『逢魔X』Webサイトに記載された当時の詳細状況(webアーカイブ)
【当日の状況と経緯(詳細版)】
2月11日21時頃、『逢魔X』のスタッフ計5人で現場での撮影を開始いたしました。
今回の企画は、視聴者様から「すみれが丘マンションの七不思議(注意事項)を解明して欲しい」との情報提供・ご依頼を受けて実施されたものです。
以下に、依頼主様の許可を得た上でご相談内容のメールをそのまま公開いたします。
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【ご依頼メール内容】
はじめまして、いつも『逢魔Xチャンネル』を視聴しています。
今回は『逢魔X』探検隊の皆さまに、私が昔住んでいた「すみれが丘マンション」の七不思議について調べて頂きたくご連絡いたしました。
『すみれが丘マンション』は栃木県足利市の外れに建っており、かつてはニュータウンと持て囃されていましたが、今では限界マンションと呼ばれているようです。
20年ほど前、私が高校生の頃にこのマンションに住んでいたのですが、今考えるとどうしても不気味で記憶に引っかかっていることがあります。
それは毎月回ってくるマンション住民のための回覧板です。
一見すれば普通の回覧板で、ゴミ出しのルールや住民のお祭り、修繕工事の日程などが書かれていました。
けれど、一番最後にいつも同じ内容の黄色い紙が一枚挟まれていたのです。それが「すみれが丘マンションの七つの注意事項」でした。
うろ覚えですが、内容は以下のような項目でした。
(最初に七不思議と書いたのは私が勝手にそう呼んでいるだけです)
① 敷地内では小さなお子さんとは必ず手をつなぎ、目を離さないでください。
② 地下一階は電気系統設備のため、住民の方は絶対に立ち入らないでください。
③ エレベーターに乗る際、ボタンの「地下一階」のランプが勝手に点灯したら即座に降りてください。
④ エントランス四隅の盛り塩は踏まないこと。万が一塩が黒くなっているのを見つけたら即座に交換してください。
⑤ 深夜に玄関ドアおよび窓を叩かれた場合は、絶対に返事をせず無視してください。
⑥ 裏の丸井戸にものを捨てる場合は、必ず二人以上で行うこと。また絶対に中を覗き込まないでください。
⑦ 敷地内で蜘蛛を見かけても殺さないこと。
あの頃は「自治会役にちょっと変わったお年寄りがいるのかな」くらいに思っていました。
ですが大人になった今考えると、どうにも不気味で仕方がありません。
あの奇妙な注意事項がいったい何だったのか、調査していただけないでしょうか?
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このような依頼を受け、当チャンネルでは『すみれが丘マンション』の事前調査を開始いたしました。
該当マンションの管理会社へ連絡を入れたところ、何度電話をかけても「担当者不在」との回答のみで明確な拒否がなかったため、電話口の受付スタッフの方に取材の旨をお伝えした上で現地へ向かいました。
なお、配信に先立ちSNS等で情報提供を呼びかけたところ、「確かにそのような回覧板が回ってきた」「夜中に他人の部屋のドアをノックして歩く者がいるが無視するように、という項目もあった」など、複数の元住民の方から同様の証言を得ております。
【撮影当日の異変と失踪】
撮影当日、クルーはマンション1階エントランスにて、崩れかけた盛り塩を確認。
その後、マンション裏手にて問題の「丸井戸」を発見し、調査のため井戸の内部を照らす形で照明機材および監視カメラ(広角小型カメラ)を設置いたしました。
また、立ち入り禁止となっていた地下室への鉄扉からは、扉越しに地鳴りのような重い振動と奇妙な音が確認されております。
クルー全員で4号棟(依頼主様がかつて居住していた棟)の周囲を巡回し、中央広場へ戻った時点で生配信および撮影は無事終了いたしました。
しかし、その後の撤収作業にあたり、スタッフの佐藤(26)が単身で丸井戸の監視カメラの回収に向かったまま、戻ってこなくなりました。
不審に思った他スタッフが確認に向かったところ、現場には取り外された機材だけが残されており、本人の姿はありませんでした。
何度もスマートフォンへ発信を試みましたが「電波の届かない場所にあるか、電源が入っていない〜」のアナウンスが流れるのみでした。
スタッフ全員で日付が変わるまで周辺の山林や敷地内を捜索いたしましたが発見に至らず、警察へ通報・被害届を提出いたしました。
しかしながら「成人の意思による移動の可能性を否定できない」「明確な事件性(第三者による襲撃痕等)が確認できない」との見解により公開捜査は見送られております。
当日はスタッフ全員で1台のロケ車(ワゴン車)にて現地を訪れており、佐藤が単独で車を使って移動した可能性はゼロです。
丸井戸への転落事故の可能性についても訴えましたが、取り外された機材が井戸から少し離れた地面に揃えて置かれていたことから、警察側は「機材撤去時の誤っての転落」という見方には懐疑的です。
事実としてカメラ三脚や照明機材は揃えて置かれていましたが、カメラ本体は見つかっておりません。撤去作業中になんらかの異変に気付いた佐藤がカメラを構えて井戸に近づいたところ、誤って落下した可能性は十分にあるのではと考えております。
以上が今回の事件の詳細な経緯となります。
現在も佐藤とは連絡がついておらず、ご家族およびスタッフ一同、大変深く心配しております。
どんな些細な情報でも構いません。何かお気づきの点がございましたら、メールにてお知らせいただけますよう切にお願い申し上げます。
『逢魔X』スタッフ一同
メール:info@████-official.jp




