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S O - S I N - J U - S I N さーしーえー

すんごい加筆&修正しました!

(;´∀`)=3フィー

※さしえ挿し替えました!








    な に を 、 み た 。











  幼火:「ぁ、、あ ──  」











    な に に 。



    み え て い た の だ 。











幼火:「  っぁ、、ぁ、、 」










    い っ た い 。









金□:『 ...what? 』

銀□:『 What's ... wrong? 』








   か れ に は 。









    幼火:「  う  あ ぁ …  」










   め  の  ま  え  の  、



      ふ た り が  ──  。












 挿絵(By みてみん)


金銀:『『 ──...Are you all right ? 』』












幼火:「──っぐ、プぇっ、っ  、 ……!  」









 ぺぷ、ちゃ──。










 おそらく、それは。





 双神(ソウシン)ノ────受身(ジュシン)、だった。











 面食らったのは、

 もちろん、


 アンティと、マイスナである。



 普段から、ふたり、そろって、

 絵本の敵味方の、

 かっこうを、している()だ。


 笑われたり、

 のぼられたりは、あるけれど。




 出会った瞬間、


 ()かれる、こと、など──……!









金娘:( なんでっ──……!? )




 この時、アンティは、

 部屋の入口の敷居(しきい)に、

 片膝(かたひざ)()いていた。



 " こうきな、こども "。

 " タイミング "。

 " ごはんを、食べすぎた? "

 " もしかして、見られたくない? "



 そんな、様々(さまざま)な考えが、

 彼女を まず、(とど)めたのである。


 しかし、やはり、

 ヒナメの様子は、

 明らかに、おかしい。


 体調不良なら、身分など、カンケイない。


 黄金の足音が、(タタミ)藺草(いぐさ)を、

 蹴り鳴らそうとした──、



 ────その時……!






玉兎:「── に ょ き っ と ・・・ ! ! ! 」

 

金娘:「 ── な っ …… ! ? 」 





 ()()()めたのは、

 他でもない、うさ丸であった。


 勇者の待ったに、驚くアンティ。





玉兎:「にょ……にょきっと、

    にょきっとなっ……!!」


金銀:「「 ……!?

      く、クラウン……!! 」」




 すぐさま、アンティたちの視覚野(しかくや)に、

 翻訳(ほんやく)結果が、表示される。




金娘:「 " 今は……近づいちゃ── 」

銀娘:「  ──ダメ "……? 」



幼火:「 ぅう、うッ、ぅ……、……!! 」





 ふたりが、嗚咽(おえつ)のほうを見ると、

 (おさな)()()は。


 ズルズルと、(こし)()けたまま、

 (タタミ)の上を、(あと)ずさっている・・・。



金娘:( 距離を……()けられて、る…… )

銀娘:( わたし(たち)、から……? )




 何とか、目が、合った。


 あふるる、なみだ。

 ふるえ。

 がくがくと鳴る、髪の、飾り──。




金娘:( く、そ…… )

銀娘:( こわがられているのは──……本当に )




 アンティは、、、。


 ヒヤリと しながら、

 ()()げようとしたヒザを、

 再び、敷居(しきい)に、つけた。



 キ ィ 、 ぃぃぃ、ん・・・。



 甲高(かんだか)い、音に、

 冷や汗が、凍る。


 接近しては、、、ダメだ。



 今は、いけない。





金娘:( なんでかは、わっかんないが・・・ )

銀娘:( あの"()"を、知ってる・・・ )




幼火:「 ひぃ、ひッ、ぅ……、……!! 」





 ──ゴク、リ、、、。


 どうした、ものか、と──。


 想像だにしていなかった事態に、

 黄金と白銀の思考は、上手(うま)く、働かない。


 いや、、、少なくとも、

 うさ丸の判断は、正しい。


 アンティとマイスナの存在が、

 この、小さな男の子の、

 恐怖の対象、そのもので、

 あるのならば──。


 とまれ。

 とまって、考えろ。



金娘:( ・・・ )

銀娘:( ・・・ )



