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ぶらっくあんまい さーしーえー

たまには連投もええじゃろ(*´ω`*).*・゜

ハイケイクローっ。






 理屈ではない。


 それらは、あぶない。


 かんじ、とれ。









 しょうじょの、からだに。


 ついの、ふたりに。


 かみが、のびる。





 ぐぐぐ、と、のびる。




 ほとんど、いっしょの、それは、


 すこしだけ、かみが、ちがった。






 そして、みる。



 みたのだ。



 こちら、を────









挿絵(By みてみん)









 ────まずいことに、なった。









 最初に、勇気ある初撃をカマしたのは、

 ヒナワだった。


 五月雨(さみだれ)の弾丸は、

 空中に波紋のように出現した、

 歯車の輪に、吸い込まれる。





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    きゅおぅぅぅんん──





「な……!?」




 狼狽(ろうばい)する若も、(いた)(かた)()し。


 (なみ)の魔物ならば、

 即座(そくざ)粉砕(ふんさい)されるであろう、

 数百の弾幕(だんまく)は、

 まるで意味を()さないのである。


 そればかりか──。



 ──ギィィいいんん、じゃらら──。





『 ひなわ! ──よけよ! 』

「──!! くっ・・・!?」





 バババババババババ──・・・!!!




 黒い、無数の歯車(はぐるま)()に、

 吸い込まれた弾丸は。


 同じく、空中に出現した、

 無数の(くさり)()より、

 ()()される。


 ヒナワは、戦慄(せんりつ)する。



( あのように……(なめ)らかに、

  亜空間(あくうかん)入口(いりぐち)を、

  それも、複数、展開できるので、

  ござるか……!!

  (それがし)(たま)の雨、

  まるで、池に()く、砂利(じゃり)(ごと)し……!!

  それに、その威力(いりょく)を、全く殺さず、

  別の方向に、排出(はいしゅつ)するとは──……!! )




『 ──ひなわ! つぎは、うしろぞ!! 』

「──……ッ!!」



 ガンゼルレインの、(おさな)い声に反射し、

 ヒラリと(ひるがえ)るヒナワの後ろ、

 先ほどまでに居た場所に、

 黒き(くさり)の輪が(あらわ)れ、

 残る弾丸を、吐き出すのだった。



 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュんん……!!




『 ひなわー! ゆだん、するなーっ!! 』


「ガンゼル殿(どの)……!! かたじけないっ!!」


『 つねに、うごけーっ!

  ぜろきょりで、やられると、

  かなわん、ぞーっ! 』


「……ッ!」




 まったく、その通りである。

 いきなり、(よこ)っパラなどに、

 銃弾を(はな)つ穴など、

 出されてみろ──。




「……冗談では、ござらんなっっ」




 ヒナワが一度、引き、

 次に()りかかるのは、

 オシハと、ヒキハ、

 姉妹の剣士である──……!!




「 ────らぁぁぁぁああああッッ──!!!」

「 ──なんて、悪趣味(あくしゅみ)な……!!

  おわらせますわっっっ!!!」




 巨乳乙女たちに()()かれたとは、

 思えないほどの、

 巨大な質量の大剣たちは!


 しかし──その途中にて、

 回転する何かに、受け止められる。




 ──ぎゅぅういいいいいいんんん!!!

 ──ぎゃりりりりりりりりりりり!!!




「──、っ、うおわっ──……!?」

「く、くさり……ッッ──!?」




 ふたつの、くろい歯車(はぐるま)が、

 (はな)れて、(ちゅう)に浮いている。


 その(あいだ)を、黒い、(くさり)()が、

 チェーンソーのように、

 恐ろしい速さで、回転していた。


 剣からは、花のように、火花が散り、

 斬りかかった姉妹は、

 吹っ飛ばされる──。



「ちくしょうっ……!」

「くっ……!」



 危なげなく、着地し、

 しかし姉妹は、(あらた)めて、

 "回転"という運動の恐ろしさを、

 肌で、感じていた。



( チッ……カッタい、わねぇ……ッッ!!

  (くさり)もヤバ()ぎだけど、

  私たちの腕力(わんりょく)を、

  浮いたまま(ささ)える、

  あの歯車(ギア)の固定能力も、

  ヤバいじゃないのよぉ……ッ! )


( あの、加速する(チェーン)は、

  防御だけでなく……、

  ()れただけで、

  骨まで断ち切られてしまう……!!

  ああ、しかも、回転する歯車(ギア)と、

  かっちり()み合った(くさり)……!!

  ぁ、相性が、、、良すぎますわッッ……!!! )




 黒い、アンティとマイスナの模倣体(もほうたい)は、

 じっ、、、と、こちらを見ている。


 その姿は、真っ黒なインクを被ったような、

 しかし、ヨロイは無く、裸のようであった。


 目は、異様な圧力を放っているが、

 それ以外は、服など身に付けておらず、

 (こま)やかな(ハダ)のヒダまで、

 再現されている。



 クマが、そこに疑問を(いだ)く。





「なんで、()(ぱだか)なんだ」


「はっ……何よ、エッチねぇ……!!」




 オシハが、()み付くように言うが、

 もちろん、本心ではない。


 ベアも、オシハも、

 冷や汗を()き出しながら、

 まっくろの、ふたりの少女を、

 (にら)みつけている。




「完全には……再現できて、ねンだ」


「その、ようね……」




 だが、それでも、このふたりは。



 今までで、いちばん、



 身の毛が、よだつ──・・・!!!





「……っ!! くるぞ!!!

