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エコープルの遠距離推察

エルデンリング アレやな……!

砦の同士討ちポイントで

漁夫利レベ上げ できっから、

だいぶ初心者に優しいよな!!!

(鬼畜ボスがいないとは言ってない)





当然:「……本当に、まだ、王には、

    言わぬつもりか」


白童:「まだ、その時では、ありません」


当然:「……火急(かきゅう)とも思える。

    (げん)に、下では、すでに……」


白童:「あれは、アリジゴクのようなものです。

    対処できない者が、

    知る必要はない。

    それに……人目(ひとめ)につかない場所を、

    ()()()(この)んでいると、

    把握(はあく)することも、できた」


当然:「……」


白童:「善意の捜索が、いちばん、

    バカの介入が、にばんめに、

    ──こわい」


当然:「……ふきよるわ、小僧めが……ッ!」



熊神:「おま……、知らねッゾ……?」

姉乳:「やれやれ……度胸だけは、

    クルルカン(なみ)よね?」


金娘:「ど、どーゆぅ意味よぅ……!」

銀娘:「ユーくん、ハッキリ言うねー」


 

白童:「──バカが吸い込まれるのは、

    こちとら、ゴメンなんですよ。

    このテの、ヤバい術式は……。

    どうか、わかってくれませんかね?」


当然:「街が、毒に飲まれかけたのだぞ?」


白童:「つまり、予兆(よちょう)は、

    (つか)みやすい……ですよね?」


当然:「きさま・・・(チャキ……)」


禍火(まがか):「と、父様……!」

封火(ぷうか):「お、お(こら)えに、なって……!」



萌神:「……マジ、ヤベーんじゃ、ねっか。

    オラ、ヒナワ。ウチ、

    マジ、ほっぽり出していっから、

    マジ、()めてこいよ」

銃神:「大丈夫でござるよ。

    父上は、あれでも領主、

    兼・ギルドマスターでござる

    斬ってはならん相手を、

    良く知っておるでござるよ」

萌神:「マジ、そー言うけどよぉー……」

銃神:「ユユユ殿は、

    それを分かっていて、

    あの態度を、とっておる」

萌神:「マジ、タチがワリぃじゃねっか。

    マジいーから、そこにウチ、

    おろして止めてこいって」

銃神:「将来、奥方になるやもしれぬ

    (よわ)った女子(おなご)を、

    ほっぽり出す(ワケ)がなかろう」

萌神:「マジ、きさまクチを、

    つつしめよ、テメぇー///」




当然:「──……チッ。いつまで、だ」


白童:「ふた月……いえ、ひと月後には」


当然:「……! 自ら、王都に、

    ()げると言うのだな?」


白童:「有益な情報を、洗います。

    今は、ダメだ」


当然:「……く」




獣王:「ガ、ガォガォ、ガォ〜〜……」

熊神:「そんな(なさ)けねぇ声、

    出すもんじゃねェゼ、

    ゴウガのダンナ。

    ……この先、もっと(なげ)きてぇ、

    時に、とっときなァ」

獣王:「ガーオーォ……っ!? ガォッ」




当然:「……あいわかった。

    ナトリは、しばし、傍観(ぼうかん)する」


白童:「感謝します」


姉乳:「……チッ」

妹乳:「まだ……(わたくし)たちは、

    げせませんが」


熊神:「ふぅ……まぁ、

    しょうが、ねーのか……?」


金娘:「ヒミツに、してくれるんだ……」

銀娘:「これだけの事件だから、

    なんだか、ドキドキするね……」


銃神:「うぅむ……しかし、

    これが正しい判断がどうか、

    (むずか)しい所でござるが……」

萌神:「ま、ウチはマジ、反対だけどな。

    報連相(ホウレンソウ)は、

    マジはえーコトに、()したことは、

    ねーんだからよ」


当然:「……チッ。そこの、

    ()けコケシの言う通りじゃ」


萌神:「マジしばくぞポニテおやじ」


当然:「ナトリが目を(つぶ)るのは、

    ひと月……、だけじゃ──。

    それと、じゃな……。

    ワシは、

    西のヒゲと、

    東の聖女が、どう言うかは、

    知らぬぞ──……?

