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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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二章 十五話 隠し部屋

二章 十五話目です。

大変お待たせして申し訳ありません。

それでは今話もよろしくお願いいたします。

リアフィル・トンネルを抜けファーネリア王国に入国したエリックは、トンネル出口でエリックの護衛をする為に待機していたファーネリア騎士団と合流し翌日の昼過ぎにファーネリア王国の王都に到着。そのままバーディがいるアルセント城へと入城した。

ここまで来る道中でファーネリア騎士団団長クライブに、バーディの思惑を確認したエリックだったが、自身が納得できるだけの理由を聞きだすことは出来なかった。


(やはり私自ら本人に確認するしかないか・・・)


城仕えのメイドに促され城内を歩く。

数分後。バーディの待つ部屋へと案内されたエリックは、バーディと久しぶりの対面を果たす。


「お久しぶりです、バーディ国王。二年振りですね、お元気そうで何よりです」


「ファーネリア王国へようこそエリック国王。この度は突然の招待に答えて応えて頂き、感謝しておる」


バーディが差し出してきた手をエリックは握り返して挨拶を交わす。数分後、しっかりと握りあった手を互いにゆっくりと放すと、エリックは早速自身の抱く疑問をバーディに向け聞いてみることにした。


「それでバーディ国王・・・この度の突然の王・・・ご招待の理由をお聞きしたいのですが」


王の集い(アトラミス)と言いかけた言葉を飲み込んでエリックはバーディに問う。


「それはこの場では話すことはできん。なので少し場所を移そうと思うがよいかな?」


「場所を移す?これから何処かに向かうのですか?」


エリックの言葉にバーディはゆっくりと首を横に振ると、部屋にあった本棚の本を一冊抜き取る。

すると部屋の床の一角が沈み込み地下へと続く階段が姿を現した。

驚いているエリックを連れてバーディは階段を降りていく。


階段を下りきった先には大きな部屋があった。

壁には綺麗な装飾が輝き、大きなテーブルが一つと椅子が幾つか備え付けられている。


「バーディ国王、アルセント城にこのような部屋があったのですね・・・」


「この場所はアルセント城の中でも極秘裏に造られた隠し部屋だ。この部屋の存在を知っているのは私とごく一部の人物のみ、この場所なら今からする会話や情報が外部に漏れだす危険性はほぼないだろう」


「だからこの部屋でなら盗聴などを気にすることなく、じっくりと話ができる・・・そういうことですか?」


エリックの言葉にバーディ深々と頷く。その瞳には何処か覚悟のようなものが見て取れた。







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