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渋谷

渋谷の道玄坂で残された都、小久保、凛、支倉、蘭子に草壁も降ろされた。

「僕、用賀なんで。じゃあ、皆さんお元気で。」と主催はまた高速に戻っていく。「じゃあ、次は都さんか京香さんの結婚式で〜」と凛と支倉が去って行った。

道端で座り込んで泣きじゃくる都と小久保を残して蘭子と草壁も別れた。

「フーーーッ、ありがとな。示談に持ち込めて良かった!途中どうしょうか悩んだ〜」草壁が急にくだける。

「うん、あの動く密室で追い込めないと裁判で5.6年争う事になるなと思ったからね。かなり強引だったけど、若い子ばかりで助かったわ。ジジババだとかわしてきて追い込めなかった!」蘭子も肩の力をやっと抜く。

「婚活しに来てる奴らだから、うまく乗っかってくれたよな。近藤もしょげてたけど車降りる時、京香ちゃんに手を引かれて嬉しそうだったし。何とかなるんじゃないか?」草壁がホッとしてる。

やはり裁判は入院してる草壁家にも負担になる。

孫も育てないといけない。

「手術はどうだったの?」蘭子が聞く。

何とか成功したみたい。頭の中は綺麗に出来たし傷口も治せたらしい。とにかく無事開頭手術終って良かったよ。」携帯を見ながら草壁がホッとしてる。

「弁護士の友達がいるってことは刑事?本当はこういう行為自体禁止されてるよね?」蘭子がニヤッと笑う。

「おっ、さすが漫画家、良く知ってるね〜弁護士は敵だけど、ぶつかる事が多いからこそ仲良くなった奴もいるんだ。今回の事頼んだ奴も取調室の隠しミラーは違法じゃないかと文句言ってきてケンカしてる内に仲良くなった奴なんだ。」と草壁がポケットに携帯をしまいながら話す。

「もしかして寮って言ってたの警察署?」「おっ、それも知ってるんだ。そう、俺は三茶署。ねっ、ペンネーム教えろよ〜」草壁が蘭子の前に回り込み顔を近付ける。

「やだよ!教えない!」蘭子は舌を出してベッとする。

「まっ、今度小久保の家行く時教えてよ。」草壁が残念そうに言う。

「ちょっと待った!それも私付き合うの?」蘭子は驚く。「あいつは会社の金、女使ってくすねたのに逃げおおせた奴だぜ?見張らないと。都をヤクザに売って金作らせて結婚逃げるかもしれないだろ?都に薬打たれたら、もう終わりだしな。」裏社会も良くご存知なようだ。

「都ちゃんもああ見えてかなりの悪な気がするから、簡単には売られて薬漬けにはされないと思うけど…」蘭子が笑う。

即興だったが、なかなか良い組み合わせに出来た気がする。

「まあ、見張らないとな。あいつらが無事結婚するまで。蘭子さんも付き合えよ、仲人として。」と、言いながら草壁が手を差し出す。

確かに責任あるかもしれない。

「仕方ない。面倒みるか!原宿の教会予約したしね!」と草壁の手を取った。

警察と漫画家、うちもこの組み合わせなんで書きやすい〜また、短編書きたい。

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