    ドニオスと、ホールエルが、

    どのような判断を(くだ)すか──」






幼聖:『 ──わたしは、

       かくすのに、

       さんせい、です 』





当然:「──・・・!!」


金娘:「え・・・!!」

銀娘:「この声・・・!」



萌神:「マジか……。──エコたん、か?」



幼聖:『 ──はい! おはようございます。

     エコープル・デラ・ベリタ です。

     今、リビエステラお姉ちゃんの、

     そばで、聞いています 』

聖女:『 エコ、あなた…… 』



当然:「……!! 審議官、第一席……か」


幼聖:『 はい──"元"・ですが── 』



熊神:「おあぉ……!? 知らない間に、

    音声会話モードに、

    なってやがる……!」

姉乳:「──はんっ。相も変わらず、

    "トンデモ・アーツ"、だこと」



当然:「……待て。隠すのに、

    賛成、と、そう、言ったな?」


幼聖:『 ──はい! 』

聖女:『 ち、ちょっと、アンタ…… 』

幼聖:『 お姉ちゃんっ!

     ちょっと、静かにっ、しててね! 』

聖女:『 ぇ、えぇぇえ……? 私が、

     怒られる(ガワ)ですのぉお……? 』



金娘:「おぉ……リビのやつ、

    ()されてんぞ……!」

銀娘:「エコっち、やりおるなー」



当然:「……エコープル、とやらよ。

    何故(なにゆえ)、そのよう、な──……。

    その"心"は、いかに──」



幼聖:『 ──その前に。ユーくんに、

     確認したい事があります! 』



白童:「……! な──なんでしょう」



幼聖:『 むかし、(おこな)われた、

     " 共鳴術式(ミュステル) "は、

     失敗したんですよね? 』


白童:「……はい。そうですね」


当然:「……?」





幼聖:『 ──それって。


     術式が、 " () (しき) " を、


     ()ったから、ですか? 』



白童:「 ──・・・ッ!! 」



当然:「む・・・?」



白童:「・・・・・」



幼聖:『 なるほど。そうだよね 』

聖女:『 エコ・・・? 』


当然:「そうか……。意思を持つなら、

    "自我"が、生まれる……?

    だからこその──"失敗"。

    当然で、あるか」


白童:「そのように……認識しています」



幼聖:『 トウゼンローさま。

     それが今回、まだ、

     誰も近づいてはいけない、

     理由です 』

聖女:『 なっ……──? 』



当然:「……ッ!? ……?

    ……わ、からぬ……。

    済まぬが──幼き才女よ。

    年寄りにも分かるよう、

    ()いては、くれまぃか──」


幼聖:『 ──ふふふ♪

     トウゼンローさまは、

     まだ、そんな お(とし)じゃ、

     ありません! えっと。

     ──カンタンな、ことです! 』



金娘:「……わかる?」

銀娘:「わからん」


萌神:「わからんザムライ、

    マジ、わかる?」

銃神:「わからんのぅッ!(()れやかな笑顔)」



聖女:『 ぇ、エコ……? 』



幼聖:『 ──"意識を持った術式"、

     という特徴(とくちょう)が、

     失敗の原因と、なるのなら──。


     それを、"隷属(れいぞく)"させる、

     追加の対策が、必要だから 』



当然:「……!!」


幼聖:『 たぶん……そこの"実験場"は、

     どれだけ"意識"が残るのか、

     確かめようとしたんだと、

     そう……思います 』


白童:「  」


当然:「なん、だと……?

