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娯楽の国とエルフの暇  作者: ヒロミネ
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幕間 アシェの特技

2022年4月25日に新規で追加しました。

「アシェって錬金が得意ってマジか?」

「え、そうだけど」

 ある日、俺はシュエリアに聴いたアシェの特技について尋ねにアシェの元に来ていた。

 ちなみに暇そうにしてたシュエリアも一緒に来ている。

「異世界の錬金ってどんななんだ?」

「鋼のみたいな等価交換とか、発展させて等価以上の交換を目指したり……後は特定の植物や鉱物からその成分の一部を抽出して薬品を作ったり……かしら?」

「ほほう」

「まあ私は何でもできるけど?」

「なるほど?」

 コイツもシュエリアと同じ天才なんだろうか。

「何な不死の秘薬とか作れるわよ」

「え、要らな」

「「え?」」

「ん?」

 なんか今、アシェだけじゃなくてシュエリアも驚いてた気がするんだが?

「何だ?」

「不老不死よ? 人間ってそういうの好きでしょ?」

「いや別に。俺は不老不死とかなりたいとか、羨ましいと思わないな」

 シュエリアの話を聞いて、暇なだけの退屈な長い生なんて、と思ってしまっているし。

「ユウキは……わたくしと……」

「うん?」

「あ。な、なんでもないですわ」

「そうか?」

 何か言いたそうだったのにやめたように見えたが、本人が良いならいいか。

「他になんかないのか?」

「なんかって……安楽死薬とか、変化薬、飛行薬とかあるわね」

「魔法とは何が違うんだ? 飲むだけとか?」

「そうよ。飲むだけで誰でも魔法のような効果が出るわ」

「便利だなぁ」

 まあ、安楽死薬とかいう恐ろしい名前の薬はスルーしたいが。

「まいいや、勉強になったよ、ありがとう」

「え、もう終わり?」

「おう」

「えぇ……」

 こうして俺はアシェの所でちょっとした錬金の話を聞いてから。

 なんだかちょっと様子のおかしいシュエリアと共に部屋に戻ったのだった。


ご読了ありがとうございました!

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