えがおだけでは
しまった……。
うっかり、ブラックサレナの動画、
見ちゃった……(´>ω<`)
D:「転移弾、装填」
S:『────レディ☼
────座標:自動追跡システマ☼』
G:『>>>ダメだ、
>>>トドメ・テングノーズの
>>>身体洗浄を確認』
D:「追跡を止めないのね?
クラウン、口内を狙う」
S:『────爆縮:固定弾頭:
────オール:レディ☼』
D:「先輩、ブースター回避まかせる。
攻撃に集中したい」
G:『>>>いいけど、感覚を
>>>大切にしろよ?
>>>きみが行ったほうが
>>>理に適ったものになる』
D:「接近」
S:『────慣性予測:開始☼』
G:『>>>ばか、24基、
>>>すべて移譲するやつがあるか。
>>>ぼくは少女型のラジコンは
>>>シュミじゃないぜ?』
D:「クラウン、
ロングレンジ、あやーく」
S:『────すみません☼
────両腕とも換装しました☼』
G:『>>>人間、忘れんなよー……
>>>と、言ってみる』
D:「うぇーん、今は、
しょうがないじゃ、
ないのよー、発射」
S:『────弾数:8☼』
G:『>>>制動──成功値。
>>>着弾予想、でたよ!』
D:「クラウン、曲げるか、
通せ。触れさせンな」
S:『────レディ☼
────触手攻撃:予測展開☼
────空間接続:分析完了☼』
G:『>>>いいぞ。上手くいってる』
S:『────弾丸:敵:
────口内に転送☼』
D:「着火」
S:『────爆縮しました☼』
G:『>>>やった──が。
>>>だめだ、飛んでるぞ』
D:「はらたつ笑顔だわー……」
S:『────全弾……:爆発した:
────はずなのですが☼』
G:『>>>ケムリ吐きながら、
>>>笑ってやがる』
D:「プライス君が焦がした
フライパンよりは ヒドイわね。
クラウン、もっかぃ」
S:『────リロード完了☼』
D:「あぃよっうらー」
G:『>>>撃っつの、はやいなー。
>>>おっ!? 打ち落として、
>>>避けたぞ!?』
S:『────信じられません☼
────フェイントを:
────入れられました☼』
D:「くっそ……この。ダメ元で、
ソルギア、ちょっと出す。
森林保護!! 裁量まかせた!」
S:『────安全空差断裂:
────第二から第七までを破壊☼』
G:『>>>直結させるぞ。
>>>フィルターは入れる。
>>>これで、焼きダコに、
>>>なってくれりゃーいいが……』
D:「タコに失礼よ。いくわよ!
今度は爆発は、抑えて!」
S:『────3...2...1...:
────照射!☼』
G:『>>>うおおっ、こえぇーっ!!』
D:「うわーん、バカ言ってないで、
ちゃんと余剰分、格納してよーっ!!
私が破壊神に、
なっちゃうじゃーっん!!」
G:『>>>あの灰姫って人が見たら、
>>>十分、タマヒュンレベル……、
>>>──って……!』
S:『────驚きました……☼』
D:「"曲がってる"……わよね?
本体には……届いてない」
G:『>>>"魔素ごと曲げれる"って、
>>>ここまでの、もんかぃ……?』
S:『────対象:
────ダメージ:ジロ☼
────相性が……良くないですね☼』
D:「あいつ、カオはキモいけど、
ワザは見事だな……。
ちっくせぅ……ちょっとだけ、
キレイとさえ、思っちゃったわ」
S:『────あの中央の笑顔は:
────どうかと思いますが☼』
G:『>>>台風の目、とは、
>>>よく言ったもんだ。
>>>おっと、まーた、
>>>紫電ちゃんの、
>>>ほうを向くよ』
D:「あれだけやって、
まだ、トドメちゃんの方を、
追うかあ……?」
S:『────今の攻撃が:
────こちら側の采配だと:
────分かっていないのでは☼』
G:『>>>そうかもね。
>>>向こうから見たら、
>>>両手がレールガンになった、
>>>重装甲の女の子が、
>>>空飛んでるだけだ』
D:「いや……わかってると、思う。
わかった上で、あっちを……、
追ってる」
S:『────アンティ?☼』
G:『>>>根拠、教えてくれ』
D:「表情。……ダメ?」
S:『────ふふ……同意見です☼』
G:『>>>こっちもだ。
>>>あいつ、多分、知能たかいぞ』
D:「……! マイスナが、
凍らしに、かかった!」
S:『────あの現象は……☼
────分析中☼』
G:『>>>地面から生えたツララが……、
>>>ぜんぶ、届く前に、
>>>砕けやがる……、
>>>あんなに、デカいのに……』
D:「氷の魔素を曲げる、って、
そーゆーコト、なのね……。
たぶん、近づいた先から、
粉々に される?」
S:『────ローザと:
────ギンガ氏から:
────入電です☼
────"気体の層"が邪魔をして:
────寒気が通りにくい、と☼』
D:「寒さが……とおらない?」
G:『>>>空気の層は、
>>>温度を通しにくいんだよ。
>>>ダウンジャケット、持ってる?』
D:「今、こっちの世界に、
あるモンで、例えてくれませんか?
