~ 審判を ~
集まった アナウンサー も 記者達も
触れてはいけないような …
そんな気持ちにってしまったのか …
会場は 静まり返った …
先程の記者が
恐る恐る ゆっくりと 手を上げた …
エリス女王 は 頷き
ニッコリ と 微笑んだ …
「あのぅ … 女王 … 先程の質問なのですが…そのぉ … 人間を 捕食された事は … 」
エリス 女王 は
「はい … 御座います … 年に数度程 … 私 自身では 抑えきれない 本能が求めてしまいます … 」
記者は 続けて聞いた …
「その 食べちゃう 人間は … どうやって …その 手に入れると言いますか …」
女王 は 応えた …
「私が 此のような立場で無ければ … 叶わない事ですが … 祖先達の頃は 捧げ者 … 即ち 犧として手に入れるか 捕食かでしたが … 私 は … 私 は … 」
エリス女王 は ギュッ と 目を瞑り …
「私 は … 立場を通じ 数多くの 慈善事業を行っております … その … その事業の一つに 孤児院等も 御座いますので … 私は … 私は … 」
質問をした 記者は
カクンッ と 膝から 折れたように 椅子に戻った …
此の後 …
エリス女王 と 一族 についての 議論 が
世界各国の 代表により 行われているが …
未だ 審判は下されては いない …