幼火:「ぅ、う"……!」



 ヒナメ、、、であろう、男の子は、

 見ているこっちが、不憫(ふびん)に思えるほどの、

 絵に描くような、(ふる)え方をしている。




幼火:「ご、ぅ……っ、……ッ 」




 アンティたちは、

 "おびえられている"、

 というコトは、理解したが、


 理由など、理解(わか)るはずもない。





金娘:( なんで、なの……。

     こんな、ド派手な……、

     アホぅみたいな、格好をしてる、

     絵本の、主人公()()()の、

     女、ふたりを、

     ここまで、怖がる理由は、

     なに──…… )


銀娘:( わたしは……! 確かに、今、

     氷花狂銀(オクセンフェルト)の、格好を、

     しているけれど──……っ。

     このヨロイは……、

     花嫁様の、ドレスみたいで、

     とても、、、キレイな、

     はず、なのに……! )




 久しく出会わない、

 恐怖される、という今。


 マイスナは、かつて、

 (くる)いを(おさ)えられなかった自分が、

 怖がらせてしまった、

 北の子供たちを、思い出す。





銀娘:( ──っ、──、…… )

金娘:( なにが……、原因(げんいん)……? )





 アンティも、食堂娘のスーパースキル、

 "相手の心を読み盗るチカラ"で、

 何とか、目の前の若の心を、

 察知、しようとするが──……。



金娘:( あの、表情、、、。

     (ふる)え、、、、?

     、、、恐れ、、、いや、、

     、、── " 畏怖(いふ) " ……? )





 おそれ、おののかれて、いる……。



 なぜ。



 自分たち、に……?




金娘:( んな、バカな・・・!

     こちとら、仮装・食堂娘・・・! )




 アンティ自身が、

 自ら(みちび)いた答えを、

 うたがいたくなるような。



 だが、おそらく──、


 それは、(ただ)しく。




 ──結果となって、あらわれる。






幼火:「 ぅ"、……、ぅッ…! 」



金銀:「「 ……っ!! 」」




 ヒナメは・・・足には、

 (チカラ)が、入らぬようだが、

 何とか、後退を、止め。


 両手で、上半身を、無理に、起こす。




幼火:「 ん"、……、ぐッ…! 」



銀娘:( ──っ、ささえて、

     やりてぇが…… )

金娘:( いまは……、ダメだ…… )




 アンティたちは、

 じっと、見守るしか、できない。




幼火:「……ひ、……く、…… 」





 (しず)かな、嗚咽(おえつ)の中。




 ヒナメは、手前に、手を そろえ。


 そう。

 それは。


 ──"座礼"である。




 (ふる)えは、、、微塵(みじん)も、

 止まっていない。





銀娘:( おじぎ……と、言うよりも…… )

金娘:( もっくそ、土下座(どげざ)じゃ、

     ねぇか……! )



幼火:「 、。 、……ど、 どう、か……」



金銀:「「 ……っ!! 」」




 ヒナメは、顔を(タタミ)に 突っ伏したまま。

 ガチガチと・・・歯を、鳴らし合わせた、まま。



 しぼり出すような、言葉と、した。





幼火:「

     (ひら)に、、、

     ご容赦(ようしゃ)、を……、……──っ……! 」




金銀:(( くそっ、、、たれが……っ ))






 アンティとマイスナは、


 " おめーのほぅが領主&ギルマスの、

   末っ子だろーが御容赦されんのは、

   コッチ側だ、バッカやろぉー……! "





 と、思ったが。




 さすがに、この状況下では、


 絵本の、見開きの、ページのように。






 まったく、動くことが、


 できなかったのだ。





ヾ(⌒(ノ'ω')ノ*.+゜

ェーラィ・コッチャー!!

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― 新着の感想 ―
[一言] SANチェック耐えて嘆願まで行動できる時点で精神力凄い子や…
[良い点] にょきっとなぁ……(;・∀・) [一言] 『“見える”ことは:  コウフクな事とは、  限らないのです。』
2022/04/08 00:26 退会済み
管理
[一言] 挿絵の彩色GJ 黒一色よりは禍々しさが緩和されましたねw
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