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第六話 夏休みの宿題

「あーあ……夏休み終わりかぁ」


小学五年生の少年は、机に突っつっぷした。


「宿題、全然やってない……」

 その横で、ググ男が静かにスマホを取り出す。


「まだ諦めるのは早い」


「え?」


「自由研究は“短時間 簡単 すごく見える”で検索」

 画面を高速でスクロールする。


「読書感想文は、“小学生向け 読んでない 書き方”」


「そ、そんなのあるの!?」


「ある」

 ググ男は頼もしかった。


「漢字ドリルは答え載ってるサイト探す」


「すげぇ!」


「工作は家にある材料で作れるやつにする。百均閉まってるから」

 少年の目が輝き始める。


「ググ男天才じゃん!」


「効率だよ」

 数時間後。

机の上には“それっぽい宿題”が並んでいた。


「終わったぁぁ!!」

 少年は歓喜した。


「ありがとうググ男!」


「いやぁ、検索しただけだよ」

 ググ男は満足そうに頷いた。


 だが翌日…。

「自由研究、ネット丸写しですね」

「感想文、去年と同じサイト使いました?」

「漢字の書き順、全部違います」

 先生の声が教室に響く。


少年は泣きそうになりながら後ろの席を見る。

ググ男は親指を立てていた。

ググ男“終わらせる方法”には詳しい。


 でも“学ぶ意味”は検索しない。


 だから嫌われる。

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