⛩️ 鳥居銃零一閃 ⛩️ PART.1_ さーしーえー
うおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおお!!!
──某。
舞 い 戻 り て 候──。
萌神:『 ひ、ひな、わ……?/// 』
腕の中の、白桃の魔女に、
多少は、驚きがある。
マジカ殿……!?/// も、もはや、
ハダァカ! では、ござらんかあ!?
──と、思うも、束の間・・・!
異火:『 ──ひなわ! まえじゃッッ!! 』
銃神:『 ──ッ!!? 』
──とっさに構え、撃つ!!!
ダダァアアキュウゥウンワ──!!!
黒黒:『『 GISYUAAAAAAGAAAAAAA!!? 』』
む……! 見た目は、
アンマイ殿たち、そのものだが……!!
なんと、下劣な断末魔よ……!!
……!
この、聞き慣れぬ、銃声は──?
萌神:『 ヒナワ……/// それ……! 』
銃神:『 ……! これは──……! 』
改めて、今の自らの姿を見る。
銃神:『 うで、だけではない……!
全身が、変わっておる……!? 』
先ほどまで……たしかに、
ハラに大穴が空き、
死にかけて、おったはずなのだが……!
我が胴は、
かつてのカラクリ腕の如く、
仕掛けを孕んだ装甲で、
覆われている。
腕も……かなり形状が変わり、
赤、一色で、塗りたくられておる……!!
どうなって、おるのでござるか……?
いや……赤だけでは、ない……?
この、片側の、白金の腕……。
右の……手袋のような、装備は、なんだ……?
よもや、プレミオム・アーツ……、
なので、ござるか──?
萌神:『 ひ、ヒナワ……。マジで……///
だいじょうぶ、なんか……? 』
銃神:『 む……! ──……うむっ!
どうやら、
生き延びたようでござるよ♪ 』
萌神:『 ……マジ!
ばっかやろォォおお……♡/// 』
ゥ、おぉ……、女子を泣かすとは、
何とも、男子失格でござる……!!
つーか、マジカ殿……、
マジでエロいでござるな……ッッ!?///
それ、だいじょうぶで、ござるか……?
そっ、そのカッコーで、
上目遣い、ぷらす!
赤面泣きは、反則でござろう!!!
異火:『 なぁーに、ちちくり、
あっと ろぉーかぁああー!
まーた、きよるぞー!
はよーうてぇー!! 』
銃神:『 ──むッ!?
これは失敬!! 』
どこからか聞こえる、
ガンゼル殿の声の、言う通り!
接近していた黒い少女たちを、
両手に持った、真紅の銃にて、
迎撃する・・・!!!
──ドォオオアゥウアアンンン・・・!!
──きゅぅぉぉおおおああおンンン・・・!!!
黒黒:『『 ベギァァアアアアアアー!!? 』』
萌神:『 ──ま、マジすげぇ……!!
ウチのハート魔法じゃ、
あいつら……、
マジで、壊れなかったんだぞっ!? 』
黒いアンマイ殿たちは、
ハラを弾丸に貫かれ、
ジタバタと、灰色の地面で、
暴れておる……!
……チ、
複製とはいえ、気分が悪いでござるわ。
黒いはずの床が白んでいるのは、
……某の髪が、
燃え続けているからである。
銃神:『 しかし……この、二丁拳銃……? 』
両手に持つ、ふたつの大型銃を見る。
……某は、いつの間に、
この、真紅の銃を、握っていた……?
以前の鳥居銃は、
腕の中に内蔵され、
手のひらから、
弾を撃ち出す仕様だったのだが──。
銃神:『 ──まるで、別物でござるぞ……!?
せっかく、アンマイ殿らに、
こしらえて、もろうたと いうに……。
これでは、まるで── 』
そう、これは、まるで──。
銃神:『 " ヘンシン "……? 』
異火:『 そうともよ! ひなわぁ!
なにせー、このっ、
がんぜるれいん の ちから、
くれてやったのだからのぉー! 』
──!? また、ガンゼル殿の声だ!!
ど、どこで、ござるか……?????
おらんけど。
キョロ、キョロキョロ──。
異火:『 あほー ひなわー!
ここじゃー!
みぎの おっぱい、みろー! 』
銃神:『 ──!?
胸板って言ってでござる!? 』
えっ、それって、
某、の──……?
萌神:『 をぃ、ヒナワ……。
オメーの右オッパイで、
マジ、いみふな球体が、
ぺちゃくちゃ喋ってんゾ……? 』
銃神:『 ──!? 』
異火:『 ここじゃー!!
ここー!! 』
銃神:『 ──……!?!?!?
ほっ・・・、、、
ホントに、球体では、
ござらんかああああ──っ!!! 』
我が右胸元に、しゃべる球体あり。
こ、この紋様……!
