第十四話表編・『学校』
病院からようやく退院出来ると聞いて、身支度の準備……まぁ、ほとんど何も無かったし義妹が色々としてくれたから殆ど荷物無いけど……
でも……
「お母様は手が離せないけど……早くするて言ってた」
「何か……大変なんだね……」
「まぁ、表に出ない仕事みたいな感じだからね……」
「なるほど……」
「しんどいと思うけど……明日学校だからね。と言っても入院していた期間は休みだったから大丈夫?」
「あれ、そこまで……?」
「お母様がそうするようにしただけよ?」
怖……えっ、星月さん、そこまで考えてたの?。怖い……流石言えない仕事してるだけ……
取り敢えずは退院して家に向かっていたけど、家が思いのほか大きく……どうも、星月さんのお父さんが用意したらしいけど……何者?
で、必要書類もほぼ終わらせていて持っていくものだけ残ってる……準備が良すぎる……それに……
「星月さんのお父さんが?」
「まぁ、身元保証人になってくれたから……良いらしいし、何かあればどうにもなると言ってるから」
なるのね……
で、取り敢えずは書きつつその日は終わった。まぁ、問題無く終わったと思うけど……嫌な予感しないけど……
次の日になると、義妹が星月さんの名前で俺と同じく転校する事に。一応……義妹は星月さんの名前で擬態する感じになってるみたいだから不思議では無いけど……
ただ、この異能力特化のクラスはどういう事?。いや、別に良いけど……ただ……
「お母様が普通にしようとしたけど……私、ほら……強いしどうしても特化クラスになってしまうから。守るとなったら……来てもらうしか……」
「まぁ、そこは……て、何かある訳でもないの?」
「普通クラスでも異能力持ちは居るから。巻き込まれないようにする感じだけど……」
職員室で説明を受けたけど……無能力者だからという理由じゃなくて、普通に普通のクラスになっていたから……無理と言うよりかはキツイ感じになるみたい
まぁ、異能力無い俺がどうこう言える訳ないけど……んで、この学校、異能力特化のクラスは2クラスあって、その1つが特化と言うよりもかなり強い部類で比較的マトモで、もう1つが問題児か扱いにくいクラスがあるみたい
で、義妹はその比較的まともの方にクラス分けされていて連れていかれるまでは見届けた。目論見は潰えたと言いたげな目で……
で、俺は少し考えて……やっぱりと言うよりかは……
「先生。やっぱり異能力特価のクラスでお願いします」
「辞めておけ。一応聞くが……どうしてだ?」
「……考えたんです。お姉ちゃんは異能力持ちで俺を守ってくれた。今の俺を引き取ってくれた人もそう。自分でなにか出来ないか……と、考えたら……やっぱり、異能力の事を知って自分で出来る事を増やしていきたいと思いました」
「それは普通のクラスでも出来るぞ?」
「考えたんですって……それは一般的な対処法。俺がみたいなのは色んな異能力を見てどう対応出来るかです。想定外の対応なら……一般的な意味は無いです。あの……街が崩壊した時に先生はその一般的な方法で出来ると思いますか?」
「……悪かったな。ただ、彼奴は星月と名乗ってる以上はお前とは一緒にさせられない。名前が理由じゃないが……本物を見てる俺が言える。お前の考えではマトモに知る事も出来ないだろうから……悪いけど素行がそこそこ悪いクラスになるが良いか?」
「構いません」
まぁ、分かっていて聞いたんだろうなと思った……取り敢えずはその教室に向かう事になった。と言うよりか……何気に4月辺だからまだ新入生扱い……転校生なのに……
まぁ、時期が時期だから仕方が無いとは思うけど……で、結構離れる……てか……
「先生……クラスの場所別々なんですね……」
「まぁな。1クラスに校舎含めたから一番広いのを二つだからな。それぞれ別でこっちは悪く言えば問題児ばかりだからいくら暴れても大丈夫な様に向こうとは別で頑丈に作られてる
