エル・ガールズクロスライン ― 夢と現の境界線 ―

ガールズクロスライン 第19話（夜） 交差点と星降る塔

幻想の都にそびえる塔は、夜空と地上を繋ぐ光の柱。幾重にも連なる螺旋階段の外壁には星々が降り注ぎ、まるで天の川が地上に降りたように輝いていた。

彼女は両腕を掲げ、星空を受け止めるように笑う。

足元には光を帯びた小道が広がり、誰もが憧れる場所へと誘う導きの橋のように輝いている。

「ねぇ、ここからならどこへでも行けるよ！」

その声は夜空に溶け込み、煌めく星と共に未来を照らした。夢と現実が交差する、その瞬間が永遠の記憶になる。