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ネタバレ解禁 さーしーえー

Wii U 買いました。

決してグラビア水着のためでは

ありません……。♪~(´ε` ;)


※エルムンドさんの名前、修正しました(^_^;)

ごめぬよ、エルムンドさん……っ!

(இωஇ`。)





当然:「ふぅ……疲れたわぃ」



 ──トスン……。


 トウゼンローは、

 未知の現象を終え、

 大聖堂の床に、腰を下ろす。



当然:「ワシも、歳を取った」

封火:「父上……」



 何かを(たく)した怪異が、

 消え去った空間を、

 アンティとマイスナは、

 まだ、見つめている──。



金銀:「「   ── 」」



 キイン、ピシ、ガキ──。

 ガギン、パキ、パキ──。



 なされたのは、対話であった。

 『心』が大切にされた、

 すべてを賭けた、『引き継ぎ』。


 だが、それでも何故か、

 ふたりの生体外殻(せいたいがいかく)は、

 装甲(そうこう)硬化(こうか)現象(げんしょう)が起こり、

 いくつかの、追加武装パーツが、

 転送されていた。


 アンティの(うで)(まわ)りは、

 銃火器補助用のウェポン・ラックが、

 マウントされていたし、


 マイスナに(いた)っては、

 花弁(かべん)のような、しかし鋭利(えいり)な、

 ミスリルの銀の(やいば)が、

 全身を(おお)っていた。



陽神:『────キモ:が……☼』


金銀:「「 ……──! 」」



 (めずら)しく、

 太陽が、苦言(くげん)()べる──。



陽神:『────(きも)が:冷えます☼

    ────お二人共:より一層(いっそう)の:

    ────ご用心を推奨(すいしょう)します☼

    ────あなた達は:

    ────たまに:そういう時が:

    ────ありますから……☼』


金娘:「……キモい、って言われたのかと、

    思って、超・ビビったわ……」

銀娘:「悪いヤツでは、ありませんでした。

    ローザ、全身の武装を解除して」


月神:〘------今回は……;

    ------クラウンに乗っかるわ-☪︎

    ------何故;行動を停止したの……☪︎

    ------はぁー;まったくぅ……-☪︎

    ------早くに" 彼 "だと;

    ------分かってたのかも;

    ------しれないけれど……☪︎

    ------あんなヤバそうな奴に;

    ------接近されてるのに;

    ------ボーッとしてるのは;

    ------おやめなさいな……!☪︎〙


金銀:「「 ……、! え、えぇー……っ 」」



 フツーに怒られたので、

 なんで、私たちが、と、

 たじろぐアンマイ。


 それとは別に、

 他のメンツたちは、

 (あざ)やかに変化をとげる、

 ふたりの生体(せいたい)ヨロイに、

 目を(うば)われていた。


挿絵(By みてみん)


 バキ、キ……。

 ギチ、チ……。



熊神:「……まるで、生きているみてぇだな」



 普段は、タイツのようなアンティの脚は、

 先ほどまでは、

 屈強(くっきょう)な戦士に見まごうような、

 丸太のような装甲に、(ふく)れがっていた。


 マイスナの、勇者の剣と同等の硬度の花が、

 時を巻き戻したかのように、

 全身に(つぼみ)を閉じていく。



熊神:「最後にドラゴンの(よろい)に、

    食われたのは……エルムンドって男だ」


金銀:「「 ……っ! 」」



 なぜ、そんなことを話し出したのか、

 ベアにも、よく分からない。



熊神:「親父(オヤジ)がよ……。

    チビクマの頃、

    よく、話してくれたゼ……。

    龍のソウルシフトに食われるなんて、

    バカヤローのすることだって、

    思われがちだが……。

    大切なモンを守るために、

    エルムンドは、

    ドラゴンの鎧を着続(きつづ)けたんだ」


金銀:「「……、……」」


熊神:「……フ、誰も、

    本当にあったのかは、()からねェ。

    昔の、与太話(よたばなし)さ……だがよ。

    オレは、この親父の昔話が、

    けっこう、好きだったのさ」



 ──ギシ、シ……。


 でっかい、ヨロイのクマ。

 背もたれに座られた大聖堂の長椅子は、

 そこに(すわ)んなよ、と、

 文句を言いたげな音を出したが、

 壊れは、しない。



熊神:「は……。おまえらは、

    そんな、スゲェヨロイを着て、

    平然としてやがる──!」


金娘:「こ……」

銀娘:「これは……──」


熊神:「なにを、"守る"のかねェ?

    ──おまぃらは」



 ポカン、と口を開ける、アンマイ。



熊神:「そんな、すげぇヨロイを着て、

    いったい、な──?」




 脈絡(みゃくらく)など、なかった。

 話は突然、湧き上がり、

 それが、ふわふわした光を放つ、

 神秘の大聖堂のステンドグラスによって、

 まかり──(とお)っていく。


 ひかりは、やわらかく、


 うつくしく、


 それで──。





銀娘:「……、──」

金娘:「──……。

    なにを……、大袈裟な……──」

銀娘:「……! アンティ……」



 少し、(ほう)けたように、

 アンティが、答える。



金娘:「──私たちは、レター・ライダー。

    何かを、誰かに届ける……。

    ただ……それだけ──」

銀娘:「──、そう、です。そうだよ。

    私たちの仕事は、ただ、それだけ。

    大したことじゃない、全然──」





白童:「 ──" 世界の更新者 " なのに? 」





 この、ユユユ・ミラーエイドのセリフは、


 アンティとマイスナの思考を、


 数十秒間、停止させた。




金娘:「  ……、 …… …、 」

銀娘:「 ……、 ……、、、 」




 その間、まわりのみんなは、

 ふたりを見ていた。



姉乳:「 ──"間違った言葉"を、

     なおさなかったら、

     どうなるの? 」



 オシハの問いかけが、

 追い打ちとなった。


 アンティとマイスナは、

 何かを誤魔化そうとしたが、

 とうとう、言葉が出ない。


 その、ふたりの言葉を、

 皆は、じっと、待つ。



 アンティは、初めて。

 このように、困った。



 そして、金色の装甲に包まれた手で、

 仮面の、目が(のぞ)く穴を(おお)って、

 言った。



金娘:「わからない……」



 アンティは、少しだけ、

 (せき)を切ったように、

 話した。



金娘:「

     七人の神さまが、

     言葉で、世界を作った。

     言葉は、この世界で、

     大きな意味を持つ。


     でも、急いだ神様は、

     七種類の言葉で、

     むりやり、七つに分けた。


     " 翻訳 "は、どこかが、

     間違っている──……

                」



 顔を両手で覆ったアンティは、

 まるで、取り憑かれたように喋り、

 それを、みんなは静かに聞いた。



銃侍:「……"言語崩壊"というのは、

    本当にあったのでござるか?」



 それを聞いた、

 箱庭の神々たちも、

 そろそろ、潮時かな、と、

 覚悟を決めた。





 

(((;゜Д゜))).*・゜

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― 新着の感想 ―
[一言] あれ?最後にドラゴンの鎧に食われたのって300年か400年前の汗っかきのエルムンドでは?
[一言] 言語崩壊はわりと初期からある謎なんだよなぁ。 かばさんの言葉遊び的なスキル(プライスくんとかその他いっぱい)ってすべてこの言語崩壊に由来してる感じで。 ヒューガ健在のときは時間が時間箱なし…
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