    それは、つまり──」



幼聖:『 "隷属化(れいぞくか)"、できるレベルの、

     "意識"かどうか──、

     (ため)した、としか…… 』


当然:「ばか、な……」


熊神:「"捨て石"……だって、ことか?」

姉乳:「あの規模(きぼ)、が……?」


妹乳:「こ、根拠(こんきょ)が、ありません……!!」



幼聖:『 クマさん、オッシー、

     ヒキハちゃん……。

     私、審議局にあった、

     秘密文書は、ほぼ、全て、

     読んでるの。

     昔の、失われた国の資料とか、

     とても、ヒドイことの、

     歴史とか……。

     だから、よく、知ってる』

聖女:『 ……、…… 』

幼聖:『 何千年も前から、

     吸血鬼たちは、

     " 隷属(れいぞく) "の術式を、

     研究してる。

     昔の、ニンゲンの貴族たちは……、

     それを真似(マネ)たり、

     研究したりして、

     一時期は……"結婚"の儀式にも、

     利用してた 』


金娘:「……ッ!!」

銀娘:「……、……」



幼聖:『 そこで、ひとつの、

     仮説が、成り立つ。


     " 吸血鬼たちは、昔、

       共鳴術式の実験が、

       失敗したからこそ、

       隷属紋章の研究を、

       始めることにした " 』


聖女:『 ……ッ!! 』


当然:「お(ぬし)……」



幼聖:『 わたしは……そう、思います。

     だから、こそ。

     確実に、成功するための、

     失敗を、してる 』


金娘:「……」

銀娘:「……」


幼聖:『 だから……"次"の場所には、

     その、"対策"が、

     ある可能性が、高い 』


当然:「──……!! つまりッ──」


幼聖:『 もし、巨大な"隷属術(れいぞくじゅつ)"、

     ありきの術式を、組まれていたら、

     近づいただけで……、

     "奴隷(スレイヴ)()"するかも、

     しれません』


姉乳:「……、……」

妹乳:「……、……」



幼聖:『 そのまま、"材料"に、

     なるのなら……ぜったいに、

     安易に、近づいては、

     いけません 』



当然:「……確かな、推察(すいさつ)なのか?」


幼聖:『 たくさんの資料の、

     記憶を(つな)ぎ合わせて、

     考えました 』


当然:「……、…… ()……」


萌神:「マジ、才女(さいじょ)すぎて、

    もはや、マジウケなんだけど」

銃神:「エコープルどの……!

    ハッキリ、物を伝えるように、

    なったでござるなぁ……!!」


姉乳:「前から、言うときゃ、

    言う子だけどねぇー」

妹乳:「吸血鬼は……確かに太古から、

    主従関係の術式には、

    明るいと、聞きます……」


幼聖:『 かといって、

     そんなに長い間、

     だまっておくわけにも、

     いきません。

     今、言った仮説を、

     確かめる期間としても、

     ひと月、というのは、

     賛成です 』


当然:「うらづけ、を、とるのだな?」


幼聖:『 はい 』


当然:「ふむ……」


白童:「……」




 ──。




当然:「──ふっ、エコープルよ」


幼聖:『 はい 』


当然:「そばの聖女は、(やさ)しいか?」



聖女:『 な"っ──・・・/// 』

幼聖:『 ──えぇ、とっても!

     毎日、お布団に、

     入れてくれるように、

     なったんですっ! 』


当然:「──ほぅ……!

    あの、"幻の聖女"と、

    "審議官第一席"が、

    毎日、同じ寝床(ねどこ)とな・・・!!」


聖女:『 バっ!?/// エコ……!!

     アンタ、ナニ言って……!?/// 』

幼聖:『 ?? ホントのことだから、

     いーじゃない! 』


姉乳:「……ハ。薬が抜けて、

    本来の性格に、戻ってきた感じね?」

妹乳:「ふふ──良いことです。

    薬づけの子供など、

    いない世界が良いに、

    決まっています」


当然:「──……、あいわかった!

    ふん、エルフの。

    幼き才能に、救われたのぅ!」


白童:「そう、ですね……」


当然:「……?」



幼聖:『 こっちでも、

     リビエステラお姉ちゃんと、

     聖女文献(せいじょぶんけん)と、

     審議局のアブナイ文献(ぶんけん)を、

     調べてみます。

     今なら、マーちゃんに言えば、

     ホイホイ見せてくれると、

     思うから! 』

聖女:『 ぁ、アンタが、

     しきんのか──ぃ!! 』

幼聖:『 ──ちょ、お姉ちゃん!?

     ぁんまり動かないで!

     グラグラするでしょおー!? 』


金娘:「ひざの上だな……」

銀娘:「ひざの上だねー」



銃神:「なんとか……丸く、

    おさまりそうかの?」

萌神:「──はんっ……マジ、

    問題は、山積(やまづ)み だけどな?」



当然:「ふむ……。やれやれ。何にせよ、

    今回の"毒"のような、

    "前兆(ぜんちょう)"にだけは、

    気を付けねばならぬ」


白童:「そう、ですね……」


当然:「"前兆(ぜんちょう)"、というのは、

    おかしいかも、しれぬがな……」


白童:「……」



獣王:「ガオォ・・・?」





当然:「──で、どうなのだ。

    "西の巨人"。

    どうせ、聞いておるのだろぅ?」




ヒゲ:『 うむ──こちらも、了解した。

     ドニオスは、1ヶ月、待つ。 』


聖女:『 そうですわね……。

     ホールエルも、

     ひと月だけ、待ちますわ! 』



金娘:「──! ヒゲイドさん……!!」

銀娘:「バッチリ、聞いてた!」



当然:「気を()ませるな……すまぬ──」


聖女:『 トウゼンロー様が、

     お謝りになることは、

     ありませんわ? 』


ヒゲ:『 ──まったくだ。

     しかし、こちらとしては……、

     ひとつだけ、条件があるがな 』


当然:「──……む、、、?」



ヒゲ:『 ──アンティ!!

     ──マイスナ!!