一応学食もこっちにあり、普通に食べれる。まぁ、1クラスだから少ないけど……この校舎全体が寮になってるから設備は充実してる
まぁ、目的が異能力を制御するのと、スポーツとして使う為に学ぶからな」
「なるほど……」
「まぁ、お前が無能力者でここで成績を出せばひょっとしたらな。まぁ、そこは今後のお前次第だしな。と、俺はクラスの方行くがここがお前の部屋になるな
一応、明日クラスに入る。今日はまぁ、準備の時間だしな。その格好と荷物あるだろ?」
「有難いですけど……良いのですか?」
「どうせ今日は午前で終わるしな。この3日間は説明とか諸々だし、明日から普通な感じ
異能力特化のクラスとなると色々と説明と設備諸々の使い方とかで結構時間を食うからな。授業で説明……という訳にも行かないし、お前みたいに荷物をまだ何もしてないやつも居るから
それに、ここだけの話、時間割とか時間の配分は俺が好きにしていいと言って貰ってるからな。基本的には時間通りだが少しは融通効くし、普通の授業と異能力関係は別だしな
そういう意味ではこのクラスは場合はルーズだからな。そこは安心してくれ。ただ、あっちは普通に授業してるがな……こればっかりは俺の気分次第だからな」
そんなんで良いのか……まぁ、大丈夫なら大丈夫だとは思うけど……少し不安が残るな
「じゃ、まぁ、ゆっくりしておけよ」
そう言って先生は出ていった。荷物は既に届けられてると言うよりかは……全て真新しい……
その上に手紙が置かれたいて、星月さんのお父さんからの手紙で……
どうやら星月さんに頼まれて必要な物を送ってくれたみたい……まぁ、手際がいい様な……と言うよりかは初めからこっちに来る事を想定してるから……知ってるんだろうなと
取り敢えずは荷解きしようかなとした時にチャイムが鳴る。と言うよりか……今、授業中だよな?
何でだ?
「誰ですか?」
この家が部屋というよりかは家みたいだからチャイム有るのも珍しい気がするけど……
ただ、ドアスコープあるのも……何かなぁと思うけど……便利だけど
覗いたら少女が立っていた。何というか綺麗系の清楚みたいな人で……扉を開けると
「貴方が転校生ですか?」
「……えーと、授業では?」
「気になったから抜け出してきた。やっぱり……うん。面白いですね。これなら大丈夫そうですね」
何の話……と言うよりか何だろ……不思議な感じがするのは気のせいかな?
「僕。君の敵になります」
……
…………
………………は?
この少女は何を言ってるんだ……?
「意味分からんし……訳分からんけど?」
「まぁまぁ。それは何れ分かりますよ……と、付き合ってください。抜け出したけど……言ってないですし、外に出たいから、行きましょ」
そう言って腕を引っ張られる。何故だか分からないけど……連れ出される……
そのまま彼女の後ろに着いていくけど……流石に意味が分からないから振り払うと彼女は笑みを浮かべるだけで俺を見て
「……まぁ、そうですよね。でも、安心して……無闇矢鱈にするつもりないですから
今回はただ案内したいだけです。それに……」
歩いてくる音が聞こえてその方向を見ると刀を持った少女が寝そうに欠伸をしながら歩いてきて
「千景ぇー。急に消えて皆ビックリしてるよぉ……」
間延びした感じでそう言うけど俺を見ると
「初めましてぇ……宵闇綾葉よぉ……千景の友達ぃ」
そう言って何故か千景に並んで
「そうですか?。別にいつもの事ですよね?」
「千景ぇ……今日まで入学説明会ぃ。私は普通でも他の皆は違うよぉ?
と、まぁ、楽しそうな事してるし付き合うよぉ?」
「ちょっと待って!?。別にそれは何時でもいいから早く戻ってた方が良いのでは?」
2人は俺を見ると少しして
「忘れたのですか?。このクラスは問題児クラスです。多少の事は……」
「良くないだろ!」
2人は沈黙していた




