだった。
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