     聞いているな──!? 』



金娘:「──っ!? は、はいっ・・・!?」

銀娘:「──なっ、なんでしょうか!!!」



ヒゲ:『 ひとしごと、(たの)みたい! 』


金娘:「えっ、、、?

    アレ、私……。

    超・めっちゃイヤな、

    予感、する・・・」

銀娘:「ミミ、ふさごうか?」



ヒゲ:『 うるせぇ、だまって聞け!!

     万一(まんいち)有事(ゆうじ)(そな)え──。


     (きた)のパートリッジには、

     伝えておきたい。


     ブレイクのジィさん、

     いるだろう──?     』



金娘:「 げっ……!? 」

銀娘:「 まさーか……!? 」



ヒゲ:『 ──あのジジィのギルド球も、


     " 開放 "しろ 』



金娘&銀娘

  :「「 ひえええええええええ──っっ!? 」」




当然:『 ──ほおぅ、それは良いな 』

聖女:『 なるほど♪

     王の"四方"を(まも)るのは、

     当然ですわね♪ 』



金娘:「この……会話ログを、

    ブレイクさんにも、見れるように、

    するって……ことですかァァ!?」

銀娘:「ひ、ひーえーぇ……。

    どうやって、やれば、、、」


ヒゲ:『 あん? ギルド球に、

     お前たちが(さわ)れば、

     隠された機能が追加される。

     そうだな? 』


金娘:「は、はいぃ・・・。

    それヮ、ソウデスが・・・」

銀娘:「ど、どする……?

    こ、こそっと、さわる……?」


ヒゲ:『 ──アホか。

     ちゃんと呼び出して、

     言葉で、説明しろ!

     いきなり、こんな、

     トンデモ・アイテムが起動したら、

     口止(くちど)めしておかんと、

     えらい(さわ)ぎに、

     なりかねん! 』



金娘:「そっ、そっ、それって!?

    めっっっちゃ、気ぃ、つかう、

    任務(ニンム)じゃ、

    ないっスかぁぁあ〜〜〜〜っ!?!?」

銀娘:「わたしとアンティの、

    おだやかな、にちじょおがぁぁ……」



ヒゲ:『 そんな目立つヨロイ着て、

     なに言ってやがる 』



聖女:『 だ、大丈夫でしょうか……?

     あの糸目(いとめ)ロン毛ジジ……失礼。

     ブレイク様は、ただでさえ、

     規則(きそく)に うるさいと、

     ()(およ)んでいますが── 』


ヒゲ:『 ──いや、おそらく、

     大丈夫だと、踏んでいる。

     あのジジィも、もう、歳だしなぁ。

     人並みの情は、

     染み付いてきて、いるだろう。

     それに──そこの二人には、

     "前例"が、あるようだしな 』


聖女:『 ──あら。

     そうなのですか? 』


金娘&銀娘

  :「「 ふぐぐぐぐぐ……! 」」



熊神:「まぁ……。

    優しい人だとは、

    思う、ゼ……?」

姉乳:「そう? 私、

    怒鳴(どな)られたこと、あるけど?」

熊神:「お前は話してる時に、

    よそ見しまくるだからだろが……」


金娘:「っ、う、うーん……。

    確かに、色々と、

    だまっては、くれてる、

    みたい、なんですが……」

銀娘:「だいじょぶ、かなぁ……」



ヒゲ:『 ──ふん。

     王都のアホ貴族風情ふくめ、

     報告しないと言うのなら、

     聖女の言うとおり、

     外堀(そとぼり)・四つは、固めるべきだ。

     そうだろう? ユユユよ。

     この条件が飲めないのなら、

     俺は、王都に言うぜ?

     なにせ、怖いものしらずの、

     巨人さんだからな? 』


白童:「……」


当然:「……どうなのだ、エルフよ」


白童:「……わかりました。

    ブレイクさんには、

    開示(かいじ)ねがいます。

    お心遣い、言葉に出来ません」


ヒゲ:『 ふん……歯の浮いたセリフなら、

     そこの、絵本クランの、

     レターライダーたちに言うんだな。

     やれやれ……どうせ後で、

     王都の"巨人族のお姫様"には、

     文句を、言われんだから……。

     そんときゃ、ユユユ、

     おまえ、かばってくれよ? 』


聖女:『 あら?

     王都のギルドマスターとは、

     同じ種族でございましょう?

     もしかしたら、

     気が合うのでは なくて? 』


ヒゲ:『 聖女ちゃま。俺は、タダの、

     デっカい人間(ニンゲン)だ、

     コノヤロー 』




金娘:「ひえぇぇぇぇ……!