ガンゼル殿が被っておった、
割れた面の模様に、
そっくりじゃあ!!
銃神:『 が、ガンゼル殿ぉ──!?
なぜ、そのような、正円にッ!?
なぁーんで某のボディに、
取り込まれておるのでござるか!? 』
異火:『 あほー! ひなわ、てめー!!
おおあな ふさいで
やったんだろがー!!
いいから、うてー!! 』
銃神:『 ──おおっ!? 』
また、接近している、
黒の少女軍団……!!
む、驚きで油断していたのもあるが、
この、模倣隊ども……、
足音が、まるで、せぬ。
ここまで、気配を殺せるとは……、
おそろしい、技術なり。
だが────。
── ボ ッ !!
と、背後で、燃える気配。
ゆらぐ時に見える、
白い、我が、前髪──。
銃神:『 ──ここまで、遅くみえるか 』
──ドキュウオオオオオンンン・・・!!!
黒黒:『『『『『 Yyyyyyy 』』』』』
『『『『『 Gyuuuuu 』』』』』
ほう、これは。
萌神:『 ま、じ……なんで・・・、
銃声が、イッパツなのに……、
10人、ふっとぶんだ……!? 』
みごとに、クリーンヒットしたでござる。
この腕……。
赤い左と、白金の右。
──風のように、速く、うごく。
銃神:『 銃も、また、別格。
このような連射、
今までは、考えられぬ── 』
異火:『 ひなわ! はかま を みろ! 』
銃神:『 む……? 』
自らの袴を見ると、
長細い、装甲のような……、
四角い、刀の柄のようなモノが、
ビッシリと、ついておる。
異火:『 それは、まがじん じゃ! 』
銃神:『 まがじん……??? 』
異火:『 そうじゃ! つまり、
" はかまがじん " じゃ!! 』
銃神:『 よ、よう、わからんなぁ…… 』
異火:『 あほかぁ!!! 』
我が右胸元、
けたたましき。
シンプルな罵倒やめてでござる。
異火:『 つまり、だんそう じゃー! 』
銃神:『 "弾倉"……!
さいしょから、そー言って、
くれればよいのに……。
──というか!?
ガンゼル殿!!
弾は……"髪"なのでは!? 』
異火:『 うるせー!!
はやく うてー!!! 』
とっさに──と言うには、
実に、優雅に、
また、狙いを定める。
────コツは、つかんだ。
──ダルロロロロロロロロロロロ!!!!!
黒黒:『『 くぷぁあああああああ!!? 』』
異火:『 まるで ましんがん じゃのー! 』
銃神:『 ……!? 袴の、
弾倉が……!! 』
──チュゥウイイインンン・・・!!
──バシュ!!
──バシュ!!
ハカマの装甲の一部から、
真紅の銃の尻に目がけて、
"まがじん"、が、真上に、飛ぶ!!
──チュゥイアアン!! ヂャコっ・・!!
──チュゥイアアン!! ヂャコっ・・!!
──ジャジャ、キン・・・!!
銃神:『 自動で……装填、
されたでござるか!! 』
異火:『 ひなわぁ!!
" まがじん " は、
さんしゅるい あるぞー!! 』
──!!
本当で、ござる・・・!!
" ハカマガジン "には、
三種類の、弾倉装甲が、
ついているようじゃ……。
これは、いったい……?
……。
"はかまがじん"って、やっぱ、
恥ずかしいでござるな……///。
異火:『 わらわ を とりこんだ
ことで ひの ちからは
あたらしい ひなわ と
なったのだ!! 』
銃神:『 あたらしい ひなわ……? 』
異火:『 つまり!! いまの
ちからの つかいかた は
わらわ にも
わ か ら ん ぞ ー !!
うわはははははははーっ!!! 』
銃神:『 ──そんな自信満々に
笑い飛ばさないで、
ほしいでござるなぁァああ"ー!!? 』
胸元のポジション、
ぜったい、アドバイス役てきな、
場所でござるぞっ……!?
なぁーにを、"なんもわからぬ"宣言して、
大笑いしてるでござるか!
い、いや、そんなこと言ってる、
場合じゃないでござるっ!!
銃神:『 ──マジカ殿っ!!
周囲の毒を、風で吹き飛ばし、
呼吸を死守しているのは、
マジカ殿でござるな──!! 』
萌神:『 ──!! あ、あぁ……。
ウチがやらんと、
マジ、だれが やるんよ…… 』
……すごい、魔力でござる。
魔法の攻撃が効かぬ、と言っていたが。
このような……魔素の皆無の場所で、
周囲に風を拡散させながら、
魔法を撃てるだけ、凄まじい。
敵が、強力なの、も、
あるで、ござろうが──。
普通に魔素の溢れる空間で、
このように、風の魔力の放出を行わず、
魔法を、放っていれば──、
恐らくは、数十倍の威力の魔法を、
マジカ殿なら────。
銃神:『 ──世話をかけた。
今さらでござるが……、
怪我は、ないか? 』
萌神:『 お、ヲぃ……っっ!?/// 』
駆け寄り、自然に背に手を回し、
体の怪我など無いか、確かめる。
実に……無理を、させてしまった。
さっきまで、ぶっ倒れておったが、
それくらいは、わかる──。
萌神:『 こ、こらァ……!?///
ま、マジ、こんな時に、
密着、すんなァぁ……!!/// 』
銃神:『 しかし……このように、
薄着なのだ……。
破片ひとつで、マジカ殿の、
白き柔肌に、何かあれば── 』
萌神:『 や、やわっ・・・!?///
ま、マジ、バァーカっっ……!!!
ドテッパラに、おーアナ、
空いてたヤツに、
心配されるいわれ、
マジ、ねーっわ!!!/// 』
銃神:『 ──! ふ、ちがいない 』
萌神:『 い、いーから///
マジだいじょぶだから、
はなれろって……////// 』
やんわり、押しのけられてしまった。
む、というか……顔、あっか。
……。
風邪、ひかんか……?
マジカ殿、マジで、
防寒対策が必要でござるよ……?
──して、からに。
銃神:『 ──マジカ殿。
周囲の呼吸の確保。
……し続けるだけの魔力、
保てそうで、ござるか……? 』
萌神:『 そ、それがよ……さっきまで、
マジ、消費して……たぶん、
マジ、そろそろ────……、
──んおっ!?
────ヒナワ、うしろだっ!! 』
銃神:『 ──……! 』
──=三三三三 ♡ ●
▲
──どきゃぅううううんんん!!!♡♡♡
後ろを振り向くと、
少し、遠くからジャンプしてきた、
黒いマイスナ殿のシルエットを!
巨大なハートマークが撃ち抜く、
瞬間であった・・・!!
黒黒:『 ヌキョオオオ((♡))オオオオオ 』
銃神:『 ──お見事ッ!! 』
萌神:『 ぁ、ありっ……?
ま、マジ、なんで、いま……?//////
やっつけ、られたんだ……??? 』
銃神:『 ……? どうやら、
まだ少し、
イケそうで、ござるな……? 』
萌神:『 ま、マジ?
そ、そうみた……い???/// 』
さっすが、至高の魔法職でござるよ。
……?
マジカ殿……。
さっきより、なんか……、
背丈が、おっきく……??
異火:『 なーほど なー!
そのように まりょくを
ほじゅう できるのかー! 』
萌神:『 えっ? 』
異火:『 ぬしたち ふたりー!
もしか すると
わんちゃん はけん
ありえっぞー!
ぬわっはっはっはっはー!!! 』
銃神:『 ……????? 』
萌神:『 ?????/// 』
ガンゼル殿 (球体)が、
何やら、言っているで、ござるが……。
わからんのぅ。
──むぅ。
そろそろ、
おしゃべりにも、限界が、
きたようでござる。
黒黒:『『『 キリキリキリ…… 』』』
黒黒:『『『 クルクルクル…… 』』』
まだ、黒い少女たちは、大量に、いる。
……。
……取り、囲まれる。
物量で、くるつもりで、ござるな。
萌神:『 ……マジ、くそっ。
ヒナワ、話はマジあとだ 』
銃神:『 ……マジカ殿は、
周囲の毒を、押しのけることに、
注力くだされ 』
萌神:『 ……! マジ、
だいじょぶ、なのかよ……?
マジ補助で、攻撃くらいは── 』
銃神:『 マジカ殿っ♪ 』
にかりと、わらう。
銃神:『 殿方に甘えるのも、
良いものでござるよっ♪ 』
萌神:『 ……っ////// 』
少し、赤い、白。
萌神:『 ……っは///
さっきまで、アナ空いてたやつが、
マジ、なっにを、エラソーに……♪ 』
そうそう。
マジカ殿は、その、
へらずぐち、が、良いのでござるよ。
異火:『 ──きよるぞ。
ひなわ、まじか。
ひきしめよ。
あれは、よくも、わるくも、
" かみの なりかけ " じゃ 』
銃神:『 …… 』
萌神:『 …… 』
異火:『 ──たたきつぶしつつ、
あらたなる
ちからに なれるのじゃ!! 』
銃神:『 承 知 !! 』
萌神:『 マジ、あぃよお!! 』
黒黒:『『『『『
GYavA,gyaAAAAAAAAAAA!!!
』』』』』
マジカ殿が、
大きな、ピンク色の杖を、
剣のように、振り抜く。
某は──、
"第一のマガジン"をセットされた、
ふたつの鳥居銃を、
黒へと、向けた。
来年もよろしくです(●´ω`●).*・゜
よーおとしを!(*´︶`*)♪♪♪










