古びた高層建築に絡まる蔦、灯りが点々と残る路地。
その中央に立つ少女の白いワンピースは、夜風にふわりと揺れていた。
見上げれば、頭上には数えきれない星々が流れるように瞬き、まるで天空そのものが降り注ぐよう。
少女は目を細めて、小さな声でつぶやく。
「ねえ……こんな夜の街にも、きっと朝は来るんだよね」
その囁きは夜空に吸い込まれ、星々のざわめきが返事をするかのように瞬いた。
暗闇のなかで、その声だけが確かな希望の証のように響いていた。

朝は夏の解放感、夜は星々の幻想。
まるで対照的なのに、どちらも「生きている瞬間のきらめき」です。
こうして並べると、ふたつでひとつの物語になるように感じます。