    色々、やんなきゃいけない

    ことはあるけれど……!」

銀娘:「最難関(さいなんかん)クエストが、

    発生してしまった!……」


姉乳:「いやぁ、カンタンでしょ。

    ブレイクのじぃちゃん様に、

   『 じつは、ギルド球って、

     とっても便利なんですよーっ、

     エヘへ♡ 』 って、

    言いながら、

    (さわ)れば、いーだけじゃん?」


金娘:「じゃあ……オシ姉、ついてきてよ」


姉乳:「 ぜったい、いや!! 」


金娘:「あぁ……超・ふあんしか、ない……」

銀娘:「とって、くわれないかな……」




白童:「……ご迷惑でしょうが、

    お願い、したいです。

    ともかく、王都だけには……。

    まだ、知らせたくない」


銀娘:「ふむー……!」

金娘:「わ、わかりました……!

    やりますけどぉお……!

    ヒゲイドさぁん……!?

    短文のメッセージで、

    "さわり"だけ、伝えといて、

    くださいよぉう……!」


ヒゲ:『 やぁーだよ! コエぇだろ!?

     ココの執務室(しつむしつ)で、

     パッと()()いたら、

     後ろにジジィが立ってたら、

     どうすんだよ! 』



金娘:「 こ の ヒ ゲ や ろ ぁ ー 」

銀娘:「 リッチか何かなんですか? 」


萌神:「あのジジィ、気配 消すのだけは、

    マジで、うめぇからなー……」

銃神:「マジカ殿も、

    マジ怒られたこと、

    あるでござるか?」

萌神:「マジやめろよ、

    オトメのキズに、

    マジさわんじゃねー」



金娘:「な、なぜ、こんな、

    超・試練(しれん)が……!」

銀娘:「ブレイクさん、

    こわくなってきたなぁ……」



当然:「む、ワシから、

    何か、ひと言……」

ヒゲ:『 やめとけ。どうせ、

     長文、送れるようにならんと、

     なんのこっちゃ、わからんぞ 』

聖女:『 ほほほ♪ たしかに 』


幼聖:『 が、がんばって……!!

     アンティお姉ちゃんっ、

     マイスナお姉ちゃん……っ!! 』


銀娘:「ほら、くるるかん……。

    才能ある子供が、

    応援(おうえん)してるよ……」

金娘:「泣きたくなってきた……。

    なんとか、ならないんか、

    おくせんふぇるとぉぉお……!」



銅従:「おいたわしや……」



金娘:「 お わ っ 」

銀娘:「 い た ん か 」



銅従:「ええ。それはもう。ずっと」



金娘:「気配、消すの、

    あなたも、上手よね……」

銀娘:「この件、手伝って、

    もらおうかな……」


銅従:「気配・消し合いっこを、

    しにいくワケでは、

    ありません。ちなみに、

    お忘れのようですが──……。

    私たち六名、ほぼ、

    "お尋ね者クラン"です」


金娘:「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"……」

銀娘:「わたしも、てはいはん……、

    こぶんも、てはいはん……」


姉乳:「わたし、おっかけてた、ひとーっ♪」

妹乳:「ぁ、アンティ、元気を、

    お出しに、なって……」




異火:『 あめ、ないなったー! 』


封火(ぷうか):「あっ、兄様(あにさま)!!

    ガンゼルちゃんって、

    私たちと、一緒に、

    ()らすんですよねぇ──!?!?///」


銃神:「……んんっ? ふっ、

    そうでござるなぁー。

    母上を口説(くど)き落とす際には、

    ご助力、(たの)むで ござるよ?」


禍火(まがか):「そっ、それよりも……!

    兄様ぁ♡

    みんなで帰ったら、

    その、魅力的(みりょくてき)白髪(はくはつ)で、

    ヒナちゃんスカート装備など……?///」


銃神:「おっ、気配を消したいでござる♪」

萌神:「マジで。ウチも たのむわ」





あうぉーぅわ((´∀`*))ヶラヶラ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 後追いにょきっとなー(・ω・)ノ [気になる点] 審議局の過激派共はヤバい術式の資料集めてナニする気だったんかねー? [一言]  今のマイちゃんならパートリッジに戻っても大丈夫な気がするん…
2022/04/07 22:54 退会済み
管理
[良い点] ミュステルの危険度がちょっと田んぼの様子見てくる並にやばいなぁ。しかも隷属化の危険性まであると鳴門 聖女文献とアブナイ文献から百合とおフランスな気配が…これがミーム汚染というものか 四方か…
2022/03/04 02:38 ズブロッカ
[良い点] 平和で良かったε-(´∀`;)ホッ
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