 (うで)を、あげやがる!!」




 クマが(さけ)び、


 黒いアンティと、黒いマイスナは、

 その通りに、片手ずつを、あげた。




 その瞬間、


 地面から、(くさり)が、


 触手(しょくしゅ)のように、わいた。






「  やり、だ  」






 クマが、(つぶや)いて、


 その通りであった。




 ()れた、イモ虫(ワーム)のような黒い鎖は、

 それぞれに、(やいば)の頭が、

 付いていたのである。



 その、渦巻(うずま)くチェーンは、


 バッ、と、伸び。




 それは、(ランス)のように、


 皆を、(おそ)った。


 その(かず)、ざっと、300である。




 ひとり当たり、


 50の、次々にくる刺突(しとつ)(かわ)しつつ、





( ひさしぶりに、泣きたい……っ )





 と、オシハは思った。


 生き物のような、(くさり)(やり)たちは、

 もし、これがミスリル銀と同じ硬さならば、

 つまり、"勇者の剣"を頭に付けたヘビに、

 集団で襲われ続けているような状況である。


 しかも、そのスピードが、やばい。

 加速は、もはや、矢のようである・・・!!



 ギュゥウオオオオオンンン──!!!

 じゃらじゃらじゃら、──どひゅんッッっ!!!





「 ガオオオオオオオオオオオオオ!!!?? 」


「 マジうわあああああああんんん!!!??

  マジっ、サイアクじゃねっかあああああ!!! 」





 ゴウガは、ものっそい大ジャンプで、

 鎖の包囲網(ほういもう)を抜け出し。


 マジカは、飛行魔法を細かく使い、

 すんでのところで、黒い(やり)猛攻(もうこう)を、

 ジグザグに、さばいている。




「これは……いくら、反射型(カウンタータイプ)のボクでも、

 (から)め取られたら、

 チェーンで()め殺されて、

 いっかんの終わり、かな──……?」




 浮遊する、ゴーレム・アームを(あやつ)るユユユも、

 冷静に、しかし、

 確かな恐怖を感じながら、

 後ろ向きにステップするように、

 攻撃を回避し続ける。


 ベアは、バーグベアよろしく、

 回転しながらスネーク状の鎖から、

 逃げおおせていたが──。



 ──ゴロゴロゴロ!!!

 ──ズドドドドドドド──……!!!!!




「 ──く、くそおおおおお!!!

  目が、まわらあああああ!!! 」




 回転で逃げ切るのは、

 限界だと判断し、

 ベアは、師父から受け継いだ、

 自慢のヨロイを、展開する。




「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」




 ──キンギンギンギンギンガンガンッッ・・・!!!

 ──チュイン・チュイン・チュイン・・・!!!




 (うで)をクロスし、

 完全な防御態勢をとる、

 ベアマックス・ライオルトのヨロイの、

 表面を、鎖の槍(チェーン・ランス)は、

 黒い残像を(えが)きながら、

 流れていく──。




「──ベア殿(どの)っっ──!!!」


「──で、でーじょーぶだ!!!」




 無数の弾丸のような(やり)の猛攻が終わり、

 ベアのヨロイとはいうと──、

 まだ、破られてはいない。


 細かなキズはついたようだが、

 その無敵のヨロイは、

 しっかりとクマの体を守っており、

 なんと、そのキズは、

 自動で修復されているようにも見える。




「さすが!! 特別なヨロイでござるな!!」


「バッッカやろう!!!

 おれのことなんか気にしてねェで、

 まっくろ(じょう)ちゃんたちから、

 目え、はなすなあッッ!!!」




 じりり……、と、距離をあけて、

 黒い、少女たちを、

 警戒する、"至高"────。



 その、黒い少女たちが、


 次は、両手を、かざす──。






 ぎゅぅおおおおおんんん──。





 地面に、黒い穴が、あいた。




 けっこう、デカい。



 ななつ、だ。





 ──きゅうううううううううう、


 ──いいいいいいいいいんんん。


 ──どどど、どどどどどどどど──……。






 何かが、せりあがる。


 小さな……"(とう)"の、ようだが。





 その、まっくろの、


 エントツのような、塔は。





 お辞儀(じぎ)をするように、


 ガチャん・・・、と、まがった。






『────銃座(じゅうざ):です……☼

 ────計:七基……☼

 ────銃身:約:7メルトルテ……☼』





 クラウンが、分析する。





「おい、ポニテ。

 あれ、銃だってよ。

 おまえの仲間だろ……。

 なんとかしろよ」


「冗談じゃないでござるよ。

 あんな銭湯の煙突みたいなの、

 ぜったいにトモダチには、

 なれないでござる」


『 まずいぞー、ひなわー。

  あれ、れんしゃしき じゃー! 』






 

 ──ゥゥウウウイィィィィイインンン──……!!!






「ぁーあ、マジ、帰りてぇー」






 巨大な、機械仕掛けのガトリングたちが、


 家族パーティーを、おっぱじめた。






いつも誤字報告くれたり

ドット絵つくったり

コメントくれる方、あざんますます.*・゜

かばも人間(カバ)なので、

見つけては、

にやにやしちょります(笑)

(*´艸`*).*・゜

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 自信のコピー相手にどこまで苦しめられるのか? 後付けの力は無くとも素のスキル能力でも結構ヤバいかもね。 やる気なら、本人達もコピーと同じ事はできるよね。 [一言] 考えてみれば、ただの…
[良い点] 連投、にょきっとです。 [気になる点] こちらを敵と認識している? ……バグ認定されているから? [一言] ぶらっくアンマイが裸なのは黄金龍と羽鯨を模倣できなかったから。あと先輩と先生の…
2021/11/25 18:13 退会済み
管理
[気になる点] 炎と雷を直接使わないのはコピー失敗ですかね。 [一言] 複製体がボスというのはお約束といえばお約束ですけど……もう少し数増やしたほうが(読者的に)楽しくありませんか?
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