センパイさんってばサぁー」
S:『────雷撃も曲げられるので:
────マイスナが:
────たいへん:キレていると☼』
D:「うわぁ……」
G:『>>>うわぁ……トドメちゃん、
>>>ぜったい怖がってるぞ……』
S:『────窒息と酸を:
────試してみましょう☼』
D:「先輩の奥さん、こわぁ」
G:『>>>ちょっと待て、
>>>いつの間に酸なんか……!?』
S:『────妻の嗜みです☼』
G:『>>>夫に隠れて硫酸を精製する
>>>妻がいて、たまるか。
>>>──と、手伝うよ。
>>>顔と口だよな?』
S:『────理解のある旦那様に認定☼』
D:「あたしの頭部でノロけんのヤメぃ。
照準!! 弾幕で気を逸らす!」
G:『>>>移動補佐に専念する!
>>>クラウンちゃんに丸投げ!!』
S:『────家事を押し付けられる:
────嫁の気持ちを予測☼』
D:「バカぁーっ! 撃ってるわぁーっ!
は、はやく、水でもサンでも、
つっこみなさーい!!!」
S:『────せん:たっ、き……☼』
G:『>>>ヤバいヤバいヤバいヤバい……』
D:「くっ、クラウン、
酸だけでも、即・格納しれ……。
あれ、"返される"わよ」
G:『>>>"バッグ歯車"で防御だっ!!』
D:「ど、どわぁぁあああああァァァ─っ!!
シャワーに、入りてぇぇぇえええ!!」
「むこうも、たいへんな、ようですね……???」
ユユユ・ミラーエイドが、言った。
ログは、特別な戦闘モードなのか、
何やら、表示が特殊である。
いやしのエルフは、
左腕のウィンドゥを、
もはや慣れた手つきで、
スワイプし、操作する。
「マップ画面で……やはり、
じわじわと、こちらに戻って来ています」
トウゼンロー・タネガシが、
頭を悩ます。
「なんと、いうことじゃ……。
街から離れてくれているのは、
有難いが……うむむ。
まさか、"オオマガツブリ"とは……」
苦悶に歪む、
ナトリの長の眉
ユユユが、先導する。
「この、暗い階段を登れば、
やっと、外に着きます。
話は、それからです」
ラグエル領域で、
底なしの闇に浮かぶ階段を、
残された者は、慎重に、
登らねば、ならなかった。
幻想的な大聖堂も、
離れていけば、心細いものである。
万が一、落ちれば、
助けてくれる、
黄金の英雄は、いないのである。
だが、さりとて、手練の者たち。
難なく、間もなく、
地上の光と、
あい、なりて────。
────ひかり。
────────と、
──────────やみ。
「なんじゃ……、あれ、は」
殿の、言葉に、
ユユユが、言う。
それは、ポツンと、
真理で、あった。
「
……死んだものが、優しさだけで、
できている──はずが、ないんだ
」
ユユユたちが出た、"裂け目"は。
そうだ──"裂けて"、いるのだ。
ズ ズ ん ・・・
ズ ズ ん ・・・
ズ ズ ん ・・・。
おおきな、
お お き な 、
" ウ サ ミ ミ カ ゲ " が 、
あ る い て 、 い る 。
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『 ド ヴ ジ デ ・・・ 』
──【 ウ サ ミ ミ マ ガ 】 が
────出現しました!●▼●;
ヤバい。










