第十二話裏編・『演技』
警察に引き渡して、エッジナイフを見てから鏡彌から持たされていた携帯を手に電話を掛けた
「終雫。会って話しがしたい。勿論2人きりで。異能力として私の話がね」
そのまま電話切って、エッジナイフに黒い霧を纏わせて返してから向かった
欠伸をしながらメールで来ていた場所で待ってると
「……やっと来た。待ちくたびれたよ……終雫」
「貴女から連絡来るとは思わなかった……何で番号知ってる?」
「秘密。ほら、私は『闇』と『夜』の自然系変幻異能力で、持ち主の彼女をやってる秘密の多い女だから」
「巫山戯てる?」
「大真面目……本当なら持ち主に話をした上で星月……私の義妹に伝えても良かったけど……神華が君が管轄する銀行を襲ってた
資金繰り考えたけどさ……金庫を見た時に資料の一部がゴッソリと無くなってる。多分顧客リストかな?」
「それは偽物よ。で、その話の為に?」
「知ってるよ。確認してるから……問題は何で襲ったかだけど……数年前の粛清が関係してるとしたら?。貴女が相応しくないから失脚させなるとか?
じゃ、ここからは本題。裏切り者居るよ」
それだけ言うと彼女は目を見開いていたが
「分かってる。あの銀行はダミーだから。そこまで心配するの?」
「なら問題無いか。でも……私は全てを見てる。夜は私の視界そのもの。闇の子も見てる
だから誰が何しようと全てを知ってる。それを踏まえて忠告する。私は鏡彌と妹達の味方。敵に回すのなら……容赦しない」
「……分かってる。脅されなくても」
「なら良いよ。話はそれだけ。だけど……何でダミーを?……いや、話さなくていいや。そろそろ味方になってくれそうだから、その子に聞く
それじゃあね」
空を見上げてから手を振って私は帰っていく
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最古と呼ばれる異能力。この世界は偶発的に生まれた訳じゃない。昔から人々の感情や恐怖が異能力として宿った
空に最も近い場所に来ていた。寝転がってると少し透けた少女が立っていて
「夜の異能力……闇も……」
「必要だったから。それにしても……やっぱり?」
「気が変わった」
水、夜……そして光の最古の異能力。強すぎて自我が強く支配する異能力。彼女はその中でも温和過ぎて優しすぎる。彼女はそんな異能力そのものであり誰の異能力にもなってない異能力
起き上がり欠伸をしながら彼女の前に立って
「じゃ!」
「私もそろそろだと思ったし……世界は人間に堕ちてる。私も疲れたし……私は何も出来ない。だから、貴女が羨ましいし、羨ましくもない
でも、人間が居なければ私達は生まれない。潮時出し、君が信用するのなら私は君に託す。君は私みたいなものだし
こんなにも壊れた世界を見続けて期待も何もかも無くなったから君に任せる。それで良い?」
適当だな……まぁ、彼女らしいけど……彼女の手に触れると彼女はゆっくりと消えて私に纏わり消えていった
背伸びをして空を見上げてから私は少しだけ笑みを浮かべそのまま鏡彌の元へと戻った
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久々に遊んだ気がする。ずっと戦いばかりで久しく忘れていた気がする。それに気が付いたら黒霧も戻ってきていて、それとなく聞いてみたら特に無いと言われたから気にしない事にした
だから携帯にメール来たのを見て目を見開いてから閉じてそのまま二人と遊んだ
その日の夜に私は指定された場所へと向かった。何も無いと思いたいけど……
「来たか……神華星月。初めまして」
「……私の番号何処で?」
「それを知りたければ……私の依頼に答えてもらう」
「断る。お前を倒せば済む話」
構えようとしたら目の前の人物のスマホに……友達の弟が映し出されていた
「彼は大切なんだろ?。でしたら……聞いてもらいましょう」
「……手を出したら殺す」
「だから聞けば手を出さないですよ。私は君に対して依頼をしたいのです」
「何が目的?」
「世界を確変すること。その為に……異能力になりうる現象を集める事。その第一に君の異能力が必要になる。大人しく従うのでしたら……君の大切な物に手を出さない」
「……分かった。何して欲しい?」
「理解が早くて助かります。それでは……貴女には永遠に消えない炎をお願いしたいです。分かりますよね?」
「……えぇ」
「それでは。良い報告期待してます」
そう言って帰っていく。それを見届けてから周囲に炎を放ってから電話を掛けてから向かった
欠伸をしながら朝帰りをした。流石に眠たいから寝ようとしたら目の前に人が。私はそれを見て
「神華星月さんですか?」
「そう」
「異能力犯罪としてご同行お願いしますか?」
「……どういうつもり?」
「犯罪はしないと思っていたけど……星月。何でかしら?。私は少し期待していたけど?」
絶夏叔母さんが来た。流石に抵抗は無理だから手を挙げると大人しく手錠をかけられる
「黙秘だけさせて欲しい。話すつもりは無い」
そのまま連れられて歩いた。視界の先には華奏と鏡彌が居て視線を合わせずに私は大人しく従った
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ニュースを見て飛び出すと星月が連れられて行くの見た。間違いとは思いたかったが……
「永遠に灯す炎を盗んだだけで捕まるのか?」
私は頷いた。可能性としての話は聞いていたけど……本当とは思わなかった……
「異能力になりうる可能性のある現象は各地で目撃され保存又は保管される。その永遠に灯す炎もその一つ……ただ、盗む事はほぼ不可能で、可能なのが……」
「星月てか?」
「……」
私は頷いた。だからそれが盗まれない限りは星月が安全と保証されていて、逆に無くなれば疑われるか探すかだけど……
監視カメラの映像で星月自身が盗んだのが映っていたことが決定打に……ただ、何でそんなことしたのか分からない
だから違和感を覚えた。私は携帯で電話を掛けた
「電話してきたと思えば……」
机を叩いて
「星月がそんなことする筈がない!。何で!?」
「事実だ。口は割らなかったが……目的はあるみたい。君が聞いてみるか?」
私は頷くとそのまま星月と面会が出来た。すんなり過ぎて……疑うけど……そんな事はどうでも良い
「どうして?」
星月は私を見てから
「華奏はさ、大切な物を守る為なら何でもする?」
突然そんな事言われた。ただ、星月がそんな事を言うには理由があるのは分かる
「……分からないけど、守る為なら何でもする選択はする。それは星月も入ってる」
「良かった……それを聞けて良かった。私が盗んだ炎は……届けて貰ってるから間に合わない。だけど……後悔はしてない」
それだけ言うと黙ってしまった。多分これ以上は言わない……だから発言から考えると……届けるの意味が……
「なぁ、星月の使い魔は?」
……まさか!。星月を見ると少しだけ笑みを浮かべていて、既に負けてる。そう言いたげな表情をしていた




