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ガールズクロスライン 第15話(夜) 砂浜と星の街

 古びた高層建築に絡まる蔦、灯りが点々と残る路地。

 その中央に立つ少女の白いワンピースは、夜風にふわりと揺れていた。

 見上げれば、頭上には数えきれない星々が流れるように瞬き、まるで天空そのものが降り注ぐよう。

 少女は目を細めて、小さな声でつぶやく。

「ねえ……こんな夜の街にも、きっと朝は来るんだよね」

 その囁きは夜空に吸い込まれ、星々のざわめきが返事をするかのように瞬いた。

 暗闇のなかで、その声だけが確かな希望の証のように響いていた。


挿絵(By みてみん)

朝は夏の解放感、夜は星々の幻想。

まるで対照的なのに、どちらも「生きている瞬間のきらめき」です。

こうして並べると、ふたつでひとつの物語になるように感じます。



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― 新着の感想 ―
エルさん、こんばんは。 第15回朝と夜の物語拝読しました。 朝の「瞬間をつかまえる」という表現素敵ですね。 もしも一瞬をつかまえることができたら…と想像が膨らみます。 エルさんの今回の作品を読むと、